4 0 0 0 OA 書評

出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.143-153, 2008-06-30 (Released:2008-08-11)
著者
佐浦 敬之 辻 慶太
巻号頁・発行日
2009

図書館が利用履歴を保存・活用することに関する図書館利用者の意識を明らかにすることを目的として,高校生以上の公共図書館の来館者に対して質問紙調査を行い,198 件の有効回答を得た。結果,図書館サービス提供のために利用履歴を保存することに関して,「サービスの利便性」,「履歴は秘密にするほどのものではない」などの理由から約7 割が容認できると回答した。一方,残りの約3 割は,「個人情報の流出やプライバシー侵害への懸念」,「流出リスク軽減の優先」などの理由から,容認できないと回答したことが分かった。
著者
髙坂 健次 Kenji Kosaka
雑誌
社会学部紀要 (ISSN:04529456)
巻号頁・発行日
no.114, pp.37-63, 2012-03-15
著者
植田 邦彦
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類,地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.117-126, 1980

オオヤマレンゲ Magnolia sieboldii は,モクレン属オオヤマレンゲ節に分類される落葉性大本植物である。雄〓の色・葉形・葉の大きさ・毛の色と量・花の咲き方・樹形・樹高及び生育環境に変異が見られ,その変異に地理的なまとまりがあるので,2亜種,日本(谷川連峰から屋久島)と中国の安徽省・広西省に分布するオオヤマレンゲM. sieboldii ssp. japnicaと,朝鮮,南満州に分布するオオバオオヤマレンゲ(新称) M. sieboldii ssp. sieboldii を認める。オオヤマレンゲは,古く花壇地錦抄(三代目 伊藤伊兵衛,1695)にあげられており,また地錦抄附録(四代目 伊藤伊兵衛,1733)によれば延宝年間(1673〜1680)に江戸に栽培用として持ち込まれた。その後,岩崎灌園は草木育種(1819)と本草図譜(1828)で,雄〓の色に紅白の2種類があるとしている。オオヤマレンゲの名は大峰山に生えているため,つけられたということなので,日本に自生していることは,当時すでに知られていた。伊藤圭介は栽培されていたオオバオオヤマレンゲの標本をSIEBOLDにわたしたが,ラベルには日本の高山に自生と書かれている。その標本がもとになって,オオバオオヤマレンゲ M. parviflora SIEB. et ZUCC.(non BL.)が記載された。伊藤圭介が両者を混同していた事は,後年著した小石川植物園草本図説(1881)からもうかがえる。彼は,濃赤紫色の雄〓が示されているオオバオオヤマレンゲの絵に,日本の深山に自生するオオヤマレンゲの説明文を書いている。更に,雄〓に紅色と紫色の2種類があって,紅色のものは中国産のオオヤマレンゲであると誤った説明をしている。欧米では,上記の文献等は訳されてはいたが,雄〓の色に2種類あることは問題にされず,日本の種苗商より得たオオバオオヤマレンゲは日本産と信じられていた。それと,WILSONらが朝鮮より持ち帰ったものは,当然のことながら,同一物とされてきた。こうして,長らく日本のオオヤマレンゲの実体は,顧みられず,状況は日本においても同様であった。文献にみられる限りでは,岡ら(1972)の山口県植物誌でのオオヤマレンゲの記載をきっかけに,ようやく雄〓の色が注目され始めたようである。また,園芸的に栽培されているものは朝鮮産ではないかとの疑いも生じていた。オオバオオヤマレンゲは,朝鮮では少し山地に入れば極めて普通で,様々な環境下で旺盛に生育しており,3-10mの大灌木〜小喬木である。それに対し,オオヤマレンゲは,深山に点在し,やせ尾根や岩場,林縁等の限られた所にのみ生え,1〜3mの灌木で,葉もより小さく毛も少なく,全体的にひ弱な印象を受ける。大峰山以外では稀な植物で,オオヤマレンゲ節の他の種と,生育地・分布型・樹形等を比較して考えると,遺存種といっていいだろう。雄〓の色は,前者では本節の他種同様,濃赤紫色であるが,後者では白地に紅色が少しさす程度である。この様に,両者は容易に区別がつき,明らかに分類群を異にする。しかし,葉・花・毛等の形質を,個々にとり出してみた場合,雄〓の色をのぞいて,変異が連続してつながってしまう訳ではないが,多少とも変異は重なりあう。更に,モクレン科を通じて重要な分類形質である葉裏面の毛を両者間で比較すると,オオバオオヤマレンゲの方が,図2に見られる様に,色素沈着のない細胞が長い点等で違うものの,細胞構成や直毛で基部からねている点ではまったく同一である。こうしたことを考え合わせると,両者は互いに独立種として扱える程ではなく,地理的亜種としてとらえるのが適当であろう。八重咲きのものが時にオオバオオヤマレンゲに見られ,花彙(1765)や上記の小石川植物園草木図説,白井光太郎(1933)の樹木和名考等に絵がのせられており,欧米の書にもよく紹介されている。和名・学名とも様々につけられているが,正式に記載された学名はなく,また分類群としても認められない。オオヤマレンゲに6枚以上の花弁はまず見つからないが,オオバオオヤマレンゲでは6〜8枚の花弁は普通で,同一の木に6枚の花弁の花と八重咲きのものが同時に咲いたりする。
著者
高原 基彰
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.206-215, 2010-09-30 (Released:2012-03-01)
参考文献数
38
被引用文献数
1
著者
伊藤 博敏
出版者
講談社
雑誌
現代
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.164-171, 2003-08
著者
尾川 順子 並木 明夫 石川 正俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.628, pp.73-78, 2003-01-28
参考文献数
17
被引用文献数
7

強化学習における割引率を学習進度によって調整することの有用性を示す.学習進度が浅いときには割引率を下げて即時報酬を重視し,学習が進むにつれて次第に割引率を大きくして,将来の報酬も考慮していくという戦略を提案する.また,学習進度の調整法として,指数的調整,TD誤差による調整,信頼度による調整を提案する.これをwindy gridworld 課題により検証する.
著者
鈴木 武徳
出版者
医学の世界社
雑誌
産婦人科の世界 (ISSN:03869873)
巻号頁・発行日
vol.28, no.11, pp.p1079-1083, 1976-11
著者
Chikako TANAKA Takayuki MIYAZAWA Masahisa WATARAI Naotaka ISHIGURO
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.67, no.9, pp.951-953, 2005 (Released:2005-10-07)
参考文献数
17
被引用文献数
20 55

Some public areas in Japan such as parks and gardens can be highly contaminated with pigeon feces. We examined levels of four bacterial contaminations in fecal samples from feral pigeons in 7 prefectures. We isolated Salmonella Typhimurium and S. Cerro from 17 (3.9%) of 436 samples, as well as Mycobacterium spp. including M. avium-intracellulare complex from 29 (19.0%) of 153 samples. The polymerase chain reaction detected Chlamydia psittaci and C. pecorum in 106 (22.9%) of 463 samples, but E. coli O-157 was not isolated from any of the samples. Our results indicate that pigeon feces are a source of several zoonotic agents for birds, animals and humans.
著者
戸塚松子 著
出版者
盛林堂書店
巻号頁・発行日
1924
著者
渡邉 雄介 中原 千尋 河田 純 大薗 慶吾 鈴木 宏往 宮竹 英志 井上 政昭 石光 寿幸 吉田 順一 篠原 正博
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, pp.759-768, 2013-10-01 (Released:2013-10-11)
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

症例は86歳の男性で,上腸間膜動脈(superior mesenteric artery;以下,SMAと略記)血栓症に対する血栓溶解療法・抗凝固療法を誘引として発症したコレステロール塞栓症(cholesterol crystal embolization;以下,CCEと略記)による腸閉塞に対し,単孔式腹腔鏡下手術(single incision laparoscopic surgery;以下,SILSと略記)を施行した.CCEによる腸閉塞はまれであり,これに対し単孔式を含めた腹腔鏡下手術を施行した報告はない.本症例に対しSILSを安全に施行するうえで,術前の閉塞部位の同定とイレウス管による腸管の減圧などが有効であった.今後,インターベンション治療や抗凝固療法の増加に伴いCCEの罹患数は増加するものと考えられ,一般消化器外科医もこの疾患の存在を認識することが重要である.また,本症例のようにCCEはSMA血栓症などの致死的な疾患を背景として発症する可能性のある疾患であり,外科的治療を考える際には低侵襲な単孔式を含めた腹腔鏡下手術も治療選択肢としてあげられると考えられた.
著者
黒田 澤井 玲子 佐々木 裕 西川 智子 黒田 和道 桜井 孝治 山本 樹生 清水 一史
出版者
日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.496-498, 2011-10-15
被引用文献数
2

我々は,カリン(<I>Chaenomeles sinensis</I>)中の高分子ポリフェノールの季節性インフルエンザウイルス A/Udorn/ 307/72 (H3N2)に対する感染性中和活性および赤血球凝集抑制効果を既に報告している.<BR> カリン中の活性画分CSD3を用いて,新型インフルエンザウイルス A/Chiba/1001/2009 (H1N1) pdm に対する赤血球凝集抑制活性および感染性中和活性を評価したところ,5 μg/ml のCSD3で処理したウイルスは赤血球凝集価が約1/2に,感染性が約1/10に減少することが明らかになった.250 μg/mlの処理では感染価は1/3 000に減少したこれらの結果は,カリン中の抗インフルエンザウイルス活性成分は,H1N1新型インフルエンザウイルスに対しても有効であることを示す.更に,赤血球凝集価の減少以上に感染性が減少したことからウイルス吸着段階以降における抑制作用の存在が示唆された.
著者
梶野 洸 鹿島 久嗣
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.133-142, 2012 (Released:2012-03-27)
参考文献数
16
被引用文献数
18 32

It has attracted considerable attention to use crowdsourcing services to collect a large amount of labeled data for machine learning, since crowdsourcing services allow one to ask the general public to label data at very low cost through the Internet. The use of crowdsourcing has introduced a new challenge in machine learning, that is, coping with low quality of crowd-generated data. There have been many recent attempts to address the quality problem of multiple labelers, however, there are two serious drawbacks in the existing approaches, that are, (i) non-convexity and (ii) task homogeneity. Most of the existing methods consider true labels as latent variables, which results in non-convex optimization problems. Also, the existing models assume only single homogeneous tasks, while in realistic situations, clients can offer multiple tasks to crowds and crowd workers can work on different tasks in parallel. In this paper, we propose a convex optimization formulation of learning from crowds by introducing personal models of individual crowds without estimating true labels. We further extend the proposed model to multi-task learning based on the resemblance between the proposed formulation and that for an existing multi-task learning model. We also devise efficient iterative methods for solving the convex optimization problems by exploiting conditional independence structures in multiple classifiers.

4 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1949年04月04日, 1949-04-04
著者
柳生 悦子
出版者
日本風俗史学会
雑誌
風俗 (ISSN:02869802)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.p35-53, 1978

4 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年02月06日, 1915-02-06