著者
小林 尊志 野田 雅文 出口 大輔 高橋 友和 井手 一郎 村瀬 洋
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.25, pp.129-130, 2010-06-29
参考文献数
3
被引用文献数
1

マイクロブログサービスTwitterでは,実際にスポーツを観戦したりTV番組を視聴したりしながらリアルタイムに書き込む"実況書き込み"が増加している.本報告では,実際に観戦・視聴していないユーザの書き込みなど,他の様々な書き込みの中からこれを検出する手法を提案する.実験ではTV番組において「番組によらない情報」と「番組固有の情報」に注目して単語の出現頻度を学習して実況書き込みの検出を行った.
著者
村瀬 洋 Vinod V.V.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.81, no.9, pp.2035-2042, 1998-09
被引用文献数
116

本論文では, 画像中に興味ある物体が含まれているかどうか, その位置はどこかを高速に探索するアクティブ探索法について述べる.位置と大きさが不明な物体を画像中から精度良く検出するには, 従来は, 入力画像中の局所領域に着目し, その位置と大きさを変化させながら, 局所領域と参照画像との膨大な回数の照合を行う必要があり, 高速な物体検出は困難であった.本手法では, 物体の形状変形などに安定な色ヒストグラムを特徴として利用し, ヒストグラムの代数的な性質を利用することにより, 特徴照合の際に, 入力画像中のある位置の類似値からその近傍の類似値の上限値を計算する.上限値が探索値より小さければ, その領域での探索が省略できるため, 照合回数を極端に低減できる.本手法により, 総当り法に比較して, 近似を使うことなく, 計算時間を10倍から1000倍程度向上できることを実証した.物体の追跡, 検索, 計数などへの応用例についても述べる.
著者
柏野 邦夫 スミス ガビン 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.82, no.9, pp.1365-1373, 1999-09-25
参考文献数
12
被引用文献数
70

放送など長時間の音響信号中から,特定のテーマ曲やCMなど,目的音響信号の有無及び時刻を高速に探索する方法を提案する.従来の,スペクトルや波形のずらし照合に基づく探索では,長時間の音響信号を探索対象とした場合,計算量が膨大となるという問題があった.これに対し本論文で提案する方法では,スペクトル特徴のヒストグラムに基づいて探索を行うことにより,大幅に計算時間を短縮することができる.例えば,ワークステーションを用いた実験では,音響信号からあらかじめスペクトル特徴を抽出しておいた場合,6時間の音響信号から目的音響信号(15秒間)を所要約2.3秒で正しく探索できることがわかった.また,白色ガウス雑音の重畳に対しては,SN比20dBまで頑健であることがわかった.
著者
永野 秀尚 柏野 邦夫 村瀬 洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.82, pp.67-72, 2001-08-04
被引用文献数
2

本稿では、音や映像のメディア探索のための曖昧文字列照合法を提案し その類似音楽検索への適用を検討する. ここで類似音楽検索とは多重奏音楽の音響信号を検索キーとして 長時間の音楽から検索キーに類似する部分を探索することである. この探索においては 信号間の類似度と信号の伸縮を考慮しなければならないことと 探索に時間がかかることが問題である. そこで 符号間の類似度を表現する類似度行列を導入し これに基づき符号系列化された信号間で 伸縮を考慮した探索を 類似度行列のスパース性により高速に行う曖昧文字列照合法を提案し この類似音楽検索に適用した. 30曲の類似音楽サンプル用いた予備実験では 曖昧文字列照合法により 従来のDPマッチングを用いたずらし照合法と比べ 約4倍高速な探索が行えた.We propose a Similarity-Based String Matching method for media information retrievaland its application to similar-music retrieval.The media information retrieval is here defined as detecting all the segments that are similar to a specified audio or video segments on a long audio or video stream. In such a task, we must consider similarities between features, deal with temporal stretching or shrinking, and also realize quick searching. Thus, the proposed method introduces a similarity matrix with a similarity enhancement technique and the DP matching method with a newly developed acceleration technique. Experiments using 30 similar-music pieces show that the proposed method can retrieve similar music fragments approximately four times faster than the conventional DP matching method, maintaining the same accuracy.
著者
村瀬 洋 シュリー ナイヤー
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.11, pp.2179-2187, 1994-11-25
参考文献数
18
被引用文献数
148

2次元画像から3次元物体を識別し,その物体の向きを検出する技術は,工業部品の分類など実用的な価値は高い.従来の代表的な手法としては,画像からエッジや表面形状などの3次元構造に着目する方法があるが,この枠組みでは3次元構造の抽出自体が困難であり,任意形状の物体に対して高い精度は得られていない.本論文では,2次元照合により3次元物体を認識する手法について述べる.2次元照合による手法は,3次元特徴の抽出が不要である等の特長はあるが,見る方向や光源の位置により複雑に変化する2次元画像をあらかじめ学習しておくことが記憶容量,計算量の点で困難であると考えられ,従来試みられていなかった.本手法では画像符号化を基本としたパラメトリック固有空間法の提案により,少ない記憶容量で3次元物体を2次元画像の集合体として学習することができるようになった.その結果,2次元画像例から物体を容易に学習すること,および困難な特徴抽出なしで3次元物体の認識とポーズ推定をすることが可能となった.本論文では,手法の提案と共に他の2次元照合的な手法との比較実験結果についても述べる.
著者
永野 秀尚 柏野 邦夫 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.86, no.11, pp.1657-1667, 2003-11-01
被引用文献数
1

本論文では,多重奏音響信号をクエリーとして多重奏音響信号から類似する音楽を探索する類似音楽探索法とその高速化手法を提案する.本類似音楽探索においては多重奏音響の類似性に基づいた探索を高速に行う必要がある.そこで,まず,多重奏において同時に発生する複数の音の有無に着目した2値多重音響特徴ベクトルを提案する.本特徴は多重奏音響信号の類似性に基づいた高速探索に適している.そして更に,本特徴を用いた探索における高速化手法を導入する.本手法は類似度行列のスパース化により探索空間を制限し,より高速な探索を行う.216曲の実験用音楽データベースを用いた探索実験では,例えば,楽曲単位の探索において,クエリーの長さが平均19秒のとき,スペクトル特徴を用いた場合に62.5%であった精度が,提案の2値多重音響特徴ベクトルを用いることにより89.3%にまで向上した.また,本高速化手法においては,精度をほとんど損なわずに,DP照合を用いたずらし照合法に比べ約1.6倍から18倍の高速化を達成した.
著者
澤木 美奈子 村瀬 洋 萩田 紀博 石井 健一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-08-13

校正や添削の記号が記入された文書や、線や記号が重なり合う譜面など、複数の情報が重畳した文書が多い。 これらの認識を行う場合、従来はある情報に着目し、他の情報を雑音として削除した後に認識処理がなされていた。しかし、多くの場合、着目した情報以外を各情報に関する知識なしに総て削除することは困難であり、高い認識率が得られなかった。 ここでは、先に提案した補完類似度を用いて、複数の情報ごとに照合を行うことにより、正しく認識できることを示す。補完類似度は、ノイズにロバストであるという性質があるため、複数の情報が重畳していても、着目した対象以外を削除せずにそれらをノイズとみなすことにより、着目対象を正しく認識することができる。そのため、複数の情報を独立に扱え、複数の情報間での影響に関する知識を持つ必要がない。 本稿では、例として、文字と記号が重畳している尺八譜の認識を対象として取り上げる。
著者
澤木 美奈子 村瀬 洋 萩田 紀博 石井 健一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.81, no.10, pp.2480-2482, 1998-10-25

文字や記号などの複数の情報が重畳して記述されている尺八譜を認識する手法について述べる.補完類似度を用いることにより, 複数の情報を独立に扱うことが可能となり, 高い認識率が得られることを示す.
著者
黒住 隆行 柏野 邦夫 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.8, pp.1817-1825, 2001-08-01
参考文献数
18
被引用文献数
10

既知の音や映像(目的信号)が長時間の音や映像(蓄積信号)のどの時点にあるか探索する問題(時系列探索)において,高速かつ高精度に探索する手法を提案する.時系列探索における問題点は,音や映像の特徴にビデオのダビングや各種圧縮方式などによるひずみが発生することである.そのようなひずみが激しく起こると,探索精度が低下する.本論文では,そのようなひずみを吸収するための手法として,確率ディザボーティングを提案する.これは,ひずみの確率分布を学習により求め,その確率分布をヒストグラム上に表現するものである.ビデオのダビングや圧縮が起こった映像を探索する実験では,いずれのひずみにおいても探索精度の改善が見られた.例えば,ダビングを4回行った1時間の蓄積信号から5秒の目的信号を探索する場合では,従来法より探索精度が4.5%改善し,本手法の有効性が確認された.本手法により,様々なひずみに対して頑健なマルチメディア探索が可能になると考えられる.
著者
前田 英作 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.82, no.4, pp.600-612, 1999-04-25
被引用文献数
38

新しいパターン識別手法, カーネル非線形部分空間法(Kernel based Nonlinear Subspace method;KNS法)を提案する. 本手法はカーネル関数によって定義された非線形変換を利用して高次元非線形空間上での部分空間法を実現したものである. 近年研究が盛んなSupport Vector Machineはカーネル関数を利用した非線形識別手法であり高い識別性能を有するが, パターン数, クラス数の増加に伴い学習に要する計算量が爆発的に増えるという問題がある. 一方, 従来の部分空間法は多クラスの識別に有効でかつ高速な識別手法であるが, パターンの分布が非線形性をもつ場合やクラス数に比較して特徴空間の次元が小さい場合に十分な識別性能が得られない. 提案手法は, 両者の利点を組み合わせることにより, 互いの欠点を補完し高い識別性能を有する多クラスの非線形識別を少ない計算量で実現する. 本論文では, 非線形部分空間法がカーネル関数で定義される非線形変換を用いて定式化可能なことを示し, 非線形分布及び多クラス分布に対する識別性能, パラメータ変動に対する識別性能の安定性, 学習及び識別に要する計算コストなどの観点から提案手法を評価し, 従来手法に比べて優れていることを検証した.
著者
柏野 邦夫 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.96, no.540, pp.21-26, 1997-02-21
被引用文献数
3

同時に複数の認識対象が混在する音の認識では,音源同定処理が必要である.本稿では,音楽の生演奏など,実環境における音の多様性や変動にも対処できる音源分離同定を行うことを目的として,適応型テンプレートを用いた音源同定処理を提案する.さらに,この処理を応用して,同時に複数の音を認識対象とするシステムの代表例であるアンサンブル演奏の認識システムを構築する.構築したシステムに対し,自然楽器音の単音によるベンチマークテスト,およびアンサンブルの生演奏を用いた音楽認識テストを行った結果,単純なマッチトフィルタによる音源同定処理に比べ,提案手法が有効であることが確かめられた.
著者
小笠原 崇 高橋 友和 井手 一郎 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.606, pp.55-60, 2007-03-09

近年、大量に蓄積された映像データを効率的・効果的に利用するための技術が求められている。ニュース映像アーカイブにおいて、閲覧・検索のキーとなる重要な情報の一つとして映像中の登場人物がある。登場人物をキーとした映像の閲覧や検索を支援する技術は、従来から研究がなされているが、それらはもっぱら「名前」によってのみ人物を区別し、複数の呼称を持つ人物は、その呼称ごとに別々の人物として扱われてきた。本研究では、この問題に対処すべく、複数の呼称を持つ登場人物の同定(いわゆる"名寄せ")を行う手法の開発を行っている。名寄せは、言語処理や意味解析の高度化により、ある程度は実現できるが、「東国原知事」に対して「そのまんま東」のような通称を名寄せする場合など、言語処理での解決が困難な場面は多々ある。そこで、本手法では各呼称に対応付く人物の顔を利用することで、言語的な変化に影響されない枠組みでの名寄せを試みた。本報告では、5年半に渡り蓄積されたニュース映像アーカイブに対し本手法を適用した。結果から、本手法の名寄せ効果を確認した。
著者
井手 一郎 木下 智義 高橋 友和 孟 洋 片山 紀生 佐藤 真一 村瀬 洋
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.282-292, 2008
被引用文献数
9 1

Recent increase of digital storage capacity has enabled the creation of large-scale on-line broadcast video archives. In order to make full use of the data in the archive, it is necessary to let a user easily grasp the availability of certain video data and their contents. Considering this problem, we have been investigating efficient and effective retrieval and reusing methodologies of archived video data. The archive used as a test-bed consists of more than 1,000 hours of news video obtained from a Japanese news program during the past six years. This paper first proposes a news topic tracking and structuring method. A structure called the `topic thread structure', is organized so that it should represent the temporal flow of news topics originating from a specified news story. The paper next introduces a browsing and editing interface that enables the user to browse through news stories along the topic thread structure, and also assists the compilation of selected news stories as a customized video summary or a documentary. The method was applied to the archived news video data in order to observe the quality of the topic thread structure and the usability of the prototype interface. As a result, some structures represented the flow of topics quite close to real-world comprehension. In addition, experiments showed that when the structure could be considered meaningful, the interface combined with the structure could drastically reduce the time needed to browse through the archive for news stories related to the user's interest.
著者
志土地 由香 井手 一郎 高橋 友和 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.94, no.7, pp.532-535, 2011-07-01
参考文献数
4
被引用文献数
2

類似した料理レシピ群における特徴的な調理手順の類似度に基づいて,代替可能な素材を発見する方法を提案する.これにより,利用者の要求に応じて料理レシピ中の素材を柔軟に置き換えられるようになることが期待される.
著者
野田 和広 高橋 友和 井手 一郎 目加田 慶人 村瀬 洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.25, pp.367-372, 2006-03-17
参考文献数
10

本報告では,特定ジャンルの長時間放送映像から繰り返し区間を高速に検出する適応的特徴選択手法について述べる.長時間の放送映像には,CM やロゴ,重要なニュースなど,多くの繰り返し区間が存在する.これらを全て検出するためには,2 乗オーダで計算量が増加する繰り返し照合処理が必要となる.我々はこれまでに,低次元に圧縮した特徴空間内での繰り返し照合で候補を絞り込むことにより,計算量を抑制する手法を提案してきた.この手法により,長時間の一般放送映像からの繰り返し区間の検出を高速化できたが,固定された画面構成が多いジャンルの映像に適用した際に,低次元繰り返し照合による絞り込みの効果が小さかった.そこで本報告では,放送映像のジャンルに応じて適応的に画素を選択して特徴量を作ることにより,絞り込みの効果を向上させる手法を提案する.実験では5 つのジャンルの映像に対して,提案した画素選択法を用いた低次元繰り返し照合を行った.その結果,エントロピーを用いた画素選択法により,固定された画面構成が多いジャンルの映像における絞り込み効果の向上を確認した.In this paper, we propose an adaptive feature selection method to retrieve every single pair of repetitive segments in a long broadcast video stream whose genre is specified. We have previously proposed a fast retrieval method which narrows down the candidates of repetitive segments that need to be compared in detail, by an iterative comparing process in the compressed feature space. The computation time was actually cut down when this method was applied to a general broadcast video stream. However, when this method is applied to a video in which the composition of part of the picture is consistent, it did not always narrow down the candidates sufficiently. This report proposes a method to narrow down the candidates further by adaptively selecting pixels that represent the difference between segments according to the genre of the video stream. The result of an experiment showed that the method which selects the pixels by the entropy between frames narrows down the candidates best.
著者
小林 尊志 野田 雅文 出口 大輔 高橋 友和 井手 一郎 村瀬 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.457, pp.165-169, 2011-02-28
参考文献数
6
被引用文献数
1

近年,Twitterに代表されるWebサービスの登場により,多くの人々が放送映像を視聴しながらリアルタイムに意見や感想を投稿するようになった.本報告では,Twitterを利用することで視聴者の意見を大量に自動で収集し,視聴者視点による要約映像の生成する手法を提案する.提案手法では,まず,視聴しながらリアルタイムに投稿されたTwitterの"実況書き込み"から,投稿者が応援するチームに関する属性を判別する.そして,同一チームを応援する視聴者の実況書き込みの状況から,視聴者の意見を反映した要約映像を自動で生成する.実験では,Twitterにおけるプロ野球の試合に関する実況書き込みを利用して中継映像の要約映像を生成し,提案手法の有効性を確認した.
著者
村瀬 洋一
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.21-40, 1999
被引用文献数
1

政治的影響力は直接測定するのが困難であり, 全国レベルでの政治的影響力の格差に関する実証的研究は乏しかった。本研究は, 政治的影響力の指標として, 「政治的有力者との人間関係 (関係的資源) の保有量」という変数を用いて分析を行った。1975, 1995年の社会階層と社会移動全国調査 (SSM 調査) 男性データを分析した結果, (1) 1975年時点では地域間格差が明確に存在し, 議員との関係的資源は, 大都市部住民の保有は少ないことが分かった。 (2) 1995年時点でも, 大都市部住民の保有は少ないが, 町村や大都市よりも, 人口10万人未満の小規模な市において, とくに議員との関係的資源保有が多く, 地域とつきあい保有は凸型の関連があった。 (3) 資源保有の規定因としては, 年齢, 世帯資産, 自営業であること, などの変数が大きな規定力を持つ。 (4) 1995年では, 学歴や役職などの業績主義的変数が規定力を持つ一方, 地域の効果は縮小している。最近では, 政治的影響力の地域間格差の構造に変化が起きている。