著者
竹内 誠 Makoto TAKEUCHI 尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報研究 = Journal of Informatics for Arts, Shobi University (ISSN:18825370)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.83-106, 2010-11-01

ソルフェージュとハーモニーの能力は、音楽を専門とするには不可欠であり、音楽大学の専門科目では根幹となる授業である。従って、ソルフェージュ教育とハーモニー教育の現状と問題点は、音楽大学の現状と問題点をそのまま映し出している。今回の研究ノートは、芸術情報研究第16号に鳴海史生教授が書かれた、"「固定ド・移動ド」をめぐって"への私の回答であり、現在すすめている新規ハーモニーテキスト内容の一部である。また、工学系大学の音楽への取り組みを紹介して、音楽大学の現在置かれている社会的立場を考察する。
著者
榎本 渉
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日文研 = Nichibunken
巻号頁・発行日
vol.60, pp.2-3, 2018-03-31
著者
鶴山 優季子 諏訪 博彦 小川 祐樹 荒川 豊 安本 慶一 Yukiko Tsuruyama Hirohiko Suwa Yuki Ogawa Yutaka Arakawa Keiichi Yasumoto
雑誌
SIG-SAI = SIG-SAI
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.1-6, 2019-03-07

飲食店向け不動産物件の賃料は,不動産会社のベテラン営業職員が培ってきた経験や勘といった暗黙知に基づいて決定されている.賃料の決定要因としては,物件固有の情報である静的情報,物件周辺の情報である動的情報,物件の特徴などを含む潜在的情報が挙げられている.潜在的情報は,ベテラン営業職員による指標化が難しいとされる情報である.本研究では潜在的情報として,物件に付与されているキャッチコピーを用いる手法を提案する.キャッチコピーはDoc2Vec によりベクトル表現に変換し,ノイズを除去するため,品詞の選別を行なった.その結果,品詞の選別を行うことで推定精度が向上し,重回帰分析を用いた場合に,決定係数が0.611 と最も高い値が得られた.
著者
木下 りか Rika KISHITA
出版者
大手前大学
雑誌
大手前大学人文科学部論集 = Otemae journal of humanities (ISSN:13462105)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.A49-A59, 2006-03-31

語基を同じくし意味的な対応を持つ名詞と形容詞は、その意味を大きく変えることなく互換可能である。形状を表す「丸のN」「丸いN」、「四角のN」「四角いN」もその例である。このような名詞と形容詞の使い分けを見ると、名詞「丸のN」「四角のN」は、「コンテクストに存在するほかの形状との対比の中で、Nの性質(形状)について述べる」場合に用いられると考えることができる。「コンテクストに存在する他の形状との対比の中で」ということは、「丸のN」や「四角のN」における「丸」や「四角」が、丸や四角のモノを指示する機能を持つことを示している。このように考えることで、「丸のN」や「四角のN」が制限的修飾として用いられるが非制限的修飾には馴染まないこと、また、非制限的修飾であっても一定の文脈が与えられれば、すなわち客観的定義機能を持つ場合であれば用いることができることなど、これらに特有のふるまいが説明可能となる。
著者
吉川 貫一
出版者
松蔭女子学院大学
雑誌
文林 = Bunrin (ISSN:02886170)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.91-111, 1969-03-20
著者
鈴木 洋仁
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 = NIHON KENKYŪ
巻号頁・発行日
vol.54, pp.79-104, 2017-01-31

本稿は、「平成」改元にあたって、小渕恵三官房長官(当時)が行った記者会見を分析することによって、大日本帝国憲法(1889)と日本国憲法(1947)における天皇の位置づけの相違を分析するものである。具体的には、改元を天皇による「時間支配」の究極の形式と定義したうえで、「平成」改元における、(1)政治性、(2)公共性、(3)メディア性という3点の違いを抽出する。なぜなら、日本国憲法においても、大日本帝国憲法と同様、「一世一元」の原則が法律で定められているからである。
著者
池田 菓乃
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1226-1227, 2016-11-15

京陽小学校3年生国語科におけるプログラミングの活用について報告している.「組み立てにそって,物語を書こう」という単元で,物語を創作し,その物語を紹介する文字表現による予告編をプログラミングにより作成した.児童たちは自分の物語を効果的に伝えようと工夫し試行錯誤することができていた.
著者
上野 美智恵
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1230-1231, 2016-11-15

京陽小学校2年生国語科におけるプログラミングの活用について報告している.「かさこじぞうの続き話を作ろう」という単元で,図工科の時間に各自が描いた背景や登場人物を取り込みプログラムで動かすようにした.一人ひとりが自主性をもちよい作品に仕上げようと取り組む姿が見られ,また創造の幅を広げることができた.
著者
中西 渉
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.358-361, 2016-03-15

高校の教科「情報」の置かれている状況や,そこで行われているプログラミング教育の様子について報告する.学習指導要領や教科書におけるプログラミングの扱い,愛知県高等学校情報教育研究会で実施されたアンケート結果の他,筆者の勤務校における実践の変化について報告し,プログラミング教育に対して期待する考えを述べた.
著者
中谷 仁
雑誌
東京医科大学雑誌 (ISSN:00408905)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.438-443, 1994-07-01