著者
大前 友哉 白木 厚司 中山 弘敬 角江 崇 下馬場 朋禄 伊藤 智義
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.14 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.19-22, 2015-03-07 (Released:2017-09-22)

ペーパークラフトとプロジェクションマッピングの技術を用いて,大型地球儀を製作する.投影対象を製作する際,ペーパークラフトの技術を用いることで球体を立体から平面に変換可能となり,平面にすることで可搬性が高まる.基礎研究として20cmの球体をペーパークラフトで製作し,地球儀の映像を投影した.また,Kinectを用いることでジェスチャを検知し,地球儀が回転する映像を投影することができた.可搬性についても検証を行い,ペーパークラフトで製作した球体と実物の大型地球儀を比較し,ペーパークラフトで製作した球体の方が優れていることが確認できた.
著者
脇坂 崇平 藤井 直敬
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.44 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.19-23, 2012-10-30 (Released:2017-09-21)
参考文献数
3

我々は、体験者に周辺のライブの情景を体験していると信じさせたまま、あらかじめ用意・編集した情景へと没入させる装置『代替現実(SR)システム』を開発した。本フォーラムでは、SRシステムによる「現実」の変容、およびそれに伴って生じる臨場感の変容について議論する。
著者
岩瀬 進 吉川 浩
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.899-901, 1998-06-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
8
被引用文献数
4

ホログラムが微細な画素構造を有していることから, 隣接した画素間の差分を利用して計算機合成ホログラムを高速に近次計算する方法を検討した.その結果, 再生像に影響しない範囲で高速な計算が実現できた.
著者
磯部 [シュウ]三 狛 豊 宮木 末雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.7, no.35, pp.27-32, 1983

1983年6月11日のインドネシア・ジャワ島での日食時に, 太陽外層コロナの観測を気球を使って行った.この観測により, 太陽周辺に微粒子の密度が高いリング状の構造が存在していることを明らかにした.日食という短時間の現象をしかも空の明るさが刻々変化する中での微弱光の観測であるので, 技術的にむつかしい面が多かった.そのため, 二次元で高感度しかも比較的時間分解能のよいSIT受光器を用いた.多量のデータを上空30kmの気球上で採取し, その一部を地上に送信し, 大部分のデータをビデオ・コーダーに記録した.これらのデータを地上で再生して, 十分に雑音レベルの低い像を得る事ができた.そして, 太陽のまわりに存在する微粒子の輪という天文学的に意義のある結果を得ることができた.
著者
有川 知彦 神 力 平松 正人
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.15, no.48, pp.41-46, 1991

This paper describes a study of an audio window system for a visual multi window system suitable for multi media applications and considers about the three kinds of conference environments called conference spaces that can make the system useful. Also makes clear the key points for multi media system design and the experimental result of a prototype audio window system is shown.
著者
森 政晴 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.203-206, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

本研究の目的はHMDとKinectを用いた音楽ライブ体験のできるカラオケシステムの開発である.Kinectを用いてユーザの動きに対応した演出をすることで音楽ライブの一体感を再現する.また,HMDの没入感を用いることで音楽ライブの歌手の体験をしている感覚を向上する.
著者
梅津 直貴 井ノ上 寛人 堀内 恒 佐藤 美恵 小黒 久史 春日 正男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 35.39 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.41-44, 2011-10-06 (Released:2017-09-21)
参考文献数
5

近年,博物館や舞台,旅行ツアーなどの分野では,観賞対象に合わせて音声やBGMを提供する音声案内システムが検討されている.これらのシステムでは音響情報を実空間に整合させて提示することができ,この方法は実空間に情報を付加提示する拡張現実(AR)として知られている.しかし,ARに関する多くの研究は,主に視覚情報の提示方法について注目したものであり,聴覚情報と組み合わせた提示方法の研究は未だ十分とはいえない.本稿では,観賞者の注意に応じて空間の音響制御を加えることにより,音声の位置や方向がより分かり易くなるAR空間を創出する音声案内システムを検討する.
著者
岡崎 秀俊
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1899-1902, 2010-12-01 (Released:2011-03-01)
参考文献数
5

While several of the characteristics of human sight haves been elucidated mainly in a the fields of medicine and psychology, many remain unclear. In particular, the details of the pro-sight mechanism are hoped to elucidate the cause of the optical illusion. The following sentence was hard to understand, so I took a guess. Please use my version as a model to rewrite your sentence. We carried out multi-scale analysis of the Hellmann grid image by Using wavelet transforms. We used the results of physiological research on neurons to find channels in which there is frequency selectivity. The concept of the Hellmann grid is that there is an illusion of dark spots in the intersection of white lines. The illusion in the Hellmann grid image is caused by 'side restraint' and creates a high black-and-white contrast. Therefore, a model showing a dark spot is explained by side restraint.
著者
行田 弘一 久保田 文人 鈴木 龍太郎 三好 勝巳 濱田 元 中辻 実 片桐 俊幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.69, pp.13-17, 1996-12-12 (Released:2017-10-13)

京都府相楽郡精華町の通信総合研究所(CRL)精華実験センタに設置したディジタルビデオ・オン・デマンド(Video On Demand, VOD)システムは、動画像圧縮にMPEG2を用いている。今回、本システムについて、その基本性能を評価するため、DSCQS法による画質品質の主観評価実験を行ったので、その概要及び結果について報告する。

1 0 0 0 OA 50GHz帯通信

著者
古濱 洋治 島貫 義太郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.730-735, 1984-08-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
2

1983年6月に新設された50GHz帯の電波を使用する簡易無線局制度の目的, 技術基準, 使用範囲, 運用の仕方等と共に, 本無線局の一中継による伝送可能距離, 無線局の応用分野について紹介している.画像伝送可能距離は, 0.01%の許容断時間率に対して, 30cmφのアンテナを用いたとき, 約1~3kmである.