著者
高橋 文行 市川 照久 峰野 博史 西垣 正勝 菅澤 喜男
出版者
特定非営利活動法人 日本コンペティティブ・インテリジェンス学会
雑誌
インテリジェンス・マネジメント (ISSN:21866252)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-14, 2011-09-18 (Released:2012-11-09)
参考文献数
24

本論文では,企業における研究開発戦略を策定する意思決定に必要とされる重要な技術情報に着目した。特に製品あるいは技術開発に焦点を絞り込んだ一連の理論と手法である技術インテリジェンスの実践活動の中で求められる,信頼性の高い,有益な技術情報の情報源を分析した。さらに近年注目されているソーシャルメディアを情報源としての考察も行った。その結果,企業が技術情報を収集する情報源の実態と動向が明らかになった。最後に効果的に活用できる技術情報源と留意点を取りまとめ有効化の方法を提案し,A 企業における新製品開発の意思決定の事例を取り上げ有効性の検証を行った。本研究は競争力を強化したい企業の技術戦略の策定に寄与しようとするものである。
著者
李 鵬昆 井林 宏文 峰野 博史
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.233-234, 2015-03-17

無線センサネットワークの配線しやすさと作業者の負担が少ないため,施設園芸環境で使用されている.しかしながら,施設園芸のような複雑な環境では,環境条件が無線電波に大きく影響を与える.結果として,施設園芸環境での無線通信が不安定になり,RSSI低下やパケットロスの現象を発生する.そこで本研究では,施設園芸環境での無線通信品質を低下させる要因を解明するため,電波への影響要素を分類し,影響が大きな要素を分析した.電波暗室で検証実験を行った.また,施設園芸環境で主な影響要素が2.4GHz帯と429MHz帯へ与える影響の割合を検証した.その結果,2.4GHz帯と429MHz帯では無線通信に影響を与える要素の占める割合が異なることを示し,施設園芸環境に最適な無線周波数帯を確認した.
著者
市川 裕介 林 阿希子 美原 義行 清水 健太郎 峰野 博史
雑誌
情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS) (ISSN:21865728)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.50-57, 2020-02-26

訪日外国人の増加にともない,空港,駅,等公共施設の混雑機会も増えている.混雑状態は施設の安全性,快適性を損なうことから,施設利用者を誘導し,動きを制御することで,混雑を緩和するシステムの導入が重要となる.我々は,刻々と変化する施設内の混雑状況を計測し,空いているルートを動的に案内する動的案内サインシステムを構築し,実際に羽田空港国際線旅客ターミナルにおいて評価した.本稿では,混雑度の表示による誘導効果計測の結果について報告する.
著者
山田 善大 峰野 博史 池谷 利明 太田 賢 水野 忠則
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.541-542, 1997-03-12

最近の小型携帯端末の発展・普及に伴い, 携帯電話や PHS を利用したデータ通信などを行うモーバイルコンピューティングの形態が特に注目されるようになっている. この形態はユーザがどのような場所・時間においてもコンピュータを扱うことができるため, 様々な利用方法を考えることができる. しかしワイヤレス通信は, 帯域幅が制限され,通信コストも高く, 転送の途切れが生じる恐れがある等の理由により, デスクトップマシンのような扱いは難しいと考えられる. 従来の電子会議では参加者同士がリアルタイムに通信を行うため, 安定した通信環境の保証がなくては実現は難しいものであった. 本稿においては, 携帯端末を用いるユーザが電子会議に参加するためのシステムである PARCAE(Partial AsynchRonous Conference system for wireless AccEss)のサーバ部の設計・実装について述べる. このシステムには, 同期ユーザと非同期ユーザという二つの形態のユーザが存在すると定義する. 同期ユーザは主に LAN に接続されたユーザであり, 会議中に発言をすることで会議に参加する. 非同期ユーザは携帯端末の利用を主とし, 他参加者の発言をリアルタイムに受け取ることはないが会議参加者に認識され, 過去の発言データの取得・参照を行う事で不在時の会議の内容を知り, 会議にスムーズに途中参加できる.サーバは, 発言データの配送と格納, 発言データの加工処理, そして会議での発言権の制御を遂行する.
著者
町田 樹 望月 大輔 安孫子 悠 大岸 智彦 峰野 博史
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.168-178, 2018-01-15

今日のモバイルデータ通信は時間帯や地域によって通信インフラの負荷が偏り,モバイルデータトラフィックの収容効率が低下するという課題がある.そこで遅延耐性のあるモバイルデータトラフィックを適切に遅延させ,通信インフラの負荷を分散してモバイルデータ通信の空間利用効率を高めるモバイルデータオフローディングプロトコル(MDOP)を提案してきた.このMDOPは,eNBの負荷状態,モバイル端末の移動,データの遅延耐性を考慮し,トラフィックの送信レートを制御することで,時間的,空間的,通信路的の3つの次元でモバイルデータ通信の負荷を分散させる通信プロトコルである.本稿では特に,MDOPの空間的オフローディングを実現する具体的な処理を検討し,ネットワークシミュレーションによって評価した.実際の人の移動を再現したシナリオで詳細評価した結果,高負荷な基地局では滞在中のユーザが多くのデータを送信できること,移動ユーザは低負荷なeNBで多くのデータを送信できることで,遅延耐性のあるモバイルデータトラフィックのピークシフト可能なことを確認した.The demand for mobile data communication is increasing rapidly. Furthermore, as a feature of the traffic, there are two localities "temporal locality" and "regional locality". In order to solve these localities of the traffic, we have proposed Mobile Data Offloading Protocol (MDOP). MDOP controls the delay tolerant data such as the data of cloud sync storage and uploading the data of drive recorder and so on. Furthermore, MDOP balances the load of eNBs using three offloading methods of time-wise offloading, place-wise offloading and link-wise offloading. MDOP has not yet solved regional locality problems; hence we propose the place-wise offloading in MDOP. We evaluated the performance through network simulation with mobility scenario based on real world user's mobility. From these results, it was confirmed that the place-wise offloading was able to send more data by staying user in high load eNBs, send more data at low load eNBs and peak shift of mobile traffic localities by using delay tolerant data.
著者
神谷 英樹 峰野 博史 小佐野 智之 角野 宏光 石川 憲洋 水野 忠則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.460, pp.67-72, 2009-02-26
被引用文献数
1

携帯電話やPDAなどの位置測位可能な携帯端末の普及に伴い,GoogleMapやNaviTimeに代表されるロケーションアウェアネスなサービスの提供が注目されている.このようなサービスを提供するために任意の位置に存在する情報端末を,位置に基づきP2Pで効率良く探索する様々な手法が提案されてきた.しかし,既存の手法は効率の良い探索を実現するために多くのノード情報を管理するスーパーノードなどの特殊ノードが要求され,スケーラビリティの点で現実的とはいえない。そこで,本研究ではP2Pネットワークにスモールワールド理論を適用し,特殊ノードを使わずに低リンク次数で位置に基づく探索を効率的に行う手法を検討・提案する。
著者
峰野博史 肥田 一生 水谷 美穂 宮内 直人 楠 和浩 水野 忠則
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.31, pp.1-6, 2004-03-18
被引用文献数
6

ロケーショントラッキングはユビキタスコンピューティングを支えるための基礎技術としても重要である.しかし屋内環境では,位置検出可能範囲が専用設備の整備された範囲に限定され,その整備にコストと労力を要したり位置検出対象物に専用デバイスが必要であるといった理由から広く普及しているものはない.本研究では,実用的個人ユース向けロケーショントラッキングシステムの構築を目指し,トラッキング対象物に高価な専用デバイスを必要とせず安価にトラッキング可能範囲を拡張できる移動機器連携ロケーショントラッキング方式を提案する.本方式では,無線ICタグ等の添付された識別可能な対称物を位置検出可能な移動機器群の検知履歴を利用してトラッキングするという特徴を持ち,本方式に適する位置検出方法や位置推定方法について検討する.There is increasing interest in accurate location tracking techniques and it is especially important to provide ubiquitous computing environment for indoor areas. Although there are many techniques, the resolution of tracking depends on a grid of ceiling sensors with fixed locations and the object that is tracking must support a special device such as wireless LAN. In this paper, we present a new location tracking method with using mobile detectors' tracking record. The feature of this method are easy for expanding the tracking areas and the tracking object need not support a rich device. We also describe the suited location sensing techniques of mobile detectors and how to track the objects by analyzing the record.
著者
桑原純吾 峰野博史 田中 希世子 鈴木 偉元 石川 憲洋 水野 忠則
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.113(2005-ITS-023), pp.181-186, 2005-11-18

携帯端末の高性能化と短距離無線通信技術の発展により,携帯端末が周辺機発とのダイレクトな通信端末となる要求が高まっている,しかし,既存の周辺機器は計算機に直接接続された形での利用しか想定されていない.そこで我々は,様々な種類の周辺機器のインタフェースとして利用されているUSBに着目し,携帯端末に直接USB機器接続することなく,ネットワークを介してUSB機器を利用する方法(intelligent USB)を提案する.また,USB機器のネットワーク越しのプラグ&プレイ(リモートプラグ&プレイ)についても検討し評価した.実験より十分な帯域と低遅延の環境であればリモートプラグ&プレイに要する処理時間は短く,有効であることを確認した.
著者
桑原純吾 峰野博史 田中 希世子 鈴木 偉元 石川 憲洋 水野 忠則
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.113(2005-MBL-035), pp.181-186, 2005-11-18

携帯端末の高性能化と短距離無線通信技術の発展により,携帯端末が周辺機発とのダイレクトな通信端末となる要求が高まっている,しかし,既存の周辺機器は計算機に直接接続された形での利用しか想定されていない.そこで我々は,様々な種類の周辺機器のインタフェースとして利用されているUSBに着目し,携帯端末に直接USB機器接続することなく,ネットワークを介してUSB機器を利用する方法(intelligent USB)を提案する.また,USB機器のネットワーク越しのプラグ&プレイ(リモートプラグ&プレイ)についても検討し評価した.実験より十分な帯域と低遅延の環境であればリモートプラグ&プレイに要する処理時間は短く,有効であることを確認した.
著者
河合 孔明 遊佐 直樹 峰野 博史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.113, no.130, pp.171-172, 2013-07-10

大規模災害からの復興において,通信インフラの迅速な復旧が課題となっている.ネットワークを短時間で構築する方法として無線メッシュネットワークが挙げられる.しかしながら,ノード間の通信を無線LANのみで行うため,障害物や距離,電波干渉による電波障害が発生する.一方,有線LANのみでネットワークを構築した場合,配線が必要なため敷設が容易ではない.加えて,安定した通信を行うためには,できるだけ多くのゲートウェイノードを利用する必要がある.そこで本研究では,有線/無線相互補完通信を用いたマルチゲートウェイメッシュネットワークを提案する.複数のNICを束ねて負荷分散や帯域向上を実現するチーミングを応用し,有線LANと無線LANが混在するメッシュネットワークを構築可能にした.ブータブルUSBで自動構築を行うように実装し,インターネット通信環境の80秒以内の構築を可能とした.また,有線と無線をマルチホップさせることでパケット到達率100%を達成可能であることを確認した.
著者
中松 和己 渡辺 尚 峰野 博史
出版者
兵庫県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

ミニトマト、ホウレン草などの水耕栽培ビニルハウスに、温度、湿度、照度、電気伝導率(肥料濃度の目安)などを測定したデータを収集可能なワイアレスセンサーネットワークを導入した。また、得られたデータをインターネット経由でパソコンに送り、農作物への水分補給の量を自動制御するシステムを提案した。これらの成果は国際会議などで論文発表した。更に、農作業者の実際に行われた水分補給の記録と提案した水分補給自動制御システムによる水分補給の違いを分析し人の経験知識を融合した水分補給システムを構築しようとしたが、記録量が少なく有意な違いが見つけられず今後の課題として残った。
著者
舛田 知広 大木一将 峰野博史 石原 進
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.28, pp.23-28, 2005-03-17

筆者らは,無線通信における移動端末の低速な通信を解決する手法として通信回線共有方式SHAKE(SHAring multipath procedure for a cluster networK Environment) を提案している.これは,近隣にある複数の移動端末を短距離高速リンクで一時的に接続し,各端末がもつ外部へのリンクを同時利用することで通信速度向上を実現する方式である.SHAKEでは一時的に接続された移動端末群による複数の通信経路へトラフィックを分散させる.効率よく分散させるには,それを行う場所が重要となる.本論文では,Mobile IPv6を用いてSHAKEを実現し,トラフィック分をHome Agentと通信相手Correspondent Nodeに設置した場合の性能比較を行った結果,Mobile IPv6 SHAKEにおける経路最適化の有効性が確認できた.We have proposed a system that aggregates links between multiple mobile hosts and the internet, and improves transmission speed (SHAKE: SHAring multipath procedure for a cluster networK Environment). Because SHAKE is designed to disperse packets destined for one of mobile hosts in an ad hoc network to multiple links between the network and the ad hoc network, it is important to place the traffic dispersing mechanism. In this paper, evaluated the performance of SHAKE with Mobile IPv6 (Mobile IPv6 SHAKE) that disperses traffic at Correspondent node with route optimization of Mobile IPv6, comparing it with a case that the Home Agent of a mobile node disperse the traffic.
著者
安部 惠一 澤田 尚志 増井 崇裕 峰野博史 水野 忠則
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.585-595, 2011-02-15

本稿では,省電力型無線通信ZigBeeによるセンサネットワークにより家庭内の住環境情報ならびに家電などのエネルギーの消費量を可視化できる簡易型表示系HEMS(Home Energy Management System)の構築技術について提案する.提案の手法では,HEMS普及の課題である導入コストの課題などを解決でき,かつ既存建造物および既存家電に対していっさい改変を行わずに家庭およびオフィスにおいて,簡単に表示系HEMSを構築できる.また,ZigBee通信の特徴を利用することで,家庭内の分電盤および,その分電盤の同電力系統につながっているすべての個別家電の消費電力を測定することで単位時間あたりの消費電力量の詳細内訳表示・分析ができる技術について述べる.実際に提案した簡易型表示系HEMSのプロトタイプを開発し,実証実験を行った.その結果,消費電力量の詳細内訳表示・分析を行うことで,これまでに気づくことがなかった電気エネルギーの無駄使いの発見や具体的な省エネ対策を発見でき,省エネ効果の有効性を確認できた.In this paper, it proposes the construction technology of Easy-HEMS (Home Energy Management System) for Indication that can make the energy consumption of living environmental information and the consumer electronic visible using Wireless Communication (ZigBee) Sensor Networks. In the technique of the proposal, the problem etc. of the introduction cost that is the problem of the HEMS spread can be solved. And, HEMS can be easily constructed in the home and the office without modifying it to an existing building and an existing consumer electronic at all. Moreover, in the use of the feature of the ZigBee communication, the technology that can display and analyze a detailed breakdown of the amount of electric power an hour is described. We developed and evaluated proposed prototype Easy-HEMS (smart meter nodes) for Indication. As the result, we could notice the waste of electricity and share the energy-saving strategy in our laboratory.
著者
峰野 博史 水野 忠則
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.2009-DPS-139, no.6, pp.1-8, 2009-06-11

温室効果ガスの削減及び化石燃料の使用合理化の観点から,省エネルギー対策の強化が求められている.民生部門では,人々の生活が豊かさを求めるライフスタイルへ変化し,エネルギー消費が継続的に増加していることから,BEMS/HEMS の開発・導入によるオフィスや家庭での省エネルギー対策が最重要課題の一つとなっている.本稿では,これまで研究開発を進めてきた自律分散協調ユビキタスセンサネットワーク技術と,PUCC のセンサデバイス制御 WG における研究開発成果の一部を紹介する.これら技術を融合することで,通信ネットワークを新たに構築するのが困難だった既存構造物などにおいても,区域内に置かれた複数のセンサを ZigBee や PLC を併用することで通信可能なエリアを相互に補完し合うように自律的にオーバレイセンサネットワークを形成し,各家庭で異なる生活環境への適応的な導入,きめ細かな制御を生活者の行動様式や好みに合わせてカスタマイズできる適応型 BEMS/HEMS を構築できると考える.
著者
小幡 憲司 峰野博史 栗山 央 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.15, pp.55-60, 2008-03-07

発電は一定の発電量を維持し続けることが,最も効率が良い.しかし,電力の消費量は,人が活動する時間帯に最も多くなるため,日中にピークとなり,深夜になると減少する.現在の技術では,大容量の蓄電設備を構築することが困難なため,電力消費量に合わせ発電量を調整せざるを得ない.電力負荷を平準化(ピークシフト)できれば,発電の効率を高めることができ,発電による環境汚染を抑えることができる.そこで本稿では,ピークシフトに貢献するため,家庭内の小型蓄電装置を制御し,深夜の電力を蓄電し,蓄電された電力を日中に共有して使用するシステムを,PLC を用い No New Wire で構築する手法を提案する.Although it would be most efficient to maintain a constant rate of power generation, the consumption of electric power is related to human usage. Electric power requirements peak in the daytime and decrease at midnight. In the present state of our technology, it is difficult to construct large capacity electricity storage. Instead we must adjust power generation according to consumption. A peak shift, however, could improve. The peak shift could improve the efficiency of power generation and suppress environmental pollution from power generation. To contribute to the peak shift, we propose a system that controls small-sized storage batteries. It accumulates the electric power at midnight, and shares the electric power accumulated during the daytime.