著者
大野 康 今井 基勝
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.359-362, 1995-03-05 (Released:2009-07-23)
参考文献数
4
被引用文献数
1

直動システムのアブソリュートエソコーダとして現在開発中のバックアップ不要で自己診断機能付きのアブソリュートスケールを中心に述べた.従来のバックアップスケールに対し外部電池が不要という利点,絶対位置データの比較確認が可能であるほかに,瞬間の速度超過で位置を見失った場合も速度が下がり次第,正確な絶対位置を求めることも可能である.今後の課題は高精度な内挿技術により,M系列パターンとインクリメンタルパターン各1本だけで構成し,安価なアブソリュートスケールを開発することである.
著者
米田 圭吾 金子 俊一 渋谷 久恵 前田 俊二 仁戸部 勤 飯塚 正美 中山 透
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.80, no.12, pp.1182-1188, 2014-12-05 (Released:2014-12-05)
参考文献数
11
被引用文献数
1

Bullet identification is the difficult work that only specialists can do. It requires a high level of skill and takes a long time. So we are trying to assist appraising workers by using an image processing technology. In this paper, we propose a method to express the similarity between two bullets numerically and to estimate whether two bullets were fired by the same firefream.
著者
小林 俊裕 永峯 拓也 田村 淳
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.327-328, 2005

次世代CMPプロセス向けに固定砥粒パッドの開発を行なう。<br>従来の遊離砥粒方式の研磨法では、ウエハの大型化及び高性能化&middot;多層化に伴い製造コストを増加させる動向である。その対応策として、固定砥粒方式の研磨法による開発を進めている。<br>本発表では、基礎的な研磨特性を評価し従来の遊離砥粒方式の研磨法と固定砥粒方式の研磨法の比較を行いCMPプロセスへの適応を検討する。
著者
美濃島 薫
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.1027-1031, 2016-12-05 (Released:2016-12-05)
参考文献数
29
被引用文献数
1
著者
菅原 潤 神谷 友裕 三ヶ島 文平
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.75-76, 2017-09-05 (Released:2018-03-05)

次世代の光学衛星においては光学系の熱的安定性の向上が必要とされている。この光学系のミラー材料としてゼロ膨張セラミックス(NEXCERA)は従来のゼロ膨張ガラスに変わる有望な材料と考えられている。衛星用ミラーのためには超軽量非球面ミラーの高精密加工が必須となる。本発表ではNEXCERAの研磨特性やサブアパーチャー工具を使用した放物面の精密加工、およびMRFによる双曲面の精密加工の適用について述べる。
著者
神宮 利夫
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.41, no.482, pp.280-286, 1975-03-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
3

It has been experimentally suggested that the plastic deformation beneath any indenter is similar in pattern to the stress distribution obtained by the theoretical elastic analysis. When it is attempted to theoretically analyze the stress distribution beneath the wedge and the circular cylinder indenters, it is seen that the discontinuity occurs in the process of analysis. But, the logical development is revived the validity by introducing the result of rectangular block into the analysis. This paper is to be said that such an approach is useful for the stress analysis of two dimensional indentation.
著者
小林 良生
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.634-638, 1990-04-05 (Released:2010-02-16)
参考文献数
25
被引用文献数
1 1
著者
佐々木 逸士 佐々木 健
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2015年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.973-974, 2015-03-01 (Released:2015-09-01)

非音声の環境音の認識はセキュリティや製品検査のみならず,近年では画像情報を補完する有力な情報源として有望視されている.非音声は母音ベースの音声と異なるので既存の音声認識技術をそのまま適応できない.本報告では人間の身の回りの環境音の中で,定常的な音として聞こえる音,例えば水流音,のスペクトルの揺らぎに着目して認識する手法について述べる.
著者
相澤 知禎 星野 晃一 榊原 恵
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.982-988, 2020-12-05 (Released:2020-12-05)
参考文献数
12

This paper proposes a novel method for on-site software customization to improve performance of facial image sensing. Facial image sensors have been increasingly useful in various fields such as the driver monitoring system in the automobile and the elderly person monitoring system in the lifestyle support service. However, it is difficult to perform facial image sensing with high accuracy in cases that a user has large scars on the face, or defects/deformations of the facial parts such as eyes, nose, and mouth. So, for example, the driver monitoring system doesn’t help very much in safe-driving. In such cases, it is necessary to customize the software for the facial image sensing on-site like a dealer shop. According to this presented proposal, only setting some simple parameters is needed, on the other hand, no relearning process on facial feature values is needed. So, it brings high performance of his/her facial image sensing as well as general. Also, it is shown how to collect the intended user’s facial images for the software customization and its accuracy validation by using the portable and user-friendly equipment. It is confirmed that the proposed method is effective by the experiments using actual facial images.
著者
斎藤 省吾
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.715-720, 1980
著者
土井 博貴 原 辰徳 渡辺 健太郎 下村 芳樹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2004年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.2, 2004-09-15 (Released:2005-03-01)

著者らはこれまでに、サービスのモデル化手法におけるレシーバの行動モデルの概念として、シナリオモデルを提案している。本報では、より具体的かつ現実的なシナリオモデルを設定する方法として、ソフトウェアのインターフェース設計などで用いられる「ペルソナ」概念を導入することを提案する。レシーバは、様々な価値観を内包する存在であり、サービスの設計段階からこのような多様な価値観をペルソナにより設定することで、より現実的なシナリオモデリングが可能となる。
著者
勝木 雅俊 高橋 正明
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.667-668, 2012

リアクションホイール等による倒立振子の安定の為には質点の重心ズレが微小となるような制限が与えられていた。重心投影点が支持領域外でも静的安定させるためには、倒れる方向への力のモーメントを克服するためのトルカが必要となる。従って、本研究の狙いとしては、非接触・無支持かつ一定の方向に、持続的にトルクを発生させる装置の開発を目的とした基礎研究を行い、可能性を検討した。
著者
廣瀬 直也 細川 晃 上田 隆司 古本 達明 小谷野 智広
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.205-206, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)はその高強度さ故に工具摩耗が著しく,現在は主としてダイヤモンドコーティング工具が用いられている.本研究では,ダイヤモンドに比べて安価なDLC(Diamond Like Carbon)コーティングエンドミルを用い,切れ刃への負荷が小さい強ねじれエンドミルによる傾斜切削の有効性を検討している.実験はDLC膜厚が仕上げ面性状に及ぼす影響をダイヤモンドコーティングエンドミルと比較しながら検討している.
著者
荒川 翔平 山本 有悟 川合 健太郎 有馬 健太 山崎 大 丸山 龍治 林田 洋寿 曽山 和彦 山村 和也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.389, 2020

<p>我々は数値制御プラズマCVMによる中性子顕微鏡用Wolterミラーマンドレルの作製に取り組んでいる.プラズマCVMは化学的な加工法であるため,材料除去率は表面温度に依存する.マンドレルは先細り形状の合成石英棒であるため,プラズマ照射時の温度上昇は先端ほど大きく,材料除去率の上昇分を照射時間で補正する必要がある.本報ではプラズマ照射時間の補正後に,マンドレルを形状修正した結果を報告する.</p>