著者
稲田 祐二
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.621-629, 1967-04-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
68
著者
村瀬 吉彦
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.798-801, 1990-11-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
6
著者
清水 一治
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.480-483, 1993-06-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
10
被引用文献数
2

民間航空機一次構造材への適用を目標としてPAN系炭素繊維の高強度・高弾性率化への研究が,欠陥減少の追及や結晶サイズの微細化の観点から最近大いに進展した.また従来の糸とは形状の異なるコイル状炭素繊維が新しく登場し機能的な用途が期待されている.
著者
湯川 美穂 池田 浩人 萩原 里美 黒田 菜月 川原 光喜 湯川 栄二 安藝 初美
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.648-651, 2015-10-25 (Released:2015-10-23)
参考文献数
12

The mechanical properties of moderately dilute solution of Konjac powder (KP) and its hydrolysates (hKP) were characterized by viscosity and texture profile analysis. hKP was prepared by partial acid hydrolysis of KP in 70% ethanol solution at 130°C. The viscosities of 0.3%~0.5% KP solutions and 0.6%~1.0% hKP solutions were about 50~500 mPa·s and 80~400 mPa·s respectively. The hKP solution moved around the mouth more slowly and allowed better control of swallowing than KP solution. This indicates that hKP may be useful as a thickener to take medicine due to its low adhesiveness.
著者
玉村 敏昭
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.898-901, 1985-11-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
29
被引用文献数
2 1
著者
原田 貴弘 宮原 隆 中嶋 直敏 栗原 和枝
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.792-799, 2002-12-25 (Released:2010-03-15)
参考文献数
30

チミン (T) およびアデニン (A) を末端に有する両親媒性分子を用いて, 雲母基板上に核酸塩基を表面に有する単分子膜を調製した. 水溶液中 (pH4~10) において, 調製した核酸塩基表面間に作用する力を, 表面力装置 (SFA) を用いて, 表面間距離の関数として測定した. (i) T-TおよびA-A表面間では, 核酸塩基の酸解離を反映して, それぞれ, pH7以上またはpH4以下において電気二重層斥力が観察された. また, A-Aの場合, pH8以上でも斥力となり, 水酸化物イオンの吸着による電気二重層斥力と考えている. それ以外のpH領域では, 90nmに及ぶ長距離引力が作用した. これは主に核酸塩基の疎水性による引力と考えられる. (ii) 相補的なT-A表面間においては, pH4~10の領域においてつねに長距離から引力が観察され, 特に純水中においては, 60nmの長距離から引力が観察された. 生理的pH条件下において, 相補的な核酸塩基間にpKaと疎水性の最適化が起こっていると考えられる. (iii) 接着力は, T-A表面間でもっとも強く, 特に中性のpH領域で接着力は極大となった. この事実は, 生理的pH条件下で, 相補的な核酸塩基対がもっとも効果的にその分子認識能を発現していることを示している.

1 0 0 0 OA 理科教育特集

出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.42, no.10, pp.838-855, 1993-10-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
7
著者
山野井 慶徳 西原 寛
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.835-838, 2007-10-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
12
被引用文献数
4 6

生体は突然変異と自然淘汰の結果,人工では到達しがたい高機能システムを実現してきた。そこで生体の最小機能単位(生体コンポーネント)を機能保持した状態で加工することにより部品化できれば,従来の手法では達成しえない高機能システムが実現できるはずである。本稿では,その一例として微生物(藍藻類)の光合成システムを用いたバイオ太陽電池や光センサーについて紹介する。

1 0 0 0 OA 高温超伝導体

著者
山藤 馨
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.458-462, 1972-09-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
44

超伝導現象は工学的見地からみて種々のすぐれた特徴を持ち,応用上豊富な可能性を秘めている。ただ残念なことに,超伝導状態は現在のところ21°K以下の極低温でしか得られないのであって,このため,超伝導現象の持つすぐれた特質も経済面から大きく割引ぎされてしまう。したがって,室温でなおかつ超伝導状態になっている物質が見つかればどんなにすばらしいことであろうというのが,超伝導が発見されて以来の人々の夢であった。そして,最近のLittleやGinzburgらによる高温超伝導体のモデルの出現は,この夢が間もなく実現されるのではないかという期待を人々に抱かせたのである、この底抜けに明るいムードは,たとえばLittleの解説(Sci.Am., 212,21(1965))を読んでいただくとよくわかる。しかしながら現実は意外に厳しく,この方面の研究は多くの人々の努力にもかかわらず,その後はかばかしい進展をみせないままでいる、この間の事情を述べるのが本稿の目的であるが,それを超伝導の機構にたち入らずにやさしく説明するのは筆者の力及ばざるところであって,結果として議論がかなり難解なものになってしまったことを,あらかじめおわびしておきたい。
著者
長野 隆治 小熊 信
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.14, no.148, pp.397-401, 1957-08-25 (Released:2010-10-14)
参考文献数
14
被引用文献数
1

毛細管粘度計における運動エネルギー補正項 (粘度計係数) の信頼できる値を求めることは、従来用いられている計算法では困難であった。筆者は水を用いて測定温度を多数変え (5~80℃間, 5℃ごとに) 流下時間を実測した結果, この係数をほぼ正確に求めえたのみならず, 係数および粘度計定数も流下時間とともに変化することが一応明らかになり, この結果正確な測定には上記のごとく測定点を多数とって係数を求める必要があると考えられる。
著者
加門 隆 斎藤 和美 三輪 泰彦 佐伯 健作
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.31, no.11, pp.665-668, 1974-11-25 (Released:2010-03-25)
参考文献数
13
被引用文献数
1 3

動的粘弾性によるガラス転移温度 (Tg) とASTMによる熱変形温度 (HDT) などの耐熱変形温度の関係を求めた。 触媒型硬化剤を除く, 多くのポリアミンおよび酸無水物で硬化したエポキシ樹脂について, 次のような相関関係が得られた.HDT=0.97Tg- (29±3.9) ℃この結果とさきの報告から, 同一硬化剤系では, HDTと橋かけ密度 (ρ) の間には次の関係にあることが分かった.HDT=K log ρ+K′K, K′は定数.
著者
橋爪 章仁 光上 義朗 遊佐 真一 森島 洋太郎
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
pp.2018-0039, (Released:2018-10-23)
参考文献数
31

An unsymmetric diblock copolymer b-Q57A97 of (ar‑vinylbenzyl)trimethylammonium chloride (Q) and N,N-dimethylvinylbenzylamine (A), synthesized by reversible addition-fragmentation chain transfer radical polymerization, and its molecular assemblies were characterized by static and dynamic light scattering and steady state fluorescence using N-phenyl-1-naphthylamine (PNA) as a probe. Scanning electron microscopy observations indicated that b-Q57A97 formed a unique fern leaf-like morphology in the presence of NaCl.

1 0 0 0 OA 入門講座

著者
久保寺 憲一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.820-824, 1990-11-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
16
著者
金藤 敬一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.856-859, 1994-12-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
9
被引用文献数
2 2

ポリアニリン薄膜は電解酸化と還元により伸縮する.両電極にポリアニリン薄膜を用いた短冊型アクチュエータを試作した.1M塩酸水溶液中で電極間に1.5Vの交流電圧をかけると,最小曲率半径が1cmの円弧になる屈伸運動を繰り返した.このアクチュエータの原理,特性および特徴について述べる.

1 0 0 0 OA 現状

出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.698-701, 2000-10-01 (Released:2011-10-14)
著者
三宅 雅也 佐藤 満
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.617-623, 2015
被引用文献数
2

ドライウォーター,ドライポリマー水溶液,ドライゲルなどのドライ物質の調製をさまざまな条件で試みるとともに,調製に及ぼす諸条件について検討した.内部液相の表面張力や粘度と調製の際のかくはん時間(機械的エネルギー)が複雑にからみ合って調製の可否が左右されることが明らかとなった.また,表面張力の低さが原因でドライポリマー水溶液が調製されない系では,ポリマー水溶液相をゲル化することでドライ物質を調製可能な高分子種の選択領域を広げることが可能となることを見いだした.
著者
梶本 哲也 伊田 喜光
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.534-538, 1996-08-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
19

細胞表層に存在する複合糖鎖の生物学的機能は高次構造を有する糖鎖に抗体,酵素,レクチンなどの糖認識タンパクが結合することによって発現する.E-セレクチンのリガンドとなるシアロルイスXを中心に,エネルギー的に安定な構造と生理活性を発現する構造の違いならびに糖鎖類似体の設計について概説する.
著者
長尾 祐樹
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
pp.2018-0012, (Released:2018-07-10)
参考文献数
65
被引用文献数
1

高プロトン伝導性高分子には,エネルギー変換,センサー,触媒,アクチュエータなどさまざまな用途がある.含水により高プロトン伝導性を示す高分子の分子設計は,強酸性基を骨格に導入し,含水により親疎水の相分離構造を形成させ,親水チャネルを使ってプロトンを輸送させることに基づいている.Nafionのような高プロトン伝導性高分子は,相分離構造を示すものの,長距離秩序をもたないために,構造とプロトン伝導性の相関の議論は容易ではなかった.筆者らの研究グループは基板界面を利用して高分子を配向させ,分子配向がプロトン伝導性に与える影響を調べてきた.本報では,Nafionの薄膜化によるプロトン伝導度の低下,アミドオリゴマー薄膜のプロトン伝導度の基板依存性,ポリペプチド薄膜の分子配向によるプロトン伝導度の向上,およびスルホン化ポリイミド薄膜が有するリオトロピック液晶性による組織構造と高プロトン伝導性の相関を述べる.