著者
白井 匡人 三浦 孝夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.214, pp.77-82, 2013-09-05

本研究ではオンライントピックモデルを用いた文書ストリームの分類手法を提案する.文書ストリームではクラスの特徴が動的に変化するため,特徴の変化に応じて適応的に分類基準を変更する必要がある.また,ニュース記事のようなストリームデータでは,話題のバーストにより発生する話題が大きく変化する.オンライントピックモデルによりクラスごとの動的学習を行い,クラスの出現確率に事前分布を設け出現確率を学習することで文書ストリームの分類を行う.
著者
白井
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, 1963-09-20
著者
白井 孝治 伊藤 千浩 加藤 安久 服部 清一 三枝 利有 大沼 博志
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.430-441, 1995-05-30 (Released:2010-01-08)
参考文献数
13

Cask-storage is the best method for storing spent fuels at a reactor site. It is necessary to confirm the integrity of a cask subjected to impact load caused by cask mishandling drop accident because it is one of the technical issues to be considered in the safety analysis for cask and storage house. In this paper, an evaluation method of the dynamic interaction between cask and floor of the Storage facility Subjected to impact load is proposed. Firstly, the cask drop tests onto the reinforced concrete slab representing floor of the storage facility were conducted. Test results showed that the structural integrity of the cask was maintained even under impact load due to free drop caused by mishandling of cask. Secondly, drop analysis was performed using a finite element method analysis code considering concrete model developed at our laboratory, and compared with the experimental results. As a result, the applicability of this code for drop impact analysis of the cask was confirmed.
著者
白井 諭 池原 悟 河岡 司 中村 行宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.12-21, 1995-01-15
被引用文献数
14

最近、言語間の発想法の違いを克服し、機械翻訳の品質を向上させるための方法として、多段翻訳方式や用例翻訳方式が提案され、その効果が期待されている。また、現在、翻訳困難な表現や構文は、人手による原文前編集の対象となっているが、これらの多くは、言語間の発想の違いを反映したものであることを考えれば、前編集も言語間の発想の違いを克服する方法の一つであり、その自動化による訳文晶質の向上が期待される。しかし、自然言語の表現には、同形式異内容の間題があり、副作用の生じないよう、前編集の内容をそのまま自動化することは困難であった。これに対して、本論文では、(1)単語の精密な文法的属性と意味的属性を使用すれば、原文に対する自動書き替え規則の適用条件が詳細に記述できると予想されること、(2)原文解析によって文溝成要素の文法的、意味的性質が明らかになった段階で書き替えを適用すれば、書き替えによる予想外の副作用を排除できると期待されること、の2点に着目して、原文自動書き替え型の翻訳方式を提案する。新聞記事を使用した翻訳実験によれぱ、自動書き替え規則の適用された箇所は102文中、44文、延べ52箇所であり、そのうち訳文品質が明らかに向上した文は33文であった。また、規則の適用された文の構文意味解析の多義の数が平均5.39/文から1.31/文まで減少した。これらの結果、本方式は翻訳品質向上ならびに多義減少の効果の大きいことが分かった。
著者
多々良 美春 Hamacher Andreas 白井 彦衛
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.33-42, 1998-03-31

浄土庭園は,浄土を象徴的に表現しているという概念に基づいて認識されている.しかし仏堂とその前方部に設けられた園池によって構成されるという条件以外に共通項はきわめて少ない.また浄土を表現するための具体的な手法についても明らかではない点が多い.本研究では,浄土庭園の初期の事例である法成寺(無量寿院)と平等院を対象に,庭園の空間構成の特徴に関してその把握を試みた.その際,庭園景観に影響する周辺景観を含めて考察を行った.その結果,法成寺では,周辺環境の影響に左右されない空間が,仏堂群に囲繞されることによって成立していたと考えられた.このような環境は,道長の個人的な信仰を支えるための予備的な空間として有効であることが推察された.また平等院では,小御所の成立によって阿弥陀堂と法会の鑑賞を主体とした,周辺景観から独立した空間の設営が実現した.従って宇治の環境,平等院の優れた庭園景観さらに阿弥陀堂との対面という求心的な空間構成は,阿弥陀に対する個人的な信仰形態を表現するものであると考えられ,法成寺と同質の性格を示していると推察する.
著者
白井 克彦 誉田 雅彰
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:03736091)
巻号頁・発行日
vol.J59-A, no.8, pp.668-674, 1976-08-25

調音運動に関する研究は,音声伝送,音声合成,音声認識の基礎として,音響次元での処理を調音運動の特性に応じた適切なものとする意味から重要であり,その手段として調音機構に関する適当なモデルを設定することが有用である.本論文では,各調音器官の構造性を考慮した調音モデルの構成方法について述べた.このモデルの特徴は,側面X線写真データの統計的な分析によって得られる舌面の変形に関しての主要な変動要因を用いて舌を表現している点であり,従来のモデルと同程度のパラメータでより精密な調音状態の記述が可能となる.次に,このモデルを用いて調音パラメータと音響次元との対応関係を定量的に調べ,その応用として非線形重回帰分析の手法を用いた調音パラメータの推定方法を述べた.ホルマント周波数を用いて,合成音声と実音声について推定した結果は十分妥当なものであり,本方法の有効性を示している.
著者
白井 克彦 誉田 雅彰
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:03736091)
巻号頁・発行日
vol.J61-A, no.5, pp.409-416, 1978-05-25

調音器官の構造に基づいて,声道形を表現する調音モデルを設定し,音声波からモデルマッチングの手法によって,調音状態を推定する方法について述べる.この方法では,音声スペクトルに関して,設定されたモデルの適合誤差を最小にすることを基本とした非線形最適化問題として,調音パラメータが推定される.その場合,解の唯一性や収束の安定性が問題となるが,調音パラメータの変動範囲および分析フレーム間の連続性の制約を評価関数に取入れること,声道特性の分離基準としてモデルの特性を考慮すること,適切な初期値の設定などによって,二,三回の反復計算により十分安定に解が求まることが,合成分析実験により明らかになった.更に,本方法を実音声に適用し,良好な結果が得られることを確認した.
著者
大川 茂樹 ウィントホイザー クリストフ バンボ フレデリック 白井 克彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.93, no.427, pp.25-32, 1994-01-21

TDNNに基づくハイブリッド型単語音声認識システムにおいて,音韻の弁別特徴という新しい表現を導入する.この表現を利用することにより,一般的な音韻表記よりもコンパクトで学習の速いネットワークが構成できる.また,異なる性質を持ったネットワークを平等に評価するための尺度として,相互情報量を導入し,モジュラー型TDNNの構成の最適化を試みる.英語アルファベットデータベースを用いて,フレーム毎の弁別特徴認識実験と,DTWを組み合わせた単語認識実験を行った結果、相互情報量により最適化したネットワークを用いた場合にも最も良い性能が得られ,提案した手法の有効性が確認された.
著者
白井 拓史 笠松 紀雄 橋爪 一光 山谷 英樹 半沢 儁 籾木 茂 佐々木 一義 岩崎 幸司
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.414-418, 1998
被引用文献数
1

症例は35歳, 女性。他院にて昭和57年より胸部X線写真上異常陰影を指摘されており, 血尿, 鞍鼻を認めることより臨床的にWegener肉芽腫症と診断され, 経過観察されていた。平成8年3月, 喘鳴, 呼吸困難にて当院に緊急入院。気管支鏡的に著明な浮腫性声門下狭窄が認められ, 緊急的に気管内挿管を行った。気管切開を施行し, ステロイド剤および免疫抑制剤を投与した。治療により浮腫はすみやかに改善したが, 気管の瘢痕性狭窄と多発陥凹を形成し遷延化したため, ST合剤を投与したところ, 軽度瘢痕狭窄を残しほぼ改善した。声門直下部はWegener肉芽腫症のtargetであるといわれている。本例は, 臨床経過14年目に発症した気道病変の経過を気管支鏡にて追跡しえた興味深い症例と考えられたので, 若干の文献的考察を加えて報告する。
著者
白井 滋 後藤 友明 廣瀬 太郎
出版者
日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.47-58, 2007-05-25 (Released:2011-06-08)
参考文献数
19

In February to March, 2004, 17 specimens of sail-fin sandfish, Arctoscopus japonicus, were collected off the Iwate area, Pacific coast of northern Honshu, Japan, during research on fishery resources by Iwate Fisheries Technology Center. Using all the specimens, a sequencing analysis of the mitochondrial control region was performed, and we found that they have a genetic composition closely approximating to the western Japan population distributed north of Oki Islands, the Sea of Japan. These specimens were estimated to be three years old, belonging the 2001 year-class. This year-class from the Akita coast area became a very large resource, and this may have led to the expansion of their distribution. The occurrence of sandfish off the Iwate area in 2004, should be an event through the enlargement of distribution area of the 2001 year-class that hatched along the Akita coast area.