著者
大渡 勝己 木谷 裕紀
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:21888736)
巻号頁・発行日
vol.2021-GI-46, no.15, pp.1-7, 2021-06-12

二人単貧民はトランプゲーム大富豪を簡略化した二人零和完全情報ゲームであり,この勝者は両プレイヤの手札枚数に対して線形時間で決定できる.本研究では,二人単貧民において,勝者の最後の提出札に着目し,この札の上に相手が札を提出可能か,またはパスしかできないかを考慮して試合結果を細かく分ける.このとき,互いのプレイヤの最強札の強さが異なる条件下においては,この試合結果についても手札枚数に対して線形時間で求められることを示す.さらに,最強札が同じ強さの場合についても,計算機実験の結果から予想しているゲームの性質について議論する.
著者
豊浦 正広 五十嵐 哲也 齋藤 豪 寺田 貴雅 茅 暁陽
雑誌
研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:21888949)
巻号頁・発行日
vol.2016-CG-162, no.1, pp.1-7, 2016-02-01

カラー写真などの任意の画像から多色織ジャカード織物パターンを生成する.ジャカード織物は数百本から数千本の並列化された経糸と緯糸が交差して構成され,各格子点での経糸と緯糸の上下を定義することで模様を作り出すことができる.多色織パターンは,各行各列の経糸色・緯糸色と格子点での上下関係を示す二値画像によって表現できる.従来法ではグレースケール画像のみを対象にしたり,カラーチャンネルごとに独立に処理したりしていたために,入力画像が持つ色調や陰影を十分に保つことができなかった.本研究では多色織パターンの生成のために (1) 任意色の経糸・緯糸による画像二値化,(2) 入力画像に適切な糸色の自動選択を提案する.実験では,生成されたパターンから製織した結果を示し,提案手法の有効性を示す.
著者
حسن كو ناكاتا Hassan Ko Nakata
出版者
جامعة دوشيشا, مركز الدراسات المتعددة المواضيع للأديان التوحيدية
雑誌
مجلة مركز الدراسات المتعددة المواضيع للأديان التوحيدية = Journal of the interdisciplinary study of monotheistic religions : JISMOR (ISSN:18808433)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.63-76, 2006-02-28

الأسلام دين كل الأنبياء منذ آدم، و إجماع الإسلام – بصرف النظر عن طوائفه أو مذاهبه – على أن النجاة تتعدى "أمة محمد" إلى كل الموحدين في العالم. و أما إمكانية النجاة فيما يتجاوز أمة محمد، فبدأت من دعوة محمد فصاعداً، و هكذا فإن عقيدة المذهب الأشعري في الإسلام السني قد رأت بنجاة الناس في المناطق التي لم ينتشر فيها الإسلام، و ليست فكرة نجاة غير المسلمين نتاج عملية توفيقية أو انتقائية، بل هي نظرياً غيره من الديانات يمكن في تعميق و تطوير نظريات المذهب الأشعري في النجاة و الخلاص. يمكن أن يكون للعقيدة التي تنادي بنجاة الناس الذين لم يتعرفوا على الإسلام أهمية كبرى في نشر الدين في بلاد يشتد فيها تعلق الناس باحترام الأجداد ، حيث لا يوجد تاريخ طويل في الاتصال بالإسلام، هذا لأن حظر احترام الأجداد و الاستغاثة لأجلهم قد يكون بالتالي عقبة أمام نشر الدين التوحيدي في تلك البلاد.
著者
夜久 正雄
出版者
亜細亜大学アジア研究所
雑誌
アジア研究所紀要
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1-27, 1997
著者
夜久 正雄
出版者
亜細亜大学アジア研究所
雑誌
アジア研究所紀要
巻号頁・発行日
vol.14, pp.45-77, 1987
著者
植田 康孝
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.28, 2018-03-31

アイルランド出身の劇作家ジョージ・バーナード・ショーは「老いるから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから老いるのだ」と残し,人は感情から老いることを諭した。明るい社会を構築するためには,夜遊びを楽しむ元気で健康な大人が必要であり,日本でも,「夜の活力」を維持する努力が欠かせない。高齢者は若者に比べ夜間の屋外活動時間が短いため,社会の高齢化に伴い日本の夜間経済(ナイトタイム・エコノミー)が縮小しつつある。訪日外国人客からは,日中には観光に忙しいが,夕食後は時間を持て余すため,日本の都市について「夜,遊べる場所が少ない」との不満が聞かれる。夕食後の午後8時から午前3時までの時間帯は飲食やカラオケが主体となっているが,訪日客の本時間帯における消費は少ない。欧米では,ミュージカルに音楽ライブやダンスなど,大人が深夜まで楽しめる「クラブ文化」が根付き,「ナイト・エンタテインメント」(「夜遊び経済」)が盛り上がって来ている。年間4,000億円とも言われる「ナイト・エンタテインメント」市場の創設に向け,ナイト・エンタテインメントを楽しむモデルケースが求められている。 本稿は,「子供向けエンタテインメント」に対する抑制された「遊び」に対する反発として,「遊び」の原点である「快楽」を求める「ナイト・エンタテインメント」の「飲酒」を取り上げる。時に「ナイト・エンタテインメント」に有用性は認められず,その享受者は後ろめたささえ感じて来た。実際,大衆が楽しむ多くの「ナイト・エンタテインメント」は低俗なものとして,高級文化に対置され,一段低く見なされた。なお且つ学術的研究の対象からも排除され,時に低級なものとして揶揄の対象となる傾向があった。映画や文学,スポーツなど「子供向けエンタテインメント」には有用性があるとされ,「ナイト・エンタテインメント」は堕落的,金銭浪費的であると捉えられた。 本稿で扱う「飲酒エンタテインメント」には,人口減少,少子高齢化,若者のお酒離れなどマイナストレンドが進む。エンタテインメントの選択肢が数多く存在する21世紀にあって,居酒屋での飲酒は現代人には時間的に長過ぎるエンタテインメントであり,衰退傾向にある。例えば,ビール市場は1994年をピークとして,近年は下落基調が継続し,ピーク時の4分の3になった。また,日本酒の消費量は直近40年間でピーク時の3分の1にまで減少している。しかし,近年,人工知能により大幅に品質改善が進み,SNSでの高い評価を受けて,国内需要の見直しに留まらず,日本製ワインや日本酒の輸出も増加傾向にある。ワインや日本酒の輸出増加の恩恵を受け,原料となるブドウや酒米の生産量も増加に転じている。飲酒エンタテインメントにおいて,人工知能技術の導入による技術革新を発端として,輸出→生産増→原料生産増加という経緯を経た「第6次産業化」が進行中であることは,ナイト・エンタテインメントに新時代(人工知能やロボットなどを上手に利用する「テック社会」)の到来を促している。
著者
小野寺 峻一 山本 奬 川原 恵理子 亘理 大也
出版者
岩手大学大学院教育学研究科
雑誌
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.243-253, 2021-03-31

本研究の目的は,自殺予防教育の一環として,「援助要請の仕方・受け止め方」の心理教育プログラムを作成し,高校生を対象に実施し,その成果を検証することであった.作成したプログラムについて,援助要請の仕方・その受け止め方共に,当初の自信による適用の禁忌はないことが確認された.援助要請の仕方・その受け止め方の自信の向上については,自信の程度が,中程度,低い生徒に対して,効果が認められた.援助要請姿勢のへの変化に関しては,「部活や習い事」は有意に多く,「友達と口論」は有意,「成績が上がらない」は有意傾向であることが示された.高校生にとって,心理教育プログラムは,援助要請の仕方とその受け止め方の自信を向上する傾向にあり,心理面,社会面の問題において,援助要請姿勢を変容させる可能性が示唆された.
著者
白石 浩介
出版者
名古屋市立大学
巻号頁・発行日
2018-03-26

平成29年度
著者
杉田 聡
出版者
明石書店
雑誌
福沢諭吉朝鮮・中国・台湾論集 : 「国権拡張」「脱亜」の果て / 杉田聡編
巻号頁・発行日
2010-10-25

『福沢諭吉朝鮮・中国・台湾論集』に付した解説「福沢諭吉と朝鮮・中国・台湾」のうち「一『時事新報』論説は誰の思想を表しているか : 本書を福沢の論集とするゆえん」、その「後記」(付記)、『論集』自体の「あとがき」、『論集』の目次および文献一覧を登録したもの。
著者
武部 啓
出版者
亜細亜大学教養部
雑誌
亜細亜大学教養部紀要
巻号頁・発行日
vol.10, pp.52-44, 1974