著者
加藤 真也
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.31, pp.187-198, 2010-03-20

本稿は,美術教育における鑑賞授業の意義とあり方について再考することを目的とする。本稿の方法論は,鑑賞授業の構成要素から,指導者の鑑賞指導力,学習者の鑑賞学習力,学習環境の三つの主要素を取り出し,これらの要素を分析することで,鑑賞授業における現状と課題を明確にし,手立てを講じた鑑賞授業計画を可能にするというものである。事例では,小学校4年生の発達障害児を対象に,「あいち健康の森」のパブリックアートを鑑賞題材とした授業実践を行い,鑑賞授業の方法論としての教育的成果を実証した。
著者
松浦 義弘
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.1043, pp.100-122, 2011-03
出版者
校倉書房
雑誌
歴史評論 (ISSN:03868907)
巻号頁・発行日
no.718, pp.1-74, 2010-02
著者
塩田 昌弘
出版者
大手前大学・大手前短期大学
雑誌
大手前大学論集 (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.157-185, 2008

芦屋市谷崎潤一郎記念館は、明治・大正・昭和の時代を通して文豪の名に相応しい文筆活動をした小説家、谷崎潤一郎(明治19年〜昭和40年)の原稿、書簡、書籍、美術工芸品、愛用の日用品などを展示して、世界の谷崎文学の普及を試みたもので、昭和63年、芦屋市に開館された。明治44年、小説『刺青』、『麒麟』を発表した谷崎は、永井荷風に絶賛され、文壇の第一線に登場した。大正12年、関東大震災の後、関西に移り住み、確実にその文学の才能を開花させていった。昭和8 年、代表作の『春琴抄』、『陰翳礼讃』を発表している。昭和9 年、兵庫県武庫郡精道村打出下宮塚16(現在の芦屋市宮塚町12富田砕花旧居)に住み、創作に精進している。昭和10年には、谷崎潤一郎のインスピレーションの源泉となった女性・根津松子と結婚した。昭和18年、58才の時、芦屋の風土と日本の文化の古典美に想をえた名作『細雪』を発表するにいたる。昭和24年、『細雪』により朝日文化賞を受け、同年、文化勲章を受章した。昭和40年、80才で死去。記念館は、谷崎好みの数寄屋風に設計、庭園は京都市左京区下鴨の旧居、潺湲亭(せいかんてい)の庭を模して作られている。関西、谷崎が好んだ芦屋という風土、そこから生まれた文学作品、文豪の創作を助けたたたずまい、これらの要素をこの記念館は総合的に理解できる様に設計されている。風土と文学と建築美について論考しようと考えている。
著者
山田 岳晴
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

災害に関連する未刊行の文書の発見・確認により、海と共存する社殿の維持には、突発的な災害対策活動以外にも日常の活動が重要であることが明らかとなった。また、本殿内の玉殿安置形式は事前防災の観点から生じたともいえる。その形式は安芸国に広く分布し、厳島神社を祖型とすることが判明した。さらに、その他類例調査の分析により、施設の維持には災害の許容などの特徴が見出され、厳島神社の伝統的な災害回避と保護機能が明らかとなった。
著者
川崎 誠治 石崎 陽一
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

GV/SV比40%以下のグラフトを含む左葉グラフトを用いた生体肝移植でも成績は良好であった(1年生存率100%、5年生存率94%)。左葉グラフト移植後に門脈血流量の著明な増加が認められた。また移植後門脈圧と移植後二週間の一日平均腹水量に相関が認められ、移植後の門脈圧が25mmHg以上の症例では大量の腹水が認められた。移植後門脈圧が25mmHgでは脾動脈結紮、脾摘などの門脈流量調節が必要と考えられた。
著者
佐野 泰久
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009-04-01

省エネルギーパワーデバイス用炭化ケイ素(SiC)基板は硬くて脆いため、従来の加工法では高能率な加工が困難である。大気圧プラズマを用いた高能率化学エッチングであるPCVM (Plasma Chemical Vaporization Machining)によるSiC加工用実験装置を製作し、SiC基板の薄化とダイシングの基礎検討を行った。その結果、2インチ基板を用いた薄化の基礎検討において、加工速度0.5μm/minという高加工速度が得られ、小片基板を用いたダイシングの基礎検討の結果、200μm以下の溝幅で10μm/min以上の切断速度が得られることが分かった。