著者
管 宗次
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.164-159, 2007

The late Edo period was the time when dilettantism flourished. Many literary aficionados in the Kyoto-Osaka district wrote novels, annotated classical literature, held waka and kanshi poetry parties, invited their friends to sencha tea and praised pictures they had drawn with one another. Literary men had many pseudonyms: they used different noms de plume when they made kanshi: haikai, waka and kyoka, drew pictures, and wrote novels. The various names stood for sundry characteristics of the person. Hiratsuka Hyosai was one of the most conspicuous literary aficionados in Kyoto. He had many different pen names mainly because he was affected by his friends of high society. It was also because he did not want his real name known to the world, as he was a shogunate official, a police sergeant of the Higashimachi magistrate's office of Kyoto.
著者
遠藤 晶 花木 沙織
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.31-39, 2007

It is the most important for little children that using their whole bodies,they imitate somethingand express freely their selves with various kinds of rhythm.We continue to create works of body expression and introduce those to teachers in a nurseryschool or a kindergarten. So we should know how they put the work into practice and consider whatfactors give little children good effects through enjoying body expression.We give a concrete example for discussion. We created a work,"Wish fine day tomorrow",forwhich we got the idea from daily children lives.Little 62 children,four years old,could be enjoying our work in the athletic festival of their kindergarten.We could see,by cooperation of the kindergarten,how they performed it as their ownexpressions and what influences they could have in their daily lives after their experiences.Then,we consider teaching materials of body expression and how to teach them.
著者
森谷 尅久 藤本 憲一 角野 幸博 平松 幸三
出版者
武庫川女子大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

家庭機能の外部化は、都市化と密接に関係する。都市への人口集中が、必然的に住宅価格を引き上げ、一家の居住面積を縮小した。結果的に家庭が果たしていたある部分が、外部化されていく。家庭機能の外部化が進行するということは、都市が拡大された家庭の役割を果たすことを意味する。家庭機能の外部化の進行は、経済発展と深く関わっている。戦後の急速な工業化社会の中で、第一次産業従事者が減り、代わりに第二次・第三次従事者が増大していった。まず食事機能の外部化を歴史的にみると古代から中世にかけては、花会の宴・歳賀の宴が盛んになっている。花会は梅・桃・桜・ハス・萩・菊の宴が主流であるが、遠出して野趣を味いながら一日を過ごすことも多くなった。その後、日本の宴会はいっぽうで確実に外部化が進み、多様化を示すとともに、また内在化も確実に定着しはじめている。現代の外食産業については、ファーストフードに代表されるが、その多様化も急速に進行中である。また宿泊機能の点ではなく、わが国におけるホテルの歴史は幕末の開港とともに始まった。神戸、横浜、長崎などの開港場には外国人の居留地が整備され、商用で訪れた外国人のための宿泊施設が、外国人の手によってつくられた。わが国のホテルは、外国人の旅行客をもてなす施設として誕生したため、一般には「洋風の宿泊施設」として理解されている。しかしその概念規程ははなはだ曖昧であり、このことは、ホテルの多様化をもたらしたと同時に、ホテルという用語の混乱を招く結果ともなった。さらに、ホスピタリティ機能の外部化について病院は、戦後、高度経済成長にともなう都市化の進行につれて、家庭で行えない療養の場として、急速に需要を延ばした。現代の日本人は、大多数が病院で生を受け、半数以上が病院で生を終える。病院は、日本人にとって実に身近な存在になっている。入院が驚くべき出来事ではなくなるにつれ、病院は家庭の延長としてとらえられるようにもなった。以上、本年度は食事・宿泊・ホスピタリティ(療養)の三つの家庭機能について、その外部化を考察した。
著者
松井 徳光 田畑 麻里子
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

ヤマブシタケは小さめの粒度、シイタケは大きめの粒度で、生理活性やイソフラボン濃度、核酸濃度が高くなることが判明した。また、マウスを用い発酵黒大豆が安全であることを明らかにした。発酵することで新たな機能性が付加され、また、スエヒロタケにおいて抗酸化活性が著しく高値を示す味噌を作成することができた。さらに、アレルゲンタンパク質の低下も観察され、機能性を有する黒大豆味噌の試作に成功した。スエヒロタケで発酵させた発酵黒大豆中に、エクオールを検出することができた。つまり、腸内の乳酸菌でなければ作ることができないと考えられてきたエクオールを、担子菌発酵で製造することの可能性を示唆した。
著者
田中 孝彦 安東 由則 上田 孝俊 倉石 哲也 福井 雅英 筒井 潤子 山内 清郎 影浦 紀子 渡邉 由之 間宮 正幸 早川 りか 西堀 涼子
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、複数の地域で教師と教師教育者からの継続的な聴きとりを重ねた。その結果の概略は次のとおりである。①多くの教師が、子どもの生存・発達・学習への要求に応える援助的・教育的実践を、父母・住民・援助職と共に模索している。②教師教育の現場では、学び手が福祉・医療・心理臨床などの諸分野で蓄えられてきた子ども理解の経験・洞察を摂取できるように、子ども理解のカリキュラムの開拓の試みが始まっている。③教師教育者の間では、自らの人間的・専門的な成長のための自己教育についての関心が徐々に熟してきている。そして、これらの聴きとりをもとに、子ども理解のカリキュラムの構築にかかわる諸課題の理論的検討を試みた。
著者
村田 成範 木下 健司 増見 恭子 林田 真梨子
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究における教育活動として、当初の高等学校での出前講義・実験および大学での初年次教育に加え、小学生とその保護者、飲料関連企業、薬局などで、遺伝子検査を含むゲノム科学リテラシーセミナーを実施し、遺伝子に関する教育方法および解析技術を改良した。アルコール遺伝子検査を行った大学では3年次以降での追跡調査も開始した。教育方法の改善に加えて、高校での遺伝子実験法の改良により、生徒自身が実験を主導できる実験系プロトコールを開発し、個人情報取り扱いを含めた高校生主体プロジェクトの開始に向けた検討を行った。また大学でのアドバンス科目用として遺伝子情報取り扱いのための基礎技術も開発した。
著者
茅野 宏明
出版者
武庫川女子大学
雑誌
萌芽的研究
巻号頁・発行日
1996

身体障害者に対する余暇教育プログラムの効果を明らかにすることを目的とした本研究は、平成9年5月から兵庫県立総合リハビリテーションセンター、重度身体障害者更生援護施設にて開始。5月中に余暇評価を実施し、ソーシャルワーカーとの協議の結果、7名をメンバーに選出。同年10月に再度余暇評価を実施。その時点で、継続意志なし(2名:現在や今後の余暇生活に不安なし)、退所(1名:8月末退所)、入院(1名)、継続中(2名)、完了(1名)。完了した1名について、2回にわたる余暇評価の差が、余暇に対する自発性(3.63から4.79)と余暇に対する退屈度(2.81から1.31)において、顕著に表れた。数値面だけでなく、実際に自らスポーツ系のクラブに入会し、退所後の継続的な余暇活動の実現を果たしていた。また、継続中の1名は、自分には無理だと思った活動を、同じ障害の人たちが行っているのをビデオを通じて発見し、『がぜん、やる気がでてきたぞ』と文集に書いた。同年10月から、新しいメンバーを6名迎えるとともに、余暇教育プログラムのワークシートを改訂した。平成10年1月時点で、継続中(5名)、長期欠席(1名)。継続中の5名は具体的な余暇活動計画へと進んでいる段階である。余暇教育プログラムを実施して、次の点が明らかになった。(1)現在行っているいないに関わらず、生活地域における活動が実現可能。(2)自分の好きなことを実現するために、自分自身への動機づけが比較的高いレベルで維持。(3)交友関係の広さが余暇生活への不安を減少する傾向。(4)余暇評価とケースワークとが同傾向を提示。今後の課題として、退所を目前にしないメンバー向けのワークシート開発の必要性と余暇教育プログラムの定着に向けてのケースワーク評価を重ねることがあげられる。
著者
高橋 享子 木本 眞順美 木本 眞順美
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

卵白アレルゲン・オボムコイドは、酵素や熱に対して強い耐性を示し、低アレルゲン化が困難と考えられている卵白主要アレルゲンである。本報告者は、オボムコイドを独自の手法で低減化することに成功したが、調理や製菓作製への応用性の低いものであった。しかし、本研究の結果、卵白の応用性として最も有効と考えられるメレンゲ作製に成功し、低アレルゲン化したメレンゲを用いた加工品の作製に成功した。さらに、低アレルゲン化メレンゲを用いて、スポンジケーキを作製した結果、生卵白メレンゲを用いたスポンジケーキの9割程度まで膨化したスポンジケーキの作製に成功した。
著者
西島 孜哉
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

西鶴の使用語彙から策定された人間文化の総体について、現時点では次のような試案を想定し、その吟味と検証、補訂を行っている。それは新しい人間文化のモデルを提言しうるものと考えている。人間文化を大きく5 つの構成要素に分類し、その要素を生成する小概念をたてる。What/Why何を/なぜ大切にするか(人間尊重・帰属性・規律性・社交性キーワード : 不義・人はならはせ・生国・義理・情・はなしHow/どのような生き方をするか(誠実性・着実性・知の継承)キーワード : 誠・長者丸・世の鑑What/How何を/どのように創り出すか(創造性・素人性・玄人性)キーワード : 仕出し・贔屓・家職・家業What/How何を/どのように求めるか(現実重視・精神性・向上心・競争心)キーワード : 浮世・訳知り・粋・天下一What/How何を/どのように受けつぐか(伝統文化融合・地域文化融合・国際性)キーワード : 俗源氏・珍奇・世界括弧内の小概念を成立させるキーワードを設定する。西鶴作品の中で人間文化と関わりのある語彙を選定してキーワードとして取り上げた。短期間の研究であり、キーワードは僅かしかあげえないが、今後引き続いて西鶴作品から数多くのキーワードを抽出しうると考えている。そのキーワード群によって構築する西鶴の人間文化図と現代の人間文化との対比によって、新しい提言が可能となるのである。
著者
松井 徳光 田畑 麻里子
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本応募研究課題の主要な実験内容は、食肉を発酵する担子菌のスクリーニングを行い、心筋梗塞や脳血栓などの血栓症を予防する担子菌由来および発酵作用によって生じる抗トロンビン活性、線溶活性、抗酸化活性および免疫力を高めガンを予防するβ-D-グルカンなどを有する機能性食肉を製造することである。研究の結果、食肉の発酵にはスエヒロタケが適しており、発酵に伴って肉懸濁液中のトリグリセライド量が減少し遊離脂肪酸が増加していること、トータルコレステロールおよび遊離コレステロールも減少の傾向を示したこと、それぞれの発酵期間後に独特の風味を呈することなど、機能性のみならず、新しい加工食品として有効であることが示唆された。さらに詳細な実験が必要であるが、本研究で、担子菌で食肉を発酵させることによって、脂肪分やコレステロールが分解できることが明らかとなり、担子菌による食肉の発酵は、より健康的な食肉の製造に適していることを確信した。
著者
石黒 京子 奥 尚枝 扉間 晶規
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1995

アレルギー反応を阻害する新規物質を天然資源から探索するため、これまでにアナフィラキシ-を短期間に誘発するマウスモデルを作製し、このアナフィラキシ-によるマウスの死亡率、さらにアナフィラキシ-に基づく血圧降下をを指標とした新規アッセイ法を確立してきた。この研究期間では上記のアナフィラキシ-アッセイ系が独創的に多方面にわたって有用に活用出来ることを以下の実験において証明した。1、上記のアナフィラキシ-発現にかかわるケミカルメディエーターの血圧に与える影響を先のアッセイ系を用いて検討した。その結果ヒスタミンがアナフィラキシ-の血圧低下のイニシエーターとして作用し、PAFおよびセロトニンがアナフィラキシ-症状の持続に関与するが、ブラジキニンは関与しないことを明らかにした。また感作により外因性のヒスタミン感受性が増加することも判明した。2、上記血圧低下および先の感作マウスのヒスタミン感受性増加に、NOが関与することを証明し、本法が天然資源より抗アレルギー薬としてのNO合成酵素阻害物質の探索に応用できることを示した。3、我々が開発したアッセイ法を用いて天然から見い出したホウセンカ(Impatiens balasamina L)の白色花弁の35%エタノールエキスの活性成分を単離し、構成決定を行い、アンフィラキシ-活性本体がフラボノ-ると1、4-ナフトキノ誘導体であることを確認した。またそれらの抗体産生前後やメディエーター遊離段階におけるアナフィラキシ-抑制作用メカニズムを明らかにした。現在も細胞レベル、分子レベルでのメカニズム解明に取り組んでいる。4、これらの実験を進めるに当たって、さらに多数の検体に対応できるように、上記血圧法の血圧変動のパターンを解析し、新たな測定法を作成した。
著者
大津 尚志
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.33-41, 2013

In the first half of the nineteenth century in the schools in France, moral education was based on Catholicism.In February 1848 the Revolutionary government decided to make a Republican government and thesystem of universal suffrage. Hyppolyte Carnot( Minister of Public Education and Religious Affairs) introducednew education law plans and orderd Charles Renouvier to make a new textbook for civic education(Manuel républicain de l'homme et du citoyen). The new textbook emphasized on" liberty, equality and fraternity"which was the slogan of revolutionary government and the socialism movement of 19th century in France.
著者
永島 茜
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.125-134, 2011

France plays an important role as a center of high culture, classic and modern arts in the world. Accordingto JNTO( Japan National Tourism Organization) reported, France was ranked as the first tourist in the worldwith 74 million foreign tourists in 2009, the Second was America /2009 year 54,9 million people). MostJapanese visited France as tourist with art interesting, especially the music and concert. However, there is littlepublished information on the brief introduction to the French public policy on music. Currently, more researcherhave gradually increasing their study focusing on the abundant cultural France. In order to givemore information about France culture for the cultural policy in modern Japan, My study aim is to set outsignificant elements on culture which has been such an important feature of modern French intellectual life.My primary focuses on the music field of France, especially the public policy of" Musiques Actuelles" whichinclude its background, history, and development.
著者
玉井 アキラ 高島 美和 宮崎 かすみ 松村 伸一 岩永 弘人 森岡 伸 野末 紀之 十枝内 康隆 角田 信恵
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

後期ヴィクトリア朝イギリスにおけるマスキュリニティの特質を理解するために、ウォルター・ペイター、オスカー・ワイルド、ジョン・アディントン・シモンズらの文学作品と批評作品について、まず綿密な読解を行い、続いて、それらのテクストに表象されている「友愛」との力学的関係を検証した。これにより、マスキュリニティと友愛との間のダイナミックな関係の諸相を把握することができた。
著者
松永 久美 萩中 淳
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

ニワトリ輸卵管より調製した卵白中の糖タンパク質であるα_1-酸性糖タンパク質(chickenα_1-AGP)遺伝子のクローニングを行い、chickenα_1-AGPのアミノ酸配列を明らかにした。chickenα_1-AGPタンパク質は、リシルエンドペプチダーゼ、トリプシンおよび臭化シアンを用いて、それぞれ特異的にペプチド結合を切断し、得られたペプチド断片の部分アミノ酸配列をもとに、BLASTホモロジー検索から4つの相同性のあるESTを得た。それらの配列から適切なプライマーを製作し、ニワトリ輸卵管のcDNAからPCRにより、chickenα_1-AGP遺伝子を得た。PCRで増幅した620bpのDNA配列中に、203残基のアミノ酸からなるORFが存在した。相同解析およびchickenα_1-AGPタンパク質のペプチド断片のN-末端アミノ酸分析結果から、卵白中のα_1-AGPは183残基のアミノ酸からなり、2個のS-S結合をもつことが明らかとなった。次に、MALDI-TOFMSによりchickenα_1-AGPのS-S結合および糖鎖結合位置を明らかにした。chickenα_1-AGPにEndo F/PNGase Fを作用させ、糖鎖を完全に水解したchickenα_1-AGP(cd-chickenα_1-AGP)を調製した。cd-chickenα_1-AGPを2 M ureaを含む100mM NH_4HCO_3緩衝液に溶解し変性後、トリプシン消化を行なった。得られたトリプシン消化物の分子量をMALDI-TOFMSを用いて測定し、S-S結合の位置を決定した。cd-chickenα_1-AGPを100mM NH_4HCO_3緩衝液に溶解し、10mM DTTおよび10mM CH_2ICONH_2で還元アルキル化後、トリプシン消化を行なったのち、MALDI-TOFMSおよびシークエンサーを用いて糖鎖結合位置を決定した。cd-chickenα_1-AGPの変性後のトリプシン消化物において、3037.3(ペプチド69-76,161-183)および3453.3(ペプチド69-80,161-183)の[M+H]^+イオンが検出されたことより、S-S結合の位置はCys6とCys146およびCys73とCys163であることがわかった。また、N-アセチルグルコサミンが付加したペプチド、AsnがAspに変換されたペプチドに由来するイオンが検出されたことから、糖鎖の結合位置はAsn16,62,70,77,87であることがわかった。また、62位の糖鎖が欠如したchickenα_1-AGPも存在することがわかった。
著者
古野 貢
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

各守護の受発給文書の収集作業の結果、約6,000通を収集した。各守護の特色は、室町幕府内部での地位、分国配置(地理的・地域環境)、守護権力構造(守護代・奉行人・郡代など)の差により見いだし得た。今後はさらなる収集と、当該期の全体的理解に向けた検討を進める必要がある。
著者
赤岡 仁之
出版者
武庫川女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

本研究は、ストア・ブランドに焦点を当てて、ブランドの意味形成と競争関係に関する内容を取り扱った。ストア・ブランドとは、「顧客の知覚空間上に形成された店舗あるいは複数店舗の総体であるストア・ブランド・レベルにおける意味の集合体」であり、顧客の店舗に対する意味形成は、店舗で提供される製品やその価格、店舗のサービスや雰囲気、それに関わる広告等のマーケティング活動を通して行われる。しかし、その店舗の製品やサービスに対する評価は、他の競争する店舗との相対的な関係のなかで決定されることも否めない。そこで、ブランドの意味をブランドの意味構造として、競争相手との関係性を競争構造としてそれぞれ捉え、ブランドの意味構造と競争構造との関係を見ることによって、競争構造の差異がストア・ブランドの意味形成にいかなる影響を与えているかを考察した。意味構造をコアの意味内容とフリンジの意味内容から構成されたネットワークとして捉え、競争構造として店舗立地を取り上げ、消費者の生活空間における店舗数の問題である量的側面と、どの競合店舗が同一の生活空間に存在しているかという質的側面に分類した。ケースとして、ストア・ブランドに対するイメージが比較的安定しており、他店との比較が容易なファストフード店(マクドナルド、モスバーガー、ミスタードーナツ等の7社)を分析対象にし、質問紙によるアンケート調査を行った(被験者は関西および関東在住の女子大学生100名)。その結果として、消費者の生活空間に多く存在しているファストフード店ほど、そのブランド評価が高いことがわかった。また、「消費者の生活空間にある競合店舗の組み合わせが異なれば、それぞれのストアブランドの意味内容も変化する」という仮説に対して、統計的に有意な結果は得られなかったが、消費者のファストフード想起集合との関係がある程度認められた。
著者
北村 和恵
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.99-107, 1997

When a person Learns many things in a society, he/she cannot learn efficiently by only the immediate learning. Learning by observation of the model becomes important. It consists of four stages. The first is the attention stage at which a learner pays attention to conspicuous characteristics from many modeling stimuli. The second is the stage at which obserbed matters are kept in the memory. The third is the movement and reproduciton stage at which is memorized. The fourth is the stage of reinforcement and motivation toward learning. These stages are closely related to learning behaviours in classes. Therefore, classes should be planned so that a learner can take these four stages to the full. This paper states the importance of the modeling theory in the computer information education at the university level from different viewpoints and does research on what situation it can be applied to.
著者
村川 増代 野老 稔
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:09163123)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.1-4, 2007

Subjects were 15 female university track and field athletes. In an attempt to improve athletic performance,subjects were instructed to throw a medicine ball and put a shot with and without vocalization.In addition,grip strength was measured in order to clarify the effects of vocalization on throwing.The results showed that significant differences between with and without vocalization wereobserved for the standing shot put,front medicine-ball throw,and chest medicine ball throw. A significantdifference between with and without vocalization was observed for the grip strength of the nondominanthand. Furthermore,among the subjects with shot put and medicine ball throwing distancesshorter than the median value,there was a correlation between grip strength and distance: the greaterthe grip strength,the longer the throwing distance. These findings suggest that vocalizing during routinepractices improves athletic performance.