著者
加藤 三重子
雑誌
成城国文学
巻号頁・発行日
no.18, pp.100-116, 2002-03
著者
兵野 洋一 田野 俊一 市野 順子 シュ ビン
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.418, pp.93-98, 2010-02-11

アルファベットを特定のルールに従って組み合わせる事で,英単語を漢字のような方形の文字として表現する「新英文書法」という現代美術の作品がある.この作品を美術館の来館者にインスタレーションとして体験してもらうため,コンピュータで文字を生成するアルゴリズムをアーティストと共に検討し,キーボードから入力されたテキストをその場で処理して出力するプログラムを開発した.
著者
加來 浩器
出版者
金原出版
巻号頁・発行日
pp.1917-1924, 2018-12-01

マスギャザリングは,「一定の期間,限られた地域で,同じ目的の人が多く集まる状態」と定義され,さまざまな健康危機管理事態を想定した備えが重要である.マスギャザリングによって公衆衛生基盤の一部が破綻すれば,① 病原体の増加,② 非土着の病原体の侵入,③ 空間環境による感染リスクの増大,④ 感染経路対策の不徹底,⑤ 外来種節足動物による感染,⑥ 土着種節足動物による感染,⑦ 感受性者層の増加,などが起こり,感染症の発生のリスクが増加する.国際的なマスギャザリング時には,① 輸入感染症の発生,② 国内の流行疾患の発生,③ イベント会場から国内の他地域への拡散,④ 輸出感染症,などの影響が発生する.
著者
小原 真史
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.8-10, 2015 (Released:2016-10-15)
参考文献数
4

写真史家のジェフリー・バッチェンが言うように,われわれは 「芸術写真」 の傑作だけでなく,「ヴァナキュラー写真」 にも注意を払う必要があるだろう.写真の民主化は多くの 「ヴァナキュラー写真」 を生み,イメージの分有を可能にした.本稿では「カメラばあちゃん」と呼ばれたアマチュア写真家・増山たづ子の仕事を例に 「ヴァナキュラー写真」 のプルラモニティ(プルラモン性)について考察する.
著者
森 正人
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.1-27, 2005-01-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
117
被引用文献数
1 2

本稿は,「節合」という概念を手掛かりとして, 1934年の弘法大師1100年御遠忌で開催された「弘法大師文化展覧会」を中心として,弘法大師が日本文化と節合され,展示を通して人々に広められる過程を追う.この展覧会は,戦時体制に協力する大阪朝日新聞と御遠忌を迎えた真言宗による「弘法大師文化宣揚会」が開催したものであった.この展示には天皇制イデオロギーを表象する国宝や重要文化財が,弘法大師にも関係するとして展示された.また展示会場は近畿圏の会館や百貨店であり,特に百貨店では都市に居住する広い階層の人々に対して,わかりやすい展示が試みられた.このような種別的な場所での諸実践を通して国民国家の維持が図られた.ただし会場を訪れた人々は,イデオロギーの中に完全に取り込まれてしまうのではなく,それを「見物」したり,娯楽としてみなしたりする可能性も胚胎していた.

3 0 0 0 OA 春浪快著集

著者
押川春浪 [著]
出版者
大倉書店
巻号頁・発行日
vol.第4巻, 1918
著者
よしながふみ著
出版者
白泉社
巻号頁・発行日
2009
著者
長野 拓三 渡辺 加代子 須貝 哲郎
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.544-547, 1981 (Released:2010-06-04)
参考文献数
3
被引用文献数
1

手の湿疹様病変を主訴として来院した患者3人に, 生のエビの接触により蕁麻疹反応が生じることを確認した。その3人の内, 2人は生のエビの甲殻に接触することにより蕁麻疹反応が生じたが, 残りの1人は生のエビのすり身に反応を示した。鳥居製アレルゲン・エッキス・エビの皮内テストでは陰性であったが, 生のエビの抽出液による皮内テストでは陽性反応を示し, 1例のみにRAST法で生のエビの甲殻に対するレアギンが存在することを確認した。