著者
新家大亮 久保田光一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.383-385, 2013-03-06

経路探索において最短経路は一意に定まるが、2番目以降の最短経路は定義に依存して異なる。例えば、同じ点を通らない、同じ辺を通らない、同じ辺を通ってよい、などの異なる定義ができる。本研究ではこの定義をより一般的に枝や点毎に通る回数の上限を定めることとし、それに応じてHershbergerら、丸山ら、加藤ら、Eppsteinらによる4種の異なるk番目の最短経路アルゴリズムの中で適切なものを選び、k番目の最短経路を探索するライブラリを作成する。このライブラリを利用した計算実験により各アルゴリズムによる2番目以降の最短経路の比較を行う。
著者
東山知彦 増田大樹 松本利夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.29-31, 2012-03-06

本発表はAndroidのリアルタイム性評価と改善方法を検討したものである。近年、携帯情報端末以外の組み込み機器に対してAndroidを適用する動きが高まっている。Androidを組み込み機器に適用するにはリアルタイム性の確保が必要である。今回は、市販されている組み込み向け評価ボード上で、CPU負荷、割り込み負荷をかけた状態で、タイマー割り込みに対する応答性評価を行った。その結果、タイマー割り込みに対して大幅な応答遅延が観測された。本発表ではこの結果に対し、システムレベル、アプリケーションレベル両面での分析・評価結果を述べる。また、応答性阻害要因の解決策についても検討する。
著者
嶋津 武仁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.93, pp.9-15, 1993-10-23

アジアではじめて開かれたICMC93は、先日、9月15日、無事に終了した。科学と音楽の接点として、今日その権威と内容の豊かさにおいて、比べられるものがない国際会議であるといっていいだろう。その音楽における成果はもとより、その開催に向けて採られてきた様々なプロセスもまた、意味ある遺産になりうるものと思う。ここではそうした、プロセスをたどりながら、その成果と問題点、そして課題を考え、この会議のテーマとなった「新しき地平線」が真に実現せられるべきための、今後のこの会議のありかたにも言及してみたい。さらに現代の音楽における、この国際会議の意義についても、考えを述べ、より広範な音楽芸術のなかにおける位置づけについても考えてみたい。On September 15. the ICMC93 held in Asia as the first time was closed without serious trouble. It might be said that ICMC is the most important international conference on the point of its authority and the richness of its contents in the world today. I think not only the results on music but the process might be also the significant fortune in a short future in Japan. Here I'd like to report on the process at first and then on its results and problems and also on this conference as it ought to be in the close future. And, still more, I'll mention the significance of this conference in the contemporary music and I'd like to try to place the computer music as one of musical arts.
著者
細矢 淳 鈴木 勝博 坂田 淳一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.2, pp.1-6, 2013-11-14

市場創造を果たしたイノベーション機器として頻繁に取り上げられる手術支援ロボット 「ダ・ヴィンチ」 の日本市場における知財戦略について,関連する特許データの分析によって探った.その結果,ダ・ヴィンチを製造するインテューティブルサージカル社では,米国特許庁に出願した特許を 「ファミリー特許化」 して,日本に出願し,群特許として権利化する知財戦略を採っていることを明らかにすることができた.
著者
今井 秀樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.57, pp.1-8, 2002-06-22
被引用文献数
1

暗号の基本的な機能は守秘と認証であり,それに基づいて,ネットワークにおける情報セキュリティの基盤が構築される.このため,ネットワーク社会において暗号技術の果たす役割は極めて大きい.本講演では,このように重要な暗号技術について,その概要を述べ,ついで,今後の安心できるネットワーク社会形成のために最も重要な課題である暗号評価,長期間安全な暗号,人と暗号の調和に対するソリューションとして,暗号技術評価プロジェクトCRYPTREC,情報量的に安全な暗号システム,およびヒューマンクリプトの三つの話題をとりあげて論じる.The functions of cryptography are confidentiality and authenticity. The information security infrastructure of the network society is constructed on the basis of these functions. Thus cryptographic techniques play very important roles in the modern society. In this talk, after introducing fundamental concepts of cryptology, we discuss three topics, CRYPTREC (national initiative of evaluating cryptographic techniques available for the electronic government), cryptosystems of information theoretic security, and humancrypt, as solutions to important problems of security evaluation, long-term security, and harmonization of cryptography and human beings.
著者
原 直 宮島 千代美 伊藤 克亘 武田 一哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.136, pp.167-172, 2006-12-21
被引用文献数
5

実際の利用環境に近づけた被験者実験を行うために、WWW 経由でカスタマイズ可能な音声対話システム及びそのデータ収集システムを構築した。本システムのユーザは自分のPCに音声認識システムをインストールし利用する。不特定多数のユーザに対応するために、インターネット上に用意されたリモートサーバ上で各ユーザが本システムのカスタマイズすることが可能である。さらに、本システムを利用する各ユーザのPCで収録された音声データはインターネットを通してリモートサーバに送信される。本システムを利用することにより、複数のユーザによる実環境下における音声認識システム利用時データを収集することが可能になる。本論文では実際に本システムを使用したフィールドテストを行いデータ収集及び分析を行った。インターネット上に公開して2ヶ月間で59時間のデータが収集され、そのうち約5時間41分のデータ(11351個)が音声区間として検出されていた。認識実験の結果、検出された音声データからシステムに対して発話されていた音声データ4716発話を評価用データとした場合の単語正解率は66.0%であり、各ユーザ毎に教師無し MLLR 適応を行うことで単語正解率は70.5%に向上した。We developed a user customizable speech dialogue system and a framework for automatic speech data collection in field experiments over the Internet. Users can download and install the speech dialogue system onto their own PCs and customize the system on a remote server for their own use. The speech dara recorded on their PCs are transferred to the remote server through the Internet. The system enables us to collect speech data spoken by many users with wide variety of acoustic environments. During a two-month field test, we obtained 59 hours of recorded data including 5 hours and 41 minutes detected as speech, which corresponds to 11351 speech segments. The word correct rate for the 4716 speech utterances spoken to the dialogue system was 66.0%, which was improved to 70.5% after applying unsupervised MLLR for each user.
著者
竹内 俊貴 田村 洋人 鳴海 拓志 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.2441-2450, 2014-11-15

本研究では,個人の電子的な生活記録であるライフログとあらかじめ決まっているスケジュールに基づいて,未来のタスクの進捗状況を予測・提示することで,円滑なタスク進行を促す手法を提案する.複数のタスクの重複による管理の煩雑さや,人間の時間選好性によるプランニングの誤りにより,将来的なタスク状況を適切に意識できずに破綻が生じることがある.提案手法は,未来のタスク状況を逐時フィードバックすることで,作業量を修正するようにユーザに自発的に行動変化を起こさせる.自由記述形式のライフログを取得する実験から,日常行動を「睡眠,食事,生活,タスク,予定,移動,余暇」の7項目に分類することとした.ユーザは各行動に当てた時間をスマートフォンを用いて記録し,また,Webカレンダを用いてあらかじめ定まっているスケジュールを記録する.これらの情報から,簡単な単回帰モデルによる未来予測を行い,馴染みのある日記を模したインタフェースに未来のタスクの進捗状況を提示するシステムを構築した.ユーザスタディにより,予測提示が被験者の行動に影響を与えたことを確認した.また,提案システムにおいては,日記を模したインタフェースが,グラフを用いたインタフェースよりも有用であるという評価が得られた.People who are busy generally have to manage a great variety of tasks. But sometimes, they fall behind in minor tasks and gradually, even without them noticing, a huge backlog piles up, far beyond the person's capacity to complete them well and on time. We proposed a task-management system that predicts a user's future state on the basis of the user's lifelog and plans. The proposed system gives feedback about future situation of a task, and it brings behavior induction to users. In this reseach, we classifies daily activities as sleep, meal, life, task, plan, movement, and leisure. The system predicts the time which a user can spend on a task using a simple linear regression model. Then it presents the future status to the user using a diary-like interface. We implemented the system using a smartphone and estimated its usefulness with a user test. As a result, the users of our system saw their future diaries and tried to alter their current daily activities.
著者
中村仁美 荒川豊 安本慶一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.1-8, 2014-11-13

ピークシフト貢献行動の容易な学習に向けたシリアスゲームの設計を行い実装・評価した結果を報告する.本ゲームでは,電力の上限 (契約電力) が設定された集合住宅において複数の住人が家電を使用して生活している環境で,プレイヤは一人の住人の家電使用予定を変更して,集合住宅全体での契約電力を超えない (ピークシフトに貢献する) ようにする.集合住宅内の電力使用予定は各家電の使用予定を縦が消費電力,横が使用時間のブロックとして表示し,ブロックをずらすことでゲーム内の予定変更を実現する.また,家電の種類や変更時間に応じて減少する快適度を設定し,これによりゲーム内に住人が予定変更の際に感じる不快感をゲームのスコアに反映する.これらの仕組みにより,プレイヤはゲームを通してピークシフト貢献行動を学習することができる.提案したゲームを実装し,被験者実験を通して,ピークシフト貢献行動の習熟度やゲームの熱中度合いを評価した結果を報告する.
著者
福本 聡 海生 直人 尾崎 俊治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.887-893, 1990-06-15
被引用文献数
6

コンピュータシステム とりわけデータベースシステムにおけるフアイル系の構成および回復技術は システム運用の上で極めて重要な役割を持つ.ここでは 最も一般的なファイルの回復技術?ロールバック・リカバリ?に関するチェックポインティング方策について考察する.これは主記憶装置のファイルに障害が発生したとき トランザクションの処理をシステムの稼働開始時点からやり直すのでなく チェックポイントと呼ばれるある前もって定められた時点において情報を安定な二次記憶装置に記憶しておき その時点から記憶された情報を使用して再び処理を行うという回復技術である.そのときチェックポイントをどのように決定するかが問題となる.頻繁にチェックポインティングを行うと記憶のための費用が多くかかるし 少なく行うと障害が発生したとき回復のための費用が多くかかる.ゆえに それらのトレードオフを考えたチェックポイント時刻列を求める必要がある.本稿では 定常状態における単位時間当りの近似期待費用を最小にするチェックポイント時刻列について議論する.その結果 チェックポインティング濃度の汎関数として近似期待費用を導出し それを最小にする最適チェックポイント時刻列を求める手順が示される.また数値例として 障害発生時間の累積分布関数にワイブル分布を仮定した場合の結果を計算し その解析結果の有用性を示す.
著者
川端 悠一郎 古賀 雅伸 津村 祐司 矢野 健太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.12, pp.1-8, 2015-02-07

本研究では,制御工学において多用される行列などの数式を効率的に扱える数値計算言語 MATX を Android 搭載のタブレットや Android Wear 搭載のスマートウォッチで利用できる数値計算ツール MATX mobile を開発した.本ツールを使用することにより制御工学教育の演習や実験における制約が緩和されるだけでなく,教育効率の向上が期待できる.
著者
田中 浩也 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.71, pp.407-412, 2003-07-16

デジタルスチルカメラや携帯電話内蔵型カメラの普及に伴い,多くのユーザが写真画像を大量に撮影するようになった.そのため蓄積された写真画像を高度利用するためのさまざまシステムが検討されている.筆者らは,近い位置で撮影した写真画像をリンクで互いに繋ぎ合わせる方法に基づく「ハイパーフォト空間」の提案を行ってきた.ハイパーフォト空間は,写真を空間的にリンクで結びつけるだけの比較的簡易な機構であるが,ユーザが短時間で擬似3次元空間を制作できる点が特徴である.ハイパーフォト空間はまた,個々のユーザが「写真」と「リンク」を用いて現実のある空間を再構造化した結果と見なすことができる.そのため制作されたハイパーフォト空間を分析することで,ユーザの主観的な解釈を経た現実空間の状態を把握し,建築や都市分析に応用することが可能と考えられる.そこで本稿では,幾何構造に基づいてハイパーフォト空間の特徴を抽出する方法をまとめ,それらの手法を用いたハイパーフォト空間分析の基礎的な実験結果を示す.We have proposed the concept of "HyperPhotoSpace", one of pseudo-3D virtual spaces composed of photographs and spatial-hyperlinks. By using our prototype system STAMP/PhotoWalker, a user can create HyperPhotoSpace easily and present their own spatial experiences. In this paper, we discuss several basic methods for feature extraction of HyperPhotoSpace. Moreover, we also introduce one sample analysis of HyperPhotoSpace. To analyze HyperPhotoSpace, it is possible that we figure out both the structures of the real place and users' personal interests in the space.
著者
吉田 俊介 野間 春生 柳田 康幸 保坂 憲一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.3819-3826, 2007-12-15

著者らはすでに2 自由度のリニア誘導モータ(LIM)を利用した力覚付きデジタルデスク環境を提案したが,その手法により同時に制御できる物体は1 つに限られた.本論文では複数人での共同作業をも可能とする,複数物体を同時制御可能な新しい方式のLIM による力覚付きデジタルデスク環境Proactive Desk II を提案する.提案手法では机の下に配置された多数のコイルを独立に制御し,異なる強度の磁束を生成する.それらの集合として構成される磁界はある時刻において従来手法のLIMと等価な状態となるよう制御し,それらを局所的に発生させることで複数物体を駆動させる.そしていくつかのアプリケーションを構築し,複数人が同時に利用でき,個別に異なる力覚を体験可能であることを確認した.We have designed a haptic display for ordinary digital desktop operations. It employs a general two degree-of-freedom linear induction motor (2-DoF LIM) and provides two-dimensional force on a desktop surface, but only for a single object. For cooperative tasks between multiple users, we propose the next-generation Proactive Desk II having a novel style of LIM which can apply individual forces to multiple objects simultaneously. The system employs a cluster of coils for synthesizing several traveling magnetic fields underneath the desktop. These magnetic fields simulate a local region of the field created by standard 1-DoF LIM, and these control multiple objects individually. Finally, we confirmed that this system can provide individual haptic experiences for each user using several applications.
著者
土屋 隆司 松岡 彰彦 後藤浩一 荻野 隆彦 中尾 寿朗 竹林 一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.19, pp.85-91, 2004-03-02
参考文献数
18
被引用文献数
2

近年、利用者の置かれた状況を考慮してサービスを提供するコンテクストアウェアサービスへの関心が高まっている。我々は,利用者の移動工程と現在位置を照合しつつ、利用者の置かれた状況に即した案内情報を提供する、コンテクストアウェアな旅行者案内システムを提供する。本研究では端末として携帯電話を、位置検知装置として自動改札機を使用し、実運用可能な鉄道旅客向け情報配信システムを実装し、評価した。本稿ではこのシステムのコンセプト、システム構成、および小田急線のフィールドを用いた実証実験での評価結果についても報告するとともに、今後の公共交通利用者向け案内システムの満たすべき要件、課題などについて議論する。In this paper we propose a location-sensitive itinerary-based passenger information system in which each passenger is provided with context-aware guidance information throughout their travel itineraries based on their current position and pre registered plan of his/her trip. This covers the design and implementation of our context-aware passenger information system which includes automatic fare collection gates and cellular phones. Experimental operation of our system is now carried out at Odakyu electric railway located in urban areas of Tokyo and we have analyzed the result of the evaluation of a number of users of the system. Based on the result of the experiment, we also discuss the requirements for the realization of context aware passenger information systems for public transportation users.
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.57, pp.1-8, 1999-07-16
被引用文献数
4

本報告は,SGML/XMLに関する最大のコンファレンス主催者であるGCAによるXML Eu?rope'99の概要を紹介し,併せてXMLをはじめとするデジタルドキュメントの現代史的な役割の考察を試みるものである。XML Europe'99は,スペインのグラナダで開催されたが,昨年秋にシカゴで開催されたXML'98がビジネス応用指向であったのに対し,地道な研究的,技術的な発表が多かった。どちらかと言うと地味な内容の発表が多かったのであるが,RDBとの相互運用や既存の各種業界のSGMLシステムとの相互運用など,実用期を迎えたXMLの今後の動向を把握するためには有効な情報が多かった。このXMLを用いる知識管理(ナレッジマネージメント)の動向に注目が集まっているが,この動向について,かつてのAIブームの反省を踏まえた考察を試みる。最後に,XMLを含むデジタルドキュメントの日本を中心とした現代史的な課題を述べる。This paper describes XML Europe'99 sponsored by GCA which is the biggest organization to support SGML/XML conferences, and tries to consider the role of digital documents which include XML with a historical view to the current situation. Compared with XML'98 at Chicago, which had been strongly characterized to business applications, the presentations at XML Europe'99 which was held at Granada, Spain, were seemed to steadily coordinated to academic and technological area. Though many of those presentations were not so strongly impressive, they were very informative to know the trend of the practical application fields of XML as the interoperability with RDB and/or existing SGML document systems in various industries. Many people seem strongly interested in the keyword of knowledge management with XML, according to the newspapers, magazine, books, and so on now. An evaluation to the trend is tried out based on the reflection feedback from the previous activities in artificial intelligence fields. Finally, issues to the current digital documents with XML especially in Japan is described.
著者
山本 文治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.420-421, 2004-04-15
著者
田代 克也 中野 圭介 岩崎 英哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.51-51, 2013-12-20

Webアプリケーションの開発を支援するための枠組みとして,テストツールと呼ばれる機能が多くの開発フレームワークにおいて提供されている.この機能では,テストに必要な入力値などの組であるテストケースを開発者が設定することで,自動的なテストの実行が可能である.しかしながら,正確なテストを行うには,入力値などを詳細に記述しなければならないため,テストケースの作成自体が開発者側への大きな負担となっている.本発表では,Webアプリケーション開発フレームワークにおける,テストケースの自動生成機能を提案し,実装を行った.対象とする開発フレームワークは,現在主流になっているRuby on Railsとし,Railsのテストツール機能の1つである機能テストにおいて実装した.本システムでは,開発者は全体の入力値の一部を与えることで,不足している入力値を補完しつつテストケースが生成される.また,オープンソースのRailsのWebアプリケーションに対して本システムを適用し,多くのテストケースが自動生成されることを確認した.Many Web application frameworks provide testing tools for supporting development of Web applications. The testing tools automatically test a Web application with a set of test cases given by a developer. However, the developer should carefully designate the set of test cases to achieve precise tests. We propose and implement an automatic test case generation system for a Web application framework. Our system works for the Web application developed with Ruby on Rails which is widely used. It provides a set of test cases for functional tests on Rails from only a part of input values designated by a developer. Furthermore, we demonstrate that our system can automatically generate many test cases for open-sourced Web applications developed with Rails.
著者
小林港 長名優子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.301-303, 2012-03-06

本研究では、Profit Sharingを用いて落ち物パズルゲームの1つであるぷよぷよの学習を行う。Profit Sharingのような強化学習では一般に試行錯誤を繰り返していくことで、報酬を得るためのルールを獲得していくが、ここでは、人間が実行した操作データをエピソードとして用いることで学習を行う。また、Profit Sharingにより獲得したルールを解析することで、学習に用いる操作データの違いにより、学習されるスキルの違いがみられることなどを確認する。
著者
台蔵 浩之 岩橋 努 渡辺 尚
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.19, pp.27-33, 2004-03-01
被引用文献数
1

ITSにおける車車間通信と路車間通信それぞれに独立に対処するには車両に二つの通信機器を搭載する必要がある.本稿では路車間通信方式であるDSRCを基に,車車間および路車間通信方式を統合するMACプロトコルDRVC(Direct and Relay protocol for Vehicle Communicatins)を提案し評価を行った.DRVCでは主に車両間の直接通信を行う.そして信頼性を向上するために車車間通信が失敗した場合,基地局を経由して間接的に通信を行う.評価の結果,DRVCではDSRCより高いスループット,低遅延が示された.ITS information communication systems are mainly classified into two types, inter-vehicle communication and road-to-vehicle communication, but to mount them, two types of communication equipment needs to be in vehicles. This paper proposes a media access control protocol for an integrated inter-vehicle and road-to-vehicle communication system based on DSRC. In the protocol called Direct and Relay protocol for Vehicle Communications (DRVC), vehicles mainly can communicate directly. To achieve the high reliability, DRVC also enables vehicles to communicate indirectly, when vehicle-to-vehicle communication is not available. As the result, DRVC shows lower delay and higher throughput than DSRC.
著者
池田 諭史 大橋 一輝 山本 和英
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.93, pp.161-168, 2004-09-17
被引用文献数
1

新幹線の電光掲示板で使用されるニュース記事は冗長度の少ない高密度表現となっている。また、体言や格助詞で終るといった独特の文末表現をしている。そこで本稿ではこのような高密度文の文末に着目し文末が体言や格助詞で終る形に整形することによる要約を試みた。整形はパターンマッチを用いて行ない、結果として文末の要約率は52%であり1 文当たり2.50文字の削除ができた。また、人が判断した正解率は95%であった。The electrical bulletin board news consists of high density expressions. The end of the sentence is unique shape that is nouns or case particles. This paper focuses on expressions of the sentence end, and attempt to summarize them by forming them into nouns or case particles. We summarize the news sentence by pattern matching approach. Our evaluation illustrates that our summarizer reduces 2.50 characters on average; the summarization ratio of sentence ends is 52%. We also show that the correctness of reduction is 95%.