著者
永沼 充 小滝 裕二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, pp.547-548, 1997-03-06

光波ネットワーク(NW)はマルチメディア時代に対応した将来のネットワークとして注目され, 欧米では下表のようにコンソーシアムを組んで研究開発が進められている。ヨーロッパのプロジェクトは全体で27億円/年の開発投資が見込まれ, 米国では1億ドル/5年規模の投資が計画されている。わが国においても, 光波NWへの適用をめざしたデバイス開発が多くの研究機関で進められているが, 何が本命か必ずしも明確ではない。光波NWのあり方, これを実現するためのキーデバイス技術について本パネル討論で議論することにより, 光波NWシステム/デバイスの研究開発を少しでも加速できれば幸いである。本パネル討論は電子情報通信学会光エレクトロニクス研究会およびレーザ・量子エレクトロニクス研究会の共同企画である。できるだけ新しい結果を持ち寄り, フリーな討論を行なっていただくために予稿集を作成せずに討論することとした。
著者
柴本 岳治 柴崎 年彦 木下 照弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

導波管不連続問題において、厚みの効果が著しいことは以前から指摘されている。しかしながら、これまでに多くの解析法や数値解法が示されているものの、問題を簡便化するために不連続の厚みは波長に比べ十分に小さいとし、近似的にゼロとして扱うのが一般的であった。近年、コンピュータの処理能力向上に伴ってより問題が厳密に扱えるようになり、厚みの影響を考慮した数値解法も示されるようになった。文献[2]において導波管容量性導体絞りによる不連続散乱問題に関して、変形留数計算法により散乱遺体の厚みを有限とした解析を行った。ここでは得られた解の収束性について検討を行って、見通しの良い数値解法への拡張を試みる。
著者
田中 耕二 道本 隆裕 荒井 敏夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

窒化ほう素(BN)は結晶構造や種々の特性において常に炭素(C)と比較される興味ある物質である.六方晶BN(hBN)はCにおけるグラファイトと類似の結晶構造で、固体潤滑材や絶縁材として、立方晶BN(cBN)はダイヤモンドと類似の結晶構造で、電子材料や切削材料などへの応用が期待されている.特にcBNはダイヤモンドに比べて高温まで安定なことや、鉄系材料の切削に対して安定であることは良く知られている.ここでは、サドルフィールド形のイオン源による窒素イオンの照射と、電子銃によるBの蒸発を同時に行う方法により、硬質BN膜を得た.そこで、Si(111)基板上に堆積させた硬質BN薄膜の硬さ(Hd)を、室温(RT)から800℃の範囲で測定した結果について報告する.
著者
田中 耕二 道本 隆裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, 1997-03-06

炭窒化ほう素(BCN)は炭素(C)と窒化ホウ素(BN)との複合化合物であり, CとBNの優れた特性を併せ持つ新物質として期待されている。しかし, BCNは未だその単結晶が合成されていないことや, 構成元素が共に軽元素であること, CおよびBNと類似の構造を有すると考えられることなどから, BCNの薄膜合成および同定は極めて困難である。ここでは, サドルフィールド型のイオン源に窒素(N_2)とメタン(CH_4)の混合ガスを導入し, 発生したイオンの照射と, 電子銃によるBの蒸発を同時に行う方法により, B-C-N膜を作製した。そこで, 作製した膜の各種分光法による同定と, Si(111)基板上に堆積させたB-C-N薄膜の硬さ(Hd)を室温(RT)から800℃の範囲で測定した結果について報告する。
著者
越仲 孝文 西脇 大輔 山田 敬嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27
被引用文献数
1

漢数字"一","二","三"およびセパレータ"|","ノ"などからなる文字列は住所文字列において出現頻度が高く,ストロークの位置関係を考慮しない通常の方式で切り出し認識は困難である.この問題を解決するために,ストロークの線分特徴を用いて、文字列を認識ペースで切り出す方法について検討したので報告する.
著者
平松 尚子 八村 広三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

われわれは、人間の身体運動を記述し、そのデータを蓄積、検索、表示するためのシステムについて、研究を行っている。本報告では、身体運動をオブジェクト指向により、記述し、表現することについて述べる。人間の身体は、多様な器官から構成されており、その動作は複雑で、記述することは一般に困難である。身体運動のシミュレーションを行なう際、これらの細かい動きを逐一記述するのは大変面倒な作業である。そこで、ここでは人体モデルや動作データを、体の器官ごと、成分ごとに細分化したオブジェクトとして作成し、ライブラリ化して、これらを組み合わせて使う、という方法をとる。
著者
館木 敏晃 坂戸 克成 甲斐 清治 吉江 金三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11
被引用文献数
2

近年、データベースを含むシステムを構築するにあたりそのデータベースのサイズが極めて膨大な量となってきている。また、高度INにおいては24時間連続運転でサービスを提供する事を前提としておりシステムの持つサービス管理データの高信頼化が望まれている。サービス管理データはカスタマ個々の情報を持ちデータベースとしてサービス提供において絶対に欠くことの許されないデータである。データベースのバックアップはシステムに重大な故障、例えば、2重化しているでぃすくの2重故障が発生した場合にデータのリカバリの為に必要になる。このためサービス提供を中断する事無くデータベースのバックアップを取得する機能(オンラインバックアップ機能)が重要になってきている。データベースの容量が大きくなるほどバックアップにかかる時間は非常に大きくなりシステムにかかる負荷も多くなりかねない。そこでシステムの保守/運用/性能面を考慮したサービス管理データの二次媒体へのオンラインバックアップ/リカバリ方式を評価し実現方式を提案する