38 0 0 0 OA 機械翻訳

著者
和田 弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, 1962-05-15
著者
廣田 薫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.28, no.8, 1987-08-15
著者
坂下 幸徳
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp.d33-d56, 2021-07-15

ショッピングサイトや地図サービスなどのWebサービスでは,利用者からのアクセス増減が激しく,バージョンアップによる機能追加やバグ修正も高頻度に行われる.このような特徴を持つWebサービスでは,機能単位に細分化しアプリケーションを分割するアーキテクチャのマイクロサービスが浸透している.これにより,Webサービス全体を変更せず特定のアプリケーションのリソースの増強やバージョンアップを行うことができる.この細分化されたアプリケーションの実行環境としてCPUやメモリなどのリソースの集約率の高さや増強のしやすさからコンテナが注目されている.しかし,マイクロサービスでは,機能単位に細分化されるため,コンテナ数が増加する傾向がある.この増加するコンテナを管理するためコンテナオーケストレーションKubernetesが普及している.Kubernetesは,コンテナのリソースを容易に増減させるスケール機能,障害のセルフヒーリング,Webサービスを無停止でバージョンアップするローリングアップデートなどを有している.このKubernetesの導入により,コンテナの管理負荷の軽減は見込める.しかし,複数Kubernetesを有する大規模コンテナ環境では,Kubernetes自身の管理やこれを構成するコンピュート・ネットワーク・ストレージのインフラ管理が複雑になり管理者の負荷が増加してしまう.本稿では,大規模コンテナ環境としてヤフー(株)にて運用しているKubernetes as a Serviceについて,アーキテクチャと運用実績から得られた知見を報告する.このKubernetes as a Serviceは,2020年12月時点で204,980個以上のコンテナ,860クラスタ以上のKubernetesが稼働している.このような大規模コンテナ環境により,コンテナを使わずVMのみでアプリケーションの実行環境を構築した場合と比較し,コンピュート・ネットワークリソースは約86.4%の集約効果があった.さらに,Kubernetesを使い複数Kubernetesを自律管理する方式にて開発し管理者間のコミュニケーションでのリソース調整を削減するインフラ構成とすることで,管理者の負荷の軽減効果があった.

34 0 0 0 OA 情報と哲学

著者
東 浩紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, 2013-04-15
著者
鹿野 利春
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.626-629, 2017-06-15

次期学習指導要領の改訂の背景,各教科で身に付けるべき資質・能力の3つの柱を述べ,改訂のスケジュールを提示して実施までに必要なことをまとめる.また,小学校〜高等学校までのプログラミングを含む情報活用能力について概観し,次期学習指導要領における高等学校情報科の「見方・考え方」,学習過程,情報Ⅰ・Ⅱの内容,未来への期待を述べる.
著者
中川 晋一 八尾 武憲
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.633-640, 2009-07-15

私(中川)が2008年の10月13日に心筋梗塞を発症して4月で6カ月が経過した.幸運にも心臓カテーテルで処置のできる医療機関がいくつもある東京都の市部で,休日の午後8時前後という最も人的リソースのある時間帯で発症したため,難を逃れることができた.錆びついてはいるが10年ほど前まで,医師として救命救急の最前線での業務をこなしていたこともあり,知識のまったくない一般人ではなかったこともリテラシーとして役立った.しかし,意識下で情報通信の研究者として経験したことは,インターネットを用いた遠隔医療に関する技術開発1),2)を行ってきた者として,最近若干感じていたネットワーク技術や今回のライフログなどの関連技術が,いかに「研究者寄り」のものであり,急激に発症した一患者の生命を救うためには無力なものであるかを実感させた.今回のライフログ特集に寄せて,患者経験のある医師免許を持つ情報処理研究者として感じた経験を述べ,ライフログの実用化について検討したい.
著者
寺沢 憲吾
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.154-158, 2019-01-15

本稿では,必ずしも我が国の競馬事情に詳しくない情報系の研究者が,情報処理技術を駆使した競馬予想を用いて馬券で利益を出す試みに踏み出そうとする際に知っておくべき基本事項を解説するとともに,利益を出す手法の開発の可能性について述べる.パリミュチュエル方式におけるオッズ(払戻倍率)はファンの集合知によって定められることと,利益を出す馬券の買い方とは,的中確率最大化ではなく期待値(回収率)最大化を目指すものであること,その際には集合知によるオッズと自ら求めた各馬の勝利確率との乖離を発見することが肝要であることについて解説する.
著者
入戸野 宏
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.128-131, 2016-01-15

“かわいい”は,日本を代表するポップカルチャーとして注目されている.しかし,“かわいい”とは何か,“かわいい”と何がよいのかは明らかになっていない.本稿では,心理学・行動科学の立場から,“かわいい”を感情としてとらえる枠組みを提供する.“かわいい”は対象の属性ではなく,対象に接した人の内部で生まれる感情である.ポジティブで,脅威や緊張を感じず,社会的な接近動機づけを伴っている.このような感情を許容し尊重する伝統があったために,日本において“かわいい”文化が発展したと考えられる.“かわいい”感情に伴う主観・行動・生理的変化について述べるとともに,“かわいい”研究の応用についても紹介する.
著者
阿部 和広
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1218-1222, 2016-11-15

政府が,2020年からコンピュータ・プログラミングを初等教育段階から義務化する方針を打ち出したことで,世の中のプログラミング学習に対する関心がにわかに高まっている.これに対し,文部科学省は有識者会議を開き,意見のとりまとめを行っているが,何を,どのように行うのかについては,まだ一般に周知されていないのが現状である.このような状況の中で,品川区立京陽小学校では,2013年から現在まで継続的に全学年・全学級でのプログラミング学習を実施してきており,貴重な先行事例となっている.本稿では,それに至る背景と,その意義について解説する.
著者
岡崎文次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.624-632, 1974
被引用文献数
3
著者
結城 浩
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, 2015-08-15
著者
岡部 寿男 中沢 実
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.548-551, 2020-05-15

情報処理学会では2020年3月情報処理学会では,新型コロナウィルス感染症への対策として,第82回全国大会の現地開催を中止し,一般・学生セッションについてオンライン開催を行った.本稿では,急遽オンライン開催を決定した経緯と運営の考え方,当日の状況について報告する.
著者
阿部 和広
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.598-601, 2014-05-15
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.136-140, 2016-01-15

2007年David Levy著の“Love and Sex with Robots”は大きな議論を伴う新たな研究分野を開拓した. 人間とロボットの間の親密な関係はもはや単なるサイエンスフィクションではなく有意義な学術研究として認められている.本稿では, “Love and Sex with Robots”発行以降の人間とロボットとの親密な関係に関する重要な活動を紹介すると同時に倫理的観点からこれを議論する. 加えて, 我々の開発した遠隔キスコミュニケーションデバイス“Kissenger”について紹介する.
著者
奥村 貴史
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.648-651, 2016-06-15

我が国の情報処理技術の競争力を回復するうえでは,日本に優位性がある分野の戦略的な発展を目指す必要がある.その点,我が国の医療は,世界一の水準を誇りながらも情報系研究者の参入が少ないため,今後の発展が期待される.その中でも,社会全体の健康水準の向上を目指す公衆衛生分野は,多量な情報の効率的な処理を要する点で個々人にかかわる臨床医学以上に情報処理が貢献し得る可能性がある.本稿では,この公衆衛生と情報処理に関する分野融合型の研究をいくつか紹介しつつ,情報系研究の発展の方向性について提言を試みる.
著者
西薗 良太
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1164-1167, 2020-11-15

ツール・ド・フランスは筆者が20代を通じてプロ選手をしていたロードレースという競技のトップレースである.2020年のツール本戦はコロナ禍によって日程を7月上旬から変更して8月29日より開始した.全21ステージ,3482kmという壮絶なレースである(UAEエミレーツ/スロベニアのタデイ・ポガチャルが初優勝).これに先立ち本来の日程であった7月が空白となってしまうのを避けるべく,2016年頃から盛んとなってきたオンラインサイクリングのプラットフォームである「Zwift」とツール主催者であるASOが提携してVTDFが実現した.7月3週間の毎週末,6ステージという小規模なものではあるが,実際にツールに出るチームから数人ずつ遠隔で選手が参加し,オンライン上でエキシビションレースが展開され,世界中の人々がYouTube Liveなどを通してバーチャルサイクリングレースを観戦した.リアルイベントとは異なり総合成績はチーム毎に争われ,NTTプロサイクリングチームが優勝を果たしている(NTTは大会のテクノロジーパートナーでもある).以下Zwiftのようなバーチャルサイクリングがなぜツール・ド・フランスという世界有数のリアルイベントにまで食い込むことができたのかという文脈について説明する.
著者
伊藤 毅志 村松 正和
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.335-337, 2016-03-15

This article reports the deep learning based technology of computer Go recently developed by Google. Alpha Go, the computer Go program based on this technology, is the first one that beat a human professional Go player with no handicap, and is going to play matches against one of the top professional players on March. We survey the technology, and give some comments on the matches.
著者
栗田 太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.506-513, 2008-05-15
被引用文献数
3

筆者らは,携帯電話組込み用モバイルFeliCa IC チップファームウェアの開発に,形式仕様記述手法を適用し,手法導入の目的である,(1)厳密な仕様の記述,(2) 仕様の段階的な記述と検証を中心とした,開発スキーム,プロセス,フレームワークの検討と導入,(3)記述精度の向上とテストによる,開発の上流工程における品質の確保,(4) 仕様を活用した徹底的なテスト,(5)コミュニケーションの活性化,を達成し,開発の成果を上げると同時に,手法適用の効果を確認した.