著者
柴田 雅博 冨浦 洋一 西口 友美
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.507-519, 2009 (Released:2009-09-04)
参考文献数
19
被引用文献数
5 7

We propose an open-ended dialog system that generates a proper sentence to a user's utterance using abundant documents on the World Wide Web as sources. Existing knowledge-based dialog systems give meaningful information to a user, but they are unsuitable for open-ended input. The system Eliza can handle open-ended input, but it gives no meaningful information. Our system lies between the above two dialog systems; it converses on various topics and gives meaningful information related to the user's utterances. The system selects an appropriate sentence as a response from documents gathered through the Web, on the basis of surface cohesion and shallow semantic coherence. The surface cohesion follows centering theory and the semantic coherence is calculated on the basis of the conditional distribution and inverse document frequency of content words (nouns, verbs, and adjectives.) We developed a trial system to converse about movies and experimentally found that the proposed method generated 66% appropriate responses.
著者
ヂィケンス 作
出版者
植竹書院
巻号頁・発行日
1915
著者
岡本 一毅 奥西 淳二 渡邉 幸彦 西原 豊 池田 雅裕
出版者
Japanese Society for Infection Prevention and Control
雑誌
日本環境感染学会誌 = Japanese journal of environmental infections (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.68-72, 2010-03-25
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

現在,アルコールベースの消毒薬は手指衛生において重要な役割を担っている.しかし,臨床的なニーズを充足できていない点も有している.その一つとして,近年その感染拡大が社会問題となっているノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスに対する薬効が挙げられる.今回,我々はアルコールに有機酸と亜鉛化合物を組み合わせた処方を用いノンエンベロープウイルスに対する薬効(<i>in vitro</i>)と皮膚刺激性(<i>in vivo</i>)に着目した検討を行った.アルコールに有機酸を添加した処方では,ネコカリシウイルスに対して接触時間30秒以内に4 log以上の不活化効果を示したが,アデノウイルスに対しては消毒用エタノールと同程度の薬効であった.一方,アルコールに有機酸と亜鉛化合物を添加した場合,ネコカリシウイルスとアデノウイルスの両ウイルスに対して30秒以内に4 log以上の不活化効果を示し,消毒用エタノールよりも優れた薬効を示した.また,ウサギ皮膚を用いてこれら処方の皮膚刺激性試験を実施した結果,アルコールに有機酸と亜鉛化合物を組み合わせた場合,刺激をほとんど示さないことが明らかとなった.このように,アルコールに有機酸と亜鉛化合物を組み合わせた処方は,ノンエンベロープウイルスに対して従来にない有効性を示すと共に,スキンケアの観点から皮膚への刺激にも配慮した新しいアルコールベースの消毒薬を創出できる可能性が示唆された.<br>
著者
榊原 吉郎
出版者
桧書店
雑誌
観世
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.24-33, 2015-12
著者
石井 リーサ明理
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.273-276, 2005-06-01

ノートル・ダム大聖堂は, 世界文化遺産のひとつとして世界有数の観光地であると同時に, カトリック司教座教会として現在もフランスで重要な宗教的・政治的地位を誇る.その正面にあたる西側外壁面のライトアップが, ミレニアムを記念して再整備された.パリ市が指揮する整備事業チームに, 専門家として2社の照明デザイナーが加わり, 延べ14年の歳月を掛け, 2002年クリスマス・イブ前日に点灯式が行われた.
著者
出雲井 亨
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.497, pp.121-124, 2006-01-09

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著者
Takahiro Komori Kazuo Eguchi Toshinobu Saito Satoshi Hoshide Kazuomi Kario
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-16-0740, (Released:2016-12-23)
参考文献数
26
被引用文献数
1 47

Background:The cardiovascular prognosis of heart failure with preserved ejection fraction (HFpEF) has been shown to be similar to that of heart failure with reduced ejection fraction (HFrEF). It is unknown which factors predict cardiovascular outcome in HFpEF. We tested the hypothesis that the abnormal pattern of circadian blood pressure (BP) rhythm known as the riser BP pattern is associated with adverse outcomes in HFpEF.Methods and Results:We performed a prospective, observational cohort study of hospitalized HF patients who underwent ambulatory BP monitoring (ABPM). Five hundred and sixteen hospitalized HF patients (age, 69±13 years; male, n=321 [62%]; female, n=195 [38%]) were followed up for a median 20.9 months. The composite outcome consisting of all-cause mortality and cardiovascular events was observed in 220 patients. On Kaplan-Meier analysis, the riser BP pattern subgroup had a significantly higher incidence of the composite outcome than the other subgroups of HFpEF patients (HR, 3.01; 95% CI: 1.54–6.08, P<0.01), but not the HFrEF patients.Conclusions:The riser BP pattern was found to be a novel predictor of cardiovascular outcome in HFpEF patients.
著者
三具 淳子
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.305-325, 2007-12-31
被引用文献数
2

第1子出産は女性の労働者としての地位を大きく変える分岐点である.「妻の就業」は本人の経済的自立の基盤であり,夫婦の平等志向を実現させる重要な要因であるとともに,夫婦の内と外のジェンダー・アレンジメントの結節点でもある.<br>この点をふまえ,本稿は,第1子誕生を間近に控えた夫婦へのインタビューをもとに,出産後の妻の就業継続等の行動を決定する過程を分析した.その際,Komterによる3つの権力概念の適用を試みた.その結果,夫婦の個別的相互関係においては「顕在的権力」の作用は認められず,確認されたのは,マクロなレベルに規定要因をもつ「潜在的権力」と「目に見えない権力」の作用であった.<br>「目に見えない権力」の背景には,ジェンダー・イデオロギーとともに合理主義的判断の優位性がみられ,こうした複合的な規定要因が補強しあって作用するため,妻の多くが不満をもたずに労働市場から「スムーズ」に退出していく態様がとらえられた.<br>これらの分析結果は,Komterの権力概念の再考を迫るものとなった.1つ目は,「潜在的権力」が社会構造的レベルにも規定要因をもつという点,2つ目は,「目に見えない権力」はジェンダー・イデオロギーのみによって規定されているわけではく,複合的な要因を考慮する必要があるという点である.
著者
松石 昌典 森 壽一郎 文 允煕 沖谷 明紘
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.163-170, 1993
被引用文献数
7 1

牛肉は熟成で軟化するとともに加熱香味も向上することが報告されている.本研究では牛肉の香味のうち特に報告の少ない生肉の香り(生鮮香気)の熟成中の変化を調べた.屠殺4日後の乳牛のロイン部を貯蔵し,その生鮮香気を官能評価した結果,含気下で0°Cに20日間熟成させたものは熟成させずに-80°Cに18日間貯蔵した後に解凍したものよりも有意に好ましいと判定された.このとき熟成肉には甘いミルク臭に似た香気が感じられた,この香りは熟成肉を加熱した後にも残存し,熟成牛肉の加熱香味を優れたものにしていると推定された.われわれはこの香りを牛肉熟成香(ぎゅうにくじゅくせいか)と命名した.ステーキ店への実地調査の結果,和牛肉でも熟成香があり,にれは乳用牛肉と同様牛肉全般に見られるにとが判明した.牛肉を真空包装下あるいは脱酸素剤存在下で貯蔵すると熟成香の生成は抑制された,熟成香は赤身,脂身の単独部よりも赤身と脂身の共存部で強く生成した.クロラムフェニコールあるいはNaN3の水溶液を噴霧して含気貯蔵すると熟成香の生成が抑制された.以上の結果は,熟成香は酸素存在下で赤身と脂身の共存部においてある種の細菌の作用で生成することを強く示唆した.加熱殺菌脂肪と赤身の水抽出液を吸着させた各濾紙および両濾紙を接触させたものを含気貯蔵したが,いずれにも熟成香と同じ香りは生じなかった.市販のラクトン類,マルトール,シクロテンなどには牛肉熟成香と同一の香りを示すものはなかった.

3 0 0 0 OA 読史随筆

著者
赤堀又次郎 著
出版者
中西書房
巻号頁・発行日
1928
著者
任 正赫
出版者
統一評論新社
雑誌
統一評論
巻号頁・発行日
no.530, pp.90-96, 2009-12