著者
清水 武 石川 幹人
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.17-29, 2013

フィールドRNG研究は、多数の人々が同一のイベントに注目するとき乱数生成器によるビット出力のカイ二乗統計量に特異な自己相関が生じることを示してきた。そこで本研究は、フィールド意識に特有のシグナル波長が存在する可能性を提起し、イベント時のカイ二乗値を計算する際の試行のインターバルの長さを拡張する分析方法を提案し、従属変数を単変量のスカラーからベクトルへと拡張することを方法論的に試みた。予想される結果として、複数のインターバル別に集計した平均ベクトルに対して、フィールド意識の波長により適したインターバル長で偏りが大きくなること、また観客数との相関が強くなることが挙げられた。本研究は、今後の実験計画に役立ちうる予備的検証段階のひとつとしてフィールド実験を実施し、アニメ映画「けいおん!」を上映した映画館で13回のくり返し測定の後、標準化したカイ二乗値ベクトルをMANOVAにより検定した。結果は、切片値、インターバル長、生成スピード、およびこれらの交互作用項のいずれの有意ではなかった。一方で、従来の1秒集計値において聴衆の人数との相関が最大化し(r=.57, N=13)、フィールド意識のシグナル波長が1秒近辺に存在する可能性が示唆された。最後に、今後の課題が議論された。
著者
清水武次郎 編
出版者
兵事雑誌社
巻号頁・発行日
1917
著者
山田 純也 橋本 周 瀬谷 夏美 羽場 梨沙 武藤 保信 清水 武彦 高崎 浩司 横山 須美 下 道國
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.5-12, 2017 (Released:2017-04-22)
参考文献数
9

The purpose of this study is to improve a quick method for estimation of 131I concentrations in the air using data measured by monitoring posts in case that a nuclear disaster occurs. In this method, 131I concentrations were estimated by multiplying 131I count rates of cloud-shine measured with Na(Tl) detector by concentration conversion factor. A previous study suggested that it was difficult to determine passing-through time of plume from temporal change of 131I count rates or dose rate. Our study applies the method for estimating passing-through time of plume from temporal change of noble gas counts. The 131I concentrations in the air at Oarai center, Japan Atomic Energy Agency resulting from the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station were estimated by proposal technique. The result of comparison of this method with sampling method for 131I concentrations in the air were within factor 3.
著者
眞田 奈緒美 嶋田 理菜 岡田 裕莉恵 山口 茜 木村 奈緒 根本(山本) 晴子 清水 邦彦 清水 武彦
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.466-473, 2018

<p>横紋筋肉腫は,骨格筋へ分化する胎児性間葉系細胞を発生母地とする軟部悪性腫瘍であり,小児の軟部悪性腫瘍としては代表的な疾患の一つである。今回我々は,横紋筋肉腫の治療に伴い歯および骨の形成障害を生じた7歳0か月の女児の1例を経験したので報告する。患児は2歳6か月時に右眼窩原発胎児型横紋筋肉腫(StageⅠ)と診断され,急速な腫瘍増大のため腫瘍の8割を経結膜にて摘出し,2歳7か月から4歳6か月まで化学療法が施された。更に,2歳8か月から2歳9か月までの期間に右側眼窩から上顎洞にかけて総線量45Gyの放射線治療が施行された。</p><p></p><p>口腔内所見およびエックス線所見から,上顎右側部において矮小歯,歯胚の欠如,歯根形成不全,歯槽骨の形成不全が認められた。他部位においても歯胚の欠如やエナメル質石灰化不全を認めた。また,これらの症状に伴い,叢生および開咬を認めた。</p><p></p><p>本症例に認められた,多数歯にわたる著しい形成障害や顎骨の発育不全は,横紋筋肉腫の治療の為に施された放射線療法および化学療法により誘発された可能性が示唆された。</p>
著者
野村 健一 須藤 昇吾 清水 武秀 田代 祐二
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.69-75, 1964-03-25

メチルジメトン剤には, メタシストックス(P=O体・P=S体あわせて50%)と改良メタシストックス(P=O体のみ25%)とがあるが, 最近は後者のほうが多く用いられ, 果樹への塗布薬剤もこれが主体となっている。われわれはこの改良メタシストックスの塗布処理について, 効果(薬量)および薬害の両観点から考察した。1.成木では, 主幹より主枝または亜主枝に塗布するほうが経済的であり, その薬量は, (a)枝に投与されるべき絶対量, (b)樹皮単位面積あたりの塗布量(塗布液の厚さ), の2点から論議されるべきである。(a)は防除効果に, (b)は薬害に関係があるが(後者についてはあとで述べる), この中(a)は枝の大きさに応じて加減すべきはいうまでもない。従来, その薬量算出基準には, 枝周・葉数・枝体積などがとられてきたが, 枝周基準の方法は枝の大きさによって効果にむらがある(Fig.2)。われわれは原理的には枝体積によるのが妥当であるとし, その適正薬量を次のように想定した。すなわち, アブラムシ類防除には枝体積1500〜3000cm^3あたり原液1cc, ハダニ類には1500〜2000cm^3あたり1ccが適量であるとした(春〜初夏の場合を標準として)。2.上述した各種の薬量算出法で求められた薬量対枝周の関係を比較考察した(Fig.3)。上に提唱した薬量は, アブラムシ類の場合は, V_1〜V_2の範囲で示される。ハダニ類のそれは, V_1からほぼP_2の範囲がこれに相当する。3.実際問題としては, 枝体積を測定して塗布量を算定するのはめんどうであるから, 次のような方法を提案したい(簡易塗布法)。それは原液の引伸し塗布(樹皮100cm^2に対し原液0.6cc〜0.8cc程度の)を行ない, かつ塗布範囲(塗布面積)は枝直径の3〜4倍長とするものである。これによって与えられる薬量は, Fig.3のP_<1〜3>の範囲と期待される。それは, 上述した適正薬量にほぼ符合する。4.次に(b)(樹皮単位面積あたりの薬量)は, 薬害と関連があり, 特にミカンでは注意すべき事項であるが, これと塗布時気温との組合わせから, 薬害(ミカン)の発生有無がおよそ見当つけられることがわかった。Fig.4のSの範囲では, ミカンでも薬害発生の懸念はほとんどないと考えられる。
著者
清水 武
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.25-34, 2005-03-31 (Released:2010-10-27)
参考文献数
53

本研究の目的は,生態心理学におけるダイナミックタッチ研究について,現在の課題と今後の展望を論じることであった.最初に,生態心理学の認識論的背景とされるGibsonの理論について,伝統的な知覚研究の枠組みと対比させて位置づけた.次に,慣性テンソルという物理量のモデルによって,この触知覚のメカニズムを明らかにした研究成果と意義を紹介した.これらの議論を踏まえ,現在のダイナミックタッチ研究が批判される可能性のある3つの問題点を指摘した.第一は,慣性テンソルモデルについての解釈が十分でなく,それによって新たな問題が生じること,第二は,知覚システム論の観点から求められる探索行為のプロセスに関する研究がほとんどないこと,第三は,人間の多様な知覚を包括可能とする分析の方法論が発展していないことである.本研究は最後に,これらの問題が生じる理由について,精神物理学の方法論的特徴との関係から議論し,人間の知覚経験を全体的に構造化する必要性について述べ,人間科学的アプローチの必要性を指摘した.
著者
北川原 香 横林 敏夫 清水 武 五島 秀樹
出版者
特定非営利活動法人 日本口腔科学会
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.44-50, 2003-03-10 (Released:2011-01-31)
参考文献数
32
被引用文献数
10

Fourteen patients with subcutaneous emphysema treated in our department during 17 years were clinically studied. All but one were referred to us by other dentists because of complications. They con sistedof five male and nine female patients. Their ages ranged from 16 to 67 years and 62% of them were in their thirties. The emphysema resulted during sectioning of the mandibular third molar by using an air-turbine handpiece in four patients and from extraction of other teeth in four patients. The use of compressed air during dental procedures was the cause in four patients and the complication was associated with endodontic treatment and implanta tionof a dental implant in the other two patients. A diffuse swelling involving the eyelid, cheek, mandibu larregion and neck accompanied by crepitation on palpation of the swollen area was noted in all patients.Difficulty in opening the eyelid, headache, nausea and mediastinal emphysema were found in four, one, one and one patients, respectively. Antibiotics were given to all patients to prevent infection. Except four one patient with prolonged swelling due to pericoronitis and another patient without adequate information, the swelling with subcutaneous crepitus tended to subside within a week and secondary complications were encountered in no patients.
著者
日本小児歯科学会 有田 憲司 阿部 洋子 仲野 和彦 齊藤 正人 島村 和宏 大須賀 直人 清水 武彦 尾崎 正雄 石通 宏行 松村 誠士 石谷 徳人 濱田 義彦 渥美 信子 小平 裕恵 高風 亜由美 長谷川 大子 林 文子 藤岡 万里 茂木 瑞穂 八若 保孝 田中 光郎 福本 敏 早﨑 治明 関本 恒夫 渡部 茂 新谷 誠康 井上 美津子 白川 哲夫 宮新 美智世 苅部 洋行 朝田 芳信 木本 茂成 福田 理 飯沼 光生 仲野 道代 香西 克之 岩本 勉 野中 和明 牧 憲司 藤原 卓 山﨑 要一
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.363-373, 2019-06-25 (Released:2020-01-31)
参考文献数
17

要旨:日本人永久歯の萌出時期,萌出順序および第一大臼歯と中切歯の萌出パターンを明らかにし,約30 年前と比べて永久歯の萌出に変化があるか否かを検討する目的で,4 歳0 か月から18 歳11 か月の小児30,825 人を調査し,以下の結果を得た。1 .男子の萌出は,1 が5 歳6 か月-7 歳0 か月,6 が5 歳10 か月-7 歳6 か月,1 が6 歳6 か月-7 歳10 か月,2 が6 歳3 か月-8 歳3 か月,6 が5 歳11 か月-8 歳7 か月,2 が7 歳6 か月-9 歳2 か月,3 が9 歳2 か月-11 歳3 か月,4 が9 歳1 か月-11 歳7 か月,4 が9 歳5 か月-11 歳6 か月,3 が9 歳10 か月-12 歳1 か月,5 が10 歳4 か月-13 歳0 か月,5 が10 歳3 か月-13 歳2 か月,7 が11 歳3 か月-13 歳 10 か月,7 が12 歳1 か月-14 歳5 か月の順であった。2 .女子の萌出は,1 が5 歳5 か月-6 歳7 か月,6 が5 歳6 か月-7 歳0 か月,1 が6 歳3 か月-7 歳7 か月,2 が6 歳3 か月-7 歳8 か月,6 が5 歳10 か月-8 歳4 か月,2 が7 歳2 か月-8 歳8 か月,3 が8 歳 8 か月-10 歳5 か月,4 が8 歳11 か月-11 歳0 か月,4 が9 歳1 か月-11 歳1 か月,3 が9 歳2 か月- 11 歳4 か月,5 が10 歳1 か月-12 歳11 か月,5 が10 歳2 か月-13 歳1 か月,7 が11 歳2 か月-13 歳 10 か月,7 が11 歳9 か月-14 歳3 か月の順であった。3 .萌出順序は,男女ともに上顎が6≒1 →2 →4 →3 →5 →7 で,下顎が1 →6 →2 →3 →4 →5 → 7 であった。4 .第一大臼歯と中切歯の萌出パターンは,男子では上顎がM 型77.2%,I 型22.8%で,下顎がM 型29.2%,I 型70.8%であった。女子では上顎がM 型73.4%,I 型26.6%で,下顎がM 型36.7%,I 型63.3%であった。5 .萌出時期の性差は,すべての歯種で女子が早く萌出しており,上下顎1, 2, 3, 4 および6 に有意差が認められた。6.約30 年前に比べて,男子は上下顎4, 5, 6 が,女子は3,上下顎の4, 5, 6, 7 の萌出時期が有意に遅くなっていた。
著者
日本小児歯科学会 有田 憲司 阿部 洋子 仲野 和彦 齊藤 正人 島村 和宏 大須賀 直人 清水 武彦 石通 宏行 松村 誠士 尾崎 正雄 石谷 徳人 濱田 義彦 渥美 信子 小平 裕恵 高風 亜由美 長谷川 大子 林 文子 藤岡 万里 茂木 瑞穂 八若 保孝 田中 光郎 福本 敏 早﨑 治明 関本 恒夫 渡部 茂 新谷 誠康 井上 美津子 白川 哲夫 宮新 美智世 苅部 洋行 朝田 芳信 木本 茂成 福田 理 飯沼 光生 仲野 道代 香西 克之 岩本 勉 野中 和明 牧 憲司 藤原 卓 山﨑 要一
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.45-53, 2019-02-25 (Released:2020-01-31)
参考文献数
18

日本人乳歯の萌出時期および萌出順序を明らかにし,乳歯の萌出に変化が生じているか否かを検討する目的で,全国的に3 か月から3 歳11 か月の小児8,724 名を調査し,以下の結果を得た。1 .男児の乳歯萌出は,A が5 か月-9 か月,A が7 か月-11 か月,B が9 か月-1 歳2 か月,B が9 か月-1 歳3 か月,D が1 歳1 か月-1 歳6 か月,D が1 歳1 か月-1 歳7 か月,C が1 歳2 か月-1 歳8 か月,C が1 歳2 か月-1 歳9 か月,E が1 歳11 か月-2 歳7 か月,E が2 歳0 か月-2 歳11 か月の順だったが,BB 間とD, D, C およびC の間には有意な差は認められなかった。2 .女児の乳歯萌出は,A が6 か月-9 か月,A が7 か月-11 か月,B が9 か月-1 歳1 か月,B が9 か月-1 歳2 か月,D が1 歳1 か月-1 歳7 か月,D が1 歳1 か月-1 歳7 か月,C が1 歳3 か月-1 歳9 か月,C が1 歳4 か月-1 歳9 か月,E が1 歳11 か月-2 歳7 か月,E が2 歳1 か月-2 歳10 か月の順だったが,AA 間,AB 間,BB 間,DD 間,CC 間には有意な差は認められなかった。3 .性差は大部分の歯で認めず,C とC の萌出時期にのみ有意な差を認め,いずれも男児が1 か月早く萌出していた。4 .前回報告(1988 年)に比べて,男児はA, A, C, D の,女児はA とD の,萌出時期が有意に早くなっていることを認めた。
著者
岡林 義弘 清水 武 安藤 芳之 西田 正方 北村 純 太田 正隆 佐々木 俊哉
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.927-932, 1990

最近の高令化に伴い, 大腸癌の増加が謂われており, われわれは農村地域における大腸癌の実態を知るため調査を行なった。<BR>昭和48年より15年間の大腸癌症例は, 338例で性差はなく, 60才代がもっとも多く, 次いで70才代と60才以上の患者が62%を占めた。<BR>部位に関しては, 直腸が140例41%ともっとも多く次いでS状結腸であった。切除率は94.3%, 治癒切除は68.3%に可能で, 治療切除例の累積5年生存率は77%, 10年生存65.9%であった。<BR>大腸早期癌は24例と小数で, ほとんどが進行癌であり, 糞便潜血スクリーニング検査による大腸癌集検もようやく普及の段階になり, 今後は検診数を増して早期発見, 治療に努めねばならない。このほかpm癌, 腸閉塞をきたした癌などについても検討を加えた。
著者
清水 武俊
巻号頁・発行日
2018-03-22

Hokkaido University(北海道大学). 博士(水産科学)
著者
森田 渉 清水 武彦 前田 隆秀
出版者
一般社団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.511-516, 2008-12-25
参考文献数
18

EL/Seaマウスは100%の頻度で第三臼歯を欠如しており,ヒトにおける先天性欠如歯の原因解明に有用なモデルマウスである.EL/Seaマウスにおける歯の欠如は常染色体劣性遺伝性であると報告されているが,歯の欠如の原因遺伝子は未だ明らかにされていない.著者らは過去にEL/Seaマウスの第三臼歯先天性欠如の原因遺伝子を探求し,EL/Seaマウス第3番染色体の123.1から136.9メガベースペア(Mbp)間に野生型MSM/Msマウスの染色体を導入したコンジェニックマウスを作製し,当該領域に欠如歯の原因遺伝子が存在することをin vivoにて証明し,この遺伝子をabsence of the third molars(am3)としたことを報告している.今回,この第9世代のコンジェニックマウス(N9マウス)を用いて交配実験を行い,MSM由来の染色体の導入領域をさらに限局したマウスを作製し,第三臼歯の欠如率を評価することで,am3の存在領域をさらに狭い範囲まで限定し,候補遺伝子を選定することを目的とした.コンジェニックマウスの第三臼歯欠如の頻度と遺伝子型の結果から,マウス第3番染色体の130.7から131.7メガベースペア(Mbp)間の領域に第三臼歯欠如の遺伝要因が存在することが明らかとなった.この領域内に存在するLef1,Hadh,Cyp2u1,Sgms2,Papss1の5遺伝子が候補であることが示唆された.
著者
清水 武 石川 幹人
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.5-16, 2012-03-01

本研究では、乱数生成器(REG/RNG)によるフィールドRNG実験を実施し、フィールド意識と非意図的PKが、事前に記録された物理乱数をターゲットにした場合に、過去遡及的な影響を及ぼし、偏りを与える可能性を検討した。実験者は、日本のプロ野球の試合が開催された時間に8回、野球場にエントリーした。事前記録された複数の乱数ターゲットがノートブックPCに提示され、同様に物理乱数もリアルタイムに生成された。実験の結果、残念ながら事前記録のターゲットに対して、過去遡及的な効果はみられず、リアルタイムに生成した物理乱数においても偏りが得られなかった。最後に、フィールド意識に関連した今後の課題が議論された。