著者
Kasada M. Yamamichi M. Yoshida T.
出版者
National Academy of Sciences
雑誌
Proceedings of the National Academy of Sciences (ISSN:00278424)
巻号頁・発行日
vol.111, no.45, pp.16035-16040, 2014-11-11
被引用文献数
57

遺伝的多様性の新しい影響を発見 -わずかな性質の違いが生態系を変化させる可能性-. 京都大学プレスリリース. 2014-10-23.
著者
牛沢 信人
出版者
北海道大学
雑誌
北海道大學工學部研究報告 (ISSN:0385602X)
巻号頁・発行日
vol.112, pp.1-13, 1983-01-31
著者
早川 峰司 丸藤 哲
出版者
日本血栓止血学会
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.278-280, 2009-06

各種出血に対して止血は重要な処置である.動脈性の出血に対しては外科的な処置で対応することが基本となるが,oozing様の出血に対しては血管強化薬や局所止血薬が使用されることがある.以下に血管強化薬と局所止血薬の特徴を概説する.
著者
杉山 正明
出版者
京都大學文學部
雑誌
京都大學文學部研究紀要 (ISSN:04529774)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.92-150, 1995-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
早田 和弥
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学総合研究所紀要 = Proceedings of the Research institute of Sapporo Gakuin University (ISSN:21884897)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.31-40, 2015-03-31

統計的手法に拠り,標記短歌の音韻解析を行った結果を示す.解析対象は,本邦初の歌集である万葉集所収短歌(全4183首),並びに古今和歌集から始まり新続古今和歌集で完結した二十一代勅撰和歌集所収の短歌(全33692首)であり,延べ37875首に及ぶ.本研究の主たる目的は,先に提示された俳句に対する解析結果との比較を通して,短歌に固有な音韻規則の有無を明らかにすることにある.大規模統計解析に拠り,俳句と共通の音韻規則が短歌に対しても確認された.即ち,短歌一首を構成する任意の句尾間に於いて,同音回避現象が起こっていることが証明された.一方,句頭部の母音間では俳句とは異なる結果が得られた.俳句に於いては,句尾の場合とは対照的に,句頭音間には有意な連関は見出され無かったが,短歌に対しては句頭音の間にも同音回避が認められた.本解析結果は,俳諧の連歌に於ける禁制の一つである去り嫌い或いは嫌物,更には伝統的フランス詩法に於ける不調和音回避の法則を髣髴させる.
著者
田中 佑典
出版者
北海道大学大学院教育学研究院 臨床心理発達相談室
雑誌
臨床心理発達相談室紀要 (ISSN:24347639)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.49-69, 2022-03-18

障害当事者が自身の障害を語ろうとするときには何をいかに語ればよいのか、語り手と聞き手の相互作用という観点から「障害」の語りを実験的に検討し、考察した。先行研究では、当事者性の不確かな人が自分を語るときには、何をいかに語ればよいか、という知見が不在であった。そこで本稿では、自身が納得できるような「障害」の語りとはどのような場で何をいかに語ることか、そこでは「障害」はどのように語られていくのかを検討した。その結果、「障害」を語る際には、語り手が一方的に語るのではなく、語り手と聴き手が共に応答し合う必要性が明らかになった。また、引責から免責や主体の解体へ、因果論から現象や状況へと移行するように語り紡ぐことの重要性も示唆された。 なお、本研究では、筆者が医学的診断を受けた脳性麻痺や広汎性発達障害、それらの語義や症状を鍵括弧のつけない障害と定義する。それ以外の語られた物事をすべて「障害」として捉える。
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学教養部
雑誌
文化紀要 (ISSN:04408624)
巻号頁・発行日
no.38, pp.15-45, 1993-08-30
著者
松原 孝志 臼杵 正郎 杉山 公造 西本 一志
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 = Transactions of Information Processing Society of Japan
巻号頁・発行日
vol.44, no.12, pp.3174-3187, 2003-12

本論文では、リフレッシュルームやラウンジといった共有インフォーマル空間におけるインフォーマルコミュニケーションを触発するシステムを構築し、その評価を行う。そのために、まず、組織において自然発生的にできた‘溜まり場’でどのようなインフォーマルコミュニケーションが行われているかを知るために観察実験を行った。観察実験の結果、共有インフォーマル空間の利用者は、そこに行く理由や居るための理由として頻繁に‘もの(オブジェクト)’に触れたり注視したりしていることが見出され、このことにより距離圧力を回避し「居心地」よくしていることが推定された。我々は、これをオブジェクトの持つ言い訳効果と考え、そのような‘もの’を「言い訳オブジェクト」と呼ぶこととした。次に、観察実験の結果を考慮し、言い訳オブジェクト効果のあるシステムを実現するための要求分析を行い、伝統的な「囲炉裏」をメタファとして用いることにより、インフォーマルコミュニケーションを触発するシステムを構築し、これを「サイバー囲炉裏」と呼んだ。さらに、実現したシステムの予備的評価を行うため「サイバー囲炉裏」を含む3種類の実験環境を設定し、「居心地」の観点から被験者によるアンケートに基づき、「サイバー囲炉裏」における「居心地」に関するオブジェクトの言い訳効果を示唆する結果を得た。さらに、実運用による評価実験を行い、開発したシステムがインフォーマルコミュニケーションを触発するのに有効であるとの結果を得た。 : We propose a new concept, raison d’etre objects, and a new ware, cyber-hearth, that affords snugness in face-to-face communication in a shared informal place such as a refreshing room or lounge. We carried out observation experiments on the behavior of individuals in such a place and found interesting tendencies: most people behave unconsciously to pay attention to physical objects by watching or handling as excuses for entering or staying there. This might be because participants are unusually close each other in terms of proxemics. We developed a prototype cyber-hearth IRORI that incorporated raison d’etre objects with a facility for enhancing conversations, employing a metaphor ‘hearth’ (‘irori’ in Japanese) as a total design principle since ‘irori’ is well recognized as a snug, traditional informal place in Japan. We preliminarily evaluated IRORI by conducting a user experiment. The results of the experiment suggested that IRORI attained snugness and therefore were effective for catalyzing face-to-face informal communication. Then, we made evaluation experiments in the real environment and obtained results that IRORI was effective to catalyses face-to-face informal communication.