著者
曽我 篤嗣
出版者
東方キリスト教圏研究会
雑誌
東方キリスト教世界研究 (ISSN:24321338)
巻号頁・発行日
no.1, pp.75-86, 2017-05-01

本書評ではアズィズ・アティーヤ (1898-1988) の『東方キリスト教の歴史』を取りあげる。本書はカルケドン公会議で異端とみなされた東方諸教会の歴史について,これらの教会が辿った歴史や各教会の神学的な特徴を網羅的に記したものである。本書は日本でも馴染みが薄いこれらの研究分野の概説書としての意義を持つと評者は考えるが,2014年に村山盛忠によって日本語訳も刊行された。このことに関してはII章で詳述する。次にこの書評の構成を説明すると,まず第I章において本書の概要を記し,第II章においてその意義を記す。そして第III章においてそれらを総括する。
著者
曽我 篤嗣
出版者
東方キリスト教圏研究会
雑誌
東方キリスト教世界研究 (ISSN:24321338)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.75-86, 2017-05-01

本書評ではアズィズ・アティーヤ (1898-1988) の『東方キリスト教の歴史』を取りあげる。本書はカルケドン公会議で異端とみなされた東方諸教会の歴史について,これらの教会が辿った歴史や各教会の神学的な特徴を網羅的に記したものである。本書は日本でも馴染みが薄いこれらの研究分野の概説書としての意義を持つと評者は考えるが,2014年に村山盛忠によって日本語訳も刊行された。このことに関してはII章で詳述する。次にこの書評の構成を説明すると,まず第I章において本書の概要を記し,第II章においてその意義を記す。そして第III章においてそれらを総括する。
著者
吉田 惠子 四十九院 成子 熊田 薫 岡本 洋子 伊部 さちえ 関根 正裕
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.19, pp.61, 2007

<BR><B>【目的】</B><BR> 昨年度の本学会において、ゆで大豆、蒸し大豆、圧力鍋で加熱した大豆についてその特徴を比較し、各豆に甘味や硬さに特徴があることを報告した。昨年は水でのゆで豆であったが、大豆を速く軟らかくゆでるために食塩や重曹を添加する方法が実際に行われている。今回は水、食塩添加水、重曹添加水、圧力鍋でのゆで豆を作成し比較したところ、硬さや粘りに違いが認められた。そこで各ゆで豆の相違を、組織、物性の面から検討することを目的とした。<BR><B>【方法】</B><BR> 大豆は丹波錦白大豆を用いた。電子顕微鏡写真のサンプルは以下のように調製した。20gずつ、5倍量の水、1%食塩水、0.3%重曹水中で室温(24℃)で15時間浸漬後、200mlのビーカーに入れ、湯煎鍋でやわらかくなるまで加熱した。水中で加熱した豆は2時間、1%食塩水、0.3%重曹水で加熱した豆は1時間加熱した。圧力鍋加熱は同様に水浸漬後、オートクレーブを用い、112℃15分加熱した。各豆について、透過型電子顕微鏡で撮影した。物性試験の豆は、上記の方法で経時的なサンプルを調製した。静的粘弾性測定として、レオナ-RE33005(山電)を、動的粘弾性測定として、MG-Rheoアナライザー(アトー)を用いて測定した。<BR><B>【結果】</B><BR> 電子顕微鏡写真では、水加熱豆は、細胞壁、プロテインボディーともその形態を保っていたが、食塩添加豆では、プロテインボディーに変化が、重曹添加豆、圧力鍋加熱豆では、プロテインボディー、細胞壁に変化が認められた。物性試験では静的、動的試験での差がみられた。また加熱方法によるゆで豆の粘弾性の差も明らかであり、組織と物性の相関も示唆された。
著者
伊藤 裕之
出版者
The Japan Broncho-esophagological Society
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.357-360, 1989
被引用文献数
1 1

This report is concerned with diet for dysphagic patients. Oral intake of foods was very important as rehabilitation training for dysphagia. However, some foods which are difficult to swallow for patients might cause air way obstruction and pneumonia. Therefore the choice of suitable diet was essential for the rehabilitation of dysphagia. Though adequate foods for dysphagic patients were slightly different, case by case. They are generally wet, easy to masticate and favorite of the patients. On the contrary, unsuitable diet, is dry and spicy. The foods containing too much water and unfavorite ones of the patients are not adequate for dysphagic patients. A program of diet for dysphagic patients were proposed and tried on a patient of dysphagia. Oral feeding was begun with soft and wet foods such as pudding, yoghurt and "chawan-mushi" as the first step and baby foods were chosen in the next step. In the third step, well-boiled soft vegetables or "toufu" (bean curd) were added to foods of the second step. In the forth step, gruel were added to the previous step. The foods should be chosen according to the improvement of the dysphagia. The diet program for dysphagic patients should be established.
著者
河野 光久 土井 啓行 堀 成夫
出版者
山口県水産研究センター
雑誌
山口県水産研究センター研究報告 (ISSN:13472003)
巻号頁・発行日
no.9, pp.65-94, 2011-12

日本海はユーラシア大陸の東部外縁に位置する縁海で,隣接する海洋とは対馬,津軽,宗谷および間宮の4つの浅い海峡で接続している。本海域の魚類目録は沿岸のほとんどの道府県で部分的な海域ごとに作成されているものの,日本海産魚類目録として日本海の全範囲を網羅した魚類目録はわずかしかない。日本海産魚類目録として最初に報告したのは加藤で,佐渡周辺,富山湾および山陰隠岐の海域ごとの出現種,合計636種を報告している。その後,津田は原色日本海魚類図鑑を作成し,日本海産魚類として774種を記載している。最近,著者らは山口県日本海産魚類目録を作成し,山口県日本海域だけで加藤および津田の報告を上回る870種が出現したこと,および水温上昇に伴い1990年代から2000年代に熱帯・亜熱帯性魚類の出現種数が大幅に増加したことを報告している。このように日本海における魚類の出現種は津田の報告以降,水温の上昇に伴い確実に増加していることから,できるだけ最新の情報を含めて現時点での日本海の魚類相を明らかにしておくことは,今後の水温変動が日本海の魚類の分布や回遊に及ぼす影響を評価あるいは予測する上で重要であると考えられる。本研究では日本海の沿岸および各海域の主要な魚類目録および魚類相に関する資料に,著者らが作成した山口県日本海産魚類目録のを加え,日本海沿岸の全道府県を網羅する魚類目録を作成すると共に,日本海の魚類相の特徴について検討した。
著者
中山,剛史
出版者
日本ヤスパース協会
雑誌
コムニカチオン
巻号頁・発行日
vol.9, no.9, 1997-03-31

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1935年07月12日, 1935-07-12
著者
近藤 三雄
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.315-318, 2003 (Released:2005-10-25)
被引用文献数
2 3
著者
阿部 ケエ子 丹澤 洋子
出版者
東海大学医療技術短期大学
雑誌
東海大学医療技術短期大学総合看護研究施設論文集 (ISSN:13498924)
巻号頁・発行日
no.14, pp.72-86, 2004

本学を卒業し臨床で活躍している看護師が、看護基礎教育時の技術教育に対し、どのような意見や要望を持っているかを調査した。その結果、看護基礎教育時の技術教育に対する意見や要望は9つのユニットに分類された。それは【看護基礎教育では、看護にとって何が大切なのか実感できなかった】【臨床の場で活用できる技術とするために臨場感があり、現状に即した技術教育が必要である】【技術を体験する機会が少ないと感じるため、もっと技術を体験できる環境を整えていく必要がある】【看護基礎教育で修得する必要のある技術は、教育をしていく必要がある】【看護技術を実践するにあたっては、方法を学ぶと同時に根拠やその時・その場での状況判断ができる能力を養う必要がある】【技術を修得するには臨床の場が効果的である】【学習者の姿勢が学びに影響するので動機づけが必要である】【学習項目や修得度の確認が必要である】【授業の開講と学習量を増やして欲しい】であった。またこの結果を踏まえ、看護技術教育の課題は、「臨床との乖離を防ぎ、看護基礎教育時に培った基盤を活かして卒後の学びが深まるよう、『臨場感があり、現状に即した授業』の工夫」や「実習や演習で看護技術の体験ができる環境の調整」、そして「看護の方法と同時に根拠やその時・その場の状況判断ができる能力を養う工夫」であった。また「学習者が主体的に学べるような動機付け」が必要であると考えられた。
著者
野尻晋一 土井 篤 野崎 雄二 池田 耕治 山永 裕明 中西 亮二
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.459-462, 1990
被引用文献数
3

今回我々は脳卒中後片麻痺患者において, 屋内での歩行スピードと実際の横断歩道での歩行スピードを測定し, 熊本市における横断歩道の状況を参考に考察した。その結果, 屋内での歩行スピードは屋外においては十分に発揮されておらず, その原因としては患者の心理的因子や環境因子に加え, その場の状況判断力等様々な因子が考えられ, 単に屋内の歩行スピードだけではその実用性の有無を判断できないことがわかった。
著者
児玉 光義 表 實
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要 自然科学 (ISSN:09117237)
巻号頁・発行日
no.38, pp.57-66, 2005

1 序2 本影と半影3 半影の視半径と本影の視半径4 月食5 月食予報6 月食予報の図式計算法7 カリキュラム案7 . 1 M1からM5までの各点の座標を求める7 . 2 1時間毎の月の中心の移動距離7 . 3 半影食の始め7 . 4 本影食のはじめ7 . 5 食が最大(食甚)になる時刻7 . 6 本影食の終り7 . 7 半影食の終り7 . 8 部分月食の観測