著者
菱井 利祐 井原 惇行 徳永 京一 石原 博幸 岸田 俊二 永沼 誠昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.96, no.147, pp.19-24, 1996-07-12

4級塩アルミ電解コンデンサはその低インピーダンス・長寿命の特性から広範囲な分野で使われてきた。しかし、4級塩特有の液漏れメカニズムが存在することが明らかになり、各コンデンサメーカーでは様々な対策が講じられてきた。今回、各メーカーの対策品がほぼ出揃った段階となったため、各メーカーの製品について液漏れに対する信頼性評価、各種電気特性及びその経時安定性評価を行った。その結果、一部の製品に関しては良好な試験結果を得た。この結果から実使用状態における耐液漏れ寿命時間について考察し、少なくとも5.6×10^4Hの寿命が期待できるものと推定した。
著者
豊坂 祐樹 藤尾 光彦 廣瀬 英雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.306, pp.13-17, 2006-10-13
被引用文献数
1

21世紀人類が直面する恐れのあるパンデミックインフルエンザ,あるいはテロ行為による疫病感染拡散などに対してその社会的影響は極めて大きいことを考えると,リスク回避という面から様々な条件のもとでの疫病感染の拡散状況を事前に知っておくことが望ましい.ここでは,空気を媒体にして人から人へ伝染する疫病を想定した人と人とのネットワーク構造をモデル化した上で,初期感染者から未感染者へと疫病が伝染するシミュレーションを行い,最終的なパンデミック段階の感染者蔓延状況を予測することを行った.このことにより,新たな疫病のアウトブレイクやテロ行為による疫病蔓延に対するリスク回避への準備や対策を講じることが可能となる.
著者
秋葉 知昭 弓削 哲史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.321, pp.27-32, 2002-09-13
参考文献数
3
被引用文献数
1

6月にノルウェー・トロンハイム市で開催された第3回信頼性理論・実践における数学的手法国際会議(Third International Conference on Mathemadcal Methods in Reliability Methodology and Practice)の概要を報告する。
著者
根本 規生 内藤 一郎 大浦 昭夫 阿久津 亮夫 松田 純夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.94, no.385, pp.31-36, 1994-12-09

宇宙機において半導体デバイスは必要不可欠な存在である。しかし、宇宙空間は放射線環境という特殊性を持ち、容易に修理等が行えない。従って、半導体デバイスには耐放射線性と高信頼性が求められる。このため、宇宙機で使用するほとんどの部品は放射線対策を施した高信頼性の専用部品として開発してきた。従って、製造工程が増えるためコストが高くなる。近年、人工衛星等の開発においてコストの低減、軽量化、小型化が求められ、民生部品の利用要求が高まってきている。民生部品を人工衛星等で使用する場合に問題になる信頼性と耐放射線性のうち、耐放射線性について評価したので報告する。
著者
豊坂 祐樹 廣瀬 英雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.232, pp.31-36, 2009-10-09
参考文献数
23

常微分方程式によるSIRモデルとマルチエージェントモデルMASを組み合わせて,パンデミックシミュレーションを効率的に行うMADEモデルを提案し,また,その妥当性についても検証を行なってきた.パンデミックシミュレーションは観測例が極めて少ないので通常はシナリオによるシミュレーションが行なわれる.しかしながら,2009年4月にメキシコに端を発したと思われる新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)はまれにみるパンデミックの実例となっている.9月現在,まだ感染は拡大し続けており,今後の動向は不明である.ここでは,観測されたパンデミック初期のデータを用いて,感染蔓延がどのように広がるかという予測をシミュレーションによって行う.また,他の統計的な予測方法との比較も行う.シミュレーションによる予測が観測結果とどのように合致しているか,あるいは異なっているかについては未知であるが,初期段階でのこのような取り組みは重要と考えるので,現段階でできる結果について報告する.MADEモデルによれば,2009年7月までの観測データを用いた場合の日本での感染者総数の予測値は約3,000万人,全世界では5億人程度と予測された.
著者
柳井 健太郎 安井 徹 岸本 典也 伊藤 貞則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.295, pp.1-4, 2008-11-07
参考文献数
2

RoHS指令により、六価クロム化成皮膜の代替品として、三価クロム系化成皮膜が広く使われるようになっている。しかし三価クロム系化成皮膜から六価クロムが検出され、その値は一定期間増加する。そこで三価クロム系化成皮膜処理を施したねじに対し、高温試験、高温高湿試験を行い、加速因子と加速試験法の適応性を検討した。その結果80℃95%RHの試験を行えば、六価クロムの経時変化は加速され、早期に六価クロム評価ができることがわかった。
著者
貝瀬 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.304, pp.7-11, 2011-11-11

計数データは,時間に依存した故障個数の履歴データなどを意味する.例えば,設備プラントやソフトウェアでは修理やデバグを繰返しており,これらでは計数データに基づいた解析が求められる.特に,信頼度成長の推測を目的とすることもあり,ソフトウェアのデバグ過程の予測などが一例である.故障時間のみを用いた信新性解析ではワイブル分布を用いることが多いが,故障数と故障までの時間を同時に扱い,かつ信頼度成長を推測する場合には確率過程モデルを用いることが基本となる.本報告では,非定常ポアソン過程モデルに着目する.特に,強度モデルにワイブル分布を想定することで時間依存の信頼度成長を想定し,さらに加速モデルを導入した階層ベイズによる複雑な故障モデルの構成を試みる.また,推定法として周辺尤度に基づいた経験ベイズ法を用い,さらに過去の経験に基づく事前分布の設定に基づいたベイズ推論も同時に構成する.ここでは,階層ベイズを構成しない非定常ポアソン過程の加速モデルも構成し,推定には最尤法およびマルコフ・チェイン・モンテカルロを用いたベイズ法の適用も扱う.さらに,これらのモデルおよび推定手法に関する選択をEICに基づいて行うことを提案する.
著者
水谷 聡志 中川 覃夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.59, pp.1-4, 2012-05-18

単一のユニットで構成されたシステムに対し、取替・保全時に旧ユニットと新ユニットを,二重系として運用するシステムの最適取替方策を考える.とくに、一重系期間における追加の小修理費用と、二重系運用期間における追加の運用費用を考える.また,ユニットの取替時期に関して(i)偶発故障期間取替モデル.(ii)摩耗故障期間取替モデルの二つのモデルを検討する。これらのモデルに対し、期待費用を導出し,最適方策について解析的に議論する.また,具体的に数値例を挙げて種々議論する.
著者
益田 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.161, pp.41-45, 2009-07-24
参考文献数
7

人間・機械系では,人間による系の任務を損なう事象には意図せぬ行為だけでなく,意図的な行為が含まれる.この中で確信的な行為はもたらされる影響を予期して行う行為である.「うそ」は代表的な行為で,結果は有益にも有害にもなりうる.この発表では確信的人為事象の心理的な原因を探り,さらに以心伝心の間柄に起きるサービス不具合やドッキリ行為におけるサービス効果と不具合について考察する.
著者
駒峯 達也 杉田 循 庄野 弘晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.445, pp.19-24, 2000-11-10

我が国では平成6年度に(財)新エネルギー財団による助成金制度が始まって以来、太陽電池の一般家庭への設置が急速に広がってきた。太陽電池の普及に伴い、システム価格低減と設置後の外観改善の要望が寄せられ、その要望に応える為に屋根材と代替できる屋根材一体型太陽電池モジュールおよびアレイ構造の開発を行った。屋根材一体型太陽電池として、(1)建築基準法第38条に基づく防火試験に合格する事、(2)台風直撃に相当する降雨量を想定した散水試験に合格する事を基準に構造設計及び信頼性評価を行ったので報告する。
著者
益冨 文男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.93, no.370, pp.33-38, 1993-12-10

今回,偶々水槽内に出目金と水藻と茶褐色の水苔を育成した。この水中には体膜の電気絶縁抵抗が高く,且つ紫外線を反射する多数のプランクトンが共生している事を知った。その淡緑色の水を用いて,透明なガラスやプラスチック製品の表面等を観測すると,三次元空間の全体の方向から照明用光を与えたのと同様な液内状態と成って表面の見落としが少ない観測法が得られる。また,そのプランクトンが居る水を合成ゴムホース内に入れてU文字やS文字など様々な屈曲した通路を経由して光線を必要な箇所に誘導する事も出来る事を知った。簡単な観測例を報告する。応用は今後だが,人体内部鶴察簡易化へ向け一歩前進し得る技法を見出した事と成る。
著者
貝瀬 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.298, pp.21-24, 2010-11-12

劣化データの信頼性解析において,確率過程モデルを想定した手法が数多く提案されている.例えば,ブラウン運動やガンマ過程といったモデルが用いられ,さらに加速モデルの想定もされている.しかし,統計学の視点で捉えると,これらのモデルに関するパラメータ推定法にはいくつかの手法の適用が可能であり,具体的には最尤法,一般化モーメント法,そしてべイズ法が挙げられる.また,モデル選択として情報量規準が考えられるが,異なる推定方法では統一的な評価に困難さが生じる.本研究では,レヴィー過程で捉えた確率過程モデルと複数のパラメータ推定法を扱い,モデル選択では情報量規準EICを適用する.
著者
長塚 豪己 鎌倉 稔成
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.95, pp.9-14, 2008-06-13

本稿では,3母数ワイブル分布における2つの推定法を提案する.提案法は,最尤法が使えないケースにも適用可能であり,その推定の手続きは簡便である.また,数値実験により,提案推定量は,biasとRMSEの面において,修正モーメント法及び修正最尤法より概ね良い性質を持つことを示す.
著者
吉岡 佑毅 山本 直克 赤羽 浩一 川西 哲也 外林 秀之 高井 裕司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.180, pp.51-56, 2012-08-16
参考文献数
11

新たな光周波数資源の開拓は,将来の光情報通信容量拡大の基盤技術となる.我々は,光情報通信応用を目的とした新周波数帯域としてT-band (1000-1260nm)とO-band (1260-1360nm)に注目し,この帯域で動作する光ゲインデバイスの研究開発を推進している.今回,GaAs基板上にInAs/InGaAs量子ドットを積層させたものとInAs/InGaAs量子ドット上のギャップ層を制御し変調量子ドット構造を持たせた二種類の光ゲインチップを作製した.この光ゲインチップを外部共振器機構に組み込み波長可変光源を構築した.結果,ゲイン材料にInAs/InGaAs量子ドットを用い広帯域利得を得ることで1.2μm-1.3μm帯で動作する広帯域波長可変光源の開発に成功した.
著者
土居 恭平 進藤 隆彦 二見 充輝 雨宮 智宏 西山 伸彦 荒井 滋久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.180, pp.41-46, 2012-08-16

我々は、オンチップ光インターコネクション用の光源として半導体薄膜(membrane)DFBレーザを提案してきた。半導体薄膜レーザでは、クラッド層に低屈折材料を用いた強い光閉じ込め効果により極低しきい値での動作が期待されている。これまでに、コア層厚450nm、共振器長300μmの半導体薄膜DFBレーザを試作し、しきい値電流値11mAの室温パルス発振を得た。しかし、室温連続動作には至っておらず、この原因を検討するため熱分布シミュレーションによる熱特性の解析を行った。その結果、試作した構造における熱抵抗値は1100K/Wと見積もられ、室温連続発振が困難であることが明らかとなった。そこで、将来的に極低しきい値動作が期待されるコア層厚150nmを有する半導体薄膜レーザについても同様の理論解析を行った。動作電流1mAにおいて熱抵抗値は7000K/Wと大幅に上昇するが、強い光閉じ込め効果に伴う極低しきい値動作が可能となるため、室温連続動作条件下で10Gbit/sのオンチップ光インターコネクションを行うのに十分な光出力を得られることを示した。
著者
夏目 武 佐藤 吉信 小野寺 勝重 西 干機
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.430, pp.27-30, 2006-12-08
参考文献数
29
被引用文献数
4

2006年IEC/TC56-Dependability,ディペンダビリティに関わる標準化国際会議が英国ロンドン市で9月11日から15日まで開催された。14カ国、50名の各国代表が参画、日本からは著者等4名が参加した。会議はWG1-用語、WG2-試験統汁道具立て、WG3-管理保全、WG4-システムとソフトウェアの作業グループ単位で作業が運営されていて、進捗状況の報告、まとめ、問題提起等は週の始めと終わりの半日を使った全体会議として運営された。今回は通常の規格審議の会議に加えて、日本から次の件が提案され説明された。1.廃版になったフォーマルデザインレビューのコンセプトを復活し、ディペンダビリティ管理体系を整備する事に関する新規作業項目(NWI)の正式提案前の意見調整、2.old IEC 60300-3-6:ディペンダピリティ管理におけるソフトアェアの側面の新たな考えかたで来春には日本提案として提出する基本的原案の概要説明と規格化のための進捗管理の新手法の提案。3.2007年秋季に予定されている東京会議の基本的計画案の経過をTC56と議長に報告し調整することでであった。この会議報告と併せて近年の動きと重ねて規格化の流れと技術的動向を考察する。
著者
永瀬 裕晃 中原 雅一 後藤 賢二 安西 徳夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.97, no.283, pp.7-12, 1997-09-26

近年, 衛星への光学機器搭載の増加に伴い, 衛星に使用している有機材料からの脱ガス, 衛星の姿勢制御用推進装置からの噴出ガス等による分子状の汚染物質であるコンタミネーションが衛星及び搭載機器へ及ぼす影響が今まで以上に重要視されている. 本論文では約10ヶ月間の宇宙空間での実験を終え, スペースシャトルで回収された衛星である宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU;Space Flyer Unit)に関して, 熱制御系の回収後評価の一つとして実施したコンタミネーション分析結果について述べる.
著者
安田 智 札谷 正美 中野 真治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.454, pp.19-24, 1999-11-19

バイポーラTrのエミッタ・ベース逆バイアスストレスでのhFE劣化におけるコレクタ状態の影響について検討し、以下のことが明らかになった。 1.ベース拡散層が浅い又は、ベース拡散層の濃度が薄い場合、コレクタ接地状態において、エミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流により、コレクタオープン状態よりも初期耐圧が低下する。 2.コレクタ接地状態では、エミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流が起因し、コレクタオープン状態よりもhFE劣化が大きくなることがある。 3.コレクタ接地状態でのエミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流がhFE劣化に与える影響は、エミッタ・ベース拡散層の深さに依存し、浅くなるほど影響が大きい。
著者
赤司 保 竹内 真一 山本 毅 森 和行 上田 知史 河合 正昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.33, pp.17-22, 2003-04-18
被引用文献数
1

小型かつ組立容易な3次元MEMS光スイッチを開発した。光スイッチ光学系を屋根型のミラーを用いて折返し構造とすることで、従来から提案されている平板型折返しミラーを用いた構造よりも光スイッチを小型化した。また、折返しミラーの実装トレランスの解析を行い、f-θレンズのビーム偏向の原理を応用した簡易アライメント手法によって、トレランスがパッシブ実装可能なまでに拡大でき、光スイッチの簡易組立が可能となることを示した。本手法により試作した光スイッチファブリックと、高速動作可能なMEMSミラーおよび制御回路により、小型、低損失、高速切替え80チャンネルMEMS光スイッチを実現した。
著者
古谷 勝美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.94, no.52, pp.25-28, 1994-05-20
被引用文献数
1

システムの保全は故障部位の修理復旧のみに止まらず故障の再発を防止するための技術改善を伴うのが一般である。この効果はサービス停止(ダウンタイム)の低減と云う尺度で評価されが、保全技術とこの相関や予測,管理の技法はかなり高度のノウハウを含むものである。本論文はいままで経験的に知られていたが理論的に扱い難かった問題の解決について一つの提案をしている。