著者
花川 賢治 天笠 俊之 波多野 賢治 宮崎 純 植村 俊亮
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.35, pp.81-88, 2005-03-25

本発表では、事実の集合を格納するデータベースからユーザの要求に応じた構造化文書を生成する処理について論じる。代表的な事実についての表現形式として、データベースと構造化文書が存在する。両者は対照的な性質を持ち、前者が意味的に独立した要素の集合であり、唯一の存在であるのに対し、後者は要素間の関係が木構造化され、その構造は利用者の参照の条件に応じて多数の種類が存在し得る。多数の種類の構造化文書を効率的に処理するためには、宣言的に構造化文書の仕様を記述するための言語と、データベースから構造化文書への変換を行う汎用の処理系が重要になる。本発表では、構造化文書の仕様記述言語に一階述語論理式を用い、Prologを拡張した処理系を実装する。We discuss a process of producing structured documents from a databases which contains facts.The usual methods of representing facts are a database and a structured document.They are very different.A database consists of independent elements and uniquely exists.In contrast, structured documents have tree structures where connections between elements have meanings and types of them are very diverse. In order to treat the diverse structured documents effectively, we propose a deductive language for specifying a tree structure and a general language processor for translating from a database to a structured document. In this language, the tree structure is specified in a first order predicate logic formula, and the language processor is implemented by extending a Prolog interpreter.
著者
中島 秀之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.180-186, 1984-03-15
被引用文献数
2

Prolog/KR は知識表現用言語として フレーム理論と述語論理を統合し 統一的な視点のもとに見なおすために設計・開発した言語である.また 総合的なプログラミング・システムとしての機能も備えている.フレーム理論に基づいた言語は 知識表現に必要なさまざまの概念を実現する機能をもっている反面 手続き的記述の面が弱い.一方 述語論理に基づいたPrologは 後者は申し分ない(セマンティクスが述語論理で与えられている)が 前者の機能に欠ける.Prolog/KR は Prologを基本とし その弱点を補強するとともに フレームを実現する機能として多重世界を導入した.これにより 概念の階層構造やそれらの間の述語の引き継ぎ等が記述できるようになった.
著者
中澤昌美 帆足啓一郎 小野智弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
一般社団法人情報処理学会,第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
巻号頁・発行日
pp.517-519, 2001
被引用文献数
1

テレビ番組放送中に発信されたハッシュタグ付きのTweet数変化から、視聴者における盛り上がりを自動検出し、そのシーンに対しイベントタグを付与する手法を提案する。本稿では、プロ野球を対象とした実験及び評価を行う。具体的には、各チームのハッシュタグ付きのTweetを収集し、Tweet数の増減から盛り上がりを検出する。また、盛り上がり時のTweetから重要語抽出を行うことで、盛り上がりの各シーンで主役となった人物とその内容を推定する。さらに、対象チームにおいてそのイベント内容がポジティブかネガティブかを自動判定する手法を提案する。
著者
市岡 秀俊 安東一真 大久保英嗣 津田 孝夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.1401-1411, 1991-11-15
被引用文献数
1

われわれは オブジェクト指向オペレーティングシステムOzoneの開発を進めているOzoneプロジェクトの目標は オブジェクト指向に基づくオペレーティングシステムの構成法を確立することであるこれは 従来のオペレーティングシステムにおいては モジュール分割の基準がなく その構造モデルが明確でないことによるOzoneにおけるオブジェクト指向は次の点に要約されるすなわち システム構成要素の一様なメッセージの受渡しと システムのクラス階層による構造化である一様棟なそして統一されたインタフェースを使用することによって アプリケーションプログラムのみならずシステム自体の移植性や保守性が大幅に向上するまた システム構成要素をクラス化し 継承を利用することによって 再利用可能なソフトウェアが自然に推進されることになるさらに 動的結合により 構成要素内のアルゴリズム(メソッド)の動的な置き換え(あるいは選択)が可能となる現在 Ozoneのプロトタイプシステムが完成している本論文では Ozoneのプロトタイピングで得られた知見について述べるさらにOzoneのプロセス管理について詳述する
著者
上前田 直樹 橋田 浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DD, [デジタル・ドキュメント] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.23-30, 2005-05-27
参考文献数
11

合議におけるキーパーソンを見出すことは、議論の流れを把握したり議論を活性化したりする上で重要であるが、従来は議論の意味内容に立ち入って解析するのが困難だった。本稿では、セマンティックオーサリングに基づく電子会議において、修辞関係と対話関係によって明示された議論の意味的な構造を用いて各参加者の貢献度を評価しキーパーソンを同定する方法を提案する。実際の合議の記録に関してそのような意味構造を用いて貢献度を計算し、この方法の妥当性を示す。
著者
上前田 直樹 橋田 浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.54, pp.23-30, 2005-05-27

合議におけるキーパーソンを見出すことは、議論の流れを把握したり議論を活性化したりする上で重要であるが、従来は議論の意味内容に立ち入って解析するのが困難だった。本稿では、セマンティックオーサリングに基づく電子会議において、修辞関係と対話関係によって明示された議論の意味的な構造を用いて各参加者の貢献度を評価しキーパーソンを同定する方法を提案する。実際の合議の記録に関してそのような意味構造を用いて貢献度を計算し、この方法の妥当性を示す。It is important to detect key persons in a discussion in order to grasp the dicusssion flow and activate the discussion, but it has been difficult to analyze the semantic content of discussions. In this paper we propose a method to evaluate the participants' contributions and identify key persons by analyzing semantic structures of discussions explicitly represented in terms of discourse and dialogue relations in semantic-authoring-based discussions. This method is verified by calculating participants' contributions in the records of actual discussions.
著者
甲斐 充彦 廣瀬 良文 中川 聖一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.1383-1394, 1999-04-15
被引用文献数
39

対話音声認識システムや大語彙のディクテーションシステムにおいては システムの辞書に登録されていない未知語や 間投詞・言い直し・言い淀みなどのユーザの要求に関係のない冗長語の扱いが重要である. このような問題に対処するために 本研究では単語N-gram言語モデルを用いた連続音声認識アルゴリズムにおいて 未知語処理を導入してその効果を調べた. 未知語処理法として サブワード単位の音響モデルを用いたサブワード系列デコーダを併用し これによって未知語候補の生成と検証を行う方法を用いる. この方法は 以前に文脈自由文法を用いたシステムにおいて有効性を確かめている. 本論文では この方法に基づいて 単語N-gramベースの認識アルゴリズムに未知語処理を効率的に導入する方法を提案している. 音声対話システムのタスクにおいて 未知語や冗長語を含む発話を用いて評価実験を行った結果 意味的な誤りが最大で48%減少した. また 文脈自由文法に基づく同様なシステムと比較した結果 意味理解精度の向上に効果があることが分がった. さらに 大語彙連続音声認識タスクにおける効果を確かめるため 新聞記事の読み上げ音声を用いた評価実験を行った結果 単語単位での認識精度の改善は小さいが 文レベルでの高い未知語検出性能が示された.For practical use of spoken dialog systems and dictation systems, it is important to cope with out-of-vocabulary words and filled pauses including the phenomena such as interjection, restart and hesitation. To address these problems, this study tries to use an unknown-word processing (UWP) method for a word N-gram language model based continuous speech recognition system. We investigate an UWP method which employs a subword sequence decoder with subword acoustic models to produce unknown-word hypotheses. This method has been shown to be effective on a small vocabulary task tested with a context-free grammar-based recognition system. This paper proposes an efficient method for incorporating the UWP into a word N-gram language model-based recognition system. We performed a series of experiments to show the effectiveness of the method for spoken dialog tasks and a dictation task. The experimental results show that a semantic accuracy was improved by 48% using the UWP method. Also, in compared with the result of a system using context-free grammar, the word N-gram based system could further improve the semantic accuracy for spontaneous speech. Furthermore, We performed are cognition experiment for a large-vocabulary dictation task. As a result, although only a slight improvement was observed in terms of the word accuracy, the high performance for detecting the existence of unknown-word in an utterance could be achieved.
著者
長谷川 隆明 高木 伸一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.1, pp.73-80, 1998-01-19
被引用文献数
15

一度に多数の人に情報を伝達できる電子メールは、送信する側にとって都合が良い。しかし受信する側では、人手を介さずに情報を抽出して再利用することができないという問題がある。本稿では、電子メールを介したコミュニケーションにおいて用いられる言語の特徴を分析し、それに基いて構成したパターンを用いたパターンマッチングによって、電子メールからイベントの開催日時や開催場所、期限付きの返信依頼等のスケジュール情報を抽出する方法を提案する。任意の電子メールを対象として、スケジュール情報の抽出を行った実験の結果、十分に実用に耐え得る程度の高い精度が得られたことを報告する。E-mail is convenient because senders can communicate information to many people at one time. A problem is that receivers cannot extract and process the information within the e-mail automatically. We analyze the characteristics of the language used in e-mails and propose a way to extract schedule information, such as event date, event location, and RSVP date, from the text of e-mails by using pattern matching. Experiments using actual e-mails confirm the accuracy of our proposal; schedule information can be extracted from any e-mail with practical levels of performance.
著者
鈴木貴文 今井慈郎 堀幸雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.519-521, 2011-03-02

近年人気の高まっているTwitterというサービスに投稿されたユーザのつぶやき情報を利用し、日本各県で興味を持たれている食品の特色を抽出した。Twitterにはユーザの行動に密接した内容の投稿がなされる傾向にある。食事や起床・就寝などの情報も頻繁に投稿される。このログを解析することによって各地域のユーザが何に興味を持っているのか推測する。彼らがどの時点で何を食べたか、あるいは食べたがっているかがわかれば、地域に出店しようとしている飲食店や企業の助けになるはずである。地域ごとの食文化間差異の発見を支援する機構を開発した。
著者
有本 泰子 河津 宏美 大野 澄雄 飯田 仁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.12, pp.133-138, 2008-02-09

音声に含まれる感情情報を自動認識することを目的に、オンラインゲーム中の自然な対話を収録し、感情音声のコーパスを構築した。感情の種類の分類としてプルチックの提案した感情立体モデルのうち、その一次的感情を取り上げ、収録した音声に付与した。また、収録した音声の高さ、長さ、強さ、声質に関わる11種の音響的特徴を抽出し、音響的特徴ごとに分散分析を行ない感情間の有意差を検証した。さらに、分散分析の結果に基づき、特定の感情と他の感情とを判別するための判別分析を行なった。その結果、驚きで79.12%、悲しみで70.11%と高い判別率が得られ、他の感情においてもほぼ60%以上の判別率となった。For a purpose of automatic emotion recognition by acoustic information, we recorded natural dialogues made by two or three online game players to construct an emotional speech corpus. Two evaluators categorized the recorded utterances in a certain emotion, which were defined with referenced to the eight primary emotion of Plutchik's three-dimensional circumplex model. Moreover, 11 acoustic features were extracted from the categorized utterances and analysis of variance(ANOVA) was conducted to verify significant differences between emotions. Based on the result of ANOVA, we conducted discriminant analysis to discriminate one emotion from the others. As a result, high correctness, 79.12% for surprise and 70.11% for sadness, were obtained and over 60% correctness were obtained for every emotions.
著者
草刈 秀平 近山 隆
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.36, pp.51-58, 2009-03-18
被引用文献数
1

Google の PageRank のように Web ページにランク付けを行う際、Web ページ中の単語など文書の内容のみを用いる手法は、リンク構造を含まない文書にも適用可能なうえ通信や計算コストも低いという利点がある。一方で、ランク値が文書の扱うトピックや含まれるキーワードによって影響されやすいという欠点を持つ。本研究では、その改善策として、df 値の低い単語を排除して特徴素性を選択する手法を提案する。ランダムページを訓練データとして既知の PageRank 値との関係を分析した結果、ランダムのテストページ群や別々のトピックを扱うページ群に対し、いずれも同様の線形関係を再現することができ、トピックの変化に対してロバストであることが示された。Web Page Ranking Method like PageRank of Google, only with words or contents of the documents in the page have advantage that can be applied for documents without Link Structure and low culculation cost. But it also have disadvantage that caluculated Rank Point is easily affected with topics or keywords of the pages. So we propose a method choosing features by its value of df. The relationships trained with random pages and its values of PageRank, can be applied for another random pages and pages with different topics each other. So we find that proposal method is robust for changing of topics.
著者
野呂 太一 乾 孝司 高村 大也 奥村 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.3405-3414, 2007-10-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

本論文では,ブログテキスト中に記述されたイベントが,実世界において朝,昼,夕,夜のどの時間帯で生起したかを自動判定するアルゴリズムを提案する.生起時間帯を判定する直接的な情報として,「午後3 時に~した」等の明示的な時間表現が考えられるが,ブログテキストでは,明示的な時間表現が現れにくい.そこで,本研究では,明示的な時間表現の代わりに,イベントの生起時間帯を連想させる語(「出勤」,「花火」等)の情報を利用する.イベントの生起時間帯を連想させる語集合を人手のみで収集することは表現の多さから現実的にほぼ不可能な作業である.そのため,提案手法では,ブートストラップ的に,イベントの生起時間帯の学習と並行して同時に,イベントの生起時間帯を連想させる語を自動獲得する.We propose a machine learning-based method for identifying when each event in weblog texts occurs: morning, daytime, evening, or night. Earlier study analyzed only explicit temporal expressions for events and mapped them on time-line in newswire texts. However, other texts such as weblogs contain few explicit temporal expressions. We therefore use various implicit temporal expressions extracted automatically. Specifically, we adopt naive bayes classifiers backed up with the EM algorithm, and support vector machines.
著者
小島 將 苗村健
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.126, pp.185-190, 2004-12-10

筆者らはこれまでに、動空間の多視点画像をレンズアレイを用いて取得し、実時間で被写体空間の自由視点画像を合成・表示するシステムを提案してきた。本システムではカメラアレイの代わりにレンズアレイを用いるため、より多数の視点からより高密度な多視点画像を取得することが可能である。しかしその反面、各視点の画像(要素画像)の画素数は少なくせざるを得ない。このとき、合成画像の画質は要素画像の画素数など、撮像系の設定条件に大きく影響されるため、筆者らは撮像光学系におけるサンプリング理論についても検討を続けてきた。本稿では、このサンプリング理論に基づき、合成画像を高画質化するために撮像系を拡張・改良し、レンズアレイとカメラアレイを併用したシステムを提案する。また、提案システムを用いて理論の実験的な検証を行う。We have proposed an image-based rendering system which can capture a dynamic 3D scene and synthesize its arbitrary views in real time.Since our system uses a lens-array,it can capture a larger number of multiple viewpoint images more densely.However,the number of pixels in an elemental image,which corresponds to an image captured by one of the array of cameras,is quite small.The number of pixels in an elemental image has a great effect on the quality of synthesized images,so we have also studied a sampling theory on the capturing optical system.In this paper,for enhancing the quality of synthesized images,we propose a novel system which uses a combination of lens array and camera array based on our sampling theory.We also examine our theory by experiments using the proposed system.
著者
林 康弘 斎藤 信男 小松川 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.31, pp.37-42, 2004-03-18
被引用文献数
1

近年,地域コミュニティが抱える少子高齢化や核家族化による地域コミュニティ特有の問題に対し,地域通貨が注目されている.本論文では,自治体程度の大きさの地域コミュニティにおいて,既存の地域コミュニティ支援システムを活用し,地域通貨の流通を図るコミュニケーション・フレームワークを提案する.また,実際に地域で運用されている支援システムに提供し,実証実験を行った.その結果を示す.Recently, most of Japanese regional communities have common problems for the decline of the regional activity due to age structures and family patterns. The local currency is expected as an effective tool to encourage voluntary activity through knowledge sharing in the community. We study a framework of local currency that targets the circulation on the information-based information system supporting social community service for residents. We examine our model through the case study using a conventional Web-based system and confirm the effectiveness.
著者
徳永 健伸 岩山 真
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.28, pp.33-40, 1994-03-17
被引用文献数
18

本論文では,新しい文書のインデックスの重み付け手法を提案し,これを文書の自動分類に応用した実験結果について報告する.本論文で提案する手法は情報検索の分野で一般的に使われている重み付け手法IDFを改良したもので,これをWIDFと呼ぶ.200から6000程度の文書の自動分類実験の結果,WIDFを使うことによってIDFに比べ最大で7.4%精度を改善することができた.This paper proposes a new term weighting method called weighted inverse document frequency (WIDF). As its name indicates, WIDF is an extension of IDF(inverse document frequency) to incorporate the term frequency over the collection of texts. WIDF of a term in a text is given by dividing the frequency of the term in the text by the sum of the frequency of the term over the collection of texts. WIDF is applied to the text categorization task and proved to be superior to the other methods. The improvement of accuracy on IDF is 7.4% at the maximum.
著者
伊達 進 奥村 利幸 秋山 豊和 下條 真司 松田 秀雄 中村 春木
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.601-607, 2003-06-15
参考文献数
5
被引用文献数
2

バイオグリッドプロジェクトは文部科学省のITプログラム「スーパーコンピュータネットワークの構築」として平成14年から5カ年計画で始まったプロジェクトである.
著者
浅井 清 稲見 泰生
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, pp.253-260, 1968-09-15

This paper discusses some remarks and implementation techniques of LISP compilers. For this purpose, a FORTRAN written LISP compiler MAZE is illustrated as an example and the MAZE is compared with other LISP compilers. The remarks are especially centered around the following two points; (1)some notices for reduction of debugging and machine time to implement a LISP compiler. (2)some techniques for coexistence of a LISP compiler with an operating system.
著者
牛尼剛聡 渡邉 豊英
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.68, pp.469-475, 2005-07-14

本論文では,ライフログ検索に利用することを目的として,個人時間空間の要素に対してキーワードで索引付けを行う手法を提案する.デジタルカメラで撮影された画像をはじめとして,多くの種類のライフログは時間軸上に対応付け可能である.本手法で生成される索引を利用すれば,時間軸に対応付け可能なライフログを,人手によるアノテーション無しでキーワード検索可能となる.本手法では,索引の自動生成のために,個人が送受信した電子メールメッセージを利用する.本研究で対象とするのは,索引語と個人時間空間の要素間の関係である.本手法ではその関係を,(1) 索引語とメッセージの関係,(2) メッセージとメッセージ中に現れる時間表現の関係,(3) 時間表現と個人時間空間の要素間の関係,という3 種類の構成要素に分解する.そして,それぞれの構成要素に関して,局所的重み,大局的重み,正規化係数という3 種類の基準に基づいて重み付けを行う.This paper introduces a technique for making an index on a personal time space with keywords. The index made based on this technique is used for life-log search. Many types of life-logs such as a snapshot image taken with a digital camera can be assigned onto a personal time axis. A user can search such types of lifelogs can with keywords using such index without manual annotations. Our technique uses user's personal e-mail messages for generating an index on his/her personal time space. For generating an index, we have to consider the relationship between an index word and an element of personal time space. We divide the relationship into three sub-relationships. They are (1) the relationship between an index word and an e-mail message, (2) the relationship between an e-mail message and a temporal expression in e-mail messages and (3) the relationship between a temporal expression and an element of personal time space. Each relationship is weighted from three kinds of viewpoints: local weight, global weight and normalization factor.
著者
太田 和夫 岡本 龍明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.55-68, 1994-01-15
参考文献数
28
被引用文献数
3

もっとも代表的な計算機のクラスである NP 問題に対して、最近、まったく新しい特徴づけが与えられ話題になっている。この理論について解説するとともに、近似問題への応用を述べる。