著者
山田 晃司 橋本 竜作 幅寺 慎也
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.643-651, 2020-06-01

音読に際して異なる誤りを呈した2例の純粋発語失行例を報告した。症例Aは多彩な音の誤り(置換・歪み・省略)を生じ,症例Bは主に長母音の省略とピッチの誤りを認めた。2例の病巣部位は,左中心前回の中で異なっており,症例Aは左中心前回の前壁を除く後部からやや深部に,症例Bは左中前頭回および中心前回前部を含む深部白質であった。誤りのパターンを中心前回での病巣の違いから検討した。
著者
田中 素香
出版者
比較経済体制学会
雑誌
比較経済研究 (ISSN:18805647)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.2_1-2_14, 2020 (Released:2020-09-04)
参考文献数
23

EUの右派ポピュリズム政治を,①経済格差拡大トレンド,②事件(危機),③事件(危機)に対する「エリート」の処理能力,そして④権力を取ったポピュリズム政治の動向,の4次元を意識して考察した.ユーロ危機,リーマン危機とそれに対する「エリート」の対応不全が右派ポピュリズムを高揚させたが,地域・国により独自性がある.2019年から運動は干潮期に入ったが,パンデミック危機により見通しが困難化している.
著者
宮尾 暁 久保田 有一 梛野 尚人 江川 悟史 中本 英俊 福地 聡子 川俣 貴一
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.466-470, 2021 (Released:2021-07-30)
参考文献数
9
被引用文献数
1

てんかん診療における不整脈の出現は突然死へとつながる可能性を有する.今回,致死性不整脈から心停止に陥り蘇生した1例を経験し,外来,急変前後,蘇生後,回復期まで,経時的な心電図変化を捉えた.心電図の経時的変化では,QT延長やブルガダ型波形が確認された.心電図変化を誘発する可能性を持つNaチャネル遮断薬,向精神薬との薬理作用,及び薬物動態的相互作用の認識の重要性に注目し,てんかん診療における心電図の重要性を強調した.
著者
Tomoya Shintani Yuhei Kosuge Hisashi Ashida
出版者
The Japanese Society of Applied Glycoscience
雑誌
Journal of Applied Glycoscience (ISSN:13447882)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.37-43, 2018-08-20 (Released:2018-08-20)
参考文献数
45
被引用文献数
6 18

Glucosamine (GlcN) is commonly used as a dietary supplement to promote cartilage health in humans. We previously reported that GlcN could induce autophagy in cultured mammalian cells. Autophagy is known to be involved in the prevention of various diseases and aging. Here, we showed that GlcN extended the lifespan of the nematode Caenorhabditis elegans by inducing autophagy. Autophagy induction by GlcN was demonstrated by western blotting for LGG-1 (an ortholog of mammalian LC3) and by detecting autophagosomal dots in seam cells by fluorescence microscopy. Lifespan assays revealed that GlcN-induced lifespan extension was achieved with at least 5 mM GlcN. A maximum lifespan extension of approximately 30 % was achieved with 20 mM GlcN (p<0.0001). GlcN-induced lifespan extension was not dependent on the longevity genes daf-16 and sir-2.1 but dependent on the autophagy-essential gene atg-18. Therefore, we suggest that oral administration of GlcN could help delay the aging process via autophagy induction.
著者
鈴木啓晃 岡良祐 宮岡伸一郎
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.481-482, 2011-03-02

近年、PCでイラストを描く人が増えている。描かれるのは人物イラストが多く、そのポーズでイラストの印象は大きく変わってくる。しかし、違うポーズの印象を見たいと思っても、ポーズを変えるには描き直しや、拡大縮小、変形の処理をかけるなど、多くの工程や時間がかかってしまう。また、従来の変形は四角形の枠を用いた処理が多く、変形の際の自由度が低いため、自然な形に変形することが困難である。そのため、作業を進めていると、イメージしたポーズや全体像が崩れてしまうことがある。この問題を解決するため、Harmonic Coordinatesの技術を応用し、自然で素早くポーズ変更をすることのできるツールを開発した。ツールの概要と実験結果について報告する。
著者
任 萌萌
出版者
広島大学大学院人間社会科学研究科人文学プログラム総合人間学分野
雑誌
比較日本文化学研究 (ISSN:18828701)
巻号頁・発行日
no.14, pp.105-115, 2021-03-31

Rai Mikisaburou is the son of Rai Sanyou, who is famous for his poetry. And he is also the disciple of Yanagawa Seigan, who is one of the representative poets at the end of the Edo period. At present, the literary field of poetry, which Miki is good at, has not been dealt with properly among Japanese literary researchers. The research so far tends to be discussed in comparison with Sanyou, simply labeling it as Miki as a patriot who revere the emperor expel the western barbarians. The influence relationship with Sanyou's poetry will be clarified through a detailed and in-depth analysis of their poetry. Especially, to explore the impact of Miki by analyzing his poems in memory of Sanyou.
著者
瓜生 吉則
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

日米のマンガおよびコミックの愛好者が集うイベント(コミックマーケットおよびコミック・コンベンション)を主要な事例としながら、両国におけるアマチュアとプロとの境界の差異について比較検討した。日本においては「読者共同体」のコード(約束事)がアマ/プロ問わず共有されやすいのに対して、アメリカでは両者の境界が比較的強く引かれていること、およびその背景として文化産業としてのマンガ/コミック出版社の歴史的な形成過程が存在することを実証的に明らかにした。
著者
北 博之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1474, pp.96-99, 2009-01-19

会社のためだろうがなんだろうが、絶対に不正を働いてはいけません。法を犯し、逮捕されてしまった私からのお願いです。 私は2008年4月まで大阪のアクセスという会社の社長でした。前任の村上次男さんが立ち上げた、システム開発会社です。私はその村上さんから不正会計を指示され、従ってしまいました。しかし、不正をすれば、いずれ発覚します。

3 0 0 0 OA 瓦斯事業要覧

著者
農商務省商工局 編
出版者
帝国瓦斯協会
巻号頁・発行日
vol.大正10年度, 1922

3 0 0 0 OA 電気年鑑

著者
電気之友社 編
出版者
電友社[ほか]
巻号頁・発行日
vol.大正11年, 1926