著者
山本 有悟 荒川 翔平 川合 健太郎 有馬 健太 丸山 龍治 林田 洋寿 曽山 和彦 山村 和也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.415-416, 2020

<p>我々は,大気圧マイクロ波プラズマCVMを用いた中性子顕微鏡用Wolterミラーマンドレルの数値制御加工に取り組み,形状精度約0.5 µmを達成した.実用的な集光性能を得るためには表面粗さの改善が不可欠であるが,プラズマCVMの適用のみでは目標とする表面粗さの実現には至っていない.本報では加工後のマンドレル表面をPSD解析し,プラズマCVMの加工特性を評価した.</p>
著者
豊島 萌生 保坂 寛
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.588-592, 2021-06-05 (Released:2021-06-05)
参考文献数
16

To realize a small-sized floating-type wave energy converter, a vibrational power generator that utilizes the gyroscopic effect and a geared acceleration is presented. First, equations of motions of the spin accelerating mechanism are derived. Next, it is shown by the numerical analyses that the spinning velocity of the gyro-flywheel is accelerated by the rotating vibration, a steady-state small vibration with the frequency twice the input frequency exists in the flywheel spin, and the generated power is 10 W at the conditions that the flywheel diameter is 600 mm, the weight is 20 kg, the input frequency is 0.2 Hz and the amplitude is ±10 deg. Finally, an experimental apparatus of the spin accelerating mechanism with a flywheel of φ300 mm is developed to show that the experimental and calculated spin and precession velocities agree well.
著者
竹保 義博 佐々木 秀和 山本 健 西川 隆敏 筒本 隆博
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.211-212, 2014

本研究は,撮像式の機上工具測定システムによる振れ測定方法を提案する。使用するシステムは,主軸エンコーダのZ相信号を利用した回転同期高速シャッター方式を採用する。この測定のために,三分探索を応用した切れ刃位置の探索方法を考案した。この振れ測定方法は,工具の取り付け角度に特段の注意を払う必要がなく,測定時間が5秒以下と短いため実用的である。
著者
清水 浩
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.290-293, 1985

かつて,レーザプレイボーイ説ということが関係者の間でささやかれた時期があった.レーザは研究に大きな費用を要する割に,応用上の成果が生まれにくいという意味である.これは,レーザの実験室レベルの研究成果にたいして,工業的に使用できるレーザの開発が追いつかなかったことが最大の原因であったと考えられる.ところが,基礎的技術が進んだことにより,最近になって,レーザは,微細加工に,光通信に,医学にと,どんどん応用分野を広げている.<BR>レーザレーダも,この恩恵をこうむり,このごろやっと実用の域に達しつつあるというのが,15年間この分野にたずさわってきた私の実感である.今後は,レーザレーダによる全国の環境や気象のモニタリング網の開発や,スペースシャトル等宇宙からの計測などの応用分野の開発に向けて研究が進むものと期待している.
著者
安齋 正博
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.73, no.9, pp.1005-1008, 2007 (Released:2009-12-28)
参考文献数
9
著者
金田 徹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.83, no.8, pp.717-721, 2017-08-05 (Released:2017-08-05)
参考文献数
30
被引用文献数
2 1
著者
梅田 靖 冨山 哲男 吉川 弘之
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.795-800, 1997-06-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
15
被引用文献数
13 10

Although functional design is crucial within a design process, difficulties in dealing with functions prevented traditional CAD technology based on geometric modeling from supporting functional design. This paper proposes a new methodology for modeling functions, called FBS (Function-Behavior-State) modeling. The FBS modeling represents a function as an association of the designer's intention and a behavior needed for realizing the function. This paper also describes a computer tool to support functional design based on the FBS modeling. This tool, called the FBS Modeler, supports a designer not only to verify design solutions with qualitative simulation but also to generate design solutions through decomposition of specified functions and embodiment of decomposed functions. Experimental design case studies demonstrate the importance and advantages of the FBS modeling.
著者
手嶋 教之
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.507-511, 1999-04-05 (Released:2009-04-10)
参考文献数
28
被引用文献数
2 2
著者
徳田 英幸
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.1645-1648, 1992 (Released:2009-10-08)
参考文献数
8

本稿では, 高度分散リアルタイムオペレーティングシステムReal-Time Machの概要, 特にリアルタイムスレッド, リアルタイムスケジューラ, リアルタイム同期機構に関して概説した.現在Real-Time Machは, Sun3, DECstation5000, i386/486PCマシン上で稼働している.特に, CBSRP (Capacity-based Session Reservation Protocol), XTP (Express Transport Protocol) 等のリアルタイムプロトコルの開発, マルチメディアサーバ/ツールキット, ビデオホーンシステム, リアルタイムデータベースサーバ等の研究開発に利用されてきている.また, 新しいシステム機能として, ネットワークプロトコルサーバ (NPS) やリアルタイムIPCなどの拡張が行われている.Real-Time Machは, Mach3.0と同様にCMUから配布されており, 詳しい情報は, 電子メールでmach3@cs.cmu.eduへ問い合わせることができる.
著者
菊光 美樹男 渡辺 美知子 ラワンカル アビジート 鈴木 育男 岩館 健司 古川 正志
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.94-95, 2019

<p>近年,自動車や自転車など従来の移動手段に加えて平地や坂道などを一人で移動する手段が求められている.この移動手段としては,セグウェイのように重心の移動を利用して多様な環境下でも対応できる方法がある.本研究ではセグウェイのような平行二輪型の立ち乗り車を三次元物理空間にモデリングし,障害物を回避しながら目的地まで自律的に走行する行動獲得を目的とする.自律行動の獲得には進化学習を用いる.</p>
著者
湯之上 隆
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.74, no.6, pp.554-557, 2008-06-05 (Released:2010-08-15)
参考文献数
4
著者
杉本 幸一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.44, no.517, pp.82-86, 1978-01-05 (Released:2010-02-16)
参考文献数
4
著者
井上 智宏 林 英治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.521-522, 2012

自動演奏ピアノで用いるデータは楽譜上の音符全てを表現したものであり、編集に多くの時間を必要とする。そこで、「同一演奏者では、音符の並びが類似するフレーズではその演奏表現も類似する」という研究結果を用いて、効率的な編集支援システムの開発を行った。本システムでは編集済みの楽曲上で未編集のフレーズと類似したフレーズを探索し、発見されたフレーズの表現をもとに未編集のフレーズを推論する。
著者
長友 信人
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.465-469, 1988-03-05 (Released:2009-10-08)
参考文献数
7
著者
沼田 宗敏 神谷 和秀 野村 俊 藤原 孝幸 舟橋 琢磨 輿水 大和
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.731-732, 2009 (Released:2010-02-25)

断面曲線から粗さ曲線を抽出するためのガウシアンフィルタ(GF)は,例外値の影響を強く受ける.このためロバストなGFが提案されているが,繰り返し計算を伴うため計算コストが大きい.本研究では,高速M推定を用いたロバストなGFを提案する.矩形の平滑化フィルタを数回繰り返すだけで計算できるので,高速計算が可能である.しかも,例外値のない場合には従来のGFに一致するという優れた性質を併せもつ.
著者
南部 雄一 寺本 大輝 佐々木 健 保坂 寛
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2016年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.127-128, 2016-03-01 (Released:2016-09-02)

自転車の姿勢の安定化に対し、ジャイロ機構を用いることで遠心力や反作用を用いた制御方法よりも少ないエネルギで制御を行うことができる.これまで理論計算とシミュレーションで検証を行ってきたが,本研究では車輪の付いていない実機サイズの実験機を用いて,ジャイロアクチュエータにより自転車が停止状態で直立可能であることを検証する.
著者
チャンバン タン 瀧野 日出雄 緒方 隆志
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.1009-1010, 2017

火力発電所で使用されている耐熱金属材料の疲労寿命を検討するために、本研究は、「CrMoV鋼とSUS304」について、加工条件と表面粗さおよび表面硬化層深さとの関係を明らかにする。次に、表面粗さの疲労強度への影響、表面硬化層の疲労強度への影響をそれぞれ個別に評価する。以上の結果を踏まえて、高い疲労強度を有する高温高圧鋼部品を製造するための切削条件を明らかにする。
著者
ド バン タン カチョーンルンルアン パナート 鈴木 恵友
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.622-623, 2020

<p>This paper reports development of an optical apparatus for Real-time observation during chemical reactions in Nano-scale process on surface such as CMP (Chemical-Mechanical polishing) and catalysis by applying in evanescent field. Beside using evanescent field to observe Nano-particles in physical aspects, the developed Raman spectroscopy apparatus aims to observe chemical aspects during reactions on processing surface. Changes in Raman scattering spectrum is expected to understand chemical reactions on the processing surface. In this report, the 532 nm wavelength laser source will be used to generate evanescent field. A rotation stage of diffraction grating and a translation stage will used to optimize the Raman spectrum data.</p>
著者
前田 弘人 高鍋 隆一 武田 篤徳 松田 祥伍 加藤 智久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.751-752, 2014-09-01 (Released:2015-03-01)

高品質・低コストの大口径SiCウェハの実現に向けて、高能率かつ高精度の切断加工技術の開発が求められている。切断速度と切断精度はトレードオフの関係にあるが、本研究ではワイヤーソーの高線速化を実現し、4インチの単結晶SiCインゴットに対して切断時間が4時間(6インチのインゴットを9時間で切断する速度に相当)にも関わらず、切断ウェハのSORIが約25μmという高速・高精度切断加工を実現した。