著者
斎藤 憲
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.166-179, 2003-04-24 (Released:2008-12-25)
参考文献数
10
著者
逸村 裕 小川 治之 緑川 信之 金子 昌嗣 斎藤 憲一郎
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.273-279, 1983-06-01

理工学34分分野の雑誌を対象に,引用数,自誌引用率,被引用数,impact factor,decay index,immediacy indexの各引用尺度について調べ,分野ごとに平均を計算した。その結果,以下の点が明らかにされた。 (1)一般に,引用数の多い分野ほど,被引用数も多く,impactfactorの値も高い。応用・複合科学分分野は,被引用数,impact factorがともに低い。(2)decay indexの値は分野による差があまり大きくない。ただし,伝統的な分野よりも,最近発達してきた分野の方が,比較的値が大きい。(3)immediacy indexは,分野による差が大きい。応用・複合科学,および数学,力学などの伝統的な分野で値が低い。
著者
中嶋 健一郎 斎藤 憲 東条 敏
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.21-41, 2004

本研究では古典ギリシア語で書かれたユークリッドの『原論』を主辞駆動型句構造文法 (HPSG) により構文解析することを目的とする. 単一化をベースにした文法を用いる理由は, 古典ギリシア語が語順よりも性・数・格の素性の一致によってより強く文構造が決定されるためである. 文法を記述するにあたっては他の言語と同様な基本的な文法規則に加えて, 古典ギリシア語特有の文法規則, すなわち素性の一致によって推測される省略語や係り受け交差に対処する規則を追加した. 構文解析システムはLiLFeSを用い, それにより, ユークリッドの『原論』7巻・8巻1154文に対して約79%のカヴァレッジを得ることができた.
著者
杉本 博子 安原 由子 谷岡 哲也 郷木 義子 森 健治 冨士 翔子 斎藤 憲
出版者
徳島医学会
雑誌
四国医学雑誌 = Shikoku acta medica (ISSN:00373699)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.43-52, 2016-04-25

The purpose of this study was to clarify the relationship between sleep-wake rhythms and autonomic nerve activities using actigraphy and heart rate variability(HRV)analysis. Subjects were comprised of six children who were in the fourth to sixth grade levels of elementary school(four boys and two girls). The study was conducted between January and December 2015. The data collection procedure was performed following the Private Information Protection Law, with approval from Tokushima University Hospital Ethics Board(approval number 2021). These subjects were evaluated in an Attentive-Care-Needed stress state based on the PSI(Public Health Research Foundation Type Stress Inventory)and PSQI-J(Pittsburgh Sleep Quality Index, Japanese Version). In analyzing their sleep-wake rhythms, autonomic nervous activities were determined using an actigraph and HRV through RR interval sequence electrocardiography. The results of actigraph data of sleep efficiency in Subject Number 6 was low(76.47%). Regardless, the subject experienced subjective sleep satisfaction. However, Subject Number 2, insisted that she could not easily wake up in the morning because of being sleepy. Low Frequency(LF)/High Frequency(HF)data indicated sympathetic nervous activity showing that all subjects had significantlyhigher LF/HF value during wakefulness than when asleep. HF data indicated parasympatheticactivity of five out of the six children showing significantly higher value during sleep than when awake. Subject number 3 expressed that he was sleepy and could not get up in the morning,and also had trouble going to and maintaining sleep. However, this subject's results of the PSQI-Jindicated that he had no problem expressing subjective sleep satisfaction. Furthermore, in the actigraph and HRV analysis, findings showed that subjects had good sleeping patterns. These findings strongly signify the importance of determining the sleep-wake rhythms of school children based on data from subjective and physiological evaluation methods.
著者
斎藤 憲
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.47-75, 1982-07-30 (Released:2009-11-06)
著者
湯浅 高之 藤野 [ヨシ]男 手塚 裕文 斎藤 憲一 西村 好一 小林 一日出 飯淵 義久 植木 清二 荒井 照夫 百瀬 深志 西巻 明彦 屋代 正幸
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.287-295, 1992-09-20

神農を医薬祖として奉祀している神社や祠は,日本各地に存在すると思われるが詳細は定かでない.また,これらの神社で神農を奉讃する神農祭を執行しているか否かも判然としない.しかしその中で,東京都文京区湯島聖堂の「神農祭」と大阪市東区道修町(どしようまち)の少彦名(すくなひこな)神社の「神農さんのお祭り」は,古い伝統をひき継ぎながら現在でも綿綿として統けられている.この両地の神農祭は,医薬祖である神農を祭神としていることでは同一であるが,その祭りの様式と内容が異なっている.湯島聖堂の「神農祭」は,日本漢方の医学者が主体の「医学祭」的色彩が濃く,少彦名神社の「神農さんのお祭り」は,町の庶民が主体の「商業祭」的様相を呈する.神農という同一神を祭神としながら,祭りの発展過程で,祭りを司る人々と地域性の相違から,内容が変化し,東京と大阪では異なる形として現われていったものと思われる.
著者
斎藤 憲 ネイサン シドリ
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

数学文献の写本に現れる図版を容易かつ正確に再現するソフトウェアDRaFTの開発をおこなった.これによって次の著作の主要写本における図版を再現し,公開した:エウクレイデス『原論』6, 11, 12, 13巻(12巻について他の伝承と大きく異なり,未刊行であったボローニャ写本の図版を含む),メネラオス『球面論』アラビア語訳のAl-Harawi版.これらの図版とソフトウェアはhttp://www.greekmath.orgに掲載されている.また,異なる写本の図版に異同がある場合の校訂の原則について,提案をおこなった.
著者
湯浅 高之 藤野 [ヨシ]男 手塚 裕文 斎藤 憲一 西村 好一 小林 一日出 飯渕 義久 植木 清二 荒井 照夫 百瀬 深志 西巻 明彦 屋代 正幸
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.136-141, 1991-05-25

そもそも神農は,約5000年前の古代中国の伝説上の医神で,別名を炎帝と尊称されている.神農は,百草をなめて薬草と毒草とを区別して人々に知らしめると共に,医学の経験をもって人々を救ったため,医薬の祖と仰がれている.神農はまた,人々に初めて農耕を教えたため農業の始祖ともいわれている.現在,東京都文京区湯島の湯島聖堂内に奉安されている神農像は,外観および像貌ともその性格をよくとどめている.このように神農が,医薬,農業の守り神として尊ばれているということは,食物と健康維持との密接な関係を示していると思われる.