著者
伊東 弘樹
雑誌
学習院大学大学院日本語日本文学 (ISSN:13499386)
巻号頁・発行日
no.17, pp.17-32, 2021-03
著者
兒玉 絵里子
出版者
鹿島美術財団
雑誌
鹿島美術研究 : 年報別冊
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.428-442, 2011

「美術に関する調査研究の助成」研究報告 ; 2011年度助成
著者
野口 理恵
雑誌
哲学会誌 (ISSN:03886247)
巻号頁・発行日
no.29, pp.193-206, 2005-06-01
著者
島地 岩根 Shimaji Iwane
出版者
三重大学生物資源学部附属演習林
雑誌
三重大学生物資源学部演習林報告 = Bulletin of the Mie University Forests (ISSN:09168974)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.9-40, 1996-03-01

ライト・トラップ法により、三重大学平倉演習林における鞘翅類の動態を25年間(1966年~1990年)にわたり調査した。その資料に基づき鞘翅類群集の基本的構成とその動態について解析した。1. 25年間に97科, 603,609頭が記録された。このうち同定できた707種, 544,109頭を対象として検討した。年間に出現した種数は344種~415種、年間の同定個体数は15,420頭~27,754頭にわたった。2. 全体として47種が優先種として出現したが、年間の優占種は9種~26種で構成され、これらが各年における鞘翅類群集の主要構成種であることを明らかにした。また、各優占種の25年間における出現状況から、鞘翅類群集は3種を共通の基盤として、これに、時期により連続的に出現した種、散発的または単発的に出現した種が加わって構成されており、その構成は年ごとに異なることを示した。これは、各優占種の個体数の年次的な変動によるものと考えられた。3. 優占主47種は、これらの個体数の年次的動向の上から、横ばい傾向群16種、増加傾向群4種、減少傾向群14種、漸発傾向群13種に類別された。このうち、横ばい傾向群16種は、鞘翅類群集の25年間における構成基盤であること、他の傾向群に属する各優占種の個体数の増加期と、これらの優占種としての出現状況(優占期)が大体同調した時期は、鞘翅類群集の経年的な動向を反映すると思われた。4. 優占種47種の出現状況、それらの個体数の年次的動向および食性の上から、平倉演習林の鞘翅類群集は、横ばい傾向群16種を共通の基盤として構成されているが、他の傾向群の個体数の年次的な動向と関連して群集構成は時期により異なること、その時期的構成は3~7年の間隔で変動していることが推定された。さらに、その時期的構成は、1966~1971年(6年間)が生態的に最も多様で、1988年~1990年(3年間)が生態的に最も単純であることが推察された。
著者
後藤 貞人 正木 幸博 陳 愛 唐崎 浩司 水谷 恭史 永田 憲史
出版者
關西大學法學會
雑誌
關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.909-946, 2015-09-25

本報告書は、Elbridge T. Gerry, Alfred P. Southwich, Matthew Hale により構成されたニューヨーク州死刑委員会 (New York Commission on Capital Punishment) によって1888年にニューヨーク州議会に提出されたものである。本報告書は、委員長の名をとって,「ゲリー報告書」又は「ゲリー委員会報告書」と呼ばれることがある。本報告書の正式名称は,『死刑事件における死刑判決の最も人道的で実用的な執行方法の調査及び報告のための委員会報告書 1888年1月17日ニューヨーク州議会へ提出(Report of the Commission to Investigate and Report the Most Humane and Practical Method of Carrying into Effect the Sentence of Death in Capital Cases : Transmitted to the Legislature of the New York, January 17, 1888)』である。本報告書は,ニューヨーク州議会に提出された後,トロイプレス(The Troy Press)より刊行された。本報告書は,正式名称の通り,死刑の執行方法について検討するものである。19世紀末葉,アメリカでは,死刑の執行方法として,絞首刑が全盛であった(図1参照)。こうした状況の下、ニューヨーク州死刑委員会は,「死刑事件における死刑判決の執行の現代科学によって知られている最も人道的で実用的な方法を早期に調査し報告する」ことを求められて1886年に立ち上げられた。
著者
永田 憲史
出版者
關西大學法學會
雑誌
關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.1243-1300, 2015-11-12

1256-1296及び1301-1313は著作権の関係により非公開としております。
著者
高木 修 柏尾 眞津子 西川 正之
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.77-103, 1997-09-25

183名の教師と309名の大学生が,経済状況,宗教の影響,政治,国民及び国家の安全性,家庭の機能,自然環境などに関する価値の現状あるいは過去5年間にわたる変化をいかに認識しているかを明らかにするために調査票に回答した。Schwartz(1990)の12の動機づけ領域から構成された22項目から成る価値変容尺度が邦訳されたが,その一部は,日本の文化にふさわしい内容に変更された。教師は,大学生に比べて,価値の育成と人生の諸問題を克服する技術の養成における両親の役割が衰退し,国民や国家の安全性は脅かされるようになったと一層認識し,そのためか,政治に一層関心を示していた。物質主義者は,脱物質主義者に比べて,日本人であることに一層誇りを感じ,教育,法制度およびメディア等の社会制度を一層信頼していた。他方,脱物質主義者は,相互扶助の精神が弱まってきているだけでなく,人種や宗教や考えの異なる人への寛容度が低下してきていると一層認識していた。これらの結果に基づいて,今後の研究の方向性が提案された。
著者
片桐 新自
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.1-46, 1998-09-25

本稿は, 1987年以来5年おきに継続的に調査してきた「大学生の意識と価値観」の第3回調査を基礎とした論稿である。本稿の狙いは,この10年の間の大学生の意識と価値観の変化を明らかにすることにある。調査の結果,以下の5点が大きく変化したものとして浮き上がってきた。1)男女関係のあり方に関する意識の変化, 2)社会関心と上昇志向の低下, 3)政治に対する関心と参加意欲の低下, 4)自衛隊に対する肯定的見方の増加, 5)大学別の意識差の縮小。しかし,確かにこうした意識は変化しているが,他方で,その根底にある「やや個人主義的でありながら,他人との協調性を大事にし,大きな社会の変化を望まず,できることなら楽しく楽に暮らしていきたい」という価値観―筆者はこれを「個同保楽主義」と名付けている―自体は,大きな変化はしていないということも明らかになった。
著者
柴田 正良
出版者
金沢大学大学教育開放センター
雑誌
金沢大学サテライト・プラザ「ミニ講演」講演録集
巻号頁・発行日
vol.13, 2002-02-02

年月日:2002年2月2日(土)午後2時~3時30分 会 場:金沢市西町教育研修館