著者
花井 恒三
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.153-154, 2009

We have to improve the Amami island, about 10 to propose a simple slow life. Amami Oshima, which has its own culture better. Its culture has been buried in the history of Japan. Currently, the Amami Oshima culture, is being verified by various agencies. Here, we are replacing the phrase it 10 short pieces, easy to understand explanation.
著者
佐藤 数行
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 25 (ISSN:13451510)
巻号頁・発行日
pp.105-108, 2012-12-26 (Released:2017-10-25)

In the consciousness studies of recent years, scientific and logical approaches on clarifying consciousness have become the object of analysis and the problems resulting from it have been systematically studied. One of the major problems scientists have faced is: How is it possible to ensure the objectivity that transcends the paradox that the object a researcher studies encompasses the researcher himself/herself? In this paper, I will clarify the difference between the viewpoint brought about by the conventional human thought patterns and the completely new viewpoint that is based on the system: Simultaneous Existence with Dual Structure. In addition, I will introduce some examples in which the structure observed by the new viewpoint not only induces the unification of a person's ego and the world the person sees (the extinction of ego through the unification of subject and object), but also transforms the world the person sees. Furthermore, I will present an assumption that the unification of a person's ego and the world the person sees represents the emergence of consciousness and that the observation as a result of understanding the structure of the emerging consciousness brings about the quantization of consciousness in the macro domain. Lastly, we will mention the possibility of social reproduction brought about by the quantization of consciousness.
著者
松浦 弘幸 玉川 雅彰 中野 正博 根本 哲也 久保田 正美
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.83-88, 2011-10-20 (Released:2017-09-04)
参考文献数
9

人体損傷を規定する要因は,大別すれば物理的要因と生物・医学的要因に分けられる.物理的要因は,生体に負荷されるが外力・撃力に関連して,主に4つの要因から規定される.それは受傷部分が転倒・落下する高さ,受傷部分の質量,受傷部分の面積,及び,受傷部分の大地との撃力応答時間である.この4つの情報を基にして,簡単な物理学的原理と回転・自由落下仮説を組み合わせて大小のダミー人形や,標準的な日本人男女の転落・転倒時における人体損傷の評価,解剖学的重症度AISやHICを計算して見積もった.男性ダミー同士が,5km/hで衝突し転落して大地で直接的に頭部,胸部等を強打するケースを想定した.防具なしでのこの衝突・転落は,致死的であるが,発泡スチロール素材の防具を用いれば,損傷レベルを著しく低値に抑えられる.時には,大きな外れ値の出現が起こるため,頭部以外では更なる防具の工夫が望まれる.
著者
齋藤 大輔 斎藤 恵一 納富 一宏 東 吉彦 斎藤 正男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.91-96, 2014-04-25 (Released:2017-09-02)

ウェブのアクセシビリティは,インターネットのユーザにとって必要であり,特に視覚要素は非常に重要な要因である.我々は,健常若年者およびシミュレーションフィルタを用いた模擬高齢者および模擬色覚障碍者について,無彩色における視認性評価を行った.さらに,RGB値を用いた明度差および色差を用いて重回帰分析による視認性予測を行ってきた.そこで本論文では,これまでに得た白色背景と黒色背景の視認性予測結果を総合的に評価した.その結果,明度差および色差により視認性判定は明確に分類でき,明度差(L)がL<152.7のとき色差(E)がE≦65.8L-9593,明度差が152.7≦L<153.0とき色差がE≦16.0L-1989,明度差がL≧153.0のとき色差がE≦8.77L-883.1を満たす背景色と文字色の明度差および色差で無彩色背景においては背景色に関係なく視認性が高いと判定できることが示された.
著者
吉田 秀樹 中野 正博 行正 徹 前田 康成 横野 和也 羽山 雄偉
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.9-18, 2010-05-11 (Released:2017-09-02)
参考文献数
23
被引用文献数
4

1オクターブに帯域制限した音響波形の極大値と極小値の情報があれば、元の波形を組み立てて情報を再現することができる。位相情報と振幅包絡はそれぞれ音源定位と音声情報の運び手の1つと関係付けられているので、計測した極値の位相と振幅方向の誤差のどちらが合成音の音質に重大な影響を及ぼすかについては関心が持たれるところである。そこで位相誤差と振幅誤差を独立に与えた合成音の主観評価をしたところ、2種類の合成音の波形と元の波形との二乗誤差は等しいにもかかわらず、位相誤差が有意に音質の劣化を招いていることを観察した。加えて極値を最小二乗推定することで位相誤差を4%未満に抑制すれば、合成音の音質が改善された。以上より、聴性認識は振幅より位相の検出に敏感にできており、位相誤差を算出すれば合成音の音質を見積もるための指標に利用できることが示唆された。
著者
川浦 孝之
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.49-58, 2005
参考文献数
14

近年,子どもの読書活動に関わる関心が高まっているが,子どもの読書環境をめぐる実状は,充実しているとは言えない.子どもの読書活動支援を目的とした,子どもが自ら本を探すことができる総合的なシステムは存在しなかった.そこで,子どもの本に関する総合的な資料・情報・研究センターである大阪国際児童文学館において,ここでの活動実績や研究成果に基づき,子どもが自ら気に入った本をさがすことのできるシステムを構築した.物語キーワードやあらすじデータを含む書誌を搭載し,それらを検索可能とするのみでなく,ゲームやキャラクター,作家などの紹介を通して,子どもの興味や関心に応じた本を紹介する子ども向け図書検索システムである.このシステムの目的は子どもが楽しみながら本を探すことにより,より豊かな読書活動につなげるということである.
著者
井上 貴嗣 稲田 智久 田川 善彦
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-10, 2006
参考文献数
6
被引用文献数
2

車いすは元々下肢の障害や高齢による下肢の筋力低下によって歩行が困難な方の移動手段であり,下肢を駆動力とすることは考えられていなかった.一般的な上肢駆動の車いすでは,下肢は全く使用されず,肩の障害や下肢の筋力低下や関節の拘縮の原因となっている.一方,下肢駆動車いすは駆動時に下肢を動かすため,下肢の筋力低下や関節の拘縮などの予防や抑制を日常生活において行うことができる.しかしながら,下肢駆動車いすにも下肢に十分な筋力がなければ自力走行が困難であるという問題がある.そこで,我々は足漕ぎ車いす搭乗者の下肢に機能的電気刺激を印加すること,およびモータによるアシストをうことで問題の改善を試みる.本研究ではファジィ制御を用いた運動制御システムを構築し,健常人男性1名を被験者として屋外平坦路上で実験を行い,漕ぎ始めから滑らかなペダリング動作を実現した.
著者
松浦 弘幸 根本 哲也 野田 信雄 中野 正博
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.123-129, 2005-10-20 (Released:2017-09-04)
参考文献数
17
被引用文献数
2

日本の合計特殊出生率が1.39を記録し,今現在もさらなる低下を続けていると考えられている.これは,現人口を安定して維持できる人口置き換え水準(replacement level)の2.1を大きく下回っている.「出生力の減退が人口減少をもたらし,また,人口の高齢化を引き起こす」,「これからは,衰退する社会だ」という意見がよく聞かれる.事実,人口減少社会は悪いイメージで語られる場合が多い.本論文では,生物としての根元である"産むこと=出生力"に照準を合わせ,「出生力はどのようにして決まり,出生力回復の処方箋はあるのか?」に関して色々の側面から考察を加え、統計データと、人口の推定式を用いて、将来人口を推計する。これを基に、人口減少を支えるにはどうすべきかについて議論する.
著者
松浦 弘幸 根本 哲也 久保田 怜
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.71-76, 2012-05-30 (Released:2017-09-02)
参考文献数
9

我々は,従来から有名な情報理論のベイズ定理を量子力学的方法を用いて書き換えた.それには,古典的な確率定理を全て確率演算子,確率振幅,そして,演算子に読み替える必要があった.古典的(従来のベイズ定理)と量子力学形式の最大の相違は,干渉項の有無である.量子力学的な表現では,初期状態ベクトルがたとえ純状態であっても,終状態では混合することを要求する.これは,純状態の重ね合わせの原理に相当する.ニューラルネットでは,この量子混合状態は,エファプスのような軸索間の干渉,また,神経終板,シナプス等が想定されている.神経の結合様式では,図式的には収束型であるが,数学的方法としては発散タイプの推計を行う事になる.結合部では多くの情報が混合するが,この中でも幾らかは以前の情報を保持している.この情報の拾い出しが量子力学の期待値を取ることに相当する.
著者
雑賀 広記 三浦 直樹 王 碩玉
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.61-66, 2009-06-20 (Released:2017-09-04)
参考文献数
15

本研究では,脳活動を入力信号とするBrain-Computer Interface(BCI)の開発を行っている.本論文では黙読を入力信号に利用した簡易な言語活動BCIシステムの構築を目指し,近赤外線分光法(NIRS)を用いて文章黙読時の脳機能計測および脳血流量動態データのリアルタイム処理を行った.実験結果より,文章黙読時における脳血流量動態変化より簡易なON/OFFスイッチ操作が可能となったことから,言語活動BCIの実用可能性が示された.
著者
Surendra M. GUPTA Prasit IMTANAVANICH
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
International Journal of Biomedical Soft Computing and Human Sciences: the official journal of the Biomedical Fuzzy Systems Association (ISSN:21852421)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.71-76, 2010 (Released:2017-09-04)

When a product reaches its end-of-life (EOL), it can be reused, remanufactured, recycled or disposed of. Often, in most of these processes, a certain level of disassembly may be necessary to separate components and materials. Therefore, optimal disassembly sequences are important to increase the efficiency of the disassembly. Since the complexity of the disassembly sequencing problem dramatically increases with the increase in the number of products and component types, we propose an evolutionary computational approach to solve it. Specifically, we use Genetic Algorithm (GA) to solve the problem. A numerical example is considered to illustrate the use of this methodology.
著者
TSUDA Ei YAMASHITA Hajime NAGASHIMA Kenichi
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
Biomedical fuzzy and human sciences : the official journal of the Biomedical Fuzzy Systems Association
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.57-62, 2011-04

Inexact information such as human behavior and cognition could be properly analyzed and clarified by applying fuzzy theory. In this paper, the authors present an analysis method of the opinion survey by applying fuzzy graph and also illustrate its practical effectiveness with the case study concerning the sport preference of college students.
著者
渡邉 志 塚本 博之 松本 有二 中川 雅文 白濱 成希 宮本 和典 中谷 直史 冨田 雅史 森 幸男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.75-84, 2014-04-25

8名の被験者(20代男性)について1/fゆらぎを持つとみなせる楽曲(以下,1/fゆらぎ楽曲)および環境音(白神山地のせせらぎ音)を聴取させたときの加速度脈波解析を行った.加速度脈波の測定は1/fゆらぎ楽曲および環境音の聴取前・聴取中・聴取後の合計300s間行い,その後Visual Analog Scale(VAS)による主観評価測定を行った.加速度脈波解析の結果,交感神経活動の指標値であるLF/HFについては,1/fゆらぎ楽曲の聴取時に有意に減少する傾向が見られた.一方,環境音聴取時には増加する傾向が見られた.また,これらの音源の印象についてのVASによる主観評価値から被験者を分類し考察することを試みた.
著者
Baldwin J.F. Martin T.P. Rossiter J.M.
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
Biomedical fuzzy and human sciences : the official journal of the Biomedical Fuzzy Systems Association
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.73-78, 1999-09

We present a new method for modelling ordered datasets using Baldwin's mass assignment. This method generates a simplified memory-based fuzzy belief updating model. The predicted class fuzzy set naturally describes the current state of belief and the previous class fuzzy set defines how previous beliefs colour future beliefs. The model is implementaed using Fril evidential logic rules. Results are given in application to particle classification and facial feature detection. The models generated using this method are concise linguistically clear glass box models.
著者
和家 尚希 佐野 祐子 相宅 玲志 住谷 昌彦 熊谷 晋一郎 國吉 康夫
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.27, pp.9-10, 2014-11-11

Following amputation, patients often report severe pain in the vivid phantom awareness of their lost limbs, which is called as phantom limb pain (PLP). Some researchers have treated PLP with providing the visual images of the lost limbs to the patients by using a mirror. We extended this paradigm to the multimodal (visual, auditory and tactile) Virtual Reality (VR) system to provide more efficient images of the phantom limb. We applied this VR system to 4 PLP patients in two different tactile conditions for 5 minutes respectively. The following findings were obtained: 1) PLP improved immediately after the VR training; and 2) Affective pain characteristics ameliorated greater than sensory pain characteristics; and finally 3) Tactile feedbacks on the healthy limb had inverse effects for the acquisition of voluntary movements of the phantom limb. These preliminary results show that we have achieved a milestone toward the neurorehabilitation platform system for PLP.
著者
松浦 弘幸 根本 哲也 野田 信雄 中野 正博
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.131-136, 2005-10-20
被引用文献数
2

現代日本社会で見られる人口減少の真の理由を明らかにするには、種としての人間が生物学的にどのような未来をたどるかという設計医療工学の視座にたって人口減少社会を観察する必要がある.このことは,人口減少社会の別の側面を見せてくれるばかりか,"生物集団としての人間"を知るためにも極めて重要な視点といえる.本論では、データからモデルを組み立てる帰納的方法と,仮説を立て検証を行う演繹的方法を併用し,数理モデルを形成する.しかる後,現実の社会システムに応用してモデルの完成度高める,予測推計・分析および政策立案に応用する方法を提案する。
著者
松浦 弘幸 神谷 直樹 石川 耕介 近藤 理恵 松崎 照美 行正 徹 中野 正博 玉川 雅章
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.97-106, 2013-10-12

生活支援機器では,機械中心の安全概念と供に人間中心的安全が重要である.これは,人間の解剖生理学的特性に基づいて機械に各種の機構・機能的クライテリアを要請するものである.リスクは相対的で他者との比較で議論される生存率や死亡率として出力される.リスク選択は、便益と不利益を考慮して死亡リスクを10^<-5>〜10^<-6>に制御するが,最終的判断(許容レベル)は,社会の成員に委ねられる.TRISSから,ISS3の受傷者の死亡リスクは0.0035となり,これは,機器を毎日4時間程度使用し,人の寿命90年を想定すると,生涯死亡率5.8%,平均余命損失2.7年,年間死亡率0.0007と計算される.この数値は,産業別死亡率や自動車事故や不慮の事故死亡率よりも遥かに小さく,自然災害による死亡と同比率である.TRISSは,同一部位に存在する多発性外傷と高齢者の年齢の影響を考慮していない.しかし,単一外傷による軽傷や重症のリスクアジャスターとしては,ACSOTと類似の結果を与える.
著者
上松 弘明 藏園 泰久 北村 広志
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.13, pp.87-90, 2000-10-28

Recently,healing pet robots are developed in application of AI, especially natural language processing. The psychotherapist ELIZA is a famous in early AI research but has not Japanese voice communication as human interface. We developed Japanese ELIZA system without translators,Japanese to English Englist to Japanese and with IBM Via Voice 98,speach recognition and speach synthesis system. Robot chat Eliza system by Peri on the network is discussed.
著者
上松 弘明 八木 紀子
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.15, pp.97-98, 2002-10-19

Improvements of Japanese voice recognition rate about counseling system ELIZA are studied. Vocabulary for earthquake disaster and recession unemployment are increased and improvement of enrolling of 300 sentences are examined by Via Voice.
著者
松浦 弘幸 小井出 一晴 野田 信雄 根本 哲也 伊藤 安海 中野 正博 福田 吉治 今井 博久
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.20, pp.147-150, 2007-08-02

我々は,衛生統計データを用いて離婚率の社会的要因を重回帰分析した.従属変数は,離婚率である.説明変数は,個人家庭的要因,経済的要因,社会的要因,文化的要因,そして,要因の5つの領域で,30個の変数を用意した.個々のデータの正規分布性を確認した後,変数減少法と分散分析を行い,説明変数の絞込み最終的な重回帰式を決定した.離婚を促進する要因として,完全失業率,年間平均気温,共稼ぎ,核家族,貯金高が大きく作用し,逆に離婚を抑制する要因は,持ち家,年間雪日,学歴,所得が関与している.持ち家政策の推進と,所得の増加は,勤労青少年婦人福祉施設数,3次活動平均時間も増加よりも効果が大である.