著者
小倉 慶郎
出版者
大阪府立大学
雑誌
言語と文化 (ISSN:13478966)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.51-70, 2008-03

This paper aims to present the law of translation that governs the manner in which literal/free translation takes place. Since ancient times, the issue of whether translation should be source- or target-oriented has been furiously debated. Although one camp has always been lambasting the other for its strategy, the reasons for a translator's use of both methods were never clear. First, we examine the examples of translation in different genres and attempt to discover the rules that made the translator adopt one particular strategy. Next, we propose the law of translation with regard to "foreignizing/domesticating" strategies, which has thus far never been identified. Finally, we seek to check the validity of this law, citing a short history of translation in varied cultures.
著者
野村 俊之 杉岡 健一 徳本 勇人 木下 卓也
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、バイオフィルム形成メカニズムの解明と、磁場を利用したバイオフィルムの形成制御技術の開発を行った。その結果、バイオフィルムの形成パターンは、微生物が固体界面に付着するときの自由エネルギー変化の値により異なることを明らかにした。また、流れ場においてバイオフィルムが形成されやすい場所に、予め分解酵素を吸着させた磁性粒子を磁場により固定化しておくと、バイオフィルム形成を抑制できることを明らかにした。
著者
大西 敬人
出版者
大阪府立大学
巻号頁・発行日
2012

学位授与大学: Osaka Prefecture University(大阪府立大学), 学位の種類: 博士(工学), 学位記番号: 論工第1314号, 学位授与年月日: 2012-09-30, 指導教員: 綿野 哲.
著者
山崎 伸二 朝倉 昌博 アワスチ シャルダ
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

コレラ菌の細胞致死活性を有する3種類のコリックストキシン(ChxA)を型別しながら1度に検出できるPCR-RFLP法を構築し、敗血症患者由来株から新たなchxA遺伝子、chxAIVを見出した。ChxAを定量出来るELISA法を構築し、菌株間で毒素産生量にかなりばらつきがあることを明らかとした。ChxA高産生株と低産生株をマウスに投与したところ、高産生株の方が低産生株より強い致死活性を示した。以上の結果より、ChxAには少なくとも3つのバリアントが存在し、ChxAは下痢原性というよりもむしろ腸管外感染症の病原因子として関わっている可能性を示した。
著者
松原 健一/稲本 勝彦/土井 元章/森 源治郎/今西 英雄
出版者
大阪府立大学
雑誌
大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告 (ISSN:13461575)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.33-40, 2002-03-31
被引用文献数
1

景観形成のための利用を想定して, 秋植え球根37種類, 春植え球根16種類について, ケヤキZelkova serrata Mak.を主体とする落葉樹林下における植栽適性を調査・評価した。夏季の樹林下区の樹冠開空率は15%程度, 冬季は80%程度となった。夏季の樹林下での光合成有効光量子束は無遮蔽区の5%程度となり, 日平均地温は無遮蔽区と比較して3〜5℃低かった。1年間の据置栽培後, 供試した1/4近くの種類の植物が無遮蔽区, 樹林下区の両条件下で生存していなかった。生存していた種類の多くで, 2年目の出芽率は, 秋植え, 春植え球根とも無遮蔽区と樹林下区でほぼ同様に高かったが, アリウム, クロッカス, フリージアなどいくつかの種類では無遮蔽区で低く樹林下区で高くなった。秋植え球根類の開花率は無遮蔽区で高く樹林下区で低くなったものが多く, 両区とも同様に高かったものも相当数認められた。また, 一部の種類では樹林下区における開花が無遮蔽区と比べて遅れた。春植え球根類の多くは樹林下区の据置き栽培で生存はしていたものの, 旺盛な生育はみられず, 開花率が低かった。これらの結果より, 秋植え球根のうち, ロドフィアラ, リコリス, ニホンスイセンなど, 出葉時期が樹冠に葉がない時期と重なる冬季出葉型の10種類の球根植物が落葉樹林下への植栽に適するものと考えられた。
著者
永田 誠
出版者
大阪府立大学
雑誌
大阪府立大學經濟研究 (ISSN:04516184)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.1-31, 2000-06-30