著者
大塚 周一 田中 直樹 今井 拓司
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1132, pp.63-66, 2014-04-14

東芝、日立製作所、ソニーの中小型液晶事業を統合し、2012年4月に発足したジャパンディスプレイ。「ロケットスタートさせる」という大塚社長の号令のもと、初年度に黒字化し、設立からわずか2年弱で株式上場へこぎ着けた。「弱者連合」「うまくいくわけがない」…
著者
田中 直樹
出版者
信州医学会
雑誌
信州医学雑誌 (ISSN:00373826)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.425-426, 2005-12-10 (Released:2015-05-15)
参考文献数
4

C型慢性肝炎に対する治療の一つとして瀉血療法,鉄制限食が注目を集めている。肝への鉄蓄積は酸化ストレスの産生を亢進させ,肝線維化や発癌を促進させる。除鉄療法はC型慢性肝炎の進展予防に有望な治療である。
著者
田中 直樹 我妻 浩二 村上 純一 石渕 重充 榊原 加奈 村本 勇貴
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2016, 2017

<p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>野球選手のボールの握り方は,障害予防やパフォーマンスの観点からボールの下面を母指の尺側でおさえる「尺側握り」が推奨されている。しかし,尺側握りが出来ない手長の小さな選手やボールの大きなソフトボール選手においては,母指の指腹でボールをおさえる「指腹握り」が強いられる。しかし,ボールの握りについて,手長や手指の関節角度について検討した報告は我々が渉猟しえた限りない。本研究では,我々が行った大規模野球検診で行われた検診項目のなかで,学童期野球選手におけるボールの握り方について手長とボールを握った際の中手指節間関節(MP関節)角度に着目し,肘障害との関係について明らかにすることを目的とした。</p><p></p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>対象は,学童期野球選手に対して行った野球検診参加者172名のうち,有効データの取れた169名(平均年齢10.6±0.7歳,平均身長142.9±7.7cm,平均体重37.0±7.7kg)とした。調査項目は①手長測定,②ボールの握り(尺側握り,指腹握り)チェック,③握った際の示指MP関節角度,④超音波画像による上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)検査の4項目とした。手長測定は橈骨茎状突起と尺骨茎状突起の中点から中指先端までをメジャーで測定した。ボールの握りは,母指先端が示指より尺側に位置し,母指の尺側でボールを把持しているものを尺側握り,母指先端が示指より撓側に位置し,母指の指腹でボールを把持しているものを指腹握りとした。MP関節角度はボールを握った状態で手指用ゴニオメータで測定し,屈曲をプラス,伸展をマイナスとした。超音波画像検査は操作や診断について習熟した整形外科医が行った。得られたデータを尺側握り群と指腹握り群に分け,手長およびMP関節角度について対応のないt検定を用い比較し,握りの違いによるOCD発生件数の比率をχ<sup>2</sup>検定を用いて算出した。また,OCDの有無によって非OCD群とOCD群に分け手長およびMP関節角度についてWelch検定を用いて比較した。いずれの検定も有意水準5%とした。</p><p></p><p></p><p>【結果】</p><p></p><p>平均手長は,尺側握り群(64名)で16.2±1.4cm,指腹握り群(105名)で15.7±1.1cmであり尺側握り群で有意に高値を示した。平均MP関節角度は,尺側握り群2.1±5.7°,指腹握り群3.9±5.5°であり指腹握り群で有意に高値を示した。169名中9名にOCDが見つかったが,握りの違いによるOCDの発生件数は尺側握り群4名,指腹握り群5名で差を認めなかった。OCDの有無による比較では,手長で非OCD群15.9±1.2cm,OCD群15.8±0.9cmと両群に差を認めなかった。MP関節角度は,非OCD群3.5±5.6°,OCD群-0.9±4.5°で,OCD群で有意に低値を示した。</p><p></p><p></p><p>【結論】</p><p></p><p>野球では尺側握りが推奨されているが,手長の大きい選手は尺側握りを選択し,手長の小さい選手は指腹握りを選択していた。握りの違いによるOCD発生に差は認められなかったが,ボールを握った際の示指MP関節角度がOCDの発生に関与する可能性が示唆された。</p>
著者
末宗 洋 田中 直樹 酒井 浄
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.38, no.11, pp.3155-3157, 1990-11-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
6
被引用文献数
6 6

Diastereoselective acetalization of methyl pyruvate and methyl phenylformate with (R)-1, 3-butanediol afforded predominantly (2R, 4R)-2-methoxycarbonyl-2, 4-dimethyl (or 4-methyl-2-phenyl)-1, 3-dioxanes (1a, 4a) under thermodynamically controlled conditions. The (2S, 4R)-isomer (1b) was obtained as the major product under kinetically controlled conditions.
著者
小田中 直樹
出版者
公益財団法人史学会
雑誌
史學雜誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.114, no.5, pp.五八四-五八八, 2005-05-20
著者
小山 哲 小田中 直樹 佐々木 博光 橋本 伸也 長谷川 貴彦 長谷川 まゆ帆
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、日本における「西洋史学」の過去と現在を史学史的な視点から再考すると同時に、「西洋史学」を東アジアに固有の学問領域として捉え直すことによって、国境を越えた研究者間の交流と議論の場を構築することを目的として行なわれた。各年度に研究会を実施したほか、公開シンポジウム、国際会議を主催した(詳細ついては、添付した研究成果報告内容ファイルを参照)。最終的な成果の一部は、『思想』(第1091号、2015年3月)に特集「東アジアの西洋史学」として掲載されている。また、日本と韓国の西洋史研究者の交流の場として「日韓西洋史フォーラム」を組織した。
著者
願 力栩 田中 直樹 金子 豊久 Haralick R. M.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.10, pp.2696-2704, 1997-10-25
被引用文献数
30

文字は主に細長い線分で構成されることから, 画像中に存在する文字領域は「細長い領域」を検出することにより抽出が可能と考えられる. 本論文では, まず数学モルフォロジーを用いて濃淡画像における領域の幅(文字線幅)を得る方式について述べ, 更にそれに基づく文字領域抽出方式について述べる. 本方式は, 多様な背景部をもつ画像に適用可能であり, 背景部と文字領域が複雑に入り組むような場合にも単純な画像の場合と全く同等に処理できる. 雑誌の表紙画像を実験対象として文字列抽出実験を行った結果, 白黒濃淡画像に対して81%, カラー画像では95%の抽出結果を得ることができた. また, 解像度の関係で, 今回用いた最小の構造化要素と同等の文字サイズしかもたない小さな文字を除くと, それぞれ92%, 100%の抽出結果を得ることができた.
著者
田中 直樹
巻号頁・発行日
2013

筑波大学博士 (医学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (甲第6628号)
著者
柴田 近 鹿郷 昌之 田中 直樹
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

意識下成犬において寒冷受容体(TRPA1)刺激剤のallyl isothiocyanate (AITC)の結腸内投与は結腸運動を亢進させ排便を誘発した。このようなAITCの効果は、ムスカリン, ニコチン, 5-HT3, TRPA1の各受容体拮抗薬の存在下で抑制され、TRPV1拮抗剤の存在下では影響を受けなかった。結腸壁を切離・吻合、または外来性神経を切離するとAITCの結腸運動亢進、排便誘発効果が減弱した。これらは、AITCが結腸知覚神経末端のTRPA1に作用し、アセチルコリン、5-HT3を介して結腸運動を亢進させ排便を誘発するが、その作用には外来性神経と壁在神経が重要なことを示唆していた。
著者
角松 生史 小田中 直樹 桑原 勇進 小玉 重夫 佐々木 弘通 進藤 兵 都築 幸恵 長谷川 貴彦 藤川 久昭 山本 顕治 横田 光平 世取山 洋介 DIMITRI Vanoverbeke 内野 美穂
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

1990年代後半以降のわが国の統治システムの構造的変容(「構造改革型」統治システム)を対象として、社会構成主義的方法を共通の立脚点とした学際的共同研究を行った。各年度毎に研究キーワードを設定して(2009年度「参加」、2010年度「責任」、2011年度「関係」)シンポジウム・共同研究会を開催した。「まちづくり」と市民参加、説明責任、教育基本法改正、歴史的記憶、裁判員制度、子どもの権利といったトピックについて、構造改革型統治システムのマクロ的・ミクロ的諸相が社会構成主義的観点から分析された。
著者
田中 直樹
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (ヒューマン・ケア科学) 学位論文・平成24年3月23日授与 (甲第6246号)
著者
田中 直樹 飯野 陽一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.2824-2833, 2004-12-15
参考文献数
6
被引用文献数
4

公開鍵認証基盤(PKI)では,Certificate Revocation List(CRL)を使って,証明書の失効を確認する方法が提案されている.CRL はCertificate Authority(CA)ごとに発行されるが,検証者は全CRL のうちの必要なCRL だけを取得すればよいこと,および1 度取得したCRL を保存しておくことで,同一のCRL の取得はたかだか1 度ですむことにより,CRL 取得に必要な通信量が減ることが期待される.本稿では,PKI での主な証明書の失効方式である完全CRL 方式とδ-CRL 方式について,確率論的な取扱いにより,検証者が同一のCRL の取得をたかだか1 度しか行わない場合の通信量の理論式を導いた.その評価結果から,検証者が必要なCRL だけを取得することで通信量が下がるのは,認証頻度がCRL の発行頻度とCA 数の積に比べて十分低い領域に限られ,認証頻度がそれより高い領域では,通信量はすべての検証者がすべてのCRL を取得するのと同等で,Entity数の2 乗に比例することが分かった.また,δ-CRL 方式については,認証頻度が十分大きい場合には,通信量を最小化するbase-CRL とδ-CRL の発行間隔の比がCA の数とは無関係に決まることを示す.In Public Key Infrastructure (PKI), it is proposed that a verifier checks a validity of certificate by Certificate Revocation Lists (CRLs) issued by Certificate Authorities (CAs). A verifier obtains only a necessary part of CRLs and, by preserving CRLs once obtained, a verifier needs not obtain the same one more than once. Therefore CRL is expected to reduce the volume of communications necessary for certificate revocation. In this paper, for full-CRL and δ-CRL methods, we take into account the fact that one CRL is obtained by one verifier at most once and we derive the volume of communications necessary for certificate revocation based on probability theory. The result shows that the effect that a verifier obtains only a necessary part of CRLs reduces the volume of communications only when the frequency of authentications is sufficiently lower than the product of the frequency of CRL issuances and the number of CAs. When the frequency of authentications is higher than the product, the volume of communications becomes comparable to that in the case that all verifiers obtain all CRLs and is proportional to the squre of the number of all entities. Furthermore, for the δ-CRL method, it is proved that there exists an optimal ratio between a frequency of base-CRL issuances and a frequency of δ-CRL issuances independent of the number of CAs if the frequency of authentications is high enough.
著者
高尾 敏文 斉藤 秀之 田中 直樹 飯塚 陽 奥野 純子 柳 久子
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.180-187, 2011-06-20

【目的】本研究の目的は,慢性期脳卒中患者に対する体重免荷トレッドミル歩行練習(BWSTT)の即時効果について明らかにすること,さらに継続介入による効果と合わせて,BWSTTによって歩行能力がどのように変化していくのかを示すことである。【方法】対象は,慢性期脳卒中患者8名であった。内訳は,年齢(平均±標準偏差)は59.0±9.0歳,性別は男性6名・女性2名,片麻痺の原因疾患は脳出血5名・脳梗塞3名,麻痺側は右7名・左1名であった。週3回・4週間(計12回)のBWSTTを実施した。【結果】BWSTT実施前後では,歩行速度は実施前に比して後が有意に速く,歩幅は実施前に比して後が有意に広がった。継続介入による効果では,快適歩行速度,最大歩行速度,最大歩幅および最大歩行率で有意な改善を認めた。【結論】慢性期脳卒中片麻痺患者に対するBWSTTによる歩行速度の改善は,即時的には歩幅の改善,経時的には歩行率の改善による可能性が示唆された。