著者
片寄 晴弘 今井 正和 井口 征士
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能 (ISSN:21882266)
巻号頁・発行日
vol.3, no.6, pp.748-754, 1988-11-20 (Released:2020-09-29)

The target in computer has been changing from the numerical forms to the symbolic forms, which we human-being are more familiar with. Recently A. I. is studied as the central technique of computer science. In the near future Artificial Sense is thought to be studied as what follows A. I. This paper describes "Listening to the music", as an approach to Artificial Sense. When we have an end to simulate human-like process, signal processing and knowledge processing have to be concatenated. In this paper, the process "Listening to the music" is considered from three major stages ; transcription, analyzing music and understanding music. In the stage of transcription, the notes are extracted as symbol from acoustic signal. In the stage of analyzing music, the structures as melody, rhythm, chord progression are analyzed from the extracted symbol of the notes. In the stage of understanding music, the sentiments are extracted by the rules which describe the relation between the sentiment and the structure extracted in analyzing stage. This paper presents how machine gets the sentiments listening to the music performance.
著者
福岡 俊之 片寄 晴弘 井口 征士
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1585-1586, 1990-03-14
被引用文献数
3

自動演奏というと無機的なイメージをもってとらえられるが、情緒溢れる演奏の生成に関する興味も近年高まっており、従来のシーケンサ機能に加え、ピアノの演奏情報を構造的に記述する言語などが提案されている。また、自律的に人間的な演奏を生成するシステムの研究も始まっており、では、1小節ごとに、予め作ったデータベースから、リズム、旋律、演奏記号の類似したものを選びだすことで表情を付けるシステムが提案されている。我々は、従来より、実際演奏の解析に基づいた自動演奏システムについて研究を行ってきたが、本稿では人間の解釈機構を考慮した自動演奏機構について述べる。
著者
原 裕一郎 井口 征士
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.19, no.7, pp.551-556, 1983
被引用文献数
1

In harmonic analysis of periodic wave, the discontinuity at the boundary of observation interval increases the spectral leakage. Several temporal windows have been developed to improve the spectral resolution. In Fourier transformation, input signal is transformed into complex data consisting of amplitude and phase. This paper describes the phase transmission characteristics of temporal windows. The phase preservability that the phase of input sinusoidal wave is preserved in peak component, can be improved by applying the windows. Phase error caused by the other harmonics depends on the amplitude transmission characteristics of windows, especially on their band-width. The spectral peak moves from <i>n</i>-th bin to (<i>n</i>+1)-th bin with the increase of input frequency. The frequency, at which the peak is shifted from <i>n</i> to <i>n</i>+1, becomes close to <i>n</i>+0.5 through temporal windows. Experiments of pitch-frequency detection using phase compensation method show that Hanning window and Cos window are more desirable than the others.<br>As a result, the temporal window improves the phase transmission characteristics.
著者
長田 典子 和氣 早苗 大須賀 美恵子 井口 征士
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.113, pp.25-28, 2003-06-06
参考文献数
4

最近のテレビ番組で,ストーリーの山場にコマーシャルを挿入する手法が見受けられるが,集中を削がれるため,とりわけ子供に対する影響が懸念される.そこでコマーシャルの挿入タイミングが子供の集中力に及ぼす影響について検討を行う.呼吸・脈波・瞬目に関する生理心理計測実験を実施したところ,呼吸率と呼吸振幅の変化を4つの集中度パターンに分類できた.また瞬目についても集中度との関連が明らかになった.実験結果から,高まった注意集中が削がれることにより,次の注意集中の高まりが遅れることが観測された.そしてCMを効果的に提示するという観点からも,CMはストーリーの山場より完結後に挿入されるのが望ましいとの見解を得た.
著者
井口 征士
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.262-265, 1992-01-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
3
著者
金森 務 片寄 晴弘 新美 康永 平井 宏 井口征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.139-152, 1995-01-15
参考文献数
17
被引用文献数
13

本稿ではジャズセッションシステムのための音楽認識処理について述べる。ジャズセッションは、演奏者および聴取者がライブ演奏を楽しむために行われる音楽形態である。メロディー、ハーモニー、リズムなどを通じて、演奏者の意図の交換が行われている。我々はリアルタイムのノンバーバル・コミュニケーションの研究対象として、音楽セッションのモデル化とそのシステム化を行っている。音楽セッションにおける奏者間の伝達要素を機能的に、1)論理的制約:事前の打ち合わせや音楽理論によって全体の進行を方向づけるメッセージ、2)感性惰報:奏者の心理的な状態を示すメッセージでそれ自体は強い制約ではなく、応答については相手の性格に大きく委ねられるもの、に分類し、これらのメッセージの抽出機構と反応機構に墓づいたセッションシステムの構築を行っている。音楽近知覚という問題を一般性を特っていると思われる部分と個性による部分に分けることで、セッションシステムのユーザ・インタフェースという観点から扱いやすい形に整理した。また、音楽の情動を扱うための枠組みとして、音楽の期待感を扱う認識、分かった時点での喜ぴを扱う認識、マクロ的に情動を扱う認識の機構について述べる。システムはリアルタイムで動いており、音楽聴取部では筆者の一人である音楽家の実践的経験則をインプリメントしている。ここでは、昔楽聴取部についての実験結果を示した。
著者
今井 正和 井口 征士
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.435-441, 1984-05-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

In recent years, over one million loudspeakers are manufactured a month for TV sets, radio sets, etc.. The purpose of the loudspeaker is to produce high-fidelity sound. As abnormal sound is not permissible, all of them must be inspected at the end of production line. It is painful for human inspectors to listen to the fullpower sound.In this paper, a method to inspect the loudspeaker by acoustic signal processing techniques. The spectral map shows that it is not necessary to sweep the frequency of the driving signal but sufficient to fix it to the free air resonance frequency (f0). In this system, f0 is measured by a loudspeaker tester and a sine wave of frequency f0 is generated by a micro-computer and a DA converter. Every loudspeaker is driven by this sinusoidal wave of its full power. Its sound, acquired synchronously to the driving frequency, is emphasized with a high frequency band-pass filter and digitized into 12 bits. Its power spectral distribution, obtained by Fast Fourier Transform through an array processor, is inspected by a linear classification method. In the classification process, we use the distance from the average power spectrum of normal loudspeakers. The number of abnormal loudspeakers tested is 38, which has been extracted during two days in a production line.The result showed that the learning rate was 100% and the recognition rate was 89.5%. Misrecognized sounds were so critical that some human inspectors gave an undecisive classification. The automatic loudspeaker inspection method provides a better environment for human inspectors and is effective to quality control of the products.
著者
岡野 真一 片寄 晴弘 井口 征士
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.67(1997-MUS-021), pp.67-72, 1997-07-20

本研究はモデルにもとづく雨音の生成を目標とし,そのためには()一粒の雨滴の音のモデル()雨滴の落下分布モデルを作成する必要があると考えている.本稿では()についてはサンプル音で代用するものとし,()のモデルを構築して雨音の生成を行った様子を紹介する.またそれについての考察も述べる.アプリケーションの構築には,Sillicon GraphicsのIRIX (SF/Motif,AudioLib等)を利用し,音の生成から出力までを1台でリアルタイムに行えるよう設計している.このモデルは気象学のデータに基づいており,雨量等が変化したときの雨音を生成することが可能である.
著者
青野 裕司 片寄 晴弘 井口 征士
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J82-D2, no.11, pp.1847-1856, 1999-11-25

本論文では,人間の演奏に反応し即興的合奏を実現するセッションシステムの開発について述べる.本システムの特徴の一つとして,従来のセッションシステムにおいて主流であったMIDI楽器の代わりに,ピアノやギターといったアコースティック楽器を利用する点がある.セッションシステムでは,和音に代表される複合音が入力できること,そして入力された音楽情報をリアルタイムに解析できることが必要である.本システムは,和音構成音のピッチや正確な発音時間といった,詳細な音楽情報は解析の対象としないという制約のもと,楽器音がハーモニックであることを利用した信号処理によって,実時間での和音名の認識を行う.この手法を用いた,3度重ね四和音に対する認識率は,95%を超えることを実験によって確認した.加えて,楽曲の最小反復単位を自動的に抽出する機能をもたせることにより,事前に楽譜を必要としないセッションシステムを実現した.
著者
加藤 博一 片寄 晴弘 真鍋 佳嗣 山口 証 井口 征士
出版者
大阪大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1996

1)インタラクティブアート作成支援ツールの整備使用可能なジェスチャ情報が多ければ,それだけ,作品を作っていく際の自由度がますわけであるが,そのハンドリングはア-ティストのみならずシステム制作者にとっても煩雑なものである.シンタクスがあっていたとしても,CPUの能力や通信バスの許容量を考慮したプログラミングを行わないと,思い通りに動かなかったり,時にはシステム全体がクラッシュしてしまうことがある.我々は,各シーンのトランディションが明に記述できるMAX上のフレームワークHIATを作成した.HIATでは,音響エフェクトに関するパッチ,音像移動などディジタルミキサに関するパッチ,その他にパターン認識パッチ,トリガー生成不応期パッチ,映像系制御パッチを利用することが出来る.2)VRシステム使用時の緊張状態の生理指標による計測の検討定量的・客観的に心理状態を得る手段として,生理指標を用いた手法が確立されつつある.特に,皮膚電位活動及び心拍活動といった生理指標を用いることで,緊張状態を定量的に評価できることが知られている.本研究では,これらの生理指標を用いて緊張状態に影響を与える要因と生理指標との関係を用いて解析を行い,その結果に基づいて人間の緊張状態をモデル化するという試みを行ってきた.Virtual Performer演奏時における生理指標の計測を行い,演奏時における緊張状態が計測可能であることを確認するとともに,パフォーマ-と観客の生理指標を同時計測し,緊張状態の関連性についての検討を行った.
著者
松尾 聡子 坂口 貴司 井口 征士
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

ヴァイオリン族の弦楽器は,弓の運動を止めない限り長い持続音を発生することができる。しかし,非常に長く音を持続するには途中で弓を返さざるを得ない。このとき,音が途切れないようにする必要がある。弓の持ち方をみると初心者の場合,弓を完全に握ってしまっていることが多い。そこで本研究では,ヴィオラの弓の持ち方による返し動作時のなめらかさへの影響に関して,経験者と初心者との比較を行った。演奏のなめらかさを以下のような3種類に分けた。(1)音楽(心理学)的なめらかさ,(2)音響的なめらかさ,(3)運動学的なめらかさ。
著者
長嶋 洋一 片寄 晴弘 井口 征士
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.379-380, 1994-03-07
被引用文献数
3

コンピュータ音楽(Computer Music)の分野では、素材となる「音響」の生成は永遠のテーマであり、情報処理パラダイムや信号処理システムの進展とともに多くの楽音合成方式が研究されてきた。また、非線型力学現象である"Chaos"については多くの研究・応用が続けられており、コンピュータ音楽の領域でもに"Chaos"や"Attractor"に関連した試みがいろいろなアプローチによって行われている。ここには、音楽における基本的なFracral構造が、音楽構造レベル・音楽要素レベルだけでなく、音響素材レベルの段階においても階層化できないか、という根本的な課題がある。本稿では、この非線型力学の手法にもとづいた楽音合成の方式の検討と、具体的なシステム構築の経過報告として、コンピュータシミュレーションによる検討、DSPシステムによるインプリメント、ハードウェアDSP化とりアルタイム制御システム化について述べる。
著者
中澤 篤志 加藤 博一 井口 征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.2895-2906, 2000-10-15
被引用文献数
5

本論文は,複数のカメラエージェントの協調によって広域環境中の人物位置検出を行う「分散カメラシステム」について述べたものである.カメラエージェントは各々1台の固定カメラを持つ画像処理コンピュータで,リアルタイムで複数の人物を追跡できる.またそれらはネットワークを通じて他のエージェントと通信を行うことができる.カメラエージェントは環境中のさまざまな位置に設置されており,互いの観察領域は重なっていたり離れていたりすることがある.さらに一部のエージェントの動作停止や新たなエージェントの追加といったイベントに対処する必要がある.このような問題に対し本論文では,各エージェントが与えられた環境マップと互いの観察領域から人物の追跡プランを動的に生成することで,複数のエージェント間で連続的に人物を追跡・位置検出する手法を提案する.実験では,追跡軌跡の評価実験およびエージェントの追加や動作停止実験を行い本手法の有効性を確認した.This paper proposes the ``Distributed Camera System''that can detect human position in a wide area.This system is constructed of many ``camera agents'' and achieves a task due to cooperation.Camera agents consist of a camera and an image processor and a computer network connects them.They are placed in a real environment and their viewing areas are either overlapping or separated.Each camera agent makes plans using an environmental map and the viewing information of the agent.Using these plans,the system can continuously track a person across all the viewing areas of camera agents.In addition, this system is robust with respect to agent's failure.We tested this system in two aspects: the detected trajectories and the system's robustness.In this paper,we present the results of these evaluations, confirming the efficiency of our system.
著者
汪 増福 加藤 博一 佐藤 宏介 井口 征士
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J75-D2, no.7, pp.1177-1186, 1992-07-25

鏡面物体の3次元復元問題は視線の拘束,スネルの反射法則および理想的な結像の拘束といった拘束条件下での局所的最小化問題として形式化される.そこで,周囲の物体などの3次元環境および物体の鏡面像の3次元位置を既知として,物体とその鏡面像の対応関係を用いて鏡面物体の3次元情報を再構成する手法を提案し,これを実現する実験的なシステムを構成し,実物の鏡面物体を対象に,手法の有効性を示した.
著者
井口 征士 奥山 雅則 加藤 博一 佐藤 宏介 沼田 卓久 千原 国宏
出版者
大阪大学
雑誌
試験研究(B)
巻号頁・発行日
1991

研究計画調書・研究交付申請書に基づき、三次元立体物の画像認識のために非常に有効なデータである三次元画像を超高速に計測するICチップセンサを回路シミュレーションとディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置でその構成技術を確立した。昨年度購入したシミュレーション用コンピュータ(Apple-MacIIfx一式)およびSPICEシュミレーショタソフト(Microsim-PSpice)、回路図入力CADソフト(Capilano-DesignWorks)により、回路図入力CADソフトで入力したセンサの回路構成をアナログ電子動特性シミュレーションを行った。その結果、昨年度の成果である、2つのホトディテクタを相補的に用いて素子のばらつきを補正させる点やDRAMのセンスアンプに似た電流比較回路が、通常のデジタルCMOS-ICの製作プロセスで製作可能な素子(CMOSインバータ、アナログスイッチ、ダイオード等)を用いて最終的な回路構成が決定できた。これにより実際に製作可能なことを確認できた。さらに、昨年度購入した制御用コンピュータ(Apple-MacIIci一式)およびデジタルストレージスコープ(日立電子VC-6045一台)、レーザダイオード、ガルバノミラーで、16×8画素のCMOS-ICを基本デバイスレベルとしたディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置を開発した。120ヘルツ以上の動作を確認した。同時に、キャリブレーション方やこのシステムで得られる距離画像の時系列データから動く物体の認識を効率よく行うアルゴリズム、動距離画像の差分に基づく追跡アルゴリズムを開発した。
著者
岡野真 一 青野 裕司 片寄 晴弘 井口 征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.74, pp.67-73, 1998-08-07

本研究では,物理モデルに基づいた雨音の生成を目指している.以前より,一粒の雨滴が落下した際に発する音のサンプルを利用した,雨音全体を生成するためのモデル制作に取り組んできた.今回は,一粒の雨滴の音自身,特に傘の上に落下したときの音を物理モデルによって生成することを試みている.雨滴および傘といった個々の物体のモデルは質点・バネ・ダンパ系で構築している.特に,発音課程で雨滴に見られるような過渡的な崩壊を,バネ・ダンパの切断モデルによって表現することを試みている.雨滴の挙動・振動を特徴づける要素としては,雨滴の大きさ,落下速度,表面張力,空気抵抗があり,また傘は,傘の布地部分を2次元膜モデルとして近似を行っている.最終的な音情報は単一の質点の座標の連続的なシーケンスとして抽出することにより出力している.The aim of this research is the produce of the rain sound using the thechniques of physics based modelling. We have experimentally developed the framework model that prodeces rain sounds, though it uses sampling sounds of water drops. In this paper, we try to produce the sound of single rain drop falling on an umbrella by use of its physical model. A physical object, which is modelling rain drops and an umbrella, is assemblies of masses linked to others by springs and dampers. The modelling techniques we proposed can express transitional disintegration. The disintegration is caused by the breaks of the spring-damper links. Factors that fix the motion and vibration of the rain drops are size, speed, surface tension, and air resistance. The umbrella is an approximation to a membrance model. The sound finally aquired is received as a sequence of sucessives positions of sigle mass.
著者
長嶋 洋一 中村 文隆 片寄 晴弘 井口 征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.67, pp.25-30, 1997-07-20
被引用文献数
2

ネットワークで相互接続された24台のUnixワークステーションを用いて、「アルゴリズム作曲」および「音楽における即興」について体験的に演習するための音楽教育システムを構築している。Ethernet上の24台のSGI Indy上にOpen?GLのGUI環境で対話的に即興演奏/音楽生成するプロセスを走らせて、相互の情報交換にRMCP (emote Music Control Protoco)を用いた。本稿では、他の参加者に音楽情報をbroadcastしてセッションするモードに加えて、自分のマシンだけでモニタしながら簡易的なフレーズを生成するモードを加えた最新のバージョンについて、技術的な実現方法と音楽科の学生による演習の模様の報告を行う。This paper describes a peformance support system for improvisational sessions with networks. We call this system "Improvisession", and this paper reports its the latest version. The system run swith 24 SGI Indy computers through FDDI LAN, and softwares were developed with Open-GL, OSF/Motif, and RMCP (Remote Music Control Protocol) by C language. All performers can play their own phrases, and can broadcast their phrases to other performers with improvisation via RMCP. We report the technical points of this system and the experimental lectures of students of music course of Kobe Yamate College.