- 著者
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中野 由章
谷 聖一
筧 捷彦
村井 純
植原 啓介
中山 泰一
伊藤 一成
角田 博保
久野 靖
佐久間 拓也
鈴木 貢
辰己 丈夫
永松 礼夫
西田 知博
松永 賢次
山崎 浩二
- 雑誌
- 情報教育シンポジウム2014論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2014, no.2, pp.11-17, 2014-08-17
情報入試研究会と,情報処理学会情報入試ワーキンググループは,2013 年と2014 年に「大学情報入試全国模擬試験」を実施した。2014 年に試行した試験は,920 人が受験し,その内容について分析した。その結果,全体としてみれば,得点分布,解答時間,問題数などは極めて良好であり,出題範囲や難易度についても問題はなかった。ただ,「情報の科学」領域,とりわけプログラミングについては,問題点が明らかになった。これはすなわち,大学側が求める内容と,高校側で行なわれている内容の乖離を意味する可能性がある。入試問題という狭い範囲ではなく,教育内容まで含めて,今後,総合的に検討を要する内容である。