著者
田代 和也 岩室 紳也 中條 洋 波多野 孝史 古田 昭 野田 賢治郎 川島 淳
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.434-438, 1997-03-20
被引用文献数
3

(目的と背景)ESWL後に残石なしとなった症例の上部尿路結石の再発率を知るため検討を行った。(対象と方法)対象は1989年7月から1994年12月までにESWLを施行し,残石なしとなった単一部位結石で6ヵ月以上経過観察しえた395例であった。再発確認は原則KUB,時に超音波断層で行った。検討項目は全体の再発率および性別,患側,結石の数,部位,大きさ,結石既往症の有無,基礎疾患の有無,水腎症の有無に関して検討した。また,同時に対側再発率についても検討した。再発期間は残石なしとなった日から起算し再発が確認された日までの実測非再発率で算定した。(結果)全体の同側非再発率は1年96.5%,3年78.8%,5年65.3%であった。対側の非再発率は1年98.1%,3年92.5%,5年87.2%であった。因子別5年非再発率は結石の数で単発71.1%,多発31.6%(p<0.01),既往例別てばなしが77.1%,ありが35.7%(p<0.01),基礎疾患別でなしが67.7%,ありが35.7%(p<0.01)で統計学的有意差を認めた。しかし,性別,患側,部位,大きさ,水腎症の有無は同側再発に影響を認めなかった。(結論)上部尿路結石のESWL後の同側再発では結石の数,既往例,基礎疾患のあるものが危険因子と考えられた。また,ESWLは従来の開放性手術に比べ再発率を増加させる可能性が危惧された。
著者
伊藤 真理
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.312-316, 2006-07-01

情報が多様な形態や媒体で分散して流通するようになり,情報への効率的なアクセスおよび入手のために,標準化に則った書誌情報(メタデータ)の提供がさらに必要とされている。また,利用者の情報の利用方法の変化への対応も求められている。より適切なメタデータ作成のために,目録の概念レベルのモデリングの検討が必要となった。本稿では,主要な目録概念モデルであるIFLAのFRBR, FRBRに基づいて検討された目録原則やオンライン目録のあり方,および書誌記述フォーマットや情報資源識別子について概観し,それらの利用について考察する。
著者
倉賀野 妙子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 = Journal of cookery science of Japan (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.107-113, 2005-04-20
参考文献数
45
被引用文献数
2
著者
松本和幸
雑誌
信学技報
巻号頁・発行日
2003
被引用文献数
1
著者
小谷 彬 大島 裕明 小山 聡 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.149, pp.35-40, 2006-07-06

Webサイトには効率よく必要な情報を得るために,サイトマップが存在し,そのサイトの構造や内容に基づいて情報が整理され提示されている.ユーザにとっては,それが複数のWebサイト間で同様の形式で整理されていることが望ましい.なぜなら類似したWebサイト間において,共通の項目に関するページを比較して閲覧することは,ユーザにとって負担であり困難でもあるからである.そこで我々は複数のWebサイト間における共通属性を抽出し,その共通属性の各属性に該当するWebページを抽出する手法を提案する.その結果,複数のWebサイトに共通のサイトマップが生成できることになる.共通属性抽出においては,属性を一語で表すための手法について述べ,さらに属性間の階層化や類似属性の統合のために,複数の語で属性を現す属性拡張の手法についても述べる.
著者
飯島 正樹
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会誌 (ISSN:03864812)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.575-580, 1995-02-15
被引用文献数
1

新商品の開発は主として企業内のマーケティング部門とテクノロジー部門により行われてきた.ここ数年は, ダイレクトマーケティングや顧客満足のように, 顧客の要望を取り入れた商品開発が重視されてきている.顧客の意見には苦情(complaints)と要望(claims)があり, 本研究では苦情を中心とした口コミ情報が販売に及ぼす影響を考察している.商品を効率よく生産し販売するためのロジスティクス等のサービスや企業イメージ等の, 細分化された顧客の要求を満たす商品を販売するための情報メディアとして, 口コミは重要な役割を果たす.本研究で調査対象にした洋服は自動車に比べて, メーカーが新製品の品質向上に努力しているにもかかわらず, アフターサービスが伴っていないことを確認した.口コミ情報は, 商品購入や商品開発にとって重要なので, 顧客の意見を反映させやすいサービスシステムを確立することが肝要である.
著者
越本 浩央 金澤 正憲 岩下 武史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.19, pp.19-24, 2005-03-07

グリッドコンピューティングの基盤を支えるミドルフレームワークが充実し,ウェブサービスとの統合による応用面が注目されている.しかし仕様の複雑さと規模の大きさが開発と利用を困難にしている.本研究ではこの二つの問題を解決するために,RESTアーキテクチャに基づいたグリッドサービスの設計を提案し,モナドベースのRESTfulウェブサービスを構築する.RESTアーキテクチャはネットワーク上のエンドポイントのステートレス化を推し進める.またモナドはデータと計算と計算戦略を切り離すことで計算結果への参照透明性を提供する.ここではモナドを利用することでの開発の効率化とRESTfulなサービスの運用の利便性を示す.With preparedness for the Grid computing by the Grid middle frameworks, a research and development of the Grid integration as the web-service are remarkable. However it seems too complicate on developing and operating, dues to a complexity and a fleshiness of the specifications. In order to solve these two problems, we proposed a efficiency of designing the Grid-service in line with the REST architecture, and composed a web-service based on Monad. The REST architecture makes endpoints on the Net stateless. Monad makes programs be decomposed into data, functions and strategies, and provides transparency of calculus. We show an efficiency of Monad for developing and a convenience of a RESTful web-service for operating.
著者
帆足 啓一郎 上向 俊晃 松本 一則 菅谷 史昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.281, pp.87-92, 2007-10-18

本研究では,近年活発になっている動画像共有サービスにおいて,一般ユーザが撮影しているCGM(Consumer Generated Media)動画像コンテンツを対象とした動画像検索手法の提案と評価を行う.CGM動画像コンテンツの多くは,カメラ付携帯電話などで撮影されていることもあり,テレビ番組などのプロ製作コンテンツと比較してショットなどの編集効果が少なく,かつ画質が悪いという特性がある.そのため,カット点検出を適用してから特徴抽出を行う従来の検索手法では高精度な検索結果が得られない.そこで,本研究では,CGM動画像コンテンツの各フレームの色配置特徴量に基づき,フレームをクラスタリングした結果を「疑似ショット」とみなし,Earth Mover's Distance(EMD)を利用した動画像検索手法を提案する.正解ラベルが付与されたCGM動画像コンテンツに対する評価実験の結果,従来手法を上回る検索精度が得られることが実証された.