出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1301, pp.48-54, 2005-07-25

日経新聞は読まない。仕事でポロシャツを着ない。ゴルフはしない。財界活動もしない——。 「TSUTAYA(ツタヤ)」を全国展開するAV(音響・映像)ソフトレンタル最大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)社長の増田宗昭は、この3月まで自らに4つの禁を課してきた。「喪に服してたから」と増田は言う。その間、「地獄」も見た。 なぜ喪に服したのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.36-39, 2011-05

「家は壊れたが私は大丈夫だ。落ち着いたらまた会おう」。テレビカメラを通じて、離れて住む家族にメッセージを送る70代の男性。肉親と離れ離れで避難所生活を送りながら「僕らも頑張るから一緒に頑張りましょう」と呼びかける中学生。東日本巨大地震の被災者たちのメッセージは、「伝える」ことの力を日本中に改めて知らしめた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1546, pp.38-40, 2010-06-21

「いらっしゃいませ、おはようございます」。5月28日朝、会社員やOLで混雑する東京都千代田区の「ローソン神田錦町二丁目店」に、ローソン関東トレーニングセンターの李相松氏の元気な声が響いた。 李氏は中国吉林省出身。ローソンが2008年に始めた外国人の正社員採用の第1期生だ。成城大学の大学院で学んだ後に入社。
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.371, pp.36-39, 2006-06

人は同じ失敗を繰り返すもの。よほど気を付けないと、趣味や嗜好にとらわれて、以前と似たような失敗をするね。特に料理人は、一種のアーティスト。自分の思いが店や料理に出やすいので気を付けなきゃならん。俺も以前はアーティストとしての自分と、経営者としての自分を半々に持っていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1186, pp.10-12, 2003-04-07

3月31日、ダイエー専務の平山敞たかしが退任した。「皆さん、元気をなくしたら負け犬になるんですよー」と、独特の風貌と言い回しで現場を鼓舞する根っからの営業のプロ。創業者の中内撃ニ対立し、ダイエーを離れたが、経営から完全に退いた中内に再建を託されて、2001年1月に社長に就任した高木邦夫率いる新体制で、副社長に就任した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.339, pp.22-24, 2012-12

午前8時半。早朝の大会議室は張り詰めた空気に包まれる。「大阪支店のみんな、これが中国の成都にあるうちの店の写真だ。売り場の見せ方、いいよね。すぐに大阪でも取り入れて」。 タオルメーカー、内野(東京・中央)の内野信行社長がテレビ会議を通じ、遠隔地の社員に次々に指示を飛ばす。毎週火曜、木曜に開く「SS(エスエス)会議」ではお決まりの光景だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1414, pp.70-73, 2007-10-29

久しぶりに百貨店のスーツケース売り場を訪れた人は、その変化に驚くかもしれない。かつて多くの店で売り場の顔となっていたサムソナイト製品がすっかり姿を消しているからだ。代わりに前面に並んでいるのが「プロテカ」というブランド。様々なデザイン、カラーの製品が並んでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1302, pp.11-13, 2005-08-01

こんなキャッチコピーとともに、ユニクロの店頭に今、華やかな浴衣が並んでいる。柄は実に30種類。価格は巾着と帯がついて3990円で、7月28日までは2990円の「限定特価」だった。百貨店で購入する場合の半値以下。ブラウスを買うお手軽予算で、夏の夜、花火大会に出かけるための一式が揃う。 この浴衣は中国製だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.820, pp.163-167, 2002-04-22

会議室の空気は,険悪な雰囲気でみなぎっていた。部屋を埋め尽くした80人もの参加者は,ほとんど口を開かない。延々と議論を続けているのは,テーブルを挟んで向き合った2人だけ。いや,それは議論と呼べた代物ではなかった。何とか逃げ道を見つけ出そうと必死の1人を,いきり立ったもう1人が,情け容赦なく追求する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1254, pp.114-118, 2004-08-09

選挙戦に入る前からマスコミ、特にテレビは年金の問題とかで小泉(純一郎)首相の悪口ばかり言ってたでしょう。民主党に有利になるんだろうなと予想はしていたんですが、思った以上の結果になってしまいました。(保守王国と呼ばれる)群馬県でも、有権者がマスコミに乗せられてしまったんですよ。
著者
大谷 珠代
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.329, pp.132-136, 2003-06

つい2年前までは、東京・白金の小さなピッツェリアだったのに、今やイタリアンから和食店まで、12店を展開する年商10億円(2003年3月期見込み)の急成長企業。これが、グラナダだ。 特に今年4〜5月の出店攻勢はすさまじかった。まず、4月25日にオープンした「六本木ヒルズ」に、ミラノの二つ星リストランテ「サドレル」など2店を同時に出店。
著者
中沢 康彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.292, pp.51-55, 2009-01

星野リゾートは2001年にリゾナーレの再生を開始した。社長の星野佳路は「家族で来てもらい、子供と大人がともに楽しめるリゾートにしよう」と発想した。このコンセプトに合わせて、子供が工作を楽しむ間、親が隣接するブックカフェでくつろげるようにするなど、新しいサービスを取り入れた。その結果、赤字の続いていたリゾナーレは04年、黒字に転換した。
著者
小山 裕久
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.325, pp.106-109, 2003-03

◆——徳島の料亭「青柳」の主人として伝統的な日本料理を手掛ける一方で、東京でモダンな日本料理店「basara(バサラ)」を展開したり、調理師学校(学校法人平成調理師専門学校)まで運営しておられる。料理人から次第に経営者の感覚に変わってきたということでしょうか。小山 いえいえ、いまだに自分は料理人だと思っていますし、その原点は実家の「青柳」にあります。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.786, pp.143-147, 2001-01-01
被引用文献数
1

無理もない。この段階で,「排気が少ない掃除機」を製品化できると考えていた技術者は一人もいなかったのだから。 確かに,排気を逃がすことが許されれば,掃除機本体を若干は冷せる。モータやコード・リール部が過熱する問題は解決できるかもしれない。だが,それはあくまで机上の話である。それを製品に作り込めるかどうかは,まったくの別問題だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.856, pp.211-215, 2003-09-15

「こういう仕事をしていると,何か盛り上がりというか,機運の高まりみたいなものを感じることがあるんですよ。『そろそろ何か発表しそうだなぁ』というような。それで,あのときの展示会は,すごくこう,何というのか…。そう,異常な雰囲気とでもいえばいいのでしょうか。ドラマチックなところがあった」 ゴールデンウイークも間近な2001年4月27日。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.110-112, 2012-07

前回からの続き。ナゼナゼ社の工場にて。「ちょっといいですか」。昨日海外から帰国したばかりの大山事業部長が岸辺製造部長に声をかける。予期せぬ事業部長の工場訪問に驚く岸辺部長。 「昨日インドからお帰りでしたよね。お疲れ様でした。帰国早々の工場訪問ですか。今日はまた何でしょうか」「私の留守中に色々あったようですね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1692, pp.100-103, 2013-05-27

この男が姿を現すと記者会見の雰囲気は一変する。4月下旬、ローソンが開いた国産素材を使った弁当の発表会。登壇したのは、同社の副社長執行役員COO(最高執行責任者)の玉塚元一だ。 「(声が大きいから)マイクはいらないよね」。
著者
西本 利一 寺山 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1504, pp.78-80, 2009-08-24

問 本社のオフィスは賃貸ビルのワンフロアで、人影もまばら。社名を飾る立派な看板もない。失礼ながら、電炉業界最大手の本社には、とても見えません。 答 そうかもしれませんね(笑)。本社にいる社員は40人ほどです。昼間はほとんどが外出していますから、来社したお客様が、社員の少なさにびっくりされることもありますね。
著者
小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.317, pp.72-73, 2002-12-13

「おーい,こっちの草を刈るぞー」——。2002年8月,愛知県との県境に近い長野県南部の山あいに,男たちの威勢のいい声がこだました。彼らは地元・長野県阿南町の建設会社,かどや工務店の社員たち。長野県が発注した森林整備業務を指名競争入札で落札し,急斜面の草刈りに初めて挑んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.8, pp.58-60, 2005-09
被引用文献数
1

ANAは、2005年3月期で経常利益で過去最高となった。その要因はCS向上策が軌道に乗ってきたことばかりではない。2000年から収益管理の仕組みをシステムで再構築してきたことも見逃せない。この取り組みにより、1986年に東京・グアム間を就航して以来赤字が続いていた国際線も黒字となった。4年間の改革で約70億円の増収効果をもたらしたのだ。