著者
山崎 一生 飯島 泰蔵
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, 1971-03-15
著者
岩本 健嗣 杉森 大輔 松本 三千人
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.739-749, 2014-02-15

今日,ユビキタス技術の研究,開発が進み,様々な認識,推定技術に関する研究が行われている.本論文では,行動的特徴を用いた個人認識技術に着目する.人が行う動作には様々あるが,今回は人が日常的に行っている歩行動作を利用した歩行者推定手法を提案する.また,歩行動作を検知する手段として3軸加速度センサを搭載した携帯電話を用いる.携帯電話を用いた歩行者推定を行うためには,状態推定,携帯電話の所持位置推定,ユーザ推定をそれぞれ行う必要がある.本論文では,携帯電話を用いてユーザの移動データから特徴量を抽出し,歩行者を推定する実験とその評価を行い,提案する歩行者推定手法が有効であることを示した.
著者
角田 泰隆
出版者
愛知学院大学
巻号頁・発行日
2014-02-13
著者
田中 智和
出版者
埼玉大学社会調査研究センター
雑誌
政策と調査 (ISSN:2186411X)
巻号頁・発行日
no.18, pp.31-41, 2020

勤務する高等学校3 年生の5 年間の政治知識・意識調査のデータを用い、18 歳の政治意識の動向を明らかにすべく、政治意識、政党支持・投票行動、家族(保護者)、教育そしてメディアからの影響の側面からアプローチを行った。政治への関心については、選挙時の調査では半数を上回るものの、なかなか定着せず、普段から政治への関心を持ち続ける難しさがみられる。投票義務感については、4 人のうち3 人の生徒は有権者の義務だと思っていることがわかった。他方で、半数以上の生徒が、政治や政府の政策はなかなか変わらないという無力感を持っており、政治を変えるという主権者の力に実感がないことがわかる。政党認知度では、自民党が80%をこえており、他の政党にくらべて高く、政党支持、投票行動の面でも、自民党一強傾向がみられる。政治情報への接触については、スマートフォン・テレビ・家族からの影響が大きく、特にスマートフォンの影響が大きくなってきている。This study showed trends in political consciousness among 18-year-olds with respect to political awareness, political support, voting behavior, and the influences of family (guardians), education, and media, based on data from a 5-year survey of third-year high school students. Over half the polls conducted at election times showed that students had difficulty establishing a position or maintaining their interest in politics. Three out of four students considered voting to be a duty or obligation. However, over half felt a sense of powerlessness, believing that government politics and policies were difficult to change and that the sovereign had no real power to do so. Political party awareness was highest for the Liberal Democratic Party (LDP), exceeding 80%; political support and voting behavior were also stronger for the LDP than any other political party. Smartphones, television, and family members were major sources of access to political information, with smartphones becoming particularly influential.
著者
鈴木 淳
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = The Bulletin of The National Institute of Japanese Literature (ISSN:18802230)
巻号頁・発行日
no.21, pp.213-255, 1995-03-25

本稿は、前稿を引継いで、好古の学芸家謙亭小宮山昌世の後半生すなわち代官罷免後から死没までを年譜形式で考察したもの。その間、師太宰春台と交際を深め、賀茂真淵の弟子でもあった河津長夫の碑銘を撰し、関鳳岡門下の『篆書唐詩選』の刊行のために周旋、さらには自著『発蒙書柬式』を出版するなど、漢学に傾注した。またその前後、甲斐の加賀美光章に慕われ、その文庫設立に助力、ついで『名賢和歌秘説』など歌書の繕写に親んだ頃には、後の山手連の狂歌師山手白人との交際も推知される。晩年は居を小石川隆慶橋畔に卜して、昌世の真骨頂とも言うべき雑史『竜渓小説』を編み、さらにその別巻として、英一蝶らの流刑事件に生々しく迫った『民蝶半記事伝』を共謀の仏師民部からの聞書としてまとめるが、当該書は山東京山の『英一蝶流論考』による紹介を経て、今日まで一蝶伝の第一級資料としての価値を失わない。 This article was succeeded a previous one to consider the latter life of Kentei Komiyama Masayo who was an antiquarian and a man of arts and sciences in a chronological history form from after his dismissal of Daikan to his death. During those years, he became intimate with his master Dazai Shundai, selected inscription of Kawazu Nagao who was a pupil of Kamono Mabuchi, procured for publishing “Tensho To-shisen”(篆書唐詩選)by disciples of Seki Shikyo, also he concentrated the Chinese classics and published his book “Hatsumoshokanshiki”(発蒙書柬式). Before and after that, since he endeared himself to Kagami Mitsuaki of Kai, he helped the establishment of library for Kagami Mitsuaki. When he got close to a repaired book “Meikenwakahisetsu”(名賢和歌秘説), it was inferred that he was also an acquaintance with a writer of comic tanka of Yamate-ren(山手連) Yamateno Shirohito. He edited a miscellaneous facts “Ryukei-shosetsu”(竜渓小説)which should be called the true worth of Masayo’s works living at the ridge of Ryukei bridge in Koishikawa in his later years. Moreover as an extra issue, he gathered “Minchohankijiden”(民蝶半記事伝)which was vividly described banishment of Hanabusa Icho and others as Kikigaki(聞書)from accomplice Minbe who was a sculptor of Buddhist statues . This book has been of value as the primary document until today after an introduction of “Hanabusa Iccho-ryu Ronko”(英一蝶流論考)by Santo Kyozan.
著者
内田 奈津子 久野 靖 中山 泰一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.1393-1414, 2021-07-15

現代社会において,プログラミングは義務教育の1つとなり,誰もが学ぶべきものとなったが,高等教育においては,プログラミングの内容を含む必須カリキュラムの実施には至っていない.新しいカリキュラムでは,言語を学びコードが書けるようになることを目的とするのではなく,プログラミングの概念を学び,その原理を理解することに加え,プログラムを活用するために,ソフトウェア開発プロジェクトの知識を含める必要があると考えた.著者らは,1科目のみで構成する,誰もが学ぶべき入門レベルのカリキュラムと位置づけ,プログラミング入門にPBL(Project-based Learning)を組み合わせた方法を提案し,この提案に基づき2単位90分15回のカリキュラムを構築した.本論文では,プログラミング入門にPBLを組み合わせたカリキュラムを設計・構築し,実践授業から得られたデータ(コンピテンシー評価,履修者の課題や最終レポートなどの提出物)をもとにカリキュラムの妥当性を検証した.
著者
市村 美帆 新井 洋輔
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.165-174, 2020-03-31

本研究の目的は、大学生が双子コーデ現象をどのように捉えているのか、双子コーデの経験有無による違いについて検討することである。大学生161名を対象に質問紙調査を行った。その結果、大学生は、テレビやSNSおよびインターネットで双子コーデの情報に触れたり、友だちが双子コーデをしていたり、実際に街中で双子コーデをしている人たちをみたことがあるといったように、様々な形で現象に触れていた。双子コーデは主として女性同士で行われる現象であるが、男性もしくは異性同士でも行われるものでもあることや、関係の深い2人によって双子コーデが行われると捉えられていた。また、大学生は双子コーデを、楽しく、テンションがあがることと考え、双子コーデというファッションにかわいいやほほえましいといった評価をしており、好意的に捉えていた。双子コーデをする理由については、「自分の楽しさ志向」「友だちとの関係志向」「流行・社会志向」の3つのまとまりに整理された。双子コーデの未経験者で今後経験したくない者は双子コーデをする理由を「友だちとの関係志向」で捉え、双子コーデの経験者や今後経験してみたい者は双子コーデをする理由を「自分の楽しさ志向」と考えていた。
著者
中山 泰一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp.393, 2021-07-15

情報教育に関する2つの取り組みについて述べる.本年(2021年)3月に,中高生に情報学の探究活動をすすめてもらうことを目指し,第3回中高生情報学研究コンテストを開催した.全国から87チームの参加があり,中高生研究賞の最優秀賞1チーム,優秀賞2チームなど,45チームを表彰した.また,大学入学共通テストへの情報の出題について大きな動きがあった.大学入試センターは本年3月24日付で,2025年から情報を出題科目とし1つの試験時間帯として実施することを公表した.これを受けて,本会は3月29日付で「大学入試センターから出された大学入学共通テストの実施方式に対する,当会の賛同表明」を公表した.
著者
福田 一彦 浅岡 章一

大学生の睡眠覚醒リズムの乱れ(不規則化・睡眠相の後退) は, 全世界的な現象ではあるが, 国民全体が世界で最も夜型化している日本の場合, 大学生の睡眠の状態も世界で最も悪い状態にある。今回は, 本学の学生を対象に大学生の睡眠覚醒リズムの現状について, また, 睡眠覚醒リズムの乱れが日中の状況に及ぼす影響についてなどを検討した。また, 大学生の睡眠覚醒リズムの改善を目的として試験的な介入実験を行い, その効果について検討を行った。
著者
金原 憲子
出版者
近畿大学産業理工学部
雑誌
かやのもり:近畿大学産業理工学部研究報告 = Reports of Faculty of Humanity-Oriented Science and Engineering, Kinki University (ISSN:13495801)
巻号頁・発行日
no.10, pp.7-23, 2009-07-01

[目次] 1.はじめに, 2.筑豊のイメージから, 3.自己紹介, 4.旧山田市の生活保護, 5.筑豊の現状, 6.生活保護とは, 7.地区担当員(地区現業員)=ケースワーカー(CW) の仕事, 8.現在にも引き継がれる高い保護率の要因, 9.合併事務を通して見えたもの, 10.「自律」がひらく未来, 11.おわりに