著者
小銭 寿子 久永 聖人 Hisako KOZENU Masato HISANAGA
出版者
名寄市立大学
雑誌
紀要 (ISSN:18817440)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.65-72, 2014-03-31

医療機関における退院支援業務が2008年の診療報酬改定によって社会福祉士による退院支援として点数評価を受けた後に医療ソーシャルワーカー(MSW)の業務や役割がどのように変化したのかを検証するために社会福祉士、6医療機関に所属する20名に質問紙調査とインタビュー調査を実施した。結果は所属と業務変化に関連性があることが明らかになった。退院調整加算として評価され、社会福祉士がMSWとして働く場の拡大や増員に貢献できることを確認できたが、経営面や病院の機能を重視する点も強調されていた。今後は診療報酬上で評価された背景をおさえ、MSWとして医療現場で実践する社会福祉士の動向を注目していく必要がある。
著者
小川 史
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.51-62, 2012-01-31

丸山眞男が1946年に発表した論文「超国家主義の論理と心理」では、道徳と権力との関係が問題となっていた。そこで想定されている主体像は、戦後日本の教育が避けて通れない重要な問いを含んでいる。本稿では同論文を検討し、丸山が道徳的に自由な主体のあり方を問うていたことをみる。
出版者
弘前学院大学文学部
雑誌
紀要 (ISSN:13479709)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.25-33, 2017-03-17
著者
中西 さやか
出版者
名寄市立大学
雑誌
紀要 (ISSN:18817440)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.79-83, 2014-03-31

幼児期の学び(learning)という課題は、現在世界各国に共通するものとなっている。本稿では、そのような課題に対するドイツの取り組みについて報告・考察する。具体的には、幼児期のBildung理解の一つである自己形成としてのBildung理解に基づく保育を展開している保育施設(ハンブルクおよびノルトライン・ヴェストファーレン州)への訪問の成果を報告する。
著者
酒井 真由子 西 朋子 山口 美和
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:21883114)
巻号頁・発行日
no.44, pp.43-56, 2021-01-31

本研究の目的は、小学2年生の児童の保護者への質問紙調査を通して、幼児期の外遊びの程度が、その後の学童期の子どもの身体的、精神的な活動性に及ぼす影響を考察することである。中部地方にある中都市A市、B市、C市の3つの市の公立小学校に通う小学2年生の児童の保護者(1,382名)を対象とし、525名(回収率38.0%)からの回答を得た。クロス分析の結果、幼児期に外遊びを好んでいた子どもは、外遊び好き以外の子どもに比べて、友達や先生など他者に対して積極的に関わっており、学校生活において活発に活動している傾向にあることがわかった。幼児期における外遊びの経験が小学2年生の時点における活動性に影響を与えているのかを分析するために重回帰分析を行ったところ、親からみて「幼児期の外遊びの程度」が多い子どもほど、学校生活への意欲や人との関わりに対して積極的であった。子ども本人の視点からみても、「幼児期の外遊びの程度」が多い子どもほど、運動など身体的な活動に対する肯定的な意識や行動をもっていた。
著者
Sato Kazuhiro
出版者
弘前学院大学・弘前学院短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03854167)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.11-17, 1987-03-25
著者
星野 浩子 田所 忠弘
出版者
東京聖栄大学
雑誌
紀要 (ISSN:18832911)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.35-47, 2014-03-01
著者
抱 喜久雄
出版者
聖徳大学
雑誌
紀要 (ISSN:02863332)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.21-31, 1982
著者
和田 玲子
出版者
九州ルーテル学院大学
雑誌
紀要 (ISSN:13432133)
巻号頁・発行日
no.41, pp.21-31, 2011-07

本症例は新生児科の病棟内で、音楽を積極的に取り入れた療育を行うことで、児の情緒面の発達が促され、次第に母親の精神状態が安定していったという経過が得られた症例である。超低出生体重児で生まれ、呼吸のコントロールが上手くいかなかった女児母)(以下A子)は、気管開窓術後徐々に軽快し、1歳で退院許可が出たが、当初、養育問題・介護問題(曾祖のため、施設入所とい選択をせざるを得なかった。日々の療育の中で、次第に挨拶などの生活習慣が身につくようになったA子は音楽に対しては、曲に合わせて、リズムをとったり、好きな歌に笑顔を見せたり、機嫌の良い反応を多く見せ、意思表示や感情表現もはっきりと示した。その後、家庭環境が変化し、母親の希望が叶い、2歳で自宅に退院となった。また本報告では、小学校入学まであと一年と成長したA子と、母親、またA子が通う幼稚園の園長にインタビューした内容を記載するとともに、新生児科の病棟内に音楽療法や音楽を取り入れた療育があることがどのような意味をもつのか、医師やコメディカルのインタビューも統括して、その効果を考察していく。
著者
粕谷 進
出版者
帝京短期大学
雑誌
紀要
巻号頁・発行日
vol.2, pp.179-193, 1966-07-01
著者
高橋 順子
出版者
田園調布学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02875268)
巻号頁・発行日
no.33, pp.39-46, 2001