著者
中野 俊
出版者
首都大学東京小笠原研究委員会
雑誌
小笠原研究 (ISSN:03868176)
巻号頁・発行日
no.33, pp.31-48, 2008-03

南硫黄島は第四紀後半に形成された火山島であるが、噴火記録や噴気活動はない。追跡できる火砕物層準を基準とし、成層火山体である南硫黄島火山を下位から古期火山噴出物-1、古期火山噴出物-2、南部中期火山噴出物、北部中期火山噴出物および新期火山噴出物に区分した。いずれも陸上噴出した溶岩および火砕岩からなり、広域的に認められる有意な浸食間隙は存在しない。海食崖を貫く岩脈は254本を数えた。その大部分は放射状岩脈である。岩質は溶岩・岩脈ともにすべて玄武岩である。斑晶として斜長石、単斜輝石、かんらん石を含む。最大径1cmに達する大型の斑晶が多く、特徴的に単斜輝石を40-50%程度含む玄武岩も見つかった。
著者
川端 輝江
出版者
Japan Society for Lipid Nutrition
雑誌
脂質栄養学 (ISSN:13434594)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.37-45, 2006-03-31 (Released:2009-04-10)
参考文献数
11

The range of intakes, that is, the upper and lower limits of intake, of the fat energy ratio, saturated fatty acids, n-6 series fatty acids, n-3 series fatty acids and cholesterol have been laid down in the Dietary Reference Intakes (DRIs) for Japanese, 2005. However, it is not easy, even for nutrition specialists, such a dietitians who manage daily dietary intakes, to understand the DRIs of lipids, for which there are so many reference values. It would be rather difficult in daily dietary management to control the intake of various lipid-containing foods to satisfy the DRIs of the various components of lipids. Therefore, in this paper, we describe how the DRIs of lipids should be understood from the viewpoint of users, and an example composition of food groups that could be available in the future is shown.
雑誌
比較文化論叢 : 札幌大学文化学部紀要
巻号頁・発行日
vol.16, pp.A81-A84, 2005-09-29
著者
下畑 さより
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.331-334, 2005-08-01 (Released:2017-05-25)

日本に商用の機械翻訳システムが登場してから15年以上経ち, 今日では様々な形態の機械翻訳システムおよび翻訳支援ツールが利用可能になっている。機械翻訳システムによる翻訳については, いぜんとして否定的な意見もあるが, その特性を十分に理解して使用すれば, 非常に有用なツールである。本稿では, ビジネスシーンを対象に, 機械翻訳の有効な活用方法を紹介する。業務における翻訳は, 翻訳者のレベルも, 翻訳の目的も, 翻訳に求められる条件(スピード, コスト, 翻訳品質)も様々である。それぞれの状況に応じてどのようなシステムが最適か, どのような利用方法が有効かについて考察する。また, 急速に需要の高まっている英語以外の言語を対象とする機械翻訳の現状についても言及する。
著者
圭室文雄編
出版者
雄山閣出版
巻号頁・発行日
1992
著者
青山 佐喜子 高田 修代 藤原 耕三
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.8-14, 1992-02-20
被引用文献数
1

エリストールとしょ糖の混合溶液及びエリストールを各種調理に用いた場合のし好について官能検査を行い次の結果を得た。1.しょ糖溶液7%を基準にその甘味の25%、50%、75%、100%をエストリールで置き換えた場合に25%置き換えた試料とエリストールだけの試料の収れん味と総合評価の項目には、5%の危険率で有意差があったが、その他の項目にはなかった。2.レモンスカッシュのような酸味のある飲料にエリストールを用いた場合は、しょ糖とし好の差はなく、しょ糖濃度約12%と低いため低温でも溶解しやすく、飲料はエリストールの利用に適していると考えられた。3.ゼリーは甘味だけの場合、酸味を加えた場合とも、各項目についてしょ糖との間にし好の差はなかった。4.アイスクリームやシャーベットのようなエリストールを冷凍する場合には硬くなる傾向がみられたが、甘味を50%置換した場合にはその傾向は少なく、冷菓において、甘味の一部にエリストールを用いることは可能であると思われた。5.水ようかんはしょ糖濃度が高く、冷やして食するためにエリストールだけでは利用できなかった。甘味の50%をエリストールで置換した試料(SE)の総合評価は5%の危険率で好まれなかった。6.しるこの甘味の20%、40%をエリストールに置き換えた場合、エリストール40%の試料(SE40%)は、口ざわりが好まれず、しょ糖より後味が乏しく感じられた。しかし、エリストール20%の試料(SE20%)としょ糖には差はなかった。7.一般のそう菜に利用した場合、エリストールの甘味質があっさりしているため、他の調味料の味が後味として残る傾向があると思われた。日常の低甘味度での煮物や酢の物にしょ糖の一部または全部を置き換えてエリストールを用いることが可能であった。

1 0 0 0 喜安日記

著者
喜安入道蕃元著 : 池宮正治解説
出版者
榕樹書林
巻号頁・発行日
2009
著者
鳴尾 丈司 溝田 武人 下園 仁志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.70, no.697, pp.2371-2377, 2004-09-25 (Released:2011-03-03)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

A device to rotate a real golf ball at a maximum of 10 000 rpm in the wind with a maximum speed of 80 m/s was developed. Aerodynamic forces and torque acting on the ball were measured under various flight conditions in a wind tunnel flow. As a result, it was found that drag, lift, and torque coefficients under the real conditions depended on the spin parameter but were independent of the Reynolds number. Using the measured aerodynamic force coefficients and a ball initial condition measured by ejection experiments, mathematical calculation of trajectory equation was made by time integral calculus. Ejection experiments were conducted by a robot. The correctness of the trajectory analysis and measured aerodynamic force was verified by comparing the calculated results with measured results.
著者
松原仁 竹内郁雄編
出版者
共立出版
巻号頁・発行日
1997