著者
槇 弘倫 小川 英邦 米沢 良治 岩本 純一 二宮 石雄 佐田 孝治
出版者
一般社団法人日本医療機器学会
雑誌
医療機器学 (ISSN:18824978)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.281-289, 2010 (Released:2010-12-24)
参考文献数
11
被引用文献数
1

A wearable bioinformation recording system has been developed for monitoring health conditions, daily living activities and heart function of elderly person. A tri-axis accelerometer attached to the elderly person can simultaneously measure dynamic and static acceleration forces. The heart rate, respiration rate, activity, posture and behavior are detected from the measured acceleration forces. These data are automatically transmitted to the host computer every hour, via a Personal Handy Phone (PHS). The host computer makes a graphic chart from these data. The elderly person's immediate family, caregiver or doctor can download the graphic chart to an internet mobile phone. When a heart discomfort is felt, the elderly person pushes the transmission switch on a wearable sensor, which sends the phonocardiogram (PCG) waveforms derived from the dynamic acceleration force of the prior two minutes and the waveforms for two minutes after the switch is pushed, directly to the host computer. The PCG is stored to the host computer. The doctor can download the PCG to the smart phone and monitor graphically.The developed system is not only applicable to at-home solitary elderly people, but could also be useful for monitoring hospital patients.
著者
米沢 富美子
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.71, no.9, pp.829-835, 1995-09-25
被引用文献数
1

Science of complexity studied in Santa Fe Institute covers all complex phenomena such as human beings, brains and economics. It aims to search "how does complexity arise from simple laws?" or "what is a paradigm characterising the behavior of complex systems?". Our study of complex liquids also aims to discern the possibility and the limit of the conventional methodology in physics (reductionism) and to find a key to a new paradigm.
著者
米沢 剛至
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, 1998-10-20
被引用文献数
1
著者
高木 和幸 中村 秀紀 米沢 千尋 岡田 謙一 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.209-210, 1991-02-25

近年、ネットワークセキュリティに対する関心が高まっているがその実際的な応用面については、理論的なものにとどまっている傾向がある。暗号化の技法はネットワークセキュリティの中心となるもので、現在最も急速に発展している分野の一つでもある。メッセージを暗号化して複合鍵を持っていない者には解読できないようにするという機能は暗号の基本的機能であるが、そこから鍵の配送、相手の認証などの新たな研究課題が生まれており、特に認証に関する研究は活発に行われているのが現状である。一方、ネットワーク網が発達するにつれて、それにともなう分散的処理に対する研究も現在活発に行われており、遠隔会議システムはその具体的な応用例の一つである。このような会議システムにおいては会議を円滑にすすめるためにはどのような環境を設定すれば良いのかという研究は行われていても、そのセキュリティに関する研究はほとんど行われていない状態である。そこで我々は、会議システムにおけるセキュリティ機能の必要性を議論し、実際の応用例としてUNIX上に構築したシステムを提示する。
著者
米沢利兵衛 編
出版者
米沢利兵衛
巻号頁・発行日
1886
著者
米沢 健
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.58-69, 1978-01-30

胸骨前食道形成胃管吻合術における縫合不全防止策を見いだすことを目的とし臨床的検討を行った. まず縫合不全防止の面から術前栄養状態の改善および十分な呼吸管理が望まれる. 縫合不全は, 進行癌症例に多く, これらに対して手術侵襲が過大とならぬよう注意が必要である. 形成胃管においては, 長い胃管かならずしも有利とはいい難く, 胃は最小限に利用すべきである. 山岸式胃管では比較的縫合不全は少なく, 場合によっは連続性胃管を山岸式胃管にきり変える配慮が必要である. 吻合法や縫合法によっても発生頻度に多少の差があり, これらに対する配慮も必要である. 術後管理により縫合不全は防止しうる面もあり, 術後管理の重要性が痛感させられた.
著者
大村 泰三 佐平 健彰 迫ノ岡 晃彦 米沢 登
出版者
社団法人日本鉄鋼協会
雑誌
鐵と鋼 : 日本鐡鋼協會々誌 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.1550-1559, 1976-10-01

Influence of the minor alloy constituents such as Al, Mn and Si on the hot corrosion behavior of Ni-20Cr-20W-0.07C alloy was studied in 99.995% helium gas at 1000℃, comparing with that behavior of commercial Ni-base superalloys (Hastelloy X and Inconel 617). The low oxidizing potential in the impure helium gas usually causes selective oxidation of these elements and the growth of oxide whiskers on the surface of specimen at elevated temperature. The intergranular attack was caused by selective oxidation of Al, Si and Mn. The spalling of oxide film was restrained by addition of Mn and Si, providing tough spinel type oxide film on the surface and 'Keyes' on the oxide-matrix interface respectively. The amount and the morphology of the oxide whiskers depended on Si and Mn content. More than 0.29% of Si content without Mn always caused the growth of rather thinner whiskers with smooth surface, and the whiskers analyzed by electron diffraction patterns and EPMA to be Cr_2O_3 containing Si. Mn addition changed the whiskers to thicker ones of spinel type oxide (MnCr_2O_1) with rough surface. On the basis of these results, the optimum content of Al, Mn and Si to minimize the growth of whiskers, the intergranular attack and the spalling of oxide film was discussed.
著者
矢田 北川 和則 米沢 義道 伊東 一典 橋本 昌巳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
信学技報
巻号頁・発行日
pp.25-30, 1994
被引用文献数
5

空間の1点からあたかもそこにスピーカがあるように音を発射する空中音源システムが開発された。可聴領域の周波数の信号で振幅変調された40キロヘルツの超音波が1個の圧電型のトランスジューサから発射され、その波はパラメトリックアレイ効果によって復調され、指向性の高い可聴音ビームが発生した。この音波はさらに放物面上で反射されて1点に収束された。この波は収束後、再び発散するがこの時、限られた範囲内で、収束点にあると仮定した実音源と同じ波面を持って広がってゆく。そこで、その拡散領域に聴取者がいるとその可聴音の音源位置を収束点に認識するであろう。これが我々が名付け、そして存在を期待した空中音源である。実験の結果、復調された可聴音は十分高いレベルで聴くことができ、空中音源の可能性が確認された。
著者
片岡 靖景 伊東 一典 池田 操 中澤 達夫 米沢 義道 今関 義弘 橋本 昌己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.74, pp.23-30, 1998-08-07
被引用文献数
3

近年、カラオケの普及により、一般の人が人前で歌う機会が増加しており、上手に歌いたいと練習に励む姿を見かける。また声楽を学ぶ人も自分の習熟度を客観的に評価したいと考えている。そこで本研究では、声楽経験の異なる被験者の歌声を分析して、音高と音長の精度、音量に着目した強弱記号の表現など、種々の歌唱情報を抽出して、習熟度の程度を伝える歌唱支援について検討したので報告する。In recent years, many average people have begun studying how to sing because, with the surge in popularity of Karaoke, they have many chances to sing in front of an audience. On the other hand, people who professionally study vocal music want to receive an objective evaluation of their singing. The instrumental assessment of singing development requires musically relevant stimuli which give accurate information about musical pitch, length of tone, loudness control and other vocal skills. In this paper, we propose a support system for singing evaluation based on the vocal analysis of subjects whose musical experience is markedly different.
著者
西田 栄介 米沢 直人
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1990

コファリンとでストリンは、低分子性の互いに近緑のアクチン結合蛋白質で、前者はpH依存性の、後者はpH非依存性のF-アクチン脱重合活性を有する。コフィリンのTrp^<104>-Met^<115>の領域(デストリンにも保存されている)がアクチン結合部位であることが明らかになった。また、この領域がイノシトールリン脂質(PIP_2並ビにPIP等)結合部位でもあることが判明した。この領域に相当する合成ドデカペプチドは、アクチン並びにPIP_2及びPIPと強く結合し、結果としてPIP_2ないしPIP感受性のアクチン重合阻害活性を有することがわかった。このドデカペプチド及びコフィリンが、ホスホリパーゼCによるPIP_2の加水分解を強く阻害することがわかった。したがって、コフィリンはアクチン系細胞骨格の調節因子としてばかりでなく、イノシトールリン脂質の関与するシグナル伝達系の制御因子として機能する可能性が示唆された。出芽酵母から、DNaseI-アフィニティークロマトグラフィーを用いてコフィリン様蛋白を同定した。部分アミノ酸配列をもとに、遺伝子のクローニングを行った。また、cDNAクローンをもとに大腸菌に組み換え体の蛋白質を発現させ、精製してin vitroでの性質を調べたところ、(i)pHに依存したF-アクチン脱重合活性を有する、(ii)G-アクチン及びF-アクチンの双方に結合しうる、(iii)PIP_2と結合する、ことの3点が明らかになった。この性質は哺乳類コフィリンと完全に一致していた。さらに、アミノ酸配列も哺乳類コフィリンと約40%同一であった。以上の結果から、この出芽酵母コフィリン様タンパク質は酵母コフィリンであると結論し、その遺伝子をCOF1と命名した。COF1は、遺伝子破壊の実験から、酵母の生育に必須であることが判明した。
著者
平松 祐司 江口 勝人 米沢 優 早瀬 良二 関場 香
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.442-448, 1981-04-01

ポリアミン生物界に広く分布する生体アミンで, 核酸合成, 細胞増殖との密接た関係が明らかになつてきている.しかし, 産科領域におけるポリアミンの報告はきわめて少ない.そこで今回我々は, 妊娠, 分娩, 産褥, 新生児の血中ポリアミン(putrescine, spermidine, spermine)を高速液体クロマトグラフィーを用いて測定してみた.なおポリアミンは血液中では赤血球に多く, 血漿中に少ないので, 今回は赤血球ポリアミンについて検討を加えた.妊娠するとspermidine, spermineは徐々に増加しはじめ, その増加程度は妊娠5ヵ月より急増し, 妊娠7〜9ヵ月では非妊振時に比較するとspermidineは約2倍, spemineは約3倍の高値をとるが, 妊娠10ヵ月に入ると両者とも減少してきた.そして, 産褥5同目では妊娠10ヵ月の値と比較しspermidineは同程度, spermineはやや高値をとつた.しかしputrescineは妊娠, 産褥を通じ非妊娠時と同程度の低値で推移した.この妊娠時のspermidine, spermineの変化については, 骨髄造血機能および内分泌の影響が, 産褥期の変化については, 分娩時出血による造血光進および乳汁分泌の影響が考えられる.分娩時母体血と膀帯血の比較では各ポリアミンとも膳帯血中に有意の差をもつて多かつたが, 膀帯動静脈間の差は認められなかつた.この母体血と膀帯血問の差は, 胎児造血機能の亢進のみでなく, 胎児の成長発育を反映している可能性もある.新生児期においては, 各ポリアミンとも生後1目目にやや増加し, putrescineは7目目までそのレベルを保つたが, spermidine, spermineは徐々に減少していつた.この新生用赤血球のspermidine, spermineの変化は, 新生児末梢血中の有核赤血球, 網状赤血球の生後の変化とよく似ている.