著者
安田 孝志 吉野 純 村上 智一 村上 智一
出版者
岐阜大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

IPCCの温暖化シナリオA1Bの下での伊勢湾台風級の台風の強大化とそれによる伊勢湾での高潮・高波の計算を,大気-海洋-波浪結合モデルと軸対称渦位モデルの組み合わせによって大気・海洋力学的に行い,その結果を基に,高潮災害の減災戦略・対策に必要な外力を科学的に予測するシステムを開発した.
著者
古橋 武 吉川 大弘
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

文字を想起するだけでコンピュータに入力できる日本語入力システムを開発した.信頼度に基づく自動再送要求法, 誤り関連電位に基づく誤り訂正法, 信頼度に基づいて候補刺激を絞る選択的自動再送要求法を提案した. 途中までの入力から次の文字を予測して変換候補を提示する手法, 次の文字への遷移確率を判別に利用する手法を提案した. 実験により文章入力時間の削減効果を確認した.追加学習法を提案し,一週間後の再開時に事前学習が要らないことを確認した
著者
今井 繁 長尾 智晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.58, pp.59-66, 1998-05-21
被引用文献数
3

自動作曲を人間が作曲を行うための補助的なものと考えると, 作曲のための素材として, バラエティに富む多様な曲を人間に対して提供することが必要となると考えられる.以上の考えに基づき, ランダムな音符列を遺伝的アルゴリズム(GA)により一般的な音楽理論に適合させていくという手法を用いて作曲を行った.その際, コード進行とメロディを決定する双方のプロセスに対してGAを適用した.また, 生成された曲に対する人間の主観評価実験を行ったところ, 本手法により定めた適応度関数は人間の評価を的確に反映していることを確認した.
著者
片岡 弘次
出版者
大東文化大学
雑誌
大東文化大学紀要. 人文科学 (ISSN:03861082)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.A115-A130, 2008-03

イン・パ分離独立で生じたパーキスターンへの難民が,パーキスターンの中に定住する中で,どのような問題が生じたかを,移民を扱った映画「七つの海を越えて」さらに動乱文学にあたる小説『目の前は海』及びイギリス,カナダで難民二世のインタビューを通して考える。