1 0 0 0 集古

出版者
集古会
巻号頁・発行日
vol.甲子(3), no.147, 1924-05
著者
河野 哲也 松瀬 厚人 深堀 範 土田 朋子 福島 千鶴 河野 茂
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.98, no.4, pp.866-867, 2009 (Released:2012-08-02)
参考文献数
8

緑茶喘息は浜松のShirai等により職業喘息の一つとして報告されており,そのメカニズムは緑茶カテキンに対するI型アレルギーであることが証明されている.今回我々は長崎県において緑茶製造業に携わっていた緑茶アレルギーを合併した緑茶喘息の一例を経験した.既報に則っての診断に至るまでの過程の報告に加え,抗ヒスタミン薬の前処置による抑制効果についても検討を行った.
著者
高橋 史昭 一條 俊浩 高橋 千賀子 中村 行雄 上田 一之 足立 吉數
出版者
日本家畜衛生学会
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.123-129, 2011 (Released:2012-12-06)

黒毛和種繁殖牛飼養農場2戸において、イベルメクチン製剤(アイボメックトピカル(R); IVMT)を用いた消化管内線虫症駆虫による損耗低減プログラムを計画した。先ず、牛群全頭にIVMT0.5mg/kgを一斉に投与してから3カ月後に投与した。母牛には分娩1カ月前に1回、育成子牛には生後1ヵ月と6ヵ月齢の2回投与した。駆虫プログラム実施後に子牛においては、1)生時体重の増加傾向、2)生後2週齢までの下痢、生後30日前後からのコクシジウムによる血便の発生の減少が認められた。また、3)生後3ヵ月前後からの呼吸器疾患の発症も減少した。これに伴い4)牛群全体の病傷事故発生数の減少と、それにともなう支払共済金も減少した。即ち、母牛および子牛に対する計画的イベルメクチン製剤投与駆虫の実施によって子牛における下痢および呼吸器疾患の発生を抑制させることができた。
著者
高橋 史昭 一條 俊浩 高橋 千賀子 渡邊 昭夫 沼津 敬治 中村 行雄 上田 一之 足立 吉數
出版者
日本家畜衛生学会
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.157-163, 2009 (Released:2011-03-05)

黒毛和種牛繁殖農家2戸において、イベルメクチン製剤(アイボメックトピカル(R);IVMT)を用いた駆虫プログラムを実施した。駆虫プログラムは、(1)先ず、牛群全頭にIVMTの推奨量を一斉投与してから一定期間経過後、(2)母牛には分娩1ヵ月前に1回、(3)育成子牛には生後1ヵ月齢と6ヵ月齢の2回投与とした。駆虫プログラム実施後は、1)2戸の農家ともに、乳頭糞線虫の汚染が大幅に改善し、他の蠕虫卵も糞便検査で検出されず、コクシジウムの汚染のみが観察された。2)また、駆虫プログラム実施後、子牛の消化器疾患の罹患数および平均診療回数の減少が確認された。3)生産性については、母牛では空胎日数の短縮および2産目までの人工授精回数の減少傾向が観察された。また、子牛では3ヵ月齢の子牛の体高が標準値を上回り、素牛出荷時における体重の増加傾向が観察された。4)子牛の血清アルブミン値は150-249日齢において対照群より有意に高値を示した(P<0.05)。これらの結果から本駆虫プログラムの実施により消化管内線虫がコントロールされ母牛および子牛の生産性が向上することが示唆された。
著者
BURNHAM WH.
雑誌
Pedagogical Seminary
巻号頁・発行日
vol.2, pp.204-225, 1892
被引用文献数
1
著者
加藤 健太郎
出版者
帯広畜産大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

原虫感染における糖鎖の役割について、以下の研究成果を得た。質量解析を用いて、原虫の膜蛋白質に結合するレセプター因子を含む複数の宿主細胞因子を同定した。また、原虫の感染阻止に効果的な物質を作製するため、多糖類に硫酸化等の修飾を付加した物質を作製し、細胞培養系においてその原虫侵入阻害、増殖阻害の効果を解析した。さらに硫酸化等の化学修飾を付加した糖鎖について、原虫感染を阻害する糖鎖分子と実際に結合する原虫蛋白質の同定に成功した。また、同定した原虫分子が実際に宿主細胞に結合することが示された。これにより、原虫感染に関わる糖鎖レセプターの役割を解析することに成功した。
著者
紀伊 雅敦 横田 彩加 高 震宇 中村 一樹
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.I_507-I_515, 2017 (Released:2017-12-27)
参考文献数
9
被引用文献数
6

本研究は共有型完全自動運転(LV5)車両の普及モデルを構築し,車両価格,都市半径,人口,走行速度が普及に与える影響を分析した.その結果,1) 共有型LV5車両は,個人所有の従来型車両の10倍以上の費用でも普及しうること,2) 普及には車両費用のみならず,都市半径と走行速度も影響し,都市半径が小さく,走行速度が高いほど普及率が高まること,3) 都市人口は普及率に影響しないこと,4) 車両費用が高くても半径の小さいコンパクトな都市では普及率が高くなりうることが示された.以上より,システム価格の高い初期段階では,空間的にコンパクトな小都市やエリア限定での導入が普及率を高める上で効果的であり,車両費用の低下に応じた大都市への展開やサービスエリアの拡大が,普及率の向上には効率的なことが示唆された.

1 0 0 0 OA 土佐紳士録

出版者
海南社
巻号頁・発行日
1919
著者
柏木 由夫
雑誌
大妻女子大学紀要. 文系
巻号頁・発行日
vol.46, pp.17-40, 2014-03
著者
月岡 康一 小西 純一
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.191-197, 1994-06-09 (Released:2010-06-15)
参考文献数
10

本論は、土木史研究、第13号 (93) 掲載の「THE JAPAN MAIL米英橋梁論争」の続編として、本論争中からNOT A BRIDGE BUILDERの手紙を取り上げたものである。この手紙は、Waddellの著書を高く評価したThe Japan Mail紙の書評を受けて、NOT A BRIDGE BUILERという匿名で同誌のCorrespondence欄に投稿された、Waddellに対する反論文である。これは、約半年間に渡るMail紙上の米英橋梁論争の火蓋を切るという、重要な役割を果たした。また、多方面から数多くの論争項目を取り上げて、以後の論争のベースとなった点でも重要である。以下では、まず手紙の概要を原文に沿って招介し、続いて主な論争項目をリスト・アップして、Waddellの主張とNOT A BRIDGE BUILDERの反論を比較・整理した。最後に、本論争における、この手紙の位置付けと評価について検討した。
著者
柿木 良太
出版者
日本犯罪心理学会
雑誌
犯罪心理学研究 (ISSN:00177547)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.25-37, 2012

<p>本研究は,DSH(故意に自分の健康を害する症候群)の概念を援用して,非行少年による自傷行為の意味等を解明することを目的とした。DSH行為の経験頻度を尋ねる13項目を因子分析し,不良文化因子,強迫的習癖因子,直接的自損因子及び危険事態希求因子の4因子を抽出したうえ,因子得点をクラスター分析した結果に基づいて対象者を4群に分割し,各群の因子特性,属性上の傾向等から,これらを軽度不良化群,注意獲得群,不良文化親和群及び統制不全群とした。MJPIの群別平均尺度得点を見ると,軽度不良化群と不良文化親和群はやや発散的・即行的又は防衛的な性格傾向であること,一方で注意獲得群と統制不全群は人格全体の偏りが大きく,特に神経症傾向,情緒統制の弱さ,自己顕示傾向の強さが認められた。これらを踏まえ,非行少年に特徴的な自己損傷行為は,不良文化の取り入れや,仲間への承認を求めての自己呈示,またその結果として非行性が進んでいる表れと考えられる一方,手首切傷等,狭義の自傷行為は,衝動抑制の道具的行為あるいは他者の注意・関心や愛情を獲得するための顕示的行動であることが示唆された。</p>