1 0 0 0 OA 月面環境試験

著者
星野 健 松本 甲太郎 四宮 康雄 片山 保宏 藤原 勉 若林 幸子 岡田 達明 久保田 孝 大槻 真嗣 岩田 隆浩 Hoshino Takeshi Matsumoto Kotaro Shinomiya Yasuo Katayama Yasuhiro Fujiwara Tsutomu Wakabayashi Sachiko Okada Tatsuaki Kubota Takashi Otsuki Masatsugu Iwata Takahiro
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発資料 = JAXA Research and Development Memorandum (ISSN:13491121)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RM-06-008, 2007-03-30

月の1日は地球の1日=24時間を単位とすると29.5日である。従って、月の昼は14.75日、夜は14.75日となり、月の赤道付近のレゴリスの温度は、昼は120度Cまで上昇し、夜は-180度C以下まで降下すると言われている。月面に軟着陸した探査機やローバが長期間その機能を維持するには、昼間の高温に耐えなければならないのは当然である。加えて、約15日間続く夜間を乗り越え、次の昼には活動を再開しなければならない。さて、現在我々が利用出来る機器は上記の厳しい温度環境に対し、どの程度の耐性を持っているのだろうか。高温側のデータは揃っていると言えるが、-180度Cという低温側のデータはほとんど無いというのが実情である。そこで、温度制御の出来る宇宙環境模擬装置を用いて、高真空の月面まで含めた月面環境試験を実施する事にした。
著者
新庄 直樹 Shinjo Naoki
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム2003論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of Aerospace Numerical Simulation Symposium 2003 (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-03-002, pp.48-52, 2004-03-25

The PRIMEPOWER HPC is a new Fujitsu HPC server, which combines the vector parallel processing technology of the VPP Series with the symmetric multi-processor (SMP) technology of the PRIMEPOWER UNIX server. The PRIMEPOWER HPC enables an SMP node configuration consisting of up to 128 high-speed (5.2 GFLOPS) scalar CPUs to be built. As up to 128 processing nodes can be crossbar-connected via a high-speed optical interconnection unit, the maximum configuration of the parallel multi-node system attains a logical performance of 85.2TFLOPS and 64 Tbytes of main memory. Features for high performance include high-speed CPUs, high-speed (133 gigabytes per second) snoop performance, and a barrier synchronization unit, while features for high reliability include redundancy of the node crossbar switch units and partitioning. This paper describes the parallel processing method and hardware features of the PRIMEPOWER HPC.
著者
堀井 道明 土性 裕彦 森 茂博 馬場内 隆男 内田 雅士 Horii Michiaki Dosho Hirohiko Mori Shigehiro Babauchi Takao Uchida Masashi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 低推力・連続加速を用いた宇宙ミッションに関する研究会論文集 = JAXA Special Publication: Collection of Papers Presented at the Meeting on the Study of Space Missions Propelled by Low-Thrust and Sustained Acceleration (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-07-020, pp.7-12, 2008-02-29

Geostationary satellites need yearly velocity increment of 40 to 50 m/s for the North-Sounth (NS) station keeping. JAXA's recent satellites are adopting low-thrust and high Isp (specific impulse) engines such as DC arc jets and ion engines for the NS station keeping. This paper reports the operation results of such NS maneuvers for the Data Relay Technology Satellite (DRTS: KODAMA) and the Engineering Test Satellite-8 (ETS-8: KIKU No.8).
著者
村井 祐一 Murai Yuichi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第4回EFD/CFD融合ワークショップ = JAXA Special Publication: The 4th Workshop on Integration of EFD and CFD (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-11-009, pp.5-22, 2012-01-20

第4回EFD/CFD融合ワークショップ (2011年1月25日. 秋葉原コンベンションホール), 千代田区, 東京都
著者
碓井 美由紀 國中 均 Usui Miyuki Kuninaka Hitoshi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: イオン加速グリッド耐久認定用数値解析JIEDI(JAXA Ion Engine Development Initiatives)ツールの研究開発ワークショップ 2006年度報告書 = JAXA Special Publication: Annual Report of Workshop on Research and Development of JIEDI (JAXA Ion Engine Development Initiatives) Tool for Numerical Evaluation of Ion Engine Grid Lifetime, FY2006 (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.28-31, 2007-03-30

イオンエンジンの寿命を制限する要素にはイオン加速グリッドの損耗がある。その耐久認定には、実時間で数万時間級の耐久試験を行うという現状がある。しかし、今後のイオンエンジンを用いたミッションにおいて、耐久性の向上化、長寿命の要求などの進展により、このような長時間試験は現実的ではない。そのため、今後は実時間試験は数千時間級にし、数値寿命予測と合わせた耐久認定方法が提案されている。本研究では、実際に2万時間耐久試験を行ったイオン加速グリッドの損耗形状測定を行い、断面形状特性、周方向角度に対する半径特性について報告をする。資料番号: AA0063329004レポート番号: JAXA-SP-06-019
著者
岡田 雅樹 臼井 英之 大村 善治 上田 裕子 村田 健史 Okada Masaki Usui Hideyuki Omura Yoshiharu Ueda Hiroko O. Murata Takeshi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第3回宇宙環境シンポジウム講演論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 3rd Spacecraft Environment Symposium (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.83-86, 2007-03-30

小型科学観測衛星「れいめい」(INDEX: INnovative technology Demonstration EXperiment)は、2005年8月に打ち上げられ順調にオーロラ微細構造の観測を続けている。我々は、れいめいに搭載された3対のラングミュアプローブ(CRM: plasma CurRent Monitor)を用いたプラズマパラメータの高分解能観測を行っている。CRMのデータはオーロラ帯プラズマの密度、温度の計測に有効であるだけでなく、飛翔体環境の理解を深めるためにも有効で、シミュレーションによる解析と比較することによって、オーロラ粒子による衛星帯電の機構解明に役立つものと考えられる。一般に、極域においては降り込みオーロラ粒子の影響によって衛星は負に帯電し、ラングミュアプローブによるプラズマパラメータの計測は困難であるといわれている。CRMでは、シングルプローブ1対とダブルプローブ2対による複数センサーによる観測を行い、衛星帯電の影響や太陽光による光電子の影響、ウェイクの影響を考慮した観測を試みた。これらの影響は非常に複雑で、計算機シミュレーションとの比較を行うことによって初めて、複雑な飛翔体環境の効果を取り除いたプラズマパラメータの推定が可能になる。れいめい衛星が打ち上げられてから現在までの観測データとNuSPACEによるシミュレーションと比較することによって、CRMによる観測によってプラズマパラメータ以外に衛星の帯電状態、降り込み粒子との因果関係などが明らかになった。資料番号: AA0063585014
著者
岡田 雅樹 臼井 英之 大村 善治 上田 裕子 村田 健史 Okada Masaki Usui Hideyuki Omura Yoshiharu Ueda Hiroko O. Murata Takeshi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料: 第3回宇宙環境シンポジウム講演論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 3rd Spacecraft Environment Symposium (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-06-035, pp.83-86, 2007-03-30

小型科学観測衛星「れいめい」(INDEX: INnovative technology Demonstration EXperiment)は、2005年8月に打ち上げられ順調にオーロラ微細構造の観測を続けている。我々は、れいめいに搭載された3対のラングミュアプローブ(CRM: plasma CurRent Monitor)を用いたプラズマパラメータの高分解能観測を行っている。CRMのデータはオーロラ帯プラズマの密度、温度の計測に有効であるだけでなく、飛翔体環境の理解を深めるためにも有効で、シミュレーションによる解析と比較することによって、オーロラ粒子による衛星帯電の機構解明に役立つものと考えられる。一般に、極域においては降り込みオーロラ粒子の影響によって衛星は負に帯電し、ラングミュアプローブによるプラズマパラメータの計測は困難であるといわれている。CRMでは、シングルプローブ1対とダブルプローブ2対による複数センサーによる観測を行い、衛星帯電の影響や太陽光による光電子の影響、ウェイクの影響を考慮した観測を試みた。これらの影響は非常に複雑で、計算機シミュレーションとの比較を行うことによって初めて、複雑な飛翔体環境の効果を取り除いたプラズマパラメータの推定が可能になる。れいめい衛星が打ち上げられてから現在までの観測データとNuSPACEによるシミュレーションと比較することによって、CRMによる観測によってプラズマパラメータ以外に衛星の帯電状態、降り込み粒子との因果関係などが明らかになった。
著者
井筒 直樹 福家 英之 山田 和彦 飯嶋 一征 松坂 幸彦 鳥海 道彦 野中 直樹 秋田 大輔 河田 二朗 水田 栄一 並木 道義 瀬尾 基治 太田 茂雄 斎藤 芳隆 吉田 哲也 山上 隆正 中田 孝 松嶋 清穂
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-22, 2008-02

科学観測用に使用されているゼロプレッシャー気球には,昼夜のガス温度差により夜間に浮遊高度が低下するという根本的な問題がある.これに対して,排気口がなく体積変化がほとんどないスーパープレッシャー気球は,バラストの必要がないため浮遊時間を大きく延ばすことが可能となる.しかし,皮膜に要求される強度が大きいため,小型の球形スーパープレッシャー気球を除いては実用化ができていなかった.我々は,この問題を解決することができるLobed-pumpkin 型気球を考案し,試験開発を行ってきた.多くの地上膨張試験,実際の飛翔環境における加圧破壊試験を繰り返した結果,設計上および製造上に多様な問題があることがわかり,順次これらの解決を図った.その結果,要求される性能を有するスーパープレッシャー気球の設計および製造方法が確立された.
著者
井筒 直樹 福家 英之 山田 和彦 飯嶋 一征 松坂 幸彦 鳥海 道彦 野中 直樹 秋田 大輔 河田 二朗 水田 栄一 Izutsu Naoki Fuke Hideyuki Yamada Kazuhiko Iijima Issei Matsuzaka Yukihiko Toriumi Michihiko Nonaka Naoki Akita Daisuke Kawada Jiro Mizuta Eiichi
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 大気球研究報告 = JAXA Research and Development Report: Research Reports on High Altitude Balloons (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-07-009, pp.1-22, 2008-02-29

科学観測用に使用されているゼロプレッシャー気球には、昼夜のガス温度差により夜間に浮遊高度が低下するという根本的な問題がある。これに対して、排気口がなく体積変化がほとんどないスーパープレッシャー気球は、バラストの必要がないため浮遊時間を大きく延ばすことが可能となる。しかし、皮膜に要求される強度が大きいため、小型の球形スーパープレッシャー気球を除いては実用化ができていなかった。我々は、この問題を解決することができるLobed-pumpkin型気球を考案し、試験開発を行ってきた。多くの地上膨張試験、実際の飛翔環境における加圧破壊試験を繰り返した結果、設計上および製造上に多様な問題があることがわかり、順次これらの解決を図った。その結果、要求される性能を有するスーパープレッシャー気球の設計および製造方法が確立された。
著者
平木 講儒
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
no.103, pp.1-55, 1999-03

近年, 火星・小惑星などの天体からサンプルを持ち帰るサンプルリターン計画において採集されたサンプルを地球に持ち帰る際に必要な再突入カプセルは主として受動的な空力安定性に頼って安定な飛行を達成することが多いが, これまでに行われたカプセル型物体の安定性についての研究から, 静的には安定であっても, 特に遷音速域において動的には不安定になり運動が発散する傾向があることが指摘されている。 本研究は, 扁平な形状を有するカプセル型物体に見られる動的不安定性現象に着目し, 実機飛翔の定量的な運動の予測をするための手順を確立すること, およびこれまでの研究で明らかにされなかった動的不安定性の発生メカニズムを理解することを目的とし, 風洞内で1自由度の回転運動を許容した模型の運動の観察および表面圧力の測定により実験的事実を蓄積し, それを基に動的な空気力を簡潔に表現した結果を用いて実機飛翔の運動を予測し, 実機飛翔結果と比較するというアプローチにより, 動的不安定性はカプセル背面の圧力変動によるものであること, その結果カプセルに生じる運動は流れ場との連成により達成される安定状態と考えられること, その運動の最大振幅はカプセル形状が相似であればマッハ数のみの関数として一意的に決められること, ここで示した手順により実機飛翔の運動の最大振幅は予測可能であることを示したものである。
著者
岡田 実
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
東京大学宇宙航空研究所報告 (ISSN:05638100)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.179-200, 1968-04
著者
山中 大学
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
no.20, pp.p43-59, 1987-08

1986年7月から実行段階に入った日中協同大洋横断気球実験に関連した, 盛夏季東支那海付近の気象学的知見(予測および実際)についてまとめる。鹿児島宇宙空間観測所(内之浦町)付近の地上気象は, 積雲対流や海陸分布に由来すると考えられる複雑な地上風と天候の日変化がある。上部対流圏の風向には大規模波動によると考えられる5-10日周期の時計回り回転がある。成層圏の風には, 東西波長200km 程度の重力波によると考えられる±5m/s 程度の風速変動がどの風向にも存在している。
著者
小平 桂一/渡辺 鉄哉/山口 朝三/中桐 正夫/渡部 潤一/田中 済/尾中 敬
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.2-15, 1988-09

乙女座銀河団の中心領域の遠紫外撮像観測を絶対較正された2機の望遠鏡と紫外域二次元検出器を用いて行ない, 今までに遠紫外(波長1500A)輻射量の測られていなかった9個を含む15個の銀河の絶対測光を行なった。また観測中に視野に入った紫外天体の同定と測光を行なった。