2 0 0 0 OA 防空の科学

著者
保科貞次 著
出版者
章華社
巻号頁・発行日
1935

2 0 0 0 古川市史

著者
古川市史編さん委員会編集
出版者
古川市
巻号頁・発行日
2001
出版者
衆議院調査部
巻号頁・発行日
1938

2 0 0 0 OA ソ聯邦の稲作

著者
ア・ペ・ヂュライ 著
出版者
欧亜通信社
巻号頁・発行日
1944
著者
久保 加津代 西島 芳子 曲田 清維
出版者
大分大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

温暖地域(九州・四国地方)の,地域に根ざした伝統的な住生活法について調査した結果,つぎの点があきらかになった。1.掃き出しの開口部や3本溝などを活用して開放的な間取をもち,高床に風を通し,深い軒の出をもって日照を遮っている,ハード面での工夫だけではなく,夏には,窓を開け,植栽や軒先に仕込んだ日よけ障子の活用や打ち水などのソフト面でも「気を用いて」「ていねいに」暮らしている。2.縁側やミセやショウギやオキザなどを活用して,夕涼みやひなたぼっこなどを楽しみ,地域に根ざした住生活は地域コミュニティをも育んできた。3.世代間による環境適応力の違いは大きく,子どもや若者の季節感・住環境適応力低下傾向は著しい。地域差もみられる。4.世代間交流の視点で,「庚申庵伝統文化こども教室」「ふれあいセンターもやい」の活動や家庭科の授業やケーブル・テレビについて,具体的に検討することができた。異世代間交流の可能性は大きい。5.高等学校家庭科『家庭総合』の教科書は,地域に根ざした住生活や健康的で持続可能な住生活についての記述が豊富になりはじめている。地域に根ざした,健康で持続可能な住生活をするために,ゆっくり,ていねいに日常生活を営むことの重要性を世代間で交流していきたい。
著者
馬場 昌範
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

研究代表者が1999年に武田薬品工業との共同で,世界で最初に報告したCCR5を標的とする抗エイズ薬TAK-779(Baba et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 96:5698)は経口吸収性がなく,毒性の問題から臨床開発を断念した。その後,経口吸収性を有し,臨床試験が可能な薬剤の探索を続けた結果,新規化学構造を有するCCR5拮抗薬TAK-220およびTAK-652の同定に成功した。TAK-220とTAK-652とは基本化学構造が全く異なる化合物で,TAK-220はCCR5に対するリガンドであるケモカインの結合を数nMの濃度において阻害する能力を有していた。しかしながら,TAK-220はCCR5以外のケモカインレセプターに対するそれぞれのリガンド結合を抑制しなかった。一方,TAK-652の場合は,CCR2bに対するリガンドの結合もかなり低い濃度で抑制することが分かった。また,TAK-220およびTAK-652は,CCR5をコレセプターとする(R5)種々の臨床分離株の増殖を非常に低い濃度(数nM)で抑制したが,CXCR4をコレセプターとして用いる(X4)HIV-1に対しては抗ウイルス効果を全く示さなかった。さらに,異なるサブタイプのエンベロープ蛋白を有するR5 HIV-1は,これらの薬剤に対して等しく感受性を有することも分かった。さらに,TAK-652に関しては,健常人に対する単回経口投与を行ったところ,100mgの投与量まで,安全で望ましい体内動態を示した。25mgの投与24時間後の血中濃度は,薬剤が抗HIV-1効果を示す濃度をはるかに上回ることから,TAK-652は1日1回経口投与可能な新規抗HIV-1薬として,臨床試験においてその有効性を証明する価値があると思われた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1657, pp.108-111, 2012-09-10

東京都内の公立中学に通う2年生の上野冬美(仮名)には、進学を強く希望する高校が意中にある。2014年9月に開校する、日本で初めての全寮制インターナショナルスクール「ISAK(アイザック)」だ。 キャンパスを設ける長野・軽井沢では、2010年から毎年夏季に中学生を対象としたサマースクールを開催しており、今年初めて参加した上野は、「日本の(一般的な)学校より断然面白い。
著者
高芝 麻子
出版者
東京大学文学部中国語中国文学研究室
雑誌
東京大学中国語中国文学研究室紀要 (ISSN:13440187)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.158-175, 2007-11-01

ゼミ研究報告 「甘泉賦」新釈新考
著者
古山 恒夫 菊地 奈穂美 安田 守 鶴保征城
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.8, pp.2608-2619, 2007-08-15

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)では,国内のソフトウェアベンダのエンタプライズ系ソフトウェア開発に関するプロジェクトデータを収集している.このデータに含まれる,コスト・納期・品質それぞれに関するプロジェクト遂行の成否を示すデータに着目し,それらと規模や工数などの量的データやさまざまなプロジェクト特性を示す質的データとの関係を分析することにより,次のようなプロジェクトを計画どおりに遂行できなかった要因,すなわちコスト超過・納期遅延・品質低下を起こす要因を明らかにした.(1) プロジェクト規模そのものが大きく,特に工期あたりの規模が大きいプロジェクトはコスト超過を起こす割合が高く,(2) 要求仕様があいまいなプロジェクトは納期遅延や品質低下を起こす割合が高い.一方,(3) 事前に工期の妥当性を評価したプロジェクトでは納期遅延を起こす割合が低く,(4) 業務分野の経験者を揃えたプロジェクトでは納期遅延や品質低下を起こす割合が低く,(5) テスト体制を整備したプロジェクトでは,コスト超過・納期遅延・品質低下を起こす割合が低い.
著者
浄土 智 久田 諒
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.459-466, 2013 (Released:2013-12-31)
参考文献数
18
被引用文献数
1 4

巨細胞性動脈炎(以下,giant cell arteritis : GCA)は50歳以上の高齢者に発症する肉芽腫性動脈炎で,側頭動脈がしばしば障害されることから以前は,側頭動脈炎(temporal arteritis)と呼ばれていた.しかしながら実際には側頭動脈以外の動脈,特に,頸動脈とその分枝,大動脈とその分枝に炎症がみられることより,近年は,その病理所見からGCAという呼称が一般的になっている.本総説の前半では,GCAの臨床病像を包括的に紹介した.一方,GCAの罹患動脈は小,中,大動脈にわたり,障害される動脈の部位もさまざまである.それゆえ,GCAは古典的な臨床像を呈するものの他に,様々な亜型も存在することが知られてきている.最近,我々は,失明以外には,他の臨床症状,陽性検査所見を欠いていたOccult GCA一例と,発熱のみを臨床症状とし,画像検査で大動脈とその分枝の壁肥厚が検出され,浅側頭動脈生検で組織学的に診断されたSilent GCAの一例を経験した.本総説の後半でこの自験例二例も紹介し,GCAの臨床像の多様性についても考案する.
著者
大石 美緒子
出版者
富山大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

今回の研究では、まずcaerulein投与後の膵組織で炎症を分子レベルで確認した後、このモデルが急性膵炎の疼痛を再現しているか否かを検討した。その結果、内臓痛・関連痛ともにcaerulein群と対照群間で有意差を認め、本モデルを疼痛面をも再現する急性膵炎モデルとして確立した。この動物モデルを使用し、急性膵炎における疼痛発現機序の検討を行った。その結果、末梢知覚神経系におけるBKやTRPV1、ならびに中枢神経系におけるcox-2が本モデルにおける疼痛に関与する可能性が示唆され、急性膵炎における疼痛のメカニズムの一部を解明した。