著者
渡邊 洋一
出版者
歴研
雑誌
歴史研究 (ISSN:02875403)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.72-75, 2019-04
著者
渡邊 暁 渡邊 洋子
出版者
近畿大学九州短期大学
雑誌
近畿大学九州短期大学研究紀要 (ISSN:09164383)
巻号頁・発行日
no.45, pp.53-68, 2015

[注記]著者専攻(渡邊): 相談援助 社会的養護
著者
渡邊 洋
出版者
福井大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2005

路面雪氷正常予測モデルの改良について、数値計算また、補足的な室内実験により検討を進めた1 単一層路面雪氷状態モデルの課題抽出(1) 雪氷厚および質量含氷率の計算誤差が、雪氷厚の増大に伴って、雪氷厚20mmを境に急増する。(2) 単一層路面雪氷状態モデルの適用範囲は、雪氷厚20mm以下が望ましい。2 多層路面雪氷状態モデルへ改良し、適切な雪氷分割要素厚により、計算精度の向上に努めた。(1) 多層路面雪氷状態モデルの方が、先出の単一層路面雪氷状態モデルより高く、雪氷厚が20mm以下であれば、計算精度は無次元計算誤差0.06以下(雪氷厚の計算誤差1.2mm以内)となる。(2) 多層路面雪氷状態モデルでの雪氷分割要素厚は初期雪氷厚の2割程度で良い。3 路面薄雪氷層に入射するアルベドと透過率を考慮したモデル改良を行った(1) アルベドは、雪氷密度および質量含氷率で規定され、厚さ0.04m以下の薄雪氷層では融解に伴うアルベドの低下は著しい。(2) 透過率は、雪氷厚の増加とともに指数関数的に低下し、その低下率は湿潤、シャーベット、乾燥雪の順で大きくなる。(3) 透過率は、雪氷厚と水、氷および空気の体積割合で表現できる。4 雪氷層と路面との間の接触熱抵抗の考慮した改良を実施した(1) 雪密度が増加するにつれて、乾燥積雪路面の接触熱抵抗は指数関数的に減少する。(2) シャーベット路面の接触熱抵抗は、質量含氷率が0.6以下では湿潤路面の値(1.1×10-3m^2K/W)と変わらないが、0.6以上になると非線形的に増加する。(3) 雪氷状態に係らず、接触熱抵抗は体積含空率の増加に伴って指数関数的に増大する。今後は、凍結防止剤の散布に伴う雪氷性状の変化を取り入れたモデル改良が必要である。
著者
渡邊洋一
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要(人文科学)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, 2002-02-15
著者
田村 慎司 田村 由美子 鈴岡 宣孝 大岡 恵 長谷川 孝寿 内田 和幸 渡邊 洋平 朝長 啓造
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.49-52, 2006 (Released:2007-11-14)
参考文献数
14

急性の脳幹・辺縁系症状を呈した猫が,各種検査で広範な脳炎と診断された。安楽死後,通常の病理組織学的検査により,MRIで炎症像が認められた部位に一致したクリプトコッカス脳炎と診断された。血清中の抗ボルナ病ウイルス(BDV)抗体が陽性だったため,脳組織を免疫染色したところ,MRIおよびH&E染色による病理組織学的検査でともに異常が認められなかった小脳・橋・延髄の神経細胞内に免疫染色でBDV抗原が検出され,BDV感染が確認された。
著者
橋本 淳也 渡邊 洋一 宮谷 真人 中尾 敬
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.18, pp.127-134, 2019-03-31

Previous studies have reported that positive autobiographical memories are involuntarily retrieved on a daily basis and often accompany mood changes. Previous studies have used subjective report methods to measure the impact of involuntary retrieval on mood. However, subjective report methods are known to be easily distorted by social desirability and demand characteristics. To avoid this problem, we applied the measurement of implicit mood and examined the impact of involuntary positive memory on mood. Sixty-four participants participated in the experiment and 48 participants were included in the analyses. Participants carried out an easy task in which the retrieval cue was presented, to induce an involuntary positive memory. Participants were also asked to rate the mood of nonsense words in order to measure implicit mood before and after the task. The results demonstrated that the involuntary positive memory retrieval increased positive mood in participants who exhibited lower positive implicit mood before the involuntary memory retrieval. We experimentally demonstrated that involuntarily retrieved positive memories can improve implicit mood.
著者
藤本 明宏 渡邊 洋 福原 輝幸
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集E (ISSN:18806066)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.250-261, 2007 (Released:2007-05-18)
参考文献数
26
被引用文献数
4

本研究では,車両熱を構成するタイヤ摩擦熱,車両底面輻射熱および車両誘発顕熱を室内および野外実験により定量的に評価し,定式化した.これを基に,車両熱フラックスの時間変化を考慮した瞬間モデルと,実用的見地からその熱フラックスを時間均等配分する時間平均モデルを提案し,両者の比較を行なうとともに,乾燥路面温度に及ぼす車両熱の影響を検討した. その結果,両モデルから計算された路面温度は最大で0.2℃の差が生じた.また,タイヤ通過部の路面温度は,非走行部のそれと比較して,早朝で0.3℃高く,昼間で3.4℃低くなった.これにより,交通量が多いときには車両熱は路面の熱収支にとって無視し難い因子に成り得ることが示された.
著者
渡邊 洋之
出版者
SHAKAIGAKU KENKYUKAI
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.19-35,177, 2010

Ecological problems caused by introduced species have today drawn worldwide attention. However, the subsequent claim that every introduced species should be eradicated has recently been questioned: some scholars have pointed out the possible connection between such a claim and racism directed against immigrants. A harmful species introduced from a different country or region and named after its place of origin, they argue, can reinforce feelings of prejudice towards immigrants who came from that place, and vice versa. The aim of this paper is to disentangle this intricate relationships between flora and fauna and human society through the case of a plant called "Taiwan-gusa", the name by which I knew it in my childhood, by exploring the reasons why the plant was so named. First, this paper regards the names given to introduced species as catachresis, which enables us to see not only borrowing and adoption between one sign and another but also the gap which always exists between a sign and the object it signifies. The paper then shows that the plant has many other names in various dialects, most of which are related to objects of fear or causes of misfortune: diseases, wars, natural calamities, and so on. Considering that "Taiwan-gusa" is one of these names, we could see here evidence of the social prejudice surrounding Taiwan and its people, in which they have often been associated with fear and misfortune. If we accept that the names of living things are catachresis, then a name related to a certain place name cannot avoid being affected by the figurative meanings and images attached to the place, including social prejudices. We should be aware of the phenomena caused by catachresis as we consider the measures to be taken with regard to introduced species.
著者
上村 靖司 高橋 徹 松澤 勝 佐藤 篤司 上石 勲 千葉 隆弘 渡邊 洋
出版者
長岡技術科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

数値地理情報システム(GIS)を活用して「中越地震と平成17年豪雪の複合被害」を数値地図上に統合, 避難行動および避難空間のシミュレーションをするシステムを開発した. また「地震-豪雪複合災害の被害想定アンケート」を被災地住民に対して実施し, 積雪期地震の場合に被害想定を行った. これらより建物倒壊数の増加, 火災発生数の増加に加え, 避難空間の不足, 移動の困難が深刻であることが明良になった.次に, 積雪期地震の建物被害想定のため, 積雪を加載した建築物模型を振動台上で加震し, 建物の振動応答および積雪の破壊状態を観察する実験が行われた. またこのモデル実験を計算機上で再現できる個別要素法に基づくシミュレーションプログラムも作成され, 積雪の破壊現象などが再現され, プログラムの有効性が明らかになった.積雪期に斜面上の雪に加震力が加わった時, 雪崩が発生するかどうかの積雪不安定度の理論的検討が進められた. また積雪層シミュレーションモデルSNOWPACKによる面的雪崩危険度予測の手法が, 地震による加震力を加えた問題について適用されその有効性が確認された.
著者
渡邊 洋之
出版者
日本科学史学会
雑誌
科学史研究. 第II期 (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
vol.42, no.227, pp.129-139, 2003-09-25

This paper is to explain the process of the introduction of nutrias in Japan and the thoughts of various people who were related to it. Since nutrias was regarded as furred animals suitable for the wartime system and attracted the interest of the military, breeding of them was spread rapidly. However, the demand for nutrias furs was vanished by the defeat of WWII, then nutrias were ejected in the open air. At a later time, around 1950, breeding of nutrias became popular once again. But this boom was declined after several years and nutrias were ejected outdoors again because the boom did not expand beyond the stage of speculative business. This fact shows that in the historical context, the introduction and expansion of nutrias was not seen as a problem but even recommended, which is different from today's principle that any introduced species should be expelled. On the other hand, this paper can not confirm any fact showing the argument about the introduction of nutrias had some influence on the argument about what human society ought to be like. However, it shows that biologists have attempted to speak figuratively about nutrias by giving them various names, for example, shouri (this is a homonym of the word that means victory in Japanese) or rumin (this word means immigrants who are forced to wander in Japanese). This fact means that any discourse about the introduction of living things should become not only scientific but social.
著者
北 潔 原田 繁春 三芳 秀人 渡邊 洋一 網野 比佐子
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

我々は回虫などの寄生虫と宿主であるヒトのミトコンドリアを用いて酸素適応機構の解明を目的として研究を進めている。その結果、寄生虫ミトコンドリアにおいて多様な嫌気的呼吸鎖が機能している事が判って来たが、中でも回虫で見い出したNADH-フマル酸還元系は多くの寄生虫に存在し、宿主体内の環境で中心的な役割を果している事が明らかになった。この系は複合体I(NADH-ユビキノン還元酵素)、ロドキノンおよび複合体II(ロドキノール-フマル酸還元酵素:RQFR)の3成分から構成され、NADHから最終電子受容体であるフマル酸への電子伝達を触媒している。その生理的意義は嫌気的グルコース分解系の最終ステップとして、無酸素下でも複合体Iの共役部位を駆動する事によりATPを合成できる点にある。そこで本研究ではNADH-フマル酸還元系の分子構築とその生理機能の特徴を明らかにする目的で研究を行っている。本年度は回虫ミトコンドリアを用い、以下の結果を得た。1)複合体I(NADH-ユビキノン還元酵素)および複合体II(RQFR)の分子構築と電子伝達機能に関しては、複合体Iの精製を目的として可溶化条件とこれに続くカラムクロマトグラフィーの条件を検討し、最適な界面活性剤を見い出した。また複合体IIに関してはその結晶化を試み、再現性の良い結晶化条件を見い出した。この条件で得られた結晶は3Åを切る解像度を与え、その解析からFAD、〓-イオウクラスター、ヘムの補欠分子族の位置関係を決定する事ができた。これらの分子間の距離と配置はそれぞれロドキノールからフマル酸への複合体内での電子伝達を可能にするものであった。2)ロドキノンおよびユビキノンの生合成機構と生理的役割に関しては、水酸化を触媒するCLK-1について調べる目的で組み換えタンパク質を合成し、抗体を作成中である。3)生活環における呼吸酵素群の発現制御機構に関しては、ウサギを用いて感染後の第三期幼虫ミトコンドリアの呼吸鎖の変動を調べる系を確立した。
著者
渡邊 洋
出版者
山形大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

本研究の実績概要を以下に示す。研究初年度でもあり、雪氷物性の計測や使用機器の特性把握を目的とした雪密度計測を行った。・雪密度の制御に係る実験計測技術の獲得を目的として、雪に見立てた人工雪(大型製氷装置で製作したフレークアイスをアイススライサーで粉砕したもの)の雪氷物性値を1ヶ月に亘って連続観測した。その結果、この雪密度は概ね0.35〜04を推移し、比較的含水性の高い人工雪の生成が可能であることが判った。・加えて、室内実験に用いる低密度の人工雪は、冷凍庫で製作するブロックアイスをアイススライサーで粉砕することにより、雪密度0.25〜0.3程度の人工雪を生成できることが判った。・サンヨー製の大型製氷器に貯蔵されるフレークアイスは、生成直後の氷密度と時間経過を経た後の氷密度に相違があり、気温変化の過程にも依るが増加する傾向にあることが判明した。よって、実験用の人工雪の生成には注意(特に温度と密度の管理)が必要であることが判った。・力学的な加圧(約3kg/cm^2)による雪密度変化では、繰り返し載荷(8回程度)により、0.3程度の雪密度は0.8(氷板に相当)近くまで上昇することが判った。(ホイールトラッキング試験器による室内実験観測)・雪山で保存した雪の雪密度は、3ヶ月経過後の6月には0.6程度にまで自然上昇することが判った。本研究による雪密度制御では、0.7〜0.8程度の密度増加を目指す必要がある。
著者
渡邊 洋 梅村 浩之 吉田 千里 松岡 克典
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.84, no.5, pp.491-500, 2001-05-01
被引用文献数
4

没入型VR装置(CAVE)を用いて広域視野(前面、床面、両側面)に、エンドレスループ状のトンネル内部を進行するヴェクションを生じさせるオプティカルフローを模擬した視覚環境下で、中心視野における奥行順序判断の感度としきい値を調べた。実験の結果広域視野にオプティカルフローが与えられた場合、奥行判断の感度が高くなり回転方向に依存してしきい値がシステマティックに変化することが示された。この結果を説明するものとして被験者のimplicitな基準面の参照と周辺視野情報からの体性感覚の変化が考えられた。