著者
中村 誠 三村 治 若倉 雅登
出版者
日本眼科学会
雑誌
日本眼科学会雑誌 (ISSN:00290203)
巻号頁・発行日
vol.119, no.5, pp.339-346, 2015-05
著者
堀田 弥生
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.452-457, 2020-09-01 (Released:2020-09-01)

災害において情報の入手は我が身を守ることに直結する。本稿では事前の備えが有効な洪水災害を中心に,有用な情報の入手や活用例について取り上げる。ハザードマップや,災害リスクを読み取ることができる地理院地図,今昔マップon the webなどを紹介し,水害リスクの高い土地の実例として東京東部を挙げ,災害リスク,広域ハザードマップ,積極的なリスク情報の公開,過去の大水害と認知度の低さなど,水害リスクと共生する自治体の姿を示す。また,令和元年東日本台風を例に防災情報の課題に言及し,事前の備えとして有益なタイムラインや防災教育サイトを紹介する。
著者
小豆川 裕子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.447-451, 2020-09-01 (Released:2020-09-01)

本稿は,非常時に業務を継続させるためのテレワークの有効性に着目し,導入にあたっての留意点について,概説を行う。コロナ禍前では,テレワークの導入・普及のスピードは緩やかで,政府が設定したKPIにはかなり隔たりがあったが,新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて,一気に導入・普及が進んだ。テレワークの導入・普及にはICT環境とICT以外の環境整備が必要で,総合的に検討することが求められる。今後は,メリット・デメリット,課題解決策を相互に共有して学習し,さらなる改善・革新を行っていくことが求められる。
著者
林 秀弥
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.440-446, 2020-09-01 (Released:2020-09-01)

2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震,2019年の台風19号等では,従来の行政主導・中央集権型のトップダウンの公助による災害対策の限界が強く指摘されている。また,戦後の災害対策は,ダムや堤防といったハードの整備に重点が置かれてきたが,公助の限界を踏まえ,住民自身による自助やコミュニティ内の助け合いである共助を組み合わせた災害対策が求められている。そこで,災害対策基本法で規定された地区防災計画制度によるICTを活用した住民主体の自助・共助によるコミュニティ防災の強化策について,法律学の観点から社会実装のための考察を行う。具体的には,過去の先行研究を踏まえつつ,ICTを活用した防災・減災の強化の在り方について提言を行う。
著者
光森 奈美子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.9, pp.439, 2020-09-01 (Released:2020-09-01)

2020年9月号の特集は「災害に備える」です。近年,豪雨や地震など大規模な災害が立て続けに発生しました。2018年の西日本豪雨,大阪北部地震,北海道胆振東部地震,2019年の台風15号と台風19号による被害は記憶に新しいかと思います。2020年7月にも各地で豪雨災害が起こりました。また「コロナ禍」と称されるように,新型コロナウィルスの感染拡大を受けた一連の状況も災害ととらえることができます。こうした災害時・非常時であっても,あるいは災害時・非常時にこそ情報は必要とされています。利用者の情報要求に応えるためには,資料を守るだけではなく,資料へのアクセスを確保しつつ,可能な範囲で業務を続けることも必要です。そこで今回の特集では,事業継続も含めた災害への事前の備えに焦点を当てました。まず,名古屋大学 林秀弥氏には,防災・減災のための地区防災計画や事業継続計画(BCP)について,ICTの活用を交えつつ論じていただきました。常葉大学 小豆川裕子氏には,業務を続けるためのテレワーク環境整備についてご紹介いただきました。これらを合わせてお読みいただくことで,平時から備えるべきポイントや環境整備について知ることができます。次に,防災専門図書館 堀田弥生氏には,災害情報の入手方法や活用例をご紹介いただきました。東北大学 柴山明寛氏には,様々な自然災害デジタルアーカイブとその活用方法についてご紹介いただきました。自然災害に備えるために必要な情報を,どこから入手し,どのように活用できるのかという点について,2つの記事を参考にしていただければと思います。最後に,今般のコロナ禍においては図書館の休館・利用制限が相次ぎました。資料へのアクセスに困難が生じる一方,様々な形で有料コンテンツの無償公開も行われました。北海道大学附属図書館 山形知実氏には,非常時であっても資料へのアクセスを確保するという側面から,オープンアクセスについて論じていただきました。9月は防災月間です。災害への備えに,本特集を役立てていただければ幸いです。(会誌編集担当委員:光森奈美子(主査),海老澤直美,當舎夕希子,南山泰之)

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著者
西川光次郎 著
出版者
日月社
巻号頁・発行日
1914
著者
高橋 仁美 菅原 慶勇 清川 憲孝 笠井 千景 土橋 真由美 敷中 葉月 澤田石 智子 加賀谷 斉 佐藤 一洋 伊藤 伸朗 本間 光信 佐竹 将宏 塩谷 隆信
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.420-423, 2002-03-31 (Released:2018-08-07)
参考文献数
8

呼吸リハビリテーションを施行して2ヵ月以上経過したCOPD患者に対して,運動耐容能に大きく影響を及ぼす因子について検討するため,一般生体特性(体重,身長など),スパイロメトリー,肺拡散能力,呼吸筋力,大腿四頭筋筋力などを横断的に測定し検討した.測定したデータを正規変換したうえで相関行列を分析し,6分間歩行距離と関連する変数を定量的に探し出して重回帰分析を行った結果,6分間歩行距離には大腿四頭筋の最大筋力を体重で除した体重支持力指数と肺拡散能力が大きく影響を与えることが明らかにされた.