著者
今野 法子 安川 洋生
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.27-28, 2013 (Released:2018-04-07)
参考文献数
3

私たちヒトは約 60 兆個の細胞が情報交換しながら一つの個体を作る多細胞生物だが,細菌は個々の細胞が独立して生活する単細胞生物である.そのため細菌は独自に生活していると考えられていたが,最近の研究により細菌は集合体を形成し,互いに共存していることが分かった.その細菌の集合体をバイオフィルムという.本演題では,子供たちが身の回りの細菌について理解を深め,科学教育への興味を増してもらえるように,食品微生物や環境微生物のバイオフィルム形成と,操作の簡単な卓上走査型電子顕微鏡によるバイオフィルムの観察法を紹介する.
著者
日置 洋平 隅田 学 中山 迅
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.55-60, 2000-12-09 (Released:2017-11-17)
参考文献数
10
被引用文献数
1

In this study, we investigated elementary student's understanding about dissolving. 21 G5 students and 21 G6 students were interviewed using"Contradiction -Explanation Method." The results were as follows. The onotological presupposition that unsupported objects fall downwards, was crucial base of student's understanding about dissolving. Subjects showed five types of conceptual integration of their ontological reasoning with scientific reasoning. Furthermore, the development trajectory was proposed in knowledge acquisition about the uniformity of solution. Finally, the implications of these results for science education were briefly discussed.
著者
榊原 範久 水落 芳明 八代 一浩 水越 一貴
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.27-30, 2016 (Released:2018-04-07)
参考文献数
6

学習者の自由なコミュニケーションを軸とした主体的・協同的な学びを展開するアクティブ・ラーニングの授業において,教師と学習者が一人一台タブレット型端末を持ち,同期型 CSCL の edutabを用いて学習状況を可視化した.結果,教師の言動の傾向性として,授業時間内の発話時間が減り,有益な情報を伝える可視化に関する発話割合が増加することが明らかになった.
著者
森岡 正臣 佐藤 織枝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.29-32, 2003-12-06 (Released:2017-11-17)

数学離れという言葉が言われ続けている現状の中で、生徒の実態を出来るだけ的確に把握するために、我々はいくつかの高等学校の生徒達に高等学校数学に対する意識調査を実施した。本稿ではその分析結果をいくつか紹介し、それに対して若干の考察を行ってみる。
著者
古木 隆寛 竹内 日登美 原田 哲夫
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.39-42, 2019-05-25 (Released:2019-05-22)
参考文献数
3

生物の解剖を行うことは学生の生物に対しての意識に有益に働くことが数多く報告されている。しかし、高知大学の学生で過去に生物の解剖を実際に行ったことのある学生は多くない。そこで、高知大学教育学部において開講されている「生物学実験Ⅰ」ではこれまでアフリカツメガエルの解剖を行ってきた。アフリカツメガエルの解剖を通して、体のつくりなどを学ぶと同時に、解剖に関して適切な手順や注意点を知ることを目的とした授業であるが、実際に決められた時間の中で、全てを指導するのはやや困難であった。そこで本研究では、全ての学生が適切に解剖を行い、十分に観察および考察ができるように、資料やサンプルを作成し、解剖に臨んだ。その結果、全ての学生が適切に解剖を行うことができ、十分に観察、考察をした結果、生命尊重の観点においても深く考えを至らせることができた。
著者
古木 隆寛 中城 満 原田 哲夫
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.32, no.8, pp.19-22, 2018-05-26 (Released:2018-07-22)
参考文献数
5

「皮膚感覚実験」では温点、冷点、触圧点、痛点の反応数を手掌、手背、脛骨前部、腓腹部の4 カ所で測る。 痛点が各場所に最も多いことが分かり、手と足では手の方が刺激に対する反応が多いことも分かった。「感覚閾値実験」では、基礎刺激量に対して閾値はほとんど同じであり、ウェーバーの法則が成り立つことを学習する。今回の実験では実験学習者の内被験者に刺激を与える側の実験実施者がいかに均一な力、速さで刺激を与えられるかが課題である。二つの実験は簡単な器具で行うことができ、さらにデータ処理の統計学的方法を学ぶ教材としては有効である。「理科離れ」が問題とされている現在で、学生たちが実際に自分たちの体を通して、感覚実験を行うことは、学生たちが生理学的な内容に興味を持つきっかけになる可能性がある。その意味で「皮膚感覚実験」および「感覚閾値実験」は学校教育現場(小学校~高等学校)において有用である。
著者
岡本 牧子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.81-86, 2020

<p>日本の手漉き和紙技術は,ユネスコの無形文化遺産に登録されるなど世界に発信できる日本独自の文化である.特に南西諸島及び台湾に生息するアオガンピ(青雁皮)を原料とする琉球紙の製造技術は,沖縄県独自のテーマとして特色のある教材となるが,原料の調達が困難なため持続可能な教材として未だに確立していない.本研究では,学校現場での原料調達を可能にするべく,中学校技術科の生物育成分野の学習教材として取り扱えるよう,アオガンピの栽培方法やコスト,学習指導計画等を提案し,沖縄県独自の和紙製造技術を教材化することを目的としている.本論文では,アオガンピの栽培方法について専門用語をなるべく使用せず,学校現場でも準備可能な道具や方法についてまとめたので報告する.</p>
著者
内ノ倉 真吾
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.75-80, 2007-06-23 (Released:2017-11-17)
参考文献数
11

生徒は,メタファーの対応関係を理解できたとしても,メタファー的な説明の様式から因果的な説明の様式へと容易に移行できるのではなく,水の融解における温度変化を因果的に説明できなかった.このとき,生徒は,メタファー的な説明と因果的な説明が異なる説明様式であることに少なくとも気付くのだが,この二つの様式を移行する具体的なストラテジーをもたず,メタファーにより実感をもって理解できたものの,これを活かして自分の考えを変えることはできなかった.メタファー的な説明と科学的・因果的な説明の様式の相補的な関係,二つの様式がそれぞれ真実性と真理性を追求しているという差異を認められないとき,生徒は,性質の異なる二つの様式により状態変化が説明されることに葛藤を経験する場合もあった.
著者
孕石 泰孝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.13-16, 2020-03-07 (Released:2020-03-04)
参考文献数
7

小学6年生児童は,理科について約90%という高い割合で,現時点また将来に渡っても役立つものであるという意識を持っている。「理科の何が役立っているか,将来役立つか」という面を詳しく見てみると,それは「学習内容(知識)」であることがほとんどであり,見方や考え方,技能が役立つということを挙げる児童は皆無である。これは,そもそも,「学習したことがどんなことに役立つか」ということを児童自身が考える場面がないと同時に,指導者もそのことを意識づけるような指導ができていないことが考えられる。「科学哲学教材」を取り入れることは,そのような学びの有用性を意識づけ,汎用生のある資質・能力を高める一つの手法として意義のある手法である.
著者
小川 正賢
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.105-110, 2012 (Released:2018-04-07)
参考文献数
16

理工系博士号取得者の未就労問題は日本でも大きな課題となっており,政府,大学,研究機関,研究資金提供機関等も各種の方策を考案・実施してきているが,目にみえる成果は得られていない.それとは対照的に,博士号取得者の就労が問題化していない国もある.フィンランドはその一例である.本事例研究の目的は,フィンランドでは博士号取得者の就労問題に関していかなる方策が立てられているのか,その特徴を解明することにある.2012年初夏に実施したフィンランドの2大学への訪問調査と,文献資料の分析を行った.主な知見は,博士教育の当事者たち(教授,プログラム・コーディネータ,大学院生,大学管理者,政府担当者,開発公社担当者)が「就業スキル(転移可能なスキル)開発」を大学院教育の重要な要素として認識しそれを導入しはじめていることである.
著者
丸山 直生 香西 武
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.1-4, 2011 (Released:2018-04-07)
参考文献数
9
被引用文献数
1

来年度から実施される「新学習指導要領」には,野外観察の重視が打ち出された。地層の観察が行われても,化石に関する観察は少ない。露頭において「化石」の採集は容易なことではない。ところが,「生痕化石」は認知度は低いが,注目すれば比較的たくさん見つけることができる。さらに,「生痕化石」は地層が堆積した当時の環境を知る手がかりとなり,「示相化石」としても有効である。そこで,地域の素材を生かし,適切な露頭を教材化し試験的授業を試みるために,まず「生痕化石」の教材としての利点および問題点について考察した。
著者
飯野 直子 金柿 主税
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.45-48, 2007 (Released:2018-04-07)
参考文献数
10

「実感を伴った理解」や「探究的な学習」などのために身近な自然現象や地域素材の教材化が必要であると考える.ここでは,熊本県内 5 ヵ所と鹿児島県桜島周辺 3 か所における簡便な定点映像観測の方法と得られた映像データの概要や素材としての公開状況を示し,気象や天体の動き,火山活動・防災などの教材としての利用可能性について検討した.
著者
飯野 直子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.69-72, 2018-12-01 (Released:2018-11-28)
参考文献数
6

平成30年に次期高等学校学習指導要領が告示された.高等学校の理科も小中学校の理科と同様に,科学的に探究する学習の充実や日常生活や社会との関連を重視した改定となっている.また,数学と理科にわたる探究的科目として,理数科(「理数探究基礎」及び「理数探究」)が新設された.九州には1955年以来,長期にわたって活発な活動を続けている桜島火山がある.生活圏内に位置しているため,火山噴出物の日常生活や社会への影響が大きい.桜島の火山観測結果や島内及び周辺地域の大気環境を連続測定しているデータなどは気象庁や環境省などによってインターネットを介して公開されている.著者らは2006年の桜島昭和火口の活動再開以降,定点カメラを設置して噴煙観測を続けており,インターネットを介して画像提供している.本研究では探究的な学習における公的機関のデータ利用について桜島噴火の教材化を例に整理した.
著者
張 娜 香西 武
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.5-8, 2011 (Released:2018-04-07)
参考文献数
5

科学技術先進国として日本では小学校理科における多いところに参考する価値があると思われる。両国の小学校理科に関する指導要領,授業時数,理科授業の比較を通じて,現在中国と日本で小学校理科授業の様子が明らかにする。
著者
長沼 祥太郎
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.35-38, 2019-12-21 (Released:2019-12-18)
参考文献数
6

本稿では,理科離れ,すなわち,主に中等教育段階以降,生徒の理科・科学への関心が低下する現象に関する広範な論文をレビューし,実証研究に絞って,どのような研究の種類と手法が用いられてきたのかを批判的に検討した.その結果,1) 近年では,実践研究の報告が,実態把握や調査研究を圧倒している,2) 理科離れが起きているとされる中学生,高校生,およびその前段階の小学生に関してはほぼ偏りなく研究が行われている,3) 調査研究は量的な方法の割合が大きいが,大半は基礎的な方法にとどまっている,4) 実践研究も量的な方法の割合が大きいが,事前の状態の把握が十分でなく,実践の効果が一時的か,それとも長期的かも不明である,5) 実践研究の効果検証が,心理変数に限定されている,という5点が明らかになった.最後に,科学教育研究が,理科離れに対して有効な介入方法を提出するために,今後求められる調査研究及び実践研究の方向性に関して提言を行なった.
著者
内ノ倉 真吾 廣 直哉
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.41-46, 2017-12-02 (Released:2018-07-01)
参考文献数
24
被引用文献数
1

科学の内容的・手続き的な知識,メタ科学的な知識に着目して,アメリカの科学スダンダ ード・カリキュラム・教科書における問いの設定の学習内容の構成を調査した。科学スタンダードでは,第一に,小学校から高校段階にかけて,問いの設定に関する手続き的・メタ科学的な知識の習得が図られるように構成されていた。第二に,問いの設定に関する学習内容としての手続き的・メタ科学的な知識は,問いの種類,問いの条件,議論に係わる問いの3 つに分類しうるものとなっていた。 一方,教科書や補助教材では,第一に,科学的な問いの重要性や具体的な事例が中心的な内容であった。第二に,科学的な問いの定義が提示されている場合,観察や情報の収集で答えられるのが科学的な問いとされ,科学的には答えられない問いの性質や具体例も併せて提示されていた。第三に,特定の事物・事象に即して問いを立てるという学習場面の設定は,ほとんど見られず,実際の授業での指導に委ねられていると推察されるのであった。
著者
廣 直哉 内ノ倉 真吾
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.49-52, 2017-11-18 (Released:2018-07-01)
参考文献数
14

中学校と大学生への質問紙調査を基にして,与えられた事物・事象の探究可能性の判断と生成する問いの特性を探った。第一に、大学生は,一部の問題を除いて,適切に探究可能性を判断できていたのに対して,中学生は,倫理的な判断や個人的な好みに係わる問題が科学的に探究可能な問題ではないと判断できていたものの,それ以外の事物・事象について適切に判断できていなかった。第二に,中学生と大学生ともに,探究可能であると判断できた場合は,適切な問いの生成もできている傾向が見られた。しかしながら,大学生が生成する問いには,事物・事象の原因や理由を問う疑問や,対照実験を意図した疑問が見られるのに対して,中学生が生成する問いには,与えられた事物・現象をそのまま利用した疑問が多く,問いの生成に違いが見られた。
著者
八重樫 理称 岡田 菜月 福士 祥代 熊谷 聡子 梶原 昌五 田沼 萌 吹上 菜穂 藤崎 聡美 星 勝徳 水戸部 裕子 安川 洋生
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.23-26, 2019-11-30 (Released:2019-11-27)
参考文献数
5

今日,薬剤耐性菌が世界規模で蔓延しており,感染症に対する有効な抗菌薬が減少しつつある.私たちが生活環境で接するものには多くの細菌が付着しており,その中には薬剤耐性菌も含まれると考えられる.本調査では岩手大学教育学部に設置されているハンドドライヤーのうち10台について薬剤耐性菌の検出を行った.プラスチック手袋をした状態で送風に曝露した後,手袋の表面に付着した細菌を回収し,抗菌薬を含む培養液にて培養した.調査した10台のハンドドライヤーの内の9台について,抗菌薬を含む培養液で細菌の発育がみとめられた.この結果から私たちが日常的に使用しているハンドドライヤーの送風には薬剤耐性菌が存在することが明らかとなり,薬剤耐性菌が身近に存在していることが示された.薬剤耐性菌の出現や拡散を防ぐための教育や啓蒙に関する具体策を検討するにあたり,筆者らの調査結果を資料の一つとして有効に活用できると考える.
著者
久坂 哲也 及川 宏輝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.67-70, 2019-11-30 (Released:2019-11-27)
参考文献数
9

本研究の目的は,中学生の理科学習に対するメタ認知的判断の正確さについて,自己愛傾向や社会的望ましさによる影響を検討することであった.先行研究を援用して中学生用の尺度を作成したところ社会的望ましさ尺度は信頼性が得られず使用を断念し,自己愛傾向とメタ認知的判断の正確さの関連について分析した.その結果,評価過敏性はメタ認知を過小評価させ,誇大性はメタ認知を過大評価させる可能性が示唆された.
著者
神山 真一 栗川 尚暉 山本 智一 稲垣 成哲
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.175-180, 2019-12-21 (Released:2019-12-18)
参考文献数
15

本研究の目的は,教員志望の大学生対象にアーギュメントを理科授業に導入するための指導能力育成プログラム(神山・山本・稲垣,2019)を,対象学生らのアーギュメント構成能力に着目して評価することである。プログラムは,山本・神山(2017)に基づいて行い,受講前後にアーギュメント構成課題を実施した.その結果,対象学生のアーギュメント構成能力は向上し,本プログラムの有効性が明らかになった。