著者
松本 耕二 田引 俊和
出版者
山口県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、スポーツ活動に関わるボランティアの専門性を活動特性や活動意識との関係性に着目し類型化を試みことを目的とした。そこで障害者スポーツを推進する国際組織にかかわるボランティアを対象とした質問紙調査を実施した。スポーツにかかわるボランティアの活動特性(業務内容、活動期間、取得資格)と専門性(活動知識、活動適応感、報酬業務)との関連を分析した結果、地域で日常的かつ継続的に活動するコミュニティボランティアは、短期間、一過的な活動参加のイベントボランティアに比べ専門性意識が有意に高かった。また専門性意識には対象となる活動への興味・関心とスポーツ関連資格の有無が有意に関連していることが明らかとなり、関連資格取得がスポーツ・ボランティアの専門性に影響していることが示唆され、イベントボランティアとコミュニティボランティアの相違を確認した。
著者
安渓 遊地
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学國際文化學部紀要 (ISSN:13427148)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.107_a, 78_a-69_a, 2002-03-25

This is the summarized record of a 10-year conflict between a local Japanese woman and Mr. TATEMATSU Wahei, a famous writer. Ten years ago, the author and his wife stayed on an island in southernmost Japan, where they met with the woman. She narrated to them the islanders' animistic cosmology and the local wisdom that had been handed down through generations. They agreed to work together, and printed the narratives to be read by the islanders. Later, Mr. Tatematsu visited the island, obtained the pamphlet, and made use of it. He published articles using her narratives including her name and the name of the island. However, because the narrator and the editors were not informed, they unanimously protested to him about such an abuse of their work. Further, the woman could no longer continue her work of dyeing and weaving textiles because of the increase of the tourists wishing to see her. Knowing that these visitors were guided by the book written by Mr. Tatematsu, she and the editers demanded a withdrawal of the copies of his book to stop the violation of their human rights of privacy and copyright. The writer neglected their demands for a whole year until he was openly blamed for other plagiarisms from the writings of criminals under sentence of death. With this news, the woman decided to organize an association to cope with the' human rights violations by Mr. Tatematsu.
著者
安渓 遊地
出版者
山口県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1995

2年度にわたり沖縄県西表島の西部地区を中心に研究をおこなった。古くからの在来集落でありながら、まとまった記録がほとんど作成されてこなかった星立(干立)集落で民俗や方言の記録づくりに意欲をもつ住民の方(与那国茂一氏)との共同作業をおこなった。執筆者との密接な連係の上で、1)下原稿の校合、2)目次の作成、3)訂正・増補、4)追加執筆すべき項目の確認をへて、5)ワープロ入力へ進めた。その後、集落の最大の祭である節祭に合せて滞在し、執筆部分の多くをしめている節祭の実際を参与観察した。初年度に、400字づめ原稿用紙150枚分の下原稿をつくり、2年度には、それを200枚相当の印刷用の版下として話者に贈呈した。こうした地域誌づくりは島の住民の大きな関心を呼び起こした。例えば、祭の中のある芸能の台詞に細部で食い違う複数の伝承がある時、どれを記録に収録すべきかをめぐって激しい議論が公の場でも闘わされることを知った。「記録」とそれにともなう「撹乱」の問題は、文化人類学をはじめとする野外科学の研究倫理の中心的なテーマのひとつであるが、調査期間中に干立集落では、祭の撮影等の取材について「1、取材許可の腕章を付ける、2、ともに祈りをささげる、3、立ち入り禁止区域を守る、4、公表の前に許可を求める」の4条件を住民が主体となって決定した。2年間の研究の結論としては、1)たとえ、話者が筆をとるにしても、「記録」という行為はそれにともなう「撹乱」について事前に十全の配慮を要すること。2)「記録」のガイドライン作りも、住民が主体となって進めるものであって、外部の研究者の役割は、あくまでそのための助言程度に止まるべきであると考えられた。
著者
水津 久美子 橋本 瞳
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.89-101, 2017-02-28

学校給食の7つの目標の一つに「我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること」があげられているが、その具体的な方法や内容を示した資料は少ない。そこで本研究では、伝統的な食文化への理解について、特産品と郷土料理に着目し、学校現場で行われている教育活動の実態を把握することを目的とした。島根県内のA市、B市に勤務する栄養教諭17名を対象に無記名自記式の質問紙調査を行った(有効回収率100%)。調査内容は、学校給食で使用及び提供した特産品及び郷土料理、児童生徒への教育方法並びに教育内容、今後取り入れていきたい活動の4項目とした。その結果、学校給食で使用した特産品は、島根県オリジナル野菜の「あすっこ」、郷土料理は「しじみ汁」が多く、教育方法はどちらも「給食時の放送」が多かった。また教育内容について多かった項目は、特産品は「旬」、郷土料理は「使われている材料」であった。今後さらに取り入れていきたい活動では、体験的な活動(調理実習や栽培など)が約半数を占めた。以上の結果から、教育方法・内容については島根県食育推進計画をほぼ網羅するものであったが、両市の栄養教諭はさらに多様な活動を取り入れたいとする様子がうかがえた。今後教育活動を充実させていくためには、栄養教諭と学校・家庭・地域がこれまで以上に連携して教育を行っていくことが重要である。
著者
中村 文哉
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.13, pp.41-91, 2020-03-31

ともに「慢性伝染病」に分類される「癩」と「結核」は、1904年の省令「結核豫防ニ關スル件」および1907年公布の「癩豫防ニ關スル法律(件)」を端緒に、明治後期、それらの豫防関連法規が整備されていった。更に、両疾病の特効薬となった抗生物質は1950年代前後から実用化され、化学療法の途により、治癒に至る消長の過程も、重なる。沖繩縣においても、「本土」と同様の過程を辿った。本稿は、戦前期の「癩」および結核予防関連法規およびそれらの各條文から、沖繩縣の関連地方制度も踏まえ、相互のネクサス(nexus)を、引き出す。そして、それらのネクサスから、これら予防法の前提をなす「論理」を照射する。以上の考察を踏まえ、「癩」および結核の豫防法関連法規には、病者・患家を取り締まる「淸潔方法及消毒方法」に象徴される国家利害を前提とした感染予防対策・病者所と在宅療養とを抱きあわせにした論理、「療養ノ途ナキモノ」への救恤の論理、療養所構築による入所療養の論理が混在・共在する法理が示され、患者の医療に関する規定が希薄であること、そしてそれらの混在ないし共在が、〈豫防法〉といわれる法規の特性であることを、論示したい。
著者
水谷 由美子 田村 奈美 山本 成美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.14, pp.105-113, 2021-03-31

古来より生活の知恵あるいは風習として着物や洋服の古着や残された生地を活用して、新しい衣服や生活小物が作られてきたが、現代のアパレル産業においてもアップサイクルが課題となっている。本論でテーマにしているアップサイクルは、リユースのように、そのままを再利用することやリサイクルのように原料に戻す、つまり布から糸へそしてまた新たな布や別のものを作ることとは異なる。古くなって不要なものを捨てずにもともとの形状や特徴などを活かしつつ、新たなアイデアを加え、デザインすることで別のものを作ることを意味している。その結果作られた衣服にはより高いデザイン性があり、商品としての価値が高まっているというように、アップサイクルは、新たな価値創造をすることを意味している。ファッション領域では、マルタン・マルジェラが自身のブランドを立ち上げた1988年頃から脱構築主義や1980年代のバブル経済を背景とした使い捨て文化への対抗として、古着や鬘、エコバックや壊れた陶器など使い捨てられる前のあらゆるものを活かしたコレクションを発表している。彼のコレクションは芸術性が高く、マルジェラの固有のコンセプトとして評価されていたが、ハイファッションにおいて本格的な追随者は多くなかった。2015年に国連で持続可能な開発目標が採択され、地球温暖化や海洋プラスティックゴミの問題が喫緊の問題となってきた現在、服飾に関する廃棄物はファストファッションや大量生産服のみならず、プレタポルテやオートクチュールにおいても、解決すべき重要課題となっている。ファッション雑誌などのメディアでは「サステナブルファッション」という用語は頻繁に表紙を飾り、特集が組まれている。本論は、こうした時代背景を考慮しつつ、アップサイクルの1つの開発の手法として、回収された服ではなく、所有者が特定の1人であり、その人の服を使って3つのグループが一定のテーマのもとで、それぞれが1セットの服を作るというワークショップを実施した。マルジェラのようなイノベイティブな服飾デザインではなく、服飾におけるデザインペルソナの多様な活用の1つとして実践したワークショップで、服飾デザインのプロセスやその結果について検証し、アップサイクルなデザインの可能性について明らかにした。
著者
にしゃんた J.A.T.D.
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学國際文化學部紀要 (ISSN:13427148)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.a35-a51, 2007-03-31

International is not a new word for Japanese, this word has been used for a long period. However this word International does not mean the same thing to both Japanese and non Japanese in this country. In this paper we will study how the word International appears in the eyes of non Japanese. Japan these days has come to the stage where it is suffering from a declining number of children and labor force. Acceptance of immigration has been pointed out as an answer to this problem. However, before Japan can move to the next stage of accepting new immigrants, arguments are needed for postponed or ignored issues that been occurred in the past time in this country, issues which obstruct Japan from becoming a multicultural society.
著者
大野 正博 松本 智保
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.13, pp.23-28, 2020-03-31

大豆加工品の中でも豆麹は蒸煮大豆に麹菌を繁殖させ製造したものであり、味噌や醤油の原料として使用されている。大豆加工品には血圧抑制活性の指標とされるアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性や抗酸化作用の指標とされる DPPH ラジカル消去活性があると報告されている。そこで本報では、タンパク質含有率が中程度の品種であるタチナガハおよびタンパク質含有率が高い品種であるサチユタカの2 種類の大豆を用いて豆麹を作製し、大豆の品種差異が豆麹のACE 阻害活性、およびDPPH ラジカル消去活性に与える影響について比較検討した。その結果、予想に反してサチユタカ由来の豆麹よりタチナガハから作製した豆麹のACE 阻害活性が高かった。また、タチナガハから作製した豆麹の DPPH ラジカル消去活性よりもサチユタカ豆麹の活性のほうがより高かった。Among processed soybeans, soybean koji is produced by breeding koji mold on steamed soybeans and used as raw materials for miso and soy sauce. It has been reported that processed soybeans have angiotensin Ⅰ conversion enzyme (ACE) inhibitory activity, an indicator of blood pressure suppressing activity, and DPPH radical scavenging activity, an indicator of antioxidant activity. Therefore, in this report, we produced soybean koji using two kinds of soybeans, Tachinagaha, a cultivar with a medium protein content, and Sachiyutaka, a cultivar with a high protein content. And we compared the effects of soybean varieties on ACE inhibitory activity and DPPH radical scavenging activity of soybean koji were compared. As a result, unexpectedly, the ACE inhibitory activity of soybean koji prepared from Tachinagaha was higher than that of soybean from Sachiyutaka. In addition, the activity of scavenging DPPH radicals of soybean koji made from Sachiyutaka was higher than that of soybean koji from Tachinagaha.
著者
池田 史子
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学國際文化學部紀要 (ISSN:13427148)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.A11-A21, 2006-03-07
被引用文献数
1

This article examines the accent system of nouns in the dialect of Tokuji Town, located in Yamaguchi Prefecture. In addition the article looks at the accent rules which are made when these nouns are put together to form compound nouns. It was found that the accent of these compound nouns is decided by the number of mora in the second element of the compound noun.
著者
下笠 徳次
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学國際文化學部紀要 (ISSN:13427148)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.98_a-97_a, 68_a-49_a, 1998-03-25

In our previous paper ("Aspects of Alice's Personality As Seen in Alice's Adventures in Wonderland", Bulletin of The Faculty of International Studies, Yamaguchi Women's University, No. 2,1996,pp. 87-94), we discussed Alice the heroine's characters or personality in detail. As a result, we found that Alice is a girl of 'multi-character'. Now, what about Alice's personality in the latter literary work? We readers are very much interested in how much Alice's personality has changed between these two masterpieces of juvenile literature. It is of great importance to keep in mind that there is time span of six years between these two works : the composition date of the former work is 1865,and that of the latter is 1871. Despite this chronological fact, Alice has grown only half a year in the latter literary work. The fact that there is only half a year of time lag in Alice's age between these two works seems to have a connection with whether we can recognize some changes in her personality throughout these two Alice Books. Taken all in all, plus-oriented personality seems to be far more outstanding. Plus-oriented characters do not weaken even when she grows older. On the other hand, minus-oriented characters tend to lessen toward the latter work. As there is time lag of six years between the two works, Alice should be fairly grown-up or maturer. Nevertheless, Alice's characters haven't changed noticeably. It is just because she has grown only half a year old from the former to the latter work. We find that Mr. Dodgson wanted Alice to remain pretty and naive for any length of time. Mr. Dodgson didn't want her to get older. He wanted her to be an eternal little girl or child.
著者
中村 文哉
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.12, pp.51-87, 2019-03-29

本稿の主題は、1907年に公布された「癩豫防ニ關スル法律」(1907年法)と、それを1931年に改正した「癩豫防法」(1931年法)との比較を通して、両者の各條文間の異同を明らかにし、1907年法および1931年法との不連続性と連続性を明らかにする。更に1907年法および1931年法のそれぞれの「施行規則」の條文間の異同を追う。これらの法律・規則には、対応関係がみられるので、1907年法から1931年法に継承された点と、大きく改正された点を明らかにすることができる。更に1931年法「施行規則」の各條項に示された規定が、「癩豫防法施行細則(沖繩縣)」および「癩豫防法施行手続(沖繩縣)」という地方制度の各條項と、如何なる連関のもとに、盛り込まれていったのかを、それらの各條項から類推することを通して、当時の沖繩縣下のハンセン病問題の輪郭を、示したい。但し、本稿は、1931年法改正点の、大きな焦点となる<從業禁止>関連規定と<生活費補給>関連規定をめぐる地方制度の検討は、紙幅の都合上、別稿を用意する。本稿を端緒とする一連の考察の最終的な目的は、「癩豫防法」と沖縄社会との関連を、同法の関連地方制度である「癩豫防法施行細則(沖繩縣)」および「癩豫防法施行手続(沖繩縣)」の條文を踏まえて、捉え返すことにより、何が観えてくるのかを、示すことにある。その際の問題の所在は、ハンセン病療養所を前提とする「癩豫防法」は、その前提となる療養所なしに、如何に機能し、ハンセン病者たちに、どの様な現実を帰結せしめたのかを、明らかにすることである。
著者
佐々木 直美
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.12, pp.1-7, 2019-03-29

本研究は、配偶子提供を受けて生まれた子どもに対して、親が出自を伝えるか否かの意思決定に関連する心理的要因について大学生を対象として調査したものである。データは自由記述によって収集し、内容分析を行った。その結果、積極的に伝えようとする理由には、「真実を子どもが知ることによる親子関係の崩れに対する懸念」があり、伝えるつもりがない、あるいは子どもが知りたいと願った場合にのみ伝えるという人々は、「真実を知りたいという子ども自身の意思にゆだねたい思い」があった。本結果と先行研究から、子どもへのテリングに関して親が先送りしたい、あるいはためらいがあるかもしれないことを支援者は理解しておくことが必要である。また、提供を考える段階から子育ての全期にわたって、支援者が受容的な態度で、ニーズに応じた相談をいつでも受けられるようなシステムを作ることが望まれる。
著者
渡辺 滋
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学学術情報 (ISSN:21894825)
巻号頁・発行日
no.12, pp.25-40, 2019-03-29

1933~34年にかけて、海軍部内で当時の大臣の名前に由来する「大おおすみ角人事」と称される大規模な更迭人事が行われた。この人事の最後に位置したのが、堀悌ていきち吉中将の退役人事(国際協調派)と艦隊派(対外強硬派)のせめぎ合いのなか、前者の中心人物で海軍きっての逸材といわれた堀が、最終的に退役に追い込まれるまでの過程を、学界未紹介の史料なども使いながら、検討していく。
著者
西田 光一
出版者
山口県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

2018年度は次の2本の論文を発表した。(1) An anaphora-based review of the grammar/pragmatics division of labor. BLS44, 213-227.(2)「談話内のことわざの代用機能とグライスの協調の原理の再評価」『語用論研究』20, 41-61.(1)は、英語の定名詞句の同一指示用法を題材に、文法と語用論の分業の在り方を議論し、Ariel 2010, 2017の言う意味で、文法は記号化の規則であり、語用論は推論の導き方であるという区分を発展させたものである。特に記述内容の豊かな定名詞句が前方照応的に使われる条件を明らかにし、そのような名詞句とことわざの談話機能の共通点を指摘した。ことわざは、先行文脈の主題の指示対象に類似の意味の名詞句を導入する機能があり、それを照応の観点から分析することを提案した。さらに、文法と語用論はともに文法的な慣習に作用するが、文法の関与が不完全なところに語用論が関与するという一般化を導いた。(2)は、日本語のことわざを題材に、文字通りの意味では語用論的説明に合致しない定型表現が談話で生産的に使われる理由を解明した。ことわざは先行文脈を評価し要約する機能を担うが、これはことわざが代名詞に類した代用表現であり、先行文脈から内容を受け取ることに由来する。代名詞が名詞句の代わりとして代-名詞であるように、ことわざは先行文脈の代わりとして代-談話表現と言えることを示した。この議論を英語の例に応用し、2019年11月にアメリカのAMPRA 4で、"Proverbs as proforms of evaluative utterances"と題し、研究発表した。これまでの私の照応研究は指示の同一性が中心だったが、意味の同一性の観点から、文法と語用論における照応の役割がより深く理解できてきた。
著者
水谷 由美子 岡部 泰民 高畠 海 山崎 忠道 新留 直人 ニイニコスキ ノーラ リンネ ピイア
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学大学院論集
巻号頁・発行日
no.4, pp.59-80, 2003

This essay concerned with Practical reserch through cooperation between industry and universty on international exchange and Fashion design. In particular, it is concerned with the case of the activities of the Yamaguchi Culture Lunge and Exshange between