著者
西尾 治子
出版者
日本フランス語教育学会
雑誌
Revue japonaise de didactique du français (ISSN:18805930)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.76-85, 2010-12-05 (Released:2017-10-14)

La loi sur la parite a joue un role primordial dans l'histoire du feminisme ainsi que l'histoire constitutionnelle en ce sens qu'elle a ete promulguee pour la premiere fois au monde en 2000, conformement au principe d'egalite, apres la revision de la Constitution de la Republique francaise. Quelles sont les raisons qui ont rendu la parite necessaire ? La presente etude a pour but de faire la lumiere la genese de la parite, son evolution et son etat actuel. Elle examine, en premier lieu, la genese de la parite, ensuite les differences entre d'une part le quota et le systeme americain d'action affirmative, d'autre part la parite dont le debat jadis centre sur la theorie dichotomique a divise les feministes francais en deux camps : l'universalisme et le differentialisme. Enfin, elle etudie les problemes concrets auxquels est confrontee actuellement la prite.
著者
西尾 治子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.42, pp.137-144, 2006

「日本ジョルジュ・サンド学会」(2004年に「ジョルジュ・サンド研究会」から現学会名に改称)のおおまかな歴史を辿ってみると、1986年、Christiane Sand女史を招いてサンドの展覧会および講演会を開催している(東京・西武美術館)。以降、二十一世紀に入ってからは、仏文学会開催時に、年2回の研究会を開くという地道なサンド研究を続けてきた。サンド生誕二百年記念の国際学会が世界各地で開催され始めた2002年頃から、学会員が積極的に海外の国際サンド学会に参加しあるいは発表をおこない、国際交流に貢献した。2002年のイタリア ・ ベローナ国際学会、アメリカ ・ニューオーリンズ国際学会、2004年夏のフランス・スリズィ国際コロック、ブルボン宮で開催された「政治」を主題とするサンド国際シンポジウム、作家の故郷ノアンで開かれた仏政府の文化・コミュニケーション省主催によるサンド生誕二百年記念国家祝賀典、ラ・シャートルのコロックおよび記念行事などが例として挙げられる。本稿では、国際的にサンド研究の気運が高まる中で、東洋で初めて国際サンド・シンポジウムを開催した「日本ジョルジュ・サンド学会」の2003年から2005年の足跡を時系列的に追ってみたい。
著者
西尾 治
雑誌
臨床と微生物 = Clinical microbiology (ISSN:09107029)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.233-237, 2006-05-25
著者
牛島 廣治 西尾 治
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

(1)現在、社会的に問題となっている下痢症ウイルスのノロウイルスGII主要株に対するイムノクロマト法を世界で初めて開発した。さらにノロウイルスの14 genotypeの中空粒子を遺伝子工学的に作製し、抗体を作りイムノクロマト法に応用する準備ができた。サポウイルスに関しても中空粒子の作製に成功し、ELISAによる検査を可能とした。(2)下痢症に関連する複数のウイルスを同時に検出できるmultiplex PCRを開発した。これはA、B、C群ロタウイルスとアデノウイルスを検出するA set、ノロウイルスG、GII、アストロウイルス、サポウイルスを検出するB set、A、E型肝炎ウイルス、インフルエンザウイルス、エンテロウイルスを検出するC setで下痢症ウイルスの遺伝子レベルでのスクリーニングおよび遺伝子解析を可能とした。また、全国の食品(貝)、河川水などからリアルタイムPCRを用いて定量的なノロウイルスの検出を可能とした。この方法は検出法精度、感度とも優れており、わが国の食品安全を評価できる。(3)分子疫学的手法による解析の結果ロタウイルス感染のピークは20年前には12月〜1月であったが、その後次第に遅くなり今では3、4月が中心となった。ノロウイルスは急に寒くなる11、12月に流行が始まった。従って小児の主な下痢症に2つのピークが見られた。ロタウイルスでは15年間優勢であったG1型(80〜90%)に代わり、G3、G4型が2〜3年前から優勢(各30%ずつ)になった。G9型は20%を占めた。(4)モノクローナル抗体を用いた抗原抗体反応、遺伝子解析でロタウイルスの各血清型を検査すると、同一血清型内でも特定の部位に変異があった。C群ロタウイルスの小流行が舞鶴で見られた。ノロウイルスやサポウイルスの遺伝子解析から新しいgenotypeや組換え体を報告した。また、genotype間での組換えも見られた。(5)乳児・高齢者施設で下痢症ウイルスの施設内流行があり、食品を介さないヒト-ヒト感染あるいは空気感染が示唆された。イムノクロマト法が迅速診断として有効であった。(6)脳炎・脳症の症例で、PCRでロタウイルス陽性の髄液があった。(7)ロタウイルスのNSP4が下痢症発症の原因として重要とされている。NSP4と脳炎・脳症との関係を調べる目的で新生ラット神経細胞にNSP4の活性部位の合成ペプチド、およびウイルス蛋白を直接作用させたが、アポトーシスを誘導することはなく、脳炎・脳症の発症メカニズムは明らかとならなかった。(8)siRNAを細胞内に導入し、ロタウイルス感染による細胞のアポトーシスを抑制することにより、アポトーシス誘導経路を明らかとした。(9)酸化チタンによる光触媒が抗ウイルス作用を有することがわかった。
著者
戸田 隆道 今永 友里子 江島 潤 定 亮佑 西尾 治果 保田 周二 服部 祐一 井上 創造
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.79, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

本論文では音声認識を使って多くの人に好感を持ってもらえる声である“モテ声”を診断する手法について述べる.我々は”モテ声”というものの基準を定めるために約10名の声を録音し,約20名にどの声に好感を持てるかアンケートを行った.そのアンケート結果に基づき投票数の高い声,低い声の声紋を比較し好感を持ってもらえる特徴を分析した.本手法では2種類の発声を想定しており,男性の「あー」という単調な声と,男女両方の声で「好き」という意味のある言葉を発声した場合の2種類を想定している.それらを分析したデータを元に,自分の声がどのぐらい他者に好感を持ってもらえるかを数値化するアルゴリズムを考案した.
著者
西尾 治子
出版者
日本フランス語教育学会
雑誌
Revue japonaise de didactique du français (ISSN:18805930)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.76-85, 2010

La loi sur la parite a joue un role primordial dans l'histoire du feminisme ainsi que l'histoire constitutionnelle en ce sens qu'elle a ete promulguee pour la premiere fois au monde en 2000, conformement au principe d'egalite, apres la revision de la Constitution de la Republique francaise. Quelles sont les raisons qui ont rendu la parite necessaire ? La presente etude a pour but de faire la lumiere la genese de la parite, son evolution et son etat actuel. Elle examine, en premier lieu, la genese de la parite, ensuite les differences entre d'une part le quota et le systeme americain d'action affirmative, d'autre part la parite dont le debat jadis centre sur la theorie dichotomique a divise les feministes francais en deux camps : l'universalisme et le differentialisme. Enfin, elle etudie les problemes concrets auxquels est confrontee actuellement la prite.
著者
西尾 治 吉澄 志磨 野田 衛
出版者
日本食品微生物学会
雑誌
日本食品微生物学会雑誌 (ISSN:13408267)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.179-186, 2004-10-15 (Released:2010-07-12)
参考文献数
19
被引用文献数
1
著者
鈴木 博 西尾 治
出版者
日本医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

二枚貝を原因とする非細菌性急性胃腸炎が近年多発している。ウイルスが原因と考えられたが、ウイルスの分離が行えないことからその実態の把握が困難であった。しかし、PCR法の確立(RT-PCR)により、その検索が可能となった。我々は、汚染の状況を把握するためにカキ(N県)及びホタテ貝について生食を行わない夏期を含めた長期(毎月1回)のわたり観察した。さらに冬期は市販のカキについても検索を行った。対象としたウイルスはNorwalk-like-virus(NL Vs)、アストロウイルス、A型肝炎ウイルスである。その結果、N県産のカキからは我々が検索を開始した1995年9月より採取した46検体中16検体(34.8%)からNL VsRNAが検出された。遺伝子型はG1型が6/16、G2型が5/16、未同定5/16であった。A県産のホタテ貝は、1995年10月より採取を開始したが2000年2月と3月に初めてNL VsRNAが検出された(53検体中2検体、3.8%)。遺伝子型はG2型であった。カキ、ホタテ貝共アストロウイルス、A型肝炎ウイルスは検出されなかった。市販のカキは、46検体について検査を行ったところ9検体(19.6%)からNL VsRNAが検出された。遺伝子型はG2型が7、未同定2でありG1型は検出されなかった。アストロウイルスが1検体から検出された。A型肝炎ウイルスは、検出されなかった。食中毒例については、2000年1月にN県のホテルに宿泊したスキーツアー客の食中毒例があった。各県の衛生研究所から患者便より検出されたNL VsのPCR産物の分与を受け、遺伝子配列を検索したところ、遺伝子配列は多少の差は見られたがG2型があり、共通の食品はホテルで供されたカキが有力視された。
著者
西尾 治子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.46, pp.13-40, 2008

森英樹教授・西尾修教授・高山晶教授退職記念論文集 = Mélanges offerts à Mori Hideki, à Nishio Osamu, et à Takayama AkiはじめにⅠ. 具象的「変装」Ⅱ. 象徴的「変装」(1) 『ある夢想者の物語』(2) 『七弦の琴』(3) 『セラフィータ』Ⅲ. 性の二重性Ⅳ. 抑圧された自己存在(1) 強制された「変装」(2) 同性間の「変装」(3) 女装する若者 : 『ヴァニナ・ヴァニーニ Vanina Vanini』Ⅴ. 異性装Ⅵ. 自立する女性の表象(1) マテア(2) ガブリエル(3) 仮面の女と「オルコの伝説」