著者
Tomoki Watanabe Satoshi Ito Kentaro Yokoi
出版者
Information and Media Technologies 編集運営会議
雑誌
Information and Media Technologies (ISSN:18810896)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.659-667, 2010 (Released:2010-06-15)
参考文献数
23

The purpose of the work reported in this paper is to detect humans from images. This paper proposes a method for extracting feature descriptors consisting of co-occurrence histograms of oriented gradients (CoHOG). Including co-occurrence with various positional offsets, the feature descriptors can express complex shapes of objects with local and global distributions of gradient orientations. Our method is evaluated with a simple linear classifier on two well-known human detection benchmark datasets: “DaimlerChrysler pedestrian classification benchmark dataset” and “INRIA person data set”. The results show that our method reduces the miss rate by half compared with HOG, and outperforms the state-of-the-art methods on both datasets. Furthermore, as an example of a practical application, we applied our method to a surveillance video eight hours in length. The result shows that our method reduces false positives by half compared with HOG. In addition, CoHOG can be calculated 40% faster than HOG.
出版者
巻号頁・発行日
vol.300 伊予国松山城,
著者
Yoshiaki TANIGUCHI
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (ISSN:09168508)
巻号頁・発行日
vol.E100.A, no.11, pp.2547-2550, 2017-11-01 (Released:2017-11-01)
参考文献数
6
被引用文献数
7

We have proposed a fish farm monitoring system for the efficient farming of tuna. In our system, energy efficient and adaptive control of sensor node is highly important. In addition, since a sensor node is attached to the fish, the transmission range of sensor node is not omni-directional. In this paper, we propose a data gathering mechanism for fish farm monitoring by extending a traditional desyncronization mechanism. In our proposed mechanism, by utilizing acknowledgment packets from the sink node, distributed and adaptive timing control of packet transmission is accomplished. In addition, we apply a reassignment mechanism and a sleep mechanism for improving the performance of our proposed mechanism. Through simulation experiments, we show that the performance of our proposed mechanism is higher than that of comparative mechanisms.

1 0 0 0 OA 碩鼠漫筆 15巻

著者
黒川春村
出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],
著者
樋口 達郎 河合 一樹 宇賀神 秀一
出版者
求真会
雑誌
求真 = Kyushin (ISSN:18837123)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.49-62, 2017-03
著者
仲嶺 政光
出版者
富山大学地域連携推進機構生涯学習部門
雑誌
富山大学地域連携推進機構生涯学習部門年報
巻号頁・発行日
vol.19, pp.42-60, 2017-09

いま、子どもの貧困が教育研究の領域でも各種メディアでも、広く問題とされるようになっている。子どもの貧困問題は、不遇な子ども期・青年期、すなわち学校への就学期間を通しての貧困の「世襲」、世代的連鎖、再生産を導くという事実が問題だとされている。子どもの貧困問題への取り組みは、まず何より教師によってそれが「問題」として認識される必要があり、その上で子ども・若者への対策が実現可能となる。ところが、その際教師は次の2点で乗り越えるべき課題を抱えている。それは第1に、「親の職業や貧富などで子どもを差別しない」という学校の平等主義的なスタンスが貧困問題への認識や取り組みの障壁になることがある(久冨1993:162-163)。さらに第2に、格差社会が進展する中で教師自身の階層的地位が相対的に上昇し、そのことで底辺の実像が見えにくくなるという現代的問題が浮上してきている。「教員世界は圧倒的に『リッチ』です。かつては地方出身の苦学生が多かった職員室でしたが、最近は奨学金を受けてきた教員は私以外にいない学年もありました。しかも、共働きの多い職場ですから生徒や保護者の生活にどこまでかかわるか、割り切れてしまうという側面はあるように感じます」(綿貫2012:152)。教師たちはこれらの条件のなかにあって、どのように子どもの貧困を認識しているのか。本研究は、退職・現職の2つの世代間の労働環境を比較しながら、かれらの持つ子どもの貧困認識について考察しようとするものである。ここでとりわけ教師の労働環境の比較に着目するのはなぜかと言えば、日本の教師が世界各国と比べて異様に長い労働時間を担っていることに加え、ここ20年くらいの間に教師の精神性疾患の増加、および地域・保護者との関係づくりなどの困難化、などといった点において急激な変貌を遂げていることが指摘されているからである(久冨2017:51-64)。今日の教師たちには、子どもの貧困という他者の切実な生活困難・子育てに配慮した実践を企図するゆとりを十分に確保される必要があるが、その実態はどのようになっているのか。本研究では、日本全国で最も貧困率の高い沖縄を調査地に選ぶことにした。戸室健作の調べによれば、2012年のデータでは「沖縄は、この20年間、常に貧困率が最も高い地域であったが、近年はその値が急上昇して34.8%になり、3世帯に1世帯以上が貧困という状況になっている」とされ、さらに子どもの貧困率をみた場合、全国平均13.8%に対し沖縄では実に37.5%にものぼるという(戸室2016:40,45)。2015年に沖縄県がおこなった独自調査でも、沖縄の子どもの貧困率は29.9%にのぼっており(湯澤2016:67)、全国標準を大きく下回る経済格差、および貧困がもたらす子どもへの影響が浮き彫りとなっている。このような過酷な経済状況がどのように教師の貧困認識に現れ出ているのか、把握を試みていきたい。以下では、本調査の概要を示し(2)、教師の労働環境について退職世代の場合と現職世代の場合とをみた後(3と4)、それぞれの世代における貧困認識を比較し(5)考察を加えることにする(6)。

1 0 0 0 OA 水府志料

著者
小宮山昌秀
出版者
巻号頁・発行日
vol.[33],
著者
吉田 史
出版者
日経BP社
雑誌
日経Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.10, no.12, pp.63-72, 2008-12

人気のディストリビューション「Ubuntu(ウブントゥ)」には,実は2つの顔がある。多くのユーザーを獲得している表の顔であるデスクトップ版と,「裏方」として活躍するサーバー版だ。デスクトップ版の陰に隠れてはいるものの,高い能力と安定したサポート期間をもつUbuntuサーバー版に光をあて,特徴や他のディストリビューションとの違いを解説する。

1 0 0 0 OA 御触書集成

出版者
巻号頁・発行日
vol.[78],
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第6回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.D-6, 2015 (Released:2016-03-09)

D-6 サービス価値創造② オーガナイザ: 小坂 満隆 座長: 小坂 満隆 D-6-1 「社会インフラサービス」としての鉄道事業のサービスモデル ○鈴木 雅彦,小坂 満隆(北陸先端科学技術大学院大学) D-6-2 IT企業におけるサービス事業体系とサービス人材定義 ○佐藤 美和子(日本電気株式会社 製造・装置業システム開発本部) D-6-3 サービスイノベーション知識体系:SIMBOK の構想 ○小坂 満隆(北陸先端科学技術大学院大学)
著者
小宮山昌秀
出版者
巻号頁・発行日
vol.[36],

1 0 0 0 OA 玉蜻考

著者
藤原雅澄 [著]
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1823

1 0 0 0 OA 文政武鑑 4巻

出版者
千鐘房須原屋茂兵衛
巻号頁・発行日
vol.[5], 1823
著者
三反畑 修 綿田 辰吾 佐竹 健治 深尾 良夫 杉岡 裕子 伊藤 亜妃 塩原 肇
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2016年大会
巻号頁・発行日
2016-03-10

2015年5月2日に鳥島の近海で発生したM5.7の地震は,震央から約100km北方の八丈島では60cmの津波が観測されるなど,地震の規模から想定されたよりも大きな津波を引き起こした「津波地震」であったと言える.Global CMT解の震源は,伊豆・小笠原海溝に沿った火山体である須美寿カルデラ付近の地下浅部に定まっている.この地域では規模・震源メカニズムの類した地震が,1984年,1996年,2006年に観測され,同様に津波を発生させている(Satake and Gusman, 2015, SSJ).1984年の地震に関して,Satake and Kanamori (1991, JGR) は長波近似を用いた津波伝播シミュレーションにより,円形の隆起の津波波源モデルを提案した.震源メカニズムは地下浅部でマグマ貫入に伴う水圧破砕(Kanamori et al., 1993)や,カルデラの環状断層(Ekström, 1994, EPSL)の火山活動に伴うCLVD型の地震モデルが推定されている.2015年の鳥島地震による津波は,海洋研究開発機構が設置した10の海底水圧計から成る観測点アレーによって観測された.水圧計アレーでの観測波形は,波束の到達時間が長周期ほど遅くなる分散波としての特徴を示しており,特に位相波面の到来方向が観測点と震源を結ぶ方向から,低周波の位相波面ほど大きく外れるという特異な傾向が確認された(深尾ほか,本大会).本研究では,津波を分散性の線形重力波として扱い,周波数ごとの位相波面およびエネルギー波束の波線追跡をおこなった.まず,線形重力波の理論式と平滑化した水深データを用いて,各周波数での二次元位相速度場・群速度場を反復計算により帰納的に計算した.位相速度・群速度の両速度場を用いることで,周波数ごとの位相波面およびエネルギー波束の伝播時間の測定が可能になる.そして,球面上の地震波表面波の波線方程式(Sobel and Seggern, 1978, BSSA; Jobert and Jobert, 1983, GRLなど)と同様な方程式について数値積分を行い,須美寿カルデラを波源とする各周波数の波線を追跡した.周波数に依存する波線追跡の結果,低周波の波ほど水深の影響を受けて波線が大きく曲がる様子が確認された.特に,波源から北東へ射出した波線が北側に大きく曲がり,周波数が低いほど波面の進行方向が変化する傾向が見られた.この結果は,水圧計アレーに入射する位相波面の到来方向が周波数に依存して変化するという観測結果と調和的である.また,波線追跡に基づくエネルギー波束(群速度)の到達時間は,水圧計アレーの各周波数帯における波束の最大振幅の到達時間によく一致した.さらに,周波数帯によらず波源の北方向で波線が集中する様子が確認された.この結果は,北側の広い方向に放射された波が地形変化による速度勾配によりエネルギーが集中することで,八丈島での振幅が大きくなった可能性を示唆している.本手法による周波数に依存する波線追跡により,長波近似がよく成り立つ長周期の波動だけでなく,分散効果により後続波として到達する高周波の波についても同様に波線を追跡し,津波伝播の特徴をより詳細まで捉えることができる.例えば,周波数帯ごとの津波の伝播経路上の特徴的な地形が波形に与える影響を考察することや,高周波の後続波を含むエネルギー波束の到達時間を,少ない計算量で推定することが可能になる.