著者
飛塚 慎太郎 山崎 和彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.386, 2017 (Released:2017-06-29)

本研究では電車での移動を楽しくすることを目標とし、電車内を立って過ごしたくなるような工夫をすることで、本質的に座りたい人が座ることができる空間をつくることを目指した。電車を利用する20代へのアンケート調査を行い、アイデア展開、プロトタイプの制作と評価、最終成果物の制作をした。電車の天井を利用したプロジェクションマッピングとProcessingによる音声を利用したセンシングを用いることで、電車内での新しい過ごし方のアプローチができた。
著者
佐藤 方彦 佐藤 陽彦 勝浦 哲夫 津田 隆志 原 田一 山崎 和彦 安河 内朗
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.23-28, 1977 (Released:2008-02-26)
参考文献数
15
被引用文献数
3 4

4人の成人男子により,それぞれ4強度段階のエルゴメータ作業とトレッドミル作業を実施し,_??_o2の,HRあるいは安静値を基準としたHRの増加率に対する回帰式を,両作業をこみにした場合と作業別について,個人別及び全員に関して算出した。これらの回帰式にもとついて,HRあるいはその増加率より_??_o2を推定するとともに,最大下作業より_??_o2maxを推定した上で%_??_o2maxとHRの直線関係に依存して算出した推定式の成績を検討した。最も優れた成績は,個人毎に_??_o2のHRに対する回帰を求め,これを求めたその種目の作業について推定した場合に得られたが,ここに新たに提示した推定式による算出法は,なお実用化の条件についての検討は要するが,推定成績が比較的よく,一般化を行う上でも利点があることが認められた。
著者
小川 峻右 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.60, 2013

近年キャラクターはテレビや漫画から生まれたものだけでなく、企業で開発されたもの、地方自治体で作られたものも多く存在する。日本人の生活の中で様々な世代から支持されるキャラクターには共通要因、パターンがみられる。共通要因とパターンをキャラクターから抽出し、それらを取り入れた新しいキャラクターの発想法を考案することを研究とする。
著者
前田 亜紀子 井上 桃香 山崎 和彦 井上 桃香 イノウエ モモカ Inoue Momoka 山崎 和彦 ヤマサキ カズヒコ Yamazaki Kazuhiko
出版者
群馬大学教育学部
雑誌
群馬大学教育学部紀要. 芸術・技術・体育・生活科学編 (ISSN:05336627)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.145-150, 2015

Gunma prefecture is famous for a strong wind in winter. For this reason, this study examined how anatural feature influence clothes by seeing fixed point observation images which were recorded with videocamera. The images were recorded from 8:10 to 8:40 in a morning.Also,the period of this recording was fromDecember 12th in 2013 to January 22nd in 2014. The number of people who were analyzed is 745 males and597 females. The total is 1,342 people.The air temperature and Wind Chill Index (hereafter WCI)is effectivein order to assess the relationship between a natural feature and the rate of clothes worn by the people.As aresult, females usually put on a coat regardless of the air temperature. Males were likely to put on a coatdepending on the lowest air temperature. In addition,when a strong wind blew, females fastened the buttonson their coat and stooped. In case of males,the lower temperature became,the more males were likely to puton down coats. As we can see, there were differences between males and females. Also, females were morelikely to put a mask on their mouth regardless of weather.
著者
新井 青磁 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.5, 2011

現在ではタッチインターフェースは銀行のATMや駅の券売機などのパブリックユースの端末に加えて、ゲーム機、携帯端末などパーソナルユースの端末にも盛んに導入されている。 ユーザーの求める操作インターフェース、及び企業の傾向としてCUI→GUI→PUIのように主流となるインターフェースが移り変わっている。その一方で、これらを開発する段階で使用するプロトタイプ手法には大きな変化が見られないことが、これまでの調査からわかった。移り変わる主流インターフェースに対応して、より効果的なプロトタイプ手法を考案すべきなのではないかと考え、研究に取り組んでいる。提案する手法はラピッドプロトタイプ(ペーパープロトタイプ)・デジタルプロトタイプの段階で、操作状況を多角的な視点(俯瞰・手元・全体)で撮影し、プロトタイプの画面と同一の画面で映像を観察という方法で、被験者を募り評価実験を行った。
著者
福地 悠人 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

歌を歌うという行為は人々にとって身近なものである。また歌う目的も、ストレスを発散するため、歌を上達させるため、単純に歌を歌うことを楽しむため、といったように人それぞれで様々な種類がある。そこで人が歌を歌う目的を明確にし、その目的にあったサービスを提供することによりユーザーにとってより満足できる歌唱体験を提供できるのではないかと考え対象ユーザーが歌を歌うことが楽しくなるデザインを提案することを目的とした。私はカラオケで使用する歌うことを楽しむためのデバイス「LIVE BAND」を制作した。歌を歌う際にユーザーが着用する。 歌に合わせてアクションをすることによってカラオケルームの壁面に投影されている映像にエフェクトがかかるようになっている。アクションをした際に発生するエフェクトはアクションの回数が増えると3段階に変化する。また壁面に投影される動画も歌詞の切れ目でアクションの回数が一定数を超えていると映像が変化していくため現在どれくらい盛り上がっているのかが視覚的に分かりやすくなっている。歌唱者は自分の歌に合わせて周りの人がアクションをしてくれていると感じることができる。<br>
著者
福地 悠人 山崎 和彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第63回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.39, 2016 (Released:2016-06-30)

近年、技術の発達によって、GPSやカレンダーに登録したスケジュールをもとに、交通情報や天気など、ユーザーの欲しい情報を優先的に表示する「Google Now」のような、利用者のコンテクストに応じて提供する情報を変化せるアプリケーション、サービスが増えつつある。また今後はよりユーザーのコンテクストを入手する手段が増えると考えられているため、今後のアプリケーションやサービスを検討する上でコンテクストの情報をどのようにデザインに活用するかを明確にする必要がある。本研究は利用状況に応じて変化するユーザーインターフェースのデザインアプローチを提案することを目的とする。
著者
佐々木 俊弥 山崎 和彦
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.257, 2012 (Released:2012-06-11)

情報時代においては、コンピュータや通信に代表される情報技術の発展とグローバルな情報社会化が急速に進んでいる。その中で情報デザインは、20 世紀半ばに人々のために情報技術をヒューマナイズし、新しい知的生活環境を生み出す使命を持って生まれた。こうした歴史認識に立ち、未来を展望することで考えられるユーザインターフェースデザインの一つがアンビエントインターフェースである。モノが人の行動や状況をセンシングし、能動的に人にはたらきかけるというように、コミュニケーション作用やリアルタイム性が強調されるアンビエントインターフェースを新たなユーザ体験のデザインに生かせないかと考え、研究では1 人暮らしの学生の食生活に焦点を当てることにした。1 人暮らしの学生にとって食とは、直接健康に影響する日々の課題の1 つと言える。アンビエントインターフェースによって毎日の食のシーンが楽しくなる体験をデザインすることを目的とする。調査によってアンビエントインターフェースの定義を明確にすると共に、人間中心設計(HCD)の手法を用いてユーザエクスペリエンスデザインの観点から、プロトタイプを制作する。
著者
青山 亮介 北村 豊 山崎 和彦
出版者
日本食品工学会
雑誌
日本食品工学会誌 (ISSN:13457942)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.127-133, 2009
被引用文献数
1 5

減圧噴霧乾燥法(VSD)は乾燥塔内を10~20 kPaに減圧することにより,40~60℃で液体試料の粉末化を可能とする方法である.本研究では,減圧された乾燥塔内の噴霧特性と粉末化特性を実験的に明らかにすることにより,VSDの設計・操作に資する基礎データを得ることを目的とした.材料に無糖練乳とヨーグルトスラリを用いて,減圧・非減圧の乾燥塔に噴霧し,その液滴径を測定したところ,噴霧圧や噴霧空気流量と液滴径の関係解析から,減圧下に噴霧されることによって液滴はより微細化し,二流体ノズルへの噴霧空気流量が小さい場合でも微細な噴霧液滴が得られることが判明した.しかし少ない噴霧空気流量でVSDを操作すると液滴の乾燥不良が生じ,逆に大きい噴霧空気流量で乾燥すると,微細粉末が乾燥塔外へ多く排出されるのでVSD乾燥特性の向上には,微細粉末を容易に回収する装置的改良が必要である.
著者
山崎 和彦 脇阪 善則
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.6, 2012 (Released:2012-06-11)

本研究は総合的なユーザ体験を考慮したアプローチであるユーザエクスペリエンスデザインを支援するための手法を提案することを目的とする。
著者
堀江 祐介 山崎 和彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第58回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.19, 2011 (Released:2011-06-15)

現在、電子書籍を使う人が増えてきている。電子書籍は機器ごとに使い方が違っている。そこで今回は電子書籍端末として様々なアプリが出されているiPadの電子書籍を対象にユーザビリティテストを行った。3つのアプリを対象に4人の被験者で実験を行った。もっともタスク実行時間が短かったのはiBooksである。次にi文庫HDで、最もタスク実行時間が長かったのはstanzaである。ユーザビリティ評価から以下の6つのことがわかった。1.ツールバーは常に表示する 2.メニューにはアイコンと文字の両方を使うことでわかりやすくなる 3.本のメタファーは適切に使用する 4.ユーザに適切なフィードバックを与える 5.視線の移動を少なくするUIにする 6.使用頻度に応じた情報構造にする
著者
山崎 和彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第56回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.C15, 2009 (Released:2009-06-16)

UCD手法は,ユーザーが見たり触ったりするものを対象に,統合的なユーザー体験をデザイン対象とする。また,プロトタイプとユーザー評価を繰り返えす事がUCDの重要な原則の一つになっている。ここでは,プロトタイピング手法の中でも,効率よくユーザー評価する手法としてペーパープロトタイピング手法に着目した。Snyderはペーパープロトタイピングをユーザー評価の一つの手法として「ペーパープロトタイピングとは,ユーザビリティテスティングの一種である。ペーパープロトタイピングでは,ユーザーを代表する人物が,現実に想定される課題を紙製のインタフェース上で実行する。この紙製のインタフェースは「コンピュータ役」の人によって操作されるが,コンピュータ役はそのインタフェースがどのような働きをするかを説明しない。」と定義している。ここでは,ペーパープロトタイピングを評価だけではなくデザインの各段階でも活用できることを考慮したペーパープロトタイピングの段階的な活用方法を提案する。
著者
前田 亜紀子 山崎 和彦
出版者
長野県短期大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

野外活動用被服類の温熱的快適性について検討するため、3種実験を行った。実験(1)では、野外活動用被服類の各種環境条件下における観察から、フィールドにおける評価方法を検討した。実験(2)では、野外活動における衣服の濡れについて、人工降雨および自然下降雨について比較し定量化した。その上で、徐々に衣服が濡れる場合の生理・心理的影響を捉えた。実験(3)では、寒冷下での野外活動を想定し、被服類内部に発生する結露現象をモデル実験で捉えた。さらに零下15℃における着用試験を実施し、生理・心理的影響について検討した。
著者
山崎 和彦 笹島 学 岡田 衛
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.110, pp.73-80, 2004-09-10

ユーザーエクスペリエンス・デザイン(UED)がこれからの人工物や環境をデザインする手法として期待されている。ここでは,UEDのアプローチを企業に効果的に導入するために,UEDとはどのような概念か確認するとともにUEDを考慮したデザイン手法について提案する。また,そのデザイン手法をサポートするための道具として,UEDスタジオというツールを提案し、そのツールの開発およびそのツールを活用した事例を紹介する。