著者
小笠原 和夫
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.143-153, 1965-11-30 (Released:2009-09-04)
参考文献数
5

The energy of the Kurobe avalanche is about 108 watt in its momentary maximum while that of a typhoon visiting Japan is about 1016-1018. Therefore the former is very small compared with the latter. But the two energies differ in this that in the case of typhoon its energy is dispersed in a wide scope extending over 500-1, 000 kilometers in radius while in avalanche its energy is concentrated in a very narrow extent 30-50 meters in width and 200-500 meters in length. In the typhoon it scarecely happens that even in its momentary maximum wind speed goes beyond 70 meters per second while in the avalanche, as is shown in Table 1, it is quite simple that its blast passes the speed of sound (331m/sec. 0°C). This accounts for the destructive force of an avalanche as stated in (2 (1) ) - (2 (3) ) above.A snow slide has hitherto been considered as somehow or other a natural fall of a snow mass. It goes without saying that an avalanche, if viewed generally, is caused by conversion of potential energy into kinetic energy and it is quite to say so. But the energy of avalanche cannot be fully analysed by such ideological explanation. An avalanche is not a simple falling of a snow mass by gravitation, but it is rather a flow of a fluid, a mixture of snow and ice. Accordingly it shows a meandering movement resembling that of flowing water and unlike a solid body it can pass freely through narrow openings. However, it must be considered that it is not a mere gravitational movement of a fluid, but that the air contained in the snow suffers, in the process of sliding down, adiabatic compression, which greatly increases its internal pressure to give driving impetus to the avalanche.It must therefore be understood that an avalanche can cross the main stream 100 meters wide, instead of flowing into it, and rebounds at the foot of the mountain on the opposite bank comes from this that when the head of the avalanche reduces its speed the air contained in the snow that follows after, compressed adiabatically, increases its internal pressure to give driving force to the snow ahead. It has hitherto been argued that an avalanche jumping over a hill is the result of its first burying this side with snow and running over it. But no ! A big avalanche can skip over a hill.
著者
孫野 長治
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.1-4, 1954-08-15 (Released:2009-07-23)
参考文献数
9
被引用文献数
2 2
著者
和泉 薫 小林 俊一 永崎 智晴 遠藤 八十一 山野井 克己 阿部 修 小杉 健二 山田 穣 河島 克久 遠藤 徹
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.39-47, 2002-01-15 (Released:2010-02-05)
参考文献数
7

新潟県北魚沼郡入広瀬村の浅草岳において,2000年6月18日,山菜取り遭難者の遺体搬出作業中の捜索・救助隊がブロック雪崩に襲われて4名が死亡した.ブロック雪崩発生前後の映像解析や現地調査から,発生量は32m3(重量21 ton)と算定され,記録上最大規模のブロック雪崩であることがわかった.この地域の山岳地は近年にない多雪で融雪が約1ヶ月遅れ,気温が上昇した5,6月に多量の残雪が急速に融解した.この災害は,急斜面の残雪が融雪末期のいつ崩落してもおかしくない不安定な状態の時に,その直下で多人数が作業を行っていたため発生したものである.運動シミュレーションから,雪渓末端の被災地点における速度は12~35m/s,到達時間は10~33秒と計算された.雪崩に気付くのが遅れたとするとこの到達時間では逃げ切れない.また,雪ブロックの衝撃力は,直径50cmの球形で速度が12 m/sの時でも約3tonfと計算されたので,直撃を受ければ人は死傷を免れないことがわかった.また,これまでほとんど研究がされていないブロック雪崩についてその定義を明確にし,過去の災害事例を調べて発生傾向についても明らかにした.
著者
金村 直俊 菊地 勝弘
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.157-160, 1996-03-15 (Released:2009-08-07)
被引用文献数
1

Record-beaking heavy snowfalls were observed at Sapporo area in the Ishikari Plain, Hokkaido from December 1995 to January 1996. The total snowfall in December 1995 at Sapporo was 256cm which was more than twice of the monthly average.
著者
水野 悠紀子
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.241-248, 2002-05-15 (Released:2010-02-05)
参考文献数
24
被引用文献数
1 1

氷の圧縮実験と光電子増倍管を用いた光(フォトン)の同時計測を行なった.それぞれの時間分解信号から,氷が破壊する時,または,クラックを形成する時に可視光領域(300~650nm)の光を出すことを検証した.さらに,測定波長域が近紫外域(200~320nm)と近赤外域(300~850 nm)を含む光電子増倍管を用い,それぞれ可視域と近紫外域,可視域と近赤外域の同時測定を行った.同時測定の相関から,発光強度が強い光には短波長成分が,発光強度の弱い光には長波長成分が多いことを明らかにした.可視域(300~650nm)の全スペクトルを含む発光強度は破壊時の歪エネルギーの増大とともに増す傾向を示した.しかし,同一の歪エネルギーにおける強度のばらつきは大きく,このことは発光強度が個々のクラックの特性にも大きく依存することを示唆する.氷の破壊時に可視域の光を放出するという事実はクラック表面,または先端で約1.9eV~4.1eVのエネルギーの電荷が形成されると考えられる.
著者
鈴木 道也 謝 国章 小野 光弘 鈴木 道隆
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.63-71, 1988-06-30 (Released:2009-09-04)
参考文献数
12

従来, 降雪片の落下速度に関しては, 雪片含水率, 雪片密度, 雪片質量等をそれぞれ関数とする実験式等が発表されている.降雪時の電波減衰に関連しては, とくにミゾレ, 湿雪のような比較的高密度の雪片に対する落下速度が問題であるが, 雪片密度を関数とした実験式では雪片密度に制約があって, 高密度の雪片についての実測値との適合は無理であった.さきに, 筆者らは2台のカメラを用いて雪片の大きさと落下速度を直接同時に観測する方法を報告したが, この方法による実測データをもとに, 雪片等価半径と落下速度との関係について再考察を加え, さらに粉体工学的手法を参考にして粒子の抵抗係数とレイノルズ数の関係および粒子形状補正の考え方を導入して, 雪片密度に制限を設けることなしに新しい計算法をすすめた。その結果, 高密度雪片に対しても落下速度の実測値にかなり近い計算結果がえられ, 今後の研究の手がかりをうることができた.
著者
石坂 雅昭
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.229-238, 1995-09-15
被引用文献数
6 13

雲粒付雪片について,落下速度を初めとする落下に関する諸物理量を,可能なかぎり同時かつ直接的に測定した.雲粒付雪片は,雲粒の付着の度合いに応じて3タイプに分けた.その結果,落下速度はLangleben (1954)の提出したV=kD<SUP>n</SUP>(Dは雪片の融解直径)の形に書けた.また,雲粒付きの度合いが多い雪片ほど,n,k とも大きくなる傾向もこれまでの結果と同じであった.雪片の空中での落下姿勢は,逆円錐形で落ちてくるものが最も多かった.密度σは,大きさdとともに低下し,その関係は,濃密雲粒付雪片で,σ・d<SUP>0.81</SUP>=0.027となり,傾向は,Magono and Nakamura (1965)の結果と同じであるが,その関係式は,彼らのσ・d<SUP>2</SUP>=0.02 とは異なった.雪片の質量は,どのタイプの場合も,横方向から見た断面積にほぼ比例し,最大粒径とは,およそその2乗に比例する関係が得られた.また,レイノルズ数300~2500の範囲の抵抗係数を計算によって求めることができた.値は大きくばらついたが,どのタイプも,多くは0.4から1.3の間に分布し,同じ範囲のレイノルズ数における球と円柱の抵抗係数の間の値をとり,レイノルズ数の増加とともにわずかに低下する傾向が見られた.また,これらの諸量の関係からV=kD<SUP>n</SUP>形の式を検討した結果,kやnの値には,抵抗係数とレイノルズ数の関係や,横方向(水平方向)の大きさと融解直径の関係を反映することがわかった.そして,後者については,雲粒が多く付いているタイプの雪片では,少ないものに比べ,融解直径の増加に対する大きさの増加が小さいこと,すなわち重くなる割に水平方向の大きさの増加が小さいことが,特に融解直径の大きい領域で終速度を大きくする要因であることがわかった.
著者
安留 哲 荒川 政彦 前野 紀一
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.437-443, 1999-11-15 (Released:2010-02-05)
参考文献数
14
被引用文献数
4 7

回転式の摩擦測定機を製作し,低温室(-1℃,-5℃,-12℃,-27℃)で低速度領域(10-1~10-4m/s)における氷・氷の摩擦測定を行った.氷表面温度-12℃,垂直応力2.9 kPaにおける氷・氷摩擦係数は,速度を10-1m/sから10-4m/sまで減少させるにつれて,0.01から0.15まで増加した.温度が-1℃の時の結果は,絶対値も速度依存性も-12℃の結果とほぼ同じであった.一方,温度が-5℃では,摩擦係数の値は全体的により小さく,-27℃では,全体的により大きくなる傾向が得られた.測定を行った垂直応力範囲(2.9~6.8kPa)において,摩擦係数の大きな変化は見られなかった.温度-12℃,速度10-4m/sと,-27℃,10-3~10-4m/sでは,スティック・スリップが観測された.
著者
新保 正樹
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.48-54, 1960 (Released:2009-09-04)
参考文献数
5

In the case of friction of paraffin and skiing waxes (climbing wax and downhill wax), whose thicknesses were kept constant, μS was found to depend the penetration, whereas μK remained constant in general. (Fig. 1., 2, 3) When the penetration was kept constant and the thickness was varied, μS increased with increasing thickness while μK remained constant. When, kowever, the penetration was made larger or the air temperature was made lower, μK proved to increase slightly with thickness. (Fig. 5, 6, 7, 8, 9, 10) From early days, the behavior of these skiing waxes has been considered to be mysterious, but the above-mentioned data show that climbing ability coincides with the value of μS which varies with their penetration, film thickness or other factos, and that sliding ability depends upon μK on snow.Thus we can obtain a wax with large μS by adjustment of these factors maintaining the value of μK constant. The ability of these paraffin and skiing waxes can be explained from their frictionthickness diagram. (Fig. 7, 8, 11, 13, 12, 14)
著者
関戸 弥太郎
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.251-262, 1980-12-31 (Released:2009-07-23)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1
著者
亀田 貴雄 桑迫 拓哉 白川 龍生
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.85, no.4, pp.199-222, 2023-07-15 (Released:2023-09-04)
参考文献数
35

冬期の平均的な積雪深を表す指標として年平均積雪深を新たに導入し,従来から用いられている年最大積雪深による結果と比較した.その結果,北海道,東北,北陸で気象庁が観測する 48 地点での過去60年間の年平均積雪深のトレンドは北海道日本海側3地点,北海道オホーツク海側1地点,北陸6地点で減少を示し,北海道太平洋側4地点,東北太平洋側1地点で増加を示した.年平均積雪深を用いることで従来の年最大積雪深では検知されなかったトレンドを新たに6地点で検出することができた.年最大積雪深のトレンドは年平均積雪深の1.6~3.4倍となり,年最大積雪深を用いて平均的な積雪深を評価すると変動傾向は過大評価となることがわかった.一方,48地点を冬期気象に基づき6つの地域に分類し,地域ごとの年平均積雪深と年最大積雪深の経年変化を調べた.その結果,年平均積雪深では北海道太平洋側は増加,北陸は減少のトレンドが検出できた.年最大積雪深では北海道日本海側と北陸で減少のトレンドを検出できた.48地点の積雪深と気象指標(冬期平均気温,北極振動)との関係,積雪期間,積雪初日,積雪終日の変動,顕著な積雪深減少が続いている北陸での減少理由を議論した.
著者
正路 倫之助
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.5, no.7, pp.211-215, 1943-07-01 (Released:2009-07-23)
参考文献数
7
著者
小口 八郎
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.2-6, 1958 (Released:2009-09-04)
参考文献数
11

An experiment on the electrification of ice crystals was conducted. Ice crystals grew on the outer surface of copper vessel in which some adequate refrigerating substances were set. Generation of static electrical charges occurred as ice crystals grew rapidly. Electrical charges were measured by Hankel's electrometer. Although the quantity and sign of charge differed owing to the sort of refrigerating substances that were accompanied with vaporized organic molecules, ice crystals grown-rapidly in the air which was lacking the static electrical activity of organic molecules electrified negatively almost always.It may be expected that generation and separation of electrical charge in thundercloud occur in the process of rapid growing of ice crystals.
著者
東海林 明雄
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.83, no.4, pp.403-419, 2021 (Released:2022-02-16)
参考文献数
36

御神渡りは諏訪湖が有名で,20世紀初頭から研究記録があり,その成因は,氷板の熱収縮・膨張により「その隆起は氷温の上昇による,熱膨張によって起る」,つまり「氷温上昇時の昼間に起こる」とされて来た.そして,この成因論が「従来説」として一世紀に亙って踏襲されてきた.しかし,浜口は,この説が観測データによらない推論であった事に着目して,新しい成因論を提起した.その理論は,火山物理学と地震学的観点をもとにしている.それによると,御神渡りの隆起は「氷温低下時の夜間に起こる」ことになり,従来説の昼間とは逆の結果になる.本報では,これまでの屈斜路湖の御神渡りの割れ目幅の定量的観測やビデオカメラによる御神渡り発生映像記録,さらに最近の現地での観測による検証によって,夜間冷却時の氷板収縮時に開いた水面で新たな氷が生成され,昼間の氷温上昇時の氷板膨張により御神渡りは発生することを実証した.また,従来の研究は,御神渡り発現(発生)時の研究に留まっていた.本報では,一旦発現した御神渡りのその後の成長発達の観測記録を取得し,成長発達の基本プロセスを解明できたと考える.
著者
伊藤 驍
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.137-146, 1981-09-30 (Released:2010-02-05)
参考文献数
24

秋田県内気象台観測地点のうち,主に80年以上の資料をもつ個所について最大積雪深の時系列特徴や確率分布などについて調査した.この研究により秋田県内の積雪の特徴が次のように整理された.積雪は各河川流域で独立した性格をもつが,地点相関評価によると雄物川流域では互いに地点間の相関が高い.秋田県内の積雪特性を統計量によって分類するとこれが主に3つの地域的特色をもつグループに分割される.ひと冬の積算積雪量は最大積雪深と密接な指数関係にある.これらの確率変数を計算し長期的に展望するといずれも1930年代に寒冬のピークがみられ,秋田県地方にはその前後に寡雪年がみられることから冬の気侯変動と考えられる長周期的性質が存在する.最大積雪深の確率計算によれば,海岸平野部で二重指数確率型が多く,その変動係数は大きいが確率積雪量は小さい.山間部では正規確率型が目立ち変動係数は逆に小さい.また各地には確率計算の適切な方法が見い出された.この方法によって再現期間10年の推定分布図を作製したところ,人工衛星写真による山地積雪状況とも一致した.さらに確率計算では,再現期間の年数増加による精度のバラツキがみられたのでこれについても比較検討した.
著者
永淵 修 中澤 暦 篠塚 賢一
出版者
公益社団法人 日本雪氷学会
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.29-37, 2022-01-15 (Released:2022-02-16)
参考文献数
21

マイクロプラスチック(MPs)は,都市域のみならず,世界最高峰のエベレスト山の雪やマリアナ海溝の最深部の堆積物,北極圏の雪など地球上のあらゆるところで発見されている.しかし,その輸送経路については未知の部分が多い.ここでは,北および西風が卓越する冬季に人為汚染のない自由対流圏にある高山で樹氷と積雪を採取し,MPsの有無についてFTIRイメージングを用いて検証した.その結果,積雪と樹氷中にMPsの存在が明らかになった.樹氷中には,8.34×106 m-3 から12.3×106 m-3 の範囲でMPsが検出され,積雪中には1.34×106 m-3 のMPsが存在した.樹氷中のMPsの濃度は積雪中の約10倍であった.樹氷中のMPsの粒径分布をみると,100 µm以下に90 %以上が存在し,その大部分が断片であった.構成成分はポリエチレン(PE)が主成分であった.都市域から離れた自由対流圏にある高山にもMPsによる汚染が存在していることが明らかになった.
著者
鈴木 道也
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.177-184, 1964 (Released:2010-01-22)
参考文献数
62

A brief description is presented on the development of snow (ice) effect studies in radio wave engineering, especially the basic effects of snow and ice are reviewed in this paper with special attention to the advances in knowledge reported in the last ten years. The areas of interest abridged include.(i) Reflection by snow-covered terrain.(ii) Effects of snow and ice accretion to parabola antennas and reflecting, refracting plates, radomes.(iii) Propagational character of radio and optical waves through falling snow.
著者
青井 秀道
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.379-383, 1995-11-15 (Released:2009-08-07)
参考文献数
3
被引用文献数
1