著者
曽利 文彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.34, pp.13-18, 1995-06-28
被引用文献数
3

We created many Computer Generated Images for 2-hours drama, RAMPO -mysterious women- in last year ('94). In this paper, allow me to introduce making of Computer Generated Images and special effects for this drama. We have tried to creat effect by Motion Control Camera and Matte Painting by Hollywood's sfx in addition to CGI. Digital images were rare for Japanese TV dramas, but recently, they show an increase trend.
著者
矢野 澄男 井出 真司 ハル スワイテス
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.711-717, 2001-05-20
被引用文献数
20 2

Visual fatigue induced by viewing stereoscopic and planar HDTV images for about one hour at a viewing distance of 4.5m was evaluated. Scenes giving rise to particular visual discomfort were identified by continuous subjective evaluation, and the extent of the induced fatigue was estimated using both this and the difference ill accommodation responses before and after viewing the test material. Results suggested that such scenes exercise spatio-temporal frequency limitations of binocular fusion mechanisms, which are more restrictive than comparable limitations for planar moving, images. Moreover, even when. the accommodation mechanism was judged to be operating open-loop, fatigue was clearly evident in the deterioration of the accommodation response. The results showed that in order to create visually comfortable stereoscopic images. it is necessary to consider not only the much-investigated conflict between vergence eye movement and accommodation, but also visual functions concerned with the processing of parallax.
著者
伊藤 恵造 城野 政博 チャンダニ A.D.L. 李 継 大内 幸雄 竹添 秀男 福田 敦夫 北瓜 智哉
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.536-543, 1990-05-20
被引用文献数
1

強誘電性液晶(FLC)の表面安定化(SS)に対して反強誘電性安定化(AFS)という概念を提案し, AFSFLCの3安定状態間スイッチングが反強誘電性第3安定状態(3)と電界により螺旋構造の解かれた強誘電性一様状態(Ul, Ur)との間で起こることを示す.配向ベクトルがUl, Urではそれぞれ±θ傾き, 3ではスメクティック層法線と平行なので, 直交ニコルで3を暗にとればUl, Urは明となる.本スイッチングの特徴は, (1)AFS状態(3)は安定で, 配向性が良好である.(2)電圧無印加時には自発分極が消失しており, SSFLCで問題となるゴースト効果が生じない.(3)見かけの傾き角-印加電圧特性に急峻な直流閾値とヒステリシスが存在し, メモリー性の付与が可能である.(4)スメクティック層が変形しやすく, 「く」の字層構造を回避できるので, コントラストが高い.(5)応答特性は印加電圧に敏感に依存し, 高速化が期待できる.(6)スイッチングに伴うドメインの発生が規則的であり, 面積階調性の付与も期待できる.などである.AFSを示すFLC材料が次々に見出されており, ディスプレイなど電気光学デバイスへ応用されつつある.
著者
高屋 峰輝 滝口 弘輝 前田 純治
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.233-238, 2009-02-04

人間の視覚プロセスの初期段階において,知覚的に顕著な物体に優先的に注視する性質があることがわかっている.この視覚プロセスをコンピュータで再現しようと多くの研究が行われている.本研究では,人間の視覚プロセスの初期段階に基づいた注視モデルにより,静止画像中の知覚的に顕著な物体を自動検出する手法を提案する.更に,注視モデルの特徴抽出を人検出に最適化し,パターン認識手法の非線形サポートベクトルマシンを用いることで,提案手法の人検出への適応を試みる.この研究は,監視映像からの不審者の発見,車両と歩行者の接触事故防止などに応用可能と考えられる.
著者
田澤 大輔 大野 豊
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.18, pp.29-35, 1995-03-16

現在, 光ファイバによる情報伝送では, 端末から端末への通信が主体であるが, 光ファイバを無切断で中間系から情報を注入するニーズが強くなってきた.光ファイバ中間系で情報を注入する方法としては, (1)磁界効果, (2)曲げ損失, (3)弾性振動による方法が考えられ, 本稿ではそれぞれの方法の特徴と設計法について述べる.一方, システムがシンプルな端末反射双方向通信を提案し, この一応用例として光ファイバのCATV系において家庭側からのリクエスト信号等を想定し, 実現性についても言及した.
著者
斉藤 良博 加藤 正宣 杉浦 道雄 高木 聡
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.43, pp.23-28, 1995-09-21

電力設備は、発電所からお客さまに供給する配電線まで、供給エリア内に面的に設置されており、大規模な地震や大型台風で電力設備が被害を受けた場合は、早期復旧のため、被災状況を迅速かつ的確に把握し、復旧のための適切な処置を行うことが重要である。東京西支店では、非常災害時における情報集約機能・指示報告機能を支援する「非常災害時対策本部支援システム」を構築した。本稿では、支援システムの概要を述べるとともに、特徴である「様々な目的に使用できる多様性」「使用目的にあわせた制御パターン化による操作の容易性」「既設システムとの連係による低コスト化の実現」について発表する。
著者
重松 利季 宇津木 嵩行 加藤 俊一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.20, pp.21-24, 2009-05-25

近年,個人が趣味で製作した画像コンテンツのみならず,広告などに用いられる商業用の画像コンテンツまでもがネットワーク上でやりとりされるようになってきた.そのため,コンテンツ販売会社は,保有する大量の画像コンテンツから,顧客が望む画像を正確かつ迅速に検索できるシステムを試作・開発しつづけている.本研究では,画像特徴量を構造的特徴と全域的特徴の二つの観点から設計し,専門家の感性をどの程度までコンピュータ上で再現できるのかを検証・考察する.さらに,画像の特徴をキーワードを利用して表現した画像分類も試みた.写真の被写体や被写体の様子,撮影条件や季節などの画像内の特徴をテキスト化し,キーワードの出現頻度をtfidfに準じた重み付けにより評価し,印象とキーワードを結びつけた.
著者
永井 豊
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.358-362, 2008-03-01

今回の海外文献特集では,ICC 2006 Conferenceを取り上げた.これはその名の通り,通信に関する国際会議であり2006年6月11日から15日までトルコのイスタンブールで開催された.開催地の地理的特徴から「大陸を結ぶ通信技術」と冠された会議であった.テクニカルセッションは9のシンポジウムにわかれて983の発表があった.本特集ではこの中から,符号理論,衛星通信制御,光ネットワーク,符号量制御に関連する4編を選び紹介する.
著者
田崎 三郎 梅本 益雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, 1986-06-20

この会議の主催者は連合王国にあるIEREであり, 記録技術関連研究に関する成果のみを発表対象としているユニークな会議である.前回まではVideo&Dataであったが, 今回からはAudioが加わった.この会議は1973年, Birmingham大学においてスタートし, 第3回よりSouthampton大学に移り, 今回さらにSussex大学に会場を移して, 本年3月18日から21日まで開催された(前日の17日はTutorial dayで, この企画は毎回行われている).なお, 第5回からは2年おきに開催されている.毎回ほぼ40程度の発表件数と200名前後の参加者があるとのことで, まことにこじんまりとした会議である.日本人参加者は第4回(1982年)まで僅かであったが, 第5回には8名, 今回は9名を数えるようになった.会議は, 毎回シリアルセッション形式で行われている.いずれの開催地においても, 大半の参加者に対して, キャンパス内にあるdormitoyで泊り, 3食を共にしてもらう運営方針がとられている.さらに, 毎夜スポンサー付きの歓迎パーティがあり, そのハイライトにbanquetがある.このため自然に参加者同士語りあう機会が多くなり, 全体として和気あいあいのムードがただよう楽しい会議である.ただ, 会議運用はお世辞にもスタートとはいえず, 今回も相変わらずアナウンスメント等に不備が目立った.
著者
金次 保明 目黒 宏 谷口 憲司 清水 勉
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会年次大会講演予稿集 (ISSN:09191879)
巻号頁・発行日
no.30, pp.79-80, 1994-07-26

A new synchronization algorithm for a serial interface of digital television signals is proposed to meet two user-requirements, i.e. quick recovery after switching and secure protection under a poor condition. In the new algorithm correct EAVs with protection bit are always captured without backward protection to establish a quick synchronization while synchronization is kept due to flywheel effect even EAVs are not found at the expected timing. The calculation results prove that the new algorithm show a performance to meet the user-rquirements.
著者
平野 浩太郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.15, pp.19-24, 2000-02-21

ここでは, 感情を効率よく伝達することを目的とした, 文字と3Dアニメを併用した感性豊かな表現法を提案し, その効果について考察している。まず, マンガにおける感情の表現法を検討し, これを参考にして3Dアニメで感情を表現する場合の基本パターンが述べられている。さらに3Dアニメによる感情表現の活用例として, 交友での利用と家族での利用が提案されている。最後に, 3Dアニメのストーリ化による応用例が提案されている。