著者
桑島 秀樹
出版者
日本イギリス哲学会
雑誌
イギリス哲学研究 (ISSN:03877450)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.21-35, 1998-04-01 (Released:2018-04-25)

The purpose of this paper is two: One is to reveal Burke's aesthetics based upon the double character of both ‘imagination’ and ‘imitation’, giving attention to his parallel of poetry and painting. The other is to point out that ‘obscurity’ and ‘terror’ are the prime and coherent ideas closely related to the Sublime, resulting in his view of the superiority of poetry to painting. I will demonstrate the true image of the young Burke in A Philosophical Enquiry (1757).
著者
新開 統子 北川 博昭 脇坂 宗親 古田 繁行 濱野 志穂 島 秀樹 長江 秀樹 青葉 剛史
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.33-37, 2012-02-20 (Released:2017-01-01)
参考文献数
22

【目的】移動性精巣は確実な診断のもと経過観察をすることが原則とされている.しかし,診断に苦慮することもあり,その手術適応に関し検討を要する.今回我々は,当院で経験した移動性精巣を手術例と非手術例に分けて経過観察期間や臨床上の問題点に関し検討した.【対象と方法】1998年1月から2009年12月までの11年間に,当院に移動性精巣として紹介された110例を対象とし後方視的に臨床経過を検討した.A群(14例):併存症がなく経過観察後に手術を施行した症例.B群(21例):併存症に対する手術時に同時手術を行った症例.C群(75例):A・B群以外の非手術例.各群で初診時月齢経過期間を検討した.A群とB群では臨床所見,手術までの期間,手術適応と手術術式を検討した.【結果】初診時月齢:A群平均25.4±159か月,B群平均43.3±29.9か月,C群平均25.9±15.9か月でA・B群間とB・C群間で有意差を認めた(p=0.0498, p=0.0006).A・C群間に有意差を認めなかった.手術時月齢:A群平均47.9±24.6か月,B群平均47.4±28.9か月で両群の平均値に有意差を認めなかった.経過期間:A群平均22.5±3.6か月,B群平均4.5±3.6か月,C群平均20.1±17.1か月であった.A・B群間とB・C群間で有意差を認めた(p=0.002, p=0.0001).A・C群間に有意差を認めなかった.臨床所見:A群では経過観察中に挙上精巣に変化した症例を6例,停留精巣が明らかになった症例を2例に認め,経過中に変化なしは4例,その他2例であった.B群の併存症の内訳は鼠径ヘルニア9例(同側6例,対側2例,両側異時発症1例),陰嚢水腫4例(同側3例,対側1例),対側停留精巣8例であった.【結論】移動性精巣のみで手術適応となる症例は少数であったが,手術適応の判断には定期的な経過観察を要した.経過中に挙上精巣や停留精巣に変化する症例の存在に注意が必要である.
著者
牧島 秀樹
出版者
信州医学会
雑誌
信州医学雑誌 (ISSN:00373826)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.129-138, 2013-06-10 (Released:2013-07-08)
参考文献数
36
著者
福島 秀樹 吉冨 隆二 山出 渉 杉本 忠彦 足達 綱三郎 西 重敬 大鶴 昇
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.228-233, 2012 (Released:2012-12-26)
参考文献数
4

目的:心不全・腎不全の終末期に全身浮腫をきたすことは通常よくみられる.その中で,全身から大量の浸出液を認める症例が散見され,今回我々は,このような症例について検討を行った.方法:対象は,終末期に低栄養,心・腎不全から乏尿をきたして死亡された患者のうち,全身浮腫をきたし,1日に3,000 ml 以上の浸出液を認めた3例(いずれも男性,81,89,97歳)である.同様に死亡された患者で,浸出液が1日に1,000 ml 以下であった比較患者20例(男10,女10,平均82歳)との間で,一般血液検査値,乏尿に陥ってからの生存期間を比較した.また対象において,同時に採取した浸出液と血清との生化学検査の比較を行った.結果:対象と比較患者の間では,対象の血清BUNが高値傾向(平均138 vs 81 mg/dl )である以外には血液検査値に差を認めず,また対象では乏尿に陥ってからの生存期間が比較患者様より長い傾向(平均14 vs 7日)を認めた.また対象における浸出液と血清の生化学検査の比較では,蛋白,脂質,AST,ALT,γ-GTP,Ca,CRPは浸出液が血清より低値であったが,BUN,Cr,UA,K,Clは浸出液と血清でほぼ同値であった.結論:大量浸出液をきたす原因は,血管透過性を亢進するさまざまな要因の複合が示唆されるが,浸出液中には血清とほぼ同濃度のBUN,UA,Kが含まれる.大量浸出液をきたした患者様では,特にKが体外に排出されることにより,乏尿に陥ってからの生存期間が長くなった可能性も考えられた.また大量浸出液をきたした患者様では,そうでなかった患者様との間で,一般血液検査には明確な差異を認めず,どのような患者様が大量浸出液をきたすかについては,今後の検討を要する.
著者
藤沢 千春 玉木 彰 帯刀 未来 生島 秀樹 常峰 紘子 吉岡 聡
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.629-632, 2016 (Released:2016-08-31)
参考文献数
15

〔目的〕対麻痺を呈した化学療法中の悪性リンパ腫症例に対して,ベルト電極式骨格筋電気刺激療法(B-SES)の廃用性筋萎縮の予防効果と安全性を検証した.〔対象と方法〕対象は悪性リンパ腫による脊髄損傷を呈した症例とした.B-SESによる廃用性筋萎縮予防の効果判定として初期,中間,最終に超音波診断装置による大腿四頭筋の筋厚測定とAmerican Spinal Injury Association運動機能評価(ASIA)を実施した.有害事象は有害事象共通用語基準を用いて評価した.〔結果〕骨格筋萎縮の予防は可能であったが,ASIAの改善は認められなかった.有害事象は全ての介入期間で認められなかった.〔結語〕B-SESは化学療法実施中の全ての介入期間で有害事象を生じず,廃用性筋萎縮の予防が可能であった.
著者
井島 秀樹
出版者
京都大学教育行政学研究室
雑誌
教育行財政論叢
巻号頁・発行日
no.9, pp.97-111, 2005-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
浜島 秀樹 中西 雅夫 藤原 奈佳子 仲秋 秀太郎 辰巳 寛
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.75, no.6, pp.511-516, 2005-02-25 (Released:2010-07-16)
参考文献数
22
被引用文献数
2

False recognition can occur at high levels after participants study lists of associated words and are tested with semantically related lures. The present study attempted to determine the differences of young and elderly adults in retention interval on false recognition and remember-know judgments of critical lure. Young participants' mean age was 21.6 years (range 21-23 years). Elderly participants' mean age was 69.7 years (range 65-74 years). Participants engaged in estimating the frequency of usage of visually presented words, and they were tested both immediately and one week later after the study phase. We found that elderly adults were relatively more susceptible than young adults to this false recognition effect. Moreover, a reliable increase of false recognition for critical lures was observed across retention interval in young adults but not in elderly adults.
著者
桑島 秀樹
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2001

平成13年度以来、上記の研究課題のもと、特別研究員奨励費の補助によって遂行した研究は、次の2点に集約される。1.初期バークにみられる美学思想形成の経緯、2.日本におけるバーク思想(とりわけ美学思想)の受容。以下、これらの課題に関して、今年度(最終年度)分の研究実績を中心に、本研究課題の最終報告をおこないたい。《1.バークにみられる美学思想形成の経緯》補助金支給の最終年度たる今年度は、2001年のアイルランド(バークの小学校・中学校・高校・大学時代)調査結果、および2002年5月の政界登場前後までのバーク青年期に関するイングランド調査結果(バークのマニュスクリプトの原典資料調査も含む)の精査に基づいて、その研究成果を公表することに尽力した。この成果は、以下2回の国内外での学会および研究会での口頭研究発表、(1)「若きバーク像の再検証-誕生から幼少年期までのアイルランド時代をめぐる伝記的考察から-」、日本イギリス哲学会関西部会第28回例会、平成15年7月5日(於 京大会館)。(2)「画家W・ホガース『美の分析』にみる感覚主義あるいは<悪>の美学-ヴィーナス・蛇・イギリス風景式庭園-」、大阪工業大学第35回研究談話会(大阪工業大学工学部一般教育科主催)、平成15年10月6日(於 大阪工業大学)に顕著に反映されていると思われる。わけても、2003年12月に大阪大学大学院文学研究科に提出した博士学位請求論文「初期バークにおける美学思想の全貌-18世紀ロンドンに渡ったアイリッシュの詩魂-」(単著:400字詰原稿用紙換算で約750枚)は、本補助金による研究成果の総決算たるものであった。なお、この論文はすでに2004年1月下旬に公開審査を通過しており、研究代表者への3月下旬における博士号授与が決まっている。さらにこの博士論文を補完する業績として、学位申請論文提出後すぐにも、論文「W・ホガース優美論にみる感覚主義あるいは<悪>の美学-ヴィーナス・蛇・風景式庭園-」(単著)、甲南大学人間科学研究所編『心の危機と臨床の知』第5号,pp.67-93、平成16年2月20日。ならびに、学会報告「若きバーク像の再検証-誕生から幼少年期までのアイルランド時代をめぐる伝記的考察から-」、日本イギリス哲学会関西部会第28回例会、平成15年7月5日(於 京大会館)、日本イギリス哲学会編『イギリス哲学研究
著者
大久保 雅基 横林 敏夫 清水 武 五島 秀樹 鈴木 理絵
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.630-633, 2005-12-20
被引用文献数
3 3

We studied soft tissue injuries of the oral cavity caused by a toothbrush in 59 children younger than 7 years from 1983 through 2003. There were 35 boys and 24 girls aged 9 months to 6 years 7 months, with a peak incidence at 1 year. Falling down was the cause of injuries in 46 children. Forty-one children visited us directly, whereas others were referred to us by surgeons, emergency specialists, dentists, otolaryngologists, and others. Thirty-one children presented within 3 hours after injury and 15 the following day. The soft palate and palatoglossal arch, buccal mucosa, hard palate, oral floor, retromolar region, upper lip, gingiva, and tongue were involved in 25, 20, 6, 3, 2, 1, 1 and 1 child, respectively. Lacerations greater and less than 10 mm long were seen in 20 and 16 hildren, respectively. Submucous bleeding was present in 13 children, and scratches were present in 10 children. In 3 children, the wound was associated with herniation of the buccal fat pad. The wound was sutured and antibiotics were given to 23 children. Twenty children were observed without antibiotic treatment, and 16 children were given antibiotics. Local infection occurred in 3 children.
著者
大久保 雅基 横林 敏夫 清水 武 五島 秀樹 鈴木 理絵
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.630-633, 2005-12-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
9
被引用文献数
3 3

We studied soft tissue injuries of the oral cavity caused by a toothbrush in 59 children younger than 7 years from 1983 through 2003. There were 35 boys and 24 girls aged 9 months to 6 years 7 months, with a peak incidence at 1 year. Falling down was the cause of injuries in 46 children. Forty-one children visited us directly, whereas others were referred to us by surgeons, emergency specialists, dentists, otolaryngologists, and others. Thirty-one children presented within 3 hours after injury and 15 the following day. The soft palate and palatoglossal arch, buccal mucosa, hard palate, oral floor, retromolar region, upper lip, gingiva, and tongue were involved in 25, 20, 6, 3, 2, 1, 1 and 1 child, respectively. Lacerations greater and less than 10 mm long were seen in 20 and 16 hildren, respectively. Submucous bleeding was present in 13 children, and scratches were present in 10 children. In 3 children, the wound was associated with herniation of the buccal fat pad. The wound was sutured and antibiotics were given to 23 children. Twenty children were observed without antibiotic treatment, and 16 children were given antibiotics. Local infection occurred in 3 children.
著者
石丸 隆 山口 征矢 長島 秀樹 神田 譲太 茂木 正人 平譯 享 北出 裕次郎
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

練習船「海鷹丸」による,南大洋インド洋セクターの調査・研究をH14,16,17年度の3次にわたって実施した.調査海域は,H14年度はケルゲレン海台付近およびウイルクスランド沖,H16年度は,リュツォ・ホルム湾沖及びウイルクスランド沖,H17年度は,リュツォ・ホルム湾沖である.主調査海域のケルゲレン海台周辺,リュツォ・ホルム湾沖およびウイルクスランド沖では深層水の形成機構や挙動,表層生態系と海洋環境との関係,中深層生態系の解明を主テーマとして,ADCP, CTD等による海洋観測と,水中光学的測定,表層性動植物プランクトン,仔稚魚の分布,基礎生産力測定,多段式開閉ネットによる各層生物採集等を行った.また,リュツォ・ホルム湾沖では,昭和基地と呼応したエアロゾルの観測を行った.観測海域に至る各航路上では,連続プランクトン採集器の曳航を行い(H16年度はGraham Hosie氏が乗船して担当),オーストラリア南極局の「オーロラオーストラリス」や「しらせ」による採集試料と合わせて,プランクトン群集の変動と海洋環境の長期変動との関係解明のための解析を行なう.H17年度は当初,南大洋航海の計画は無かったが,海洋構造や生態系の中長期変動を捉えるためには可能な限り継続的な調査を行うことが求められるため,国立極地研究所との協同によりリュツォ・ホルム湾沖の観測を行うこととなった.現在までに,インド洋セクターにおける深層循環の経路や流量,海氷の広がりと,氷縁における植物プランクトンのブルームとの関係等について論文を発表した.また,採集したオキアミを用いた研究により計量魚探によるオキアミ資源量の高精度な推定のための基礎的研究の成果を発表した.また,プランクトン群集組成に大きな経年変動を認め,これが南極発散線の発達や南極周極流の経路と密接な関係を持つことなどが明らかとなり,学会発表を行い投稿準備中である.